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【フィギュア】

紀平「初めてだと怖いので…」 10・5ジャパンOPで4回転に挑戦

2019年9月20日 22時22分

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フィギュアスケート女子で、今季初戦のオータム・クラシック(カナダ・オークビル)を制した紀平梨花(17)=関大KFSC=が20日、関西国際空港着の航空機で帰国した。今季初戦を優勝で飾ったことを「いい演技を続けることができてよかった」と振り返った紀平は、次戦のジャパンオープン(10月5日、さいたま)で現在習得を目指している4回転サルコーに挑戦することに意欲を示した。

笑みの中に強い意志を秘めていた。今季初戦を制して日本に戻ってきた紀平の目は、次戦のジャパンオープンを見据えていた。目標はオータム・クラシックでは回避した4回転サルコーをフリーのプログラムに組み込んで成功させることだ。

「4回転(サルコー)はグランプリ(GP)シリーズが初めてだと怖いので、ジャパンオープンで決めるようにしたいと思っています。(プログラムに)入れていけるように、今から詰めて練習をし始められたら…」

オータム・クラシックの本番前、男子で優勝した羽生結弦(ANA)の練習を見た紀平。冬季五輪を連覇した第一人者のオーラを感じ、昨年のGPファイナルを制した自分も圧倒的な存在感を見せたいと思ったという。

ただ、簡単な道ではない。今季は4回転ジャンプが武器のアンナ・シェルバコワら若いロシア勢がシニアの舞台に参戦。「ミスのない構成、勝てる構成にしなければ」と大会後もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)やステップの精度を磨いていくが、さらに4回転サルコーを完璧に跳ぶことに挑んでいく。

「完成度は徐々に上がってきている。しっかり練習して本番で決めるくらいの確率まで仕上げたい」。ジャパンオープンでの4回転成功でGPシリーズへ弾みをつけるため、まずは日本で腰を据えて練習を続けていく。

 

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