2018-19年の米PGAツアーの「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」(最優秀選手)にロリー・マキロイ(30)=英国=が選出された。同賞はツアーメンバーの投票で決める。その行方を最後まで争ったのは世界ランキング1位のブルックス・ケプカ(29)=米国=だったが、メジャー未勝利に終わったマキロイに軍配が上がった。
ともにシーズン3勝。マキロイは第5のメジャーと呼ばれるプレーヤーズ選手権を制した。プレーオフ最終戦のツアー選手権も勝ち、シーズン王者としてボーナス1500万ドル(約16億円)を獲得。平均最少スコアのバードン・トロフィーも受賞した。ただし、メジャーはマスターズ21位、全米プロ8位に全米オープン9位。地元の北アイルランドで開催された全英オープンは予選落ちを喫した。
一方のケプカは、全米プロで連覇を達成した。マスターズと全米オープンはともに2位、全英オープン4位と大舞台での強さを見せつけた。獲得賞金(ボーナスは含まない)は960万ドル(約10億5000万円)を超え、賞金ランキングは1位だった。どちらも素晴らしい成績で一方を選ぶの難しいが、ツアー仲間はマキロイを評価した。
「受賞はびっくりしたけれど、選手たちは四つのメジャーだけでなく、1年を通じてのプレーを評価してくれた。とても誇りに思う」とマキロイは喜んだ。ケプカの悔しさが聞こえてきそうな結果ゆえに、「来年こそ」と今からリベンジに燃えているかもしれない。 (全米ゴルフ記者協会会員)