平田の2安打がいずれも得点につながった。6回に同点の起点となる左前打。8回には沢村のスプリットにうまく反応し、左翼線への二塁打で出塁すると、福田の適時二塁打で決勝のホームを踏んだ。8月11日のDeNA戦(横浜)で4安打を放って以来のマルチ安打。もちろん、死球による右手首痛から復帰した9月10日以降では初めてだ。「なかなか前に飛ばなかったり、思ったようなスイングができなかったりしたが、その原因が見つかった。底は脱したかなと思います」。打ち始めのタイミングを修正し、頼れる1番打者が調子を上げてきた。