中日のドラフト1位・根尾昂内野手(19)が20日、ウエスタン・リーグの本拠地最終戦となるオリックス戦(ナゴヤ)で3回に左中間二塁打を放ち、連続試合安打の自己最長を更新する10試合連続安打をマークした。この10試合で43打数18安打、打率4割1分9厘と、いつ1軍昇格してもいい状態にある。ただ、その1軍がCSを狙える位置にまで再浮上してきたこともあり、根尾の昇格は凍結されている。根尾自身は「もちろんそこ(1軍)に行くために準備しています」と意気込むが、昇格チャンスが広がるということは、同時に1軍のCS進出が厳しくなることを意味する。チームの2軍公式戦は25日からの広島3連戦(由宇)が最後。この「痛し痒し」の状況は、竜党としても悩ましいところだ。