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【芸能・社会】

渡辺美里「歌が私のIDです」 20枚目アルバムへの思い語る

2019年9月20日 13時34分

20枚目となるアルバム「ID」をPRする渡辺美里

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 「My Revolution」など多くのヒット曲を持つ歌手、渡辺美里(53)は来年5月、デビュー35周年を迎える。このほど20枚目のアルバム「ID」を発売し、「挑戦と私らしさの両方を表現できた。手応えを感じています」と満足げに話した。

 節目の1枚には真心ブラザーズの桜井秀俊やCHABOら多くのゲストが参加した。全10曲中、渡辺は6曲を作詞。それ以外は実力派の作家陣に委ね、「直感で適材適所を見抜くパワーがあるんです」と共作を楽しんだ。

 元Superflyで作曲家の多保孝一(37)もその一人。「Ray of light」など2曲を提供し、歌詞ができる前に渡辺が「ラララ」で歌った仮歌を聴いて「ラララでもすでに渡辺美里さんですね」とうなった。「そんな風に聴いてくれるんだ」といううれしい驚きがタイトルにつながる。「『歌が私のID(身分証明)です』って、言ってみようと思えましたね」

 アルバムのラストは1989年発表の人気曲「すき」に登場する男女の30年後を描いた「すきのその先へ」が締めくくる。NYでジャズピアニストとして活躍する盟友、大江千里(59)が詞と曲を書いた。渡辺が「鼻の奥がツンとくるような、胸がキュンとするような」という甘酸っぱい曲。双方、何の注文もない出来栄えだったそうで、「お互いの信頼感で作り上げられた。さすが師匠」と振り返った。

 初回盤には渡辺の代名詞的存在である西武スタジアム公演の名場面を収録したDVDが付く。20年間にわたる公演からファンが選んだ12曲は必見だ。

 現在は来年まで続く35周年ツアーの真っ最中。名古屋公演は11月2日、日本特殊陶業市民会館で開く。

 

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