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【ドラニュース】

中日・小笠原2軍監督 一問一答 本拠地最終戦を終え総括

2019年9月21日 8時0分

ファンの声援に笑顔で応える小笠原2軍監督

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 中日2軍は20日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ)に7-0で勝利。本拠地最終戦を白星で飾った。今季公式戦を3試合残すが、本拠地最終戦を終え、中日・小笠原道大2軍監督(45)が今季を総括した。

一問一答は以下の通り。

-今季の2軍公式戦は25日からの広島3連戦(由宇)が最後。20日のナゴヤ球場での最終戦を終えて今季の総括を

やれることはやってきたとは思います。それは若手の育成であったり、中堅選手の状態を上げることであったり、ケガ人、リハビリ(選手)の立ち上げであったり、その状況によって、何とか最低限はできたのかなとは思います

-監督の中で育成であったり、ケガからの復帰であったり、今年の一番の手応えは?

一番とは言いづらいんですけど。どれも大事なことなので。高卒3年目までの選手たちというのは、少しずつ成長してくれてるという、そういうのは実感して取れたので、そこは良かったのかなと。ピッチャーも野手も含めて、どんどん高校生を取ってきているので。そういう方向性でチームを動かせたのは良かったと思います

-野手も投手もすぐに1軍で結果を出した選手もいた

それはたまたまだと思います。結果が出るに越したことはないけど、いいことだけど、まず1軍のレベルを体感できたこというのが、一番のポイント。今年で終わりじゃなくて、やっとスタート切ったということですから。先々しっかりと、その経験を自分の成長に生かして、どんどん大きくなってもらいたい

-きのうまで2軍にいた同じベンチにいた選手が1軍でタイムリーを打ったりして、チームには刺激になったのでは

それは私自身もすごくうれしいことでした。なおかつ他の選手も刺激になったと思うし、中堅、ベテランの選手たちが、うかうかしてられないという思いで、さらにやるという、チームの中でも相乗効果が少しずつ出てきたのではないかなと感じてます

-実績のある中堅、ベテラン選手が、シーズン途中から活躍した選手もいれば、それがうまくいかなかった選手もいる

すべてがうまくいく訳ではないけど、それが全員がうまくいったら、全員がすごい選手になる。その年によっても違うし、選手によっても違いますから。うまくいかなかったことも、今後の成長の材料にしてもらえることが一番大事なことなので。すべてが1年の結果で判断することはしづらいので。ユニホームを着ている限りは、やらなければいけない。良かろうと、悪かろうと、どんどん先に進んで成長していってほしいと思います

-野手で具体的に1軍で活躍した選手といえば伊藤康祐選手がいる

あれだけの試合を1軍で経験できたことが一番。2軍に落ちてきたときも、取り組みが変わってきたし、意識の高さの違いも感じられたので。それをさらにもっとみんなが感じられるように、一過性ものにならないように、していってほしいなと思います

-石垣選手も1軍でいい経験をしている

なかなかチャンスがなかったけど、最後に何とか結果を出したりという部分がありましたし。これからだなというのも感じたし、経験したことはすごいプラスなこと。そういうものを大事にやっていってほしい

-ドラフト1位・根尾選手のここまでの成長ぶりは?

最後のスパートみたく急に、この9月はバッティングの数字だけ見れば上がっていると。確かに内容もそれなりに変わってきてます。変化球の対応であったり、ストレートをしっかりと捉えられるようになるとか。大まかに言えば成長してきています。ただ、細かいことを言えばまだまだの部分もありますし。野手は打つだけではないから。守備、走塁、または違った部分もあります。そういうものを全部、平行して成長していってもらいたい

-根尾選手の後半の技術的な部分の成長は?

確かにタイミングというのが、経験数が増えてきた中で、すり合わせというのができていると思いますから。それに基づいて、いろいろな球種を肌で感じることができたから、少しずつ対応できていると思います。日々の練習の中で体も強くなってきているし、そういう意味でバットのスイングのラインがズレないときが増えてきたのかなと。ただ、まだまだ全くうまくいかないとか、こちらの目で見ているイメージとズレがありますけど、そこは1年目ということで想定内のことですから。ただ、こうやって変化があることは喜ばしいことなので。1年の一歩を踏み出したのにすぎないので、これからまだまだ成長していってくれると思います

-この1年間で根尾選手に出来たことと、まだ足りないところは?

言ってしまえば全部です。走塁面でもまだ細かい判断の部分もある。細かいところまだ言わないけど、守備に関しても総合的にまだまだ1軍のレベルではないので。もっとやらなければいけないので。打つことに関しては経験という意味ではいいのかなと。ただ、戦力となるかと言ったら未知数な部分があるので。そこはまだやっていないので、判断する基準には至らないので。1軍のレベルというのを想定しながらやってもらえればいいんだけれど。まだその経験ができていないというのが、一番の差が出てきてしまうので。ただ、急がず今年だけじゃないので、さっき言ったように一歩を踏み出したにすぎない。来年以降を見据えて、しっかりやってもらえたらなと思います

-監督自身、チームの中で出来たこと、出来なかったことは?

難しいですね。評価できないので。何とか、若い子たちを優先的に使ったということはできたんですけど、中堅選手であったり、選手の出場機会が減ってしまったりした部分もあるので。それはどちらか目をつぶらないといけないという部分もあるので。そういう中でもバランスを取りながら、何とかみんなを試合で回していけたのかなとは思います

-最後に、今年頑張った山本選手、石垣選手ら若手選手へのメッセージを

スタートを切ったばかりなので、満足せず、ホッとせず、これからもっと大きい壁が出てくると思うので、それに正面から向かっていって、それを乗り越えて、ドラゴンズファン、プロ野球ファンが、期待するような大きな選手に成長していってほしいと思います

 

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