「フィリピンに留学してみたいけれど、ターラックってどんなところなんだろう……」
と思っている方。
ターラックはフィリピンのルソン島にある、のどかでおだやかな都市です。静かな環境で語学に集中したい学生の留学先として人気を集めています。
とはいえ、具体的にターラックのどんなところが良いのか、なかなかイメージしにくいですよね。
そこでこの記事では、ターラック留学の特徴やメリット、デメリットをお伝えします。
初めての海外留学は不安に感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。
まずはこの記事で、ターラックについて知っていきましょう。
※この記事は2018年10月時点の情報をもとに作成しています。
※この記事は1ペソ=約2円で計算しています。
ターラックは人口約35万人、マニラから北に約124km行ったところに位置する都市です。
前フィリピン大統領のアキノ氏のホームタウンとして有名なターラックは、地域のほとんどが農村地帯で、街の外には田んぼとサトウキビ畑の広がっています。とはいえ、ショッピングモールなど生活に必要なお店はほぼそろっておりほど良く田舎、ほど良く都会というとてもバランスがとれた都市です。
ターラックの気候は、1年を通じて温暖でとても過ごしやすい地域です。特に11月~5月は乾季で天気が安定しているため、雨の心配をせずに過ごせるでしょう。フィリピンの夏は4月~5月。気温はとても高くなり、日陰にいても少し汗ばむような日もあります。6月~10月は雨季の時期で、雨が多くなるので注意が必要です。
参考:外務省「フィリピン共和国の基礎データ」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/philippines/data.html)
ターラック留学の特徴は3つです。
(1)ルソン島の交通拠点
(2)経済特区により発展している街
(3)人々がフレンドリーで過ごしやすい
1つずつ説明しますね。
1つ目の特徴が、ルソン島の交通拠点であることです。
ルソン島とは、フィリピンを構成するいくつもの島の中でもっとも大きい島で、マニラやタグパンなどの大都市が点在しています。
ターラックはそれらの都市を結ぶ中継地点に位置するため、交通拠点としての役割を担っています。
市内には都市と都市をつなぐバスのターミナルがあり、市外へ出かけるのに便利です。また市内を走るバスも24時間運行しているため、夜遅くなっても交通手段に困ることはありません。
2つ目の特徴が、経済特区により発展している街であることです。
ターラックは1991年までアメリカ空軍の基地があった街で、今はそのエリア「クラーク」が経済特区に指定されています。
経済特区とは、経済発展のために法的、行政的に特別なメリットが与えられている地域を指します。そのためクラーク経済特区には、高級ホテル、カジノ、国際会議場、ゴルフ場など多くの施設ができています。経済特区ができたことにより、そこで英語が使用されることも増え、結果的に英語のレベルを上げることにも貢献しています。
また街の中心部には、大型ショッピングモール「SMモール」があります。SMモールは日本で言うイオンのようなモールです。生活用品をすべてここで手に入れられるほか、映画館やスターバックスなどの娯楽施設・カフェも充実しているので、1日ここで時間をつぶすことも可能です。
3つ目の特徴が、人々がフレンドリーで過ごしやすいことです。
フィリピンは2017年末に発表された「世界幸福度調査2018」において、第3位にランクインしています。マニラなどの大都市を除けば、まだまだフィリピンには田舎が多いです。そのような地域では、まるでひと昔前の日本のような、のんびりとした光景が見られます。
ターラックものんびりとした田舎の雰囲気が残る街です。現地の人との親密なコミュニケーションは、語学習得の面、留学生活の面においても重要なポイントの1つ。ターラックであれば、フレンドリーな住民と時間のゆるす限り会話を楽しむことができます。
ターラック留学のメリットは3つです。
(1)治安が良く、物価が安い
(2)英語水準が高い
(3)マンツーマンの授業が受けられる
1つ目のメリットは治安が良く、物価が安いことです。
ターラックはフィリピンの中でも、かなり治安の良い部類に入る街です。大きな都市のように観光地として発展していないこともあり、観光客を狙った軽犯罪も多くありません。
街中を歩いていても危ないと感じることはほとんどなく、のんびりとした田舎を歩いている感覚です。夜の独り歩きも問題ないほどで、安心して留学生活を送ることができます。
また物価については、大都市マニラや人気観光地のセブに比べてかなり安いです。トライシクル(4人乗りバイク)は30~150ペソ(60~300円)、ジプニー(乗り合いタクシー)は10ペソ(20円)から利用できます。
ターラックであれば他の都市に比べて、1ヶ月の滞在で生活費を2~3万円ほど安く抑えることが可能です。
ターラックの治安は大丈夫?現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介
2つ目のメリットは、英語水準が高いことです。
先ほどターラックには、クラーク経済特区があることをお伝えしました。もともとはアメリカの基地であったクラークには、今も多くのアメリカ人が住んでいます。そのため、自然と英語水準が高くなり、ターラックの英語はフィリピン国内でもトップレベルです。
また、ターラックには「ターラック州立大学」などの教育施設が多くあり、フィリピンでも有数の教育都市です。街全体の教育レベルも高く、ターラック留学では質の高い語学教育を受けることができます。
3つ目のメリットは、マンツーマンの授業が受けられることです。
フィリピン留学の大きな特徴は、授業が講師とのマンツーマンで進められる学校が多いところです。フィリピンでは人件費が安く、留学生一人ひとりに講師を割り当てることができます。マンツーマンの授業は自分のペースに合わせてプログラムを決められるため、効率よく語学学習を進めることが可能です。
ターラック留学のデメリットは、以下の2つです。
(1)日本からのアクセスがやや不便
(2)遊びが少なく飽きやすい
1つずつ説明いたします。
1つ目のデメリットは、日本からのアクセスがやや不便なことです。
ターラックには空港が無いため、まずはマニラまで行き、そこからバスで向かうのが一般的なアクセスとなります。フライトやバスの時間を含めると、日本からは10時間程度かかるので、ややアクセスに難があるといえるでしょう。
フライトの時間はそれほど長くありませんが、バスに3時間半~4時間半ほど乗ることになるため、やや大変です。
ターラックの空港情報と市内へのアクセス方法
2つ目のデメリットは、遊びが少なく飽きやすいことです。
ターラックは、大都市のマニラやセブに比べると田舎寄りの街です。そのため、クラブやバーなどのナイトスポットは当然ながら少なくなります。
街自体もそれほど大きくないので、正直なところ2~3ヶ月滞在していればほぼ見るべきところは見つくしてしまうでしょう。もちろん、市外に出て観光スポットを巡ることは可能で、観光スポットは自然を楽しめる場所が多いです。
どちらかといえば自然の中のゆったりとした雰囲気の中で、集中して語学に取り組みたい人におすすめの街といえます。
ここでは、ターラック留学における
・費用
・ビザ
・アクセス方法
をお伝えします。
ターラック留学の費用は、1ヶ月につき約16~22万円です。
種類 | 費用 |
---|---|
授業料(教材、寮費込み) | 6万ペソ~8万ペソ(12万円~16万円) |
食費 | 1万ペソ~1万5,000ペソ(2万円~3万円) |
その他生活費 | 1万ペソ~1万5,000ペソ(2万円~3万円) |
ここに航空券代として、3~7万円も見ておく必要があります。
ターラックを含むフィリピン留学には、滞在期間を問わず「SSP(Special Study Permit:特別就学許可証)」が必要です。
SSPは日本で申請することはできませんので、フィリピン到着後に入国管理局のスチューデント・デスクで申請するか、留学先の学校を通して申請します。
個人の身元確認のための英文の戸籍謄本
滞在中の財政能力把握のための英文銀行残高証明書
写真3〜5枚(パスポートサイズ)
パスポート
SSP発給にはこれらのものが必要になります。
また、滞在期間に応じて以下のビザや届出が必要となります。
ビザの種類 | 日数 |
---|---|
観光ビザ | 31日以上の滞在の場合 |
ACR I-CARD (Alien Certificate of Registration Identity CARD:外国人登録IDカード) | 60日以上の滞在の場合 |
在留届 | 90日以上の滞在の場合 |
ECC (Emigration Clearance Certificate:出国許可証) | 180日以上の滞在の場合 |
留学の期間にあわせて必要なものを把握しておきましょう。
ターラックには空港がありませんので、マニラにあるニノイ・アキノ国際空港まで行き、そこからはバスで向かいます。フライトおよびバスの時間を含めると、日本からは10時間以上かかります。
東京からニノイ・アキノ国際空港までの便は、ジェットスター航空やセブパシフィック航空、フィリピン航空や全日空、日本航空などから出ています。
飛行時間は8~12時間ほど。往復料金は約3万円~7万円が相場です。シーズンによって上下するので渡航シーズンに合わせて予算を調整する必要があります。
ニノイ・アキノ国際空港からターラック市内までは約145km、バスを使って約3時間半~4時間半です。まずは空港タクシーを利用して、パサイ(Pasay)にある「ファイブスターバスステーション」まで行きます。バスステーションでダクパン(Dagupan)かバギオ(Baguio)行きのバスに乗ってください。その途中でターラックを通りますので、そこで下車すれば到着です。
今回は、フィリピンのターラックへの留学についてお伝えしました。
ターラックは、マニラから北に約124km行ったところに位置する都市です。
前フィリピン大統領のアキノ氏のホームタウンとして有名なターラックは、地域のほとんどが農村地帯で、街の外には田んぼとサトウキビ畑などののんびりとした光景が広がっています。しかしながら、大型ショッピングモールなど生活に必要なお店はほぼそろっており、田舎と都会の良いところをとった、バランスのとれた街といえます。
またターラックはルソン島の交通拠点の役割を担っており、バスを中心とした交通網が発達。市内・市外ともに交通面においてとても便利です。
そしてターラック留学の大きな特徴は、講師の英語レベルがフィリピン国内でもトップレベルで、さらに講師とのマンツーマンで授業を進められる点。自分のペースに合わせてカリキュラムを決められるため、効率よく語学学習を進めることができます。質の高い授業をリーズナブルに受けることのできるターラックは、留学先として大変おすすめです。
もしターラックが留学先として自分に合っていると感じた方は、具体的な語学学校を決めていきましょう。
ターラックでおすすめの学校や、留学費用について知りたい方は以下で紹介しているので参考にしてみてください。
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