1 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:02:46 ID:H6J
ゼロ年代にラノベ新人賞を受賞しプロになった俺が
その10年後に絶望して完全引退するまでの話
全てが終わってかなり経ったから書く
どこかに10年間の記録を残しておきたいから書く
ラノベ作家になった俺が絶望して引退するまでの10年間を書いてく
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1537880566/
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1537880566/
3 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:03:28 ID:H6J
当時の話から始める。
当時2000年代後半、ラノベ業界は急速に活気づき始めていた。
ハルヒのアニメ化一期が大成功し新レーベルが次々と参入し、
その知名度と市場は一気に膨れ上がっていった。
それまでのラノベと言えばシャナかブギーポップあたりが少し話題になっているくらい。
それもあくまで「シャナ」「ブギーポップ」という個別の作品が売れているだけであり、
ラノベというジャンルはまだまだ一般的にも(ネットにおいても)認知されていなかった。
今となっては信じられないかもしれないが、ネットとラノベはとても遠い存在だった。
電撃の新人賞受賞者があとがきに2ちゃんの有名コピペを仕込めば、それだけでネットは大喜びだった。
あとがき横読みで出る「どう見ても精子です。本当にありがとうございました」で2ちゃんは盛り上がった。
今よくある炎上系批判の盛り上がりではなく好意的な盛り上がり、
それこそ「ラノベ作家が2ちゃん見てた! このカキコも見てる?」のような喜びの祭りが開催された。
当時ツイッターなどは勿論なく、ただ作者への一方通行だった。
ラノベ作者が見ているに違いないと信じて書き込む、ただそれだけの遊び。それでみんな楽しんでいた。
4 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:03:59 ID:H6J
この状態にピンとこない人も、こっちの話をすれば理解してもらえるかもしれない。
それは「オレら2ちゃんねらーの力でハレハレユカイを一位にしようぜ祭り」
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の主題歌である「ハレハレユカイ」。
それを2ちゃんで宣伝して皆で買いまくってオリコン一位にしちゃおうぜ! という祭り。
オリコンにアニメソングなんて普通はあり得ない。
オレらの悪戯でそこにハレハレユカイをねじ込んで世間を驚かせようぜ! ……という祭り。
当時のネット(2ちゃん)民達は、どこからか来たこの祭りでそのまま素直に盛り上がった
ハルヒやみくる、長門といったキャラクター達のAAがどこからともなく作られてきて
それが各板で「ハレハレユカイを買おうぜ!」と次々と有志の手でコピペされていった
ハルヒのアニメ化は大成功した。
ステマなんて単語・概念が初めて出たのはこの五年以上も先の話だ。
ともかく当時はそんな感じの世界でありネット文化だった。
6 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:04:22 ID:H6J
ハルヒは大成功し、そして「らきすた」が期を同じくして放映されこれも大成功。
そのおかげかどうかはわからないが、ラノベ市場は一気に知名度と市場が膨大した。
初めの話に戻る。
2000年後半、次々と新しいレーベルがラノベ市場に参入していった。
参入出版社が増え出版数が増えれば、当然そこで書く者達が必要になってくる。
ラノベ作家需要の突然の高まりに次々と新人賞が創設され、また賞一回ごとのデビュー枠も激増した。
毎月というレベルで多量の新人が次々と受賞し、そして次々とデビューしていった。
発見された未踏の新大陸、果ても見えない広大な開拓地。そこに上陸した何十人のルーキー達。
その一人が俺だ。十数年前の俺は、そんな風にしてラノベ作家になった。
7 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:04:53 ID:H6J
そろそろ俺のスペックを書く。俺は当時、二十代の後半だった。
小学校の時に国語の授業であった「地図を見て物語を書いてみよう」で「作家になりたい」と思い、
そして中学の時にスレイヤーズにハマってラノベ作家志望になり、
そのまま十五年近くそのままラノベ作家になりたくて足掻いていた。
2ちゃんと出会ってからライトノベル板(ラ板)に入り浸り、お気に入りは新人賞スレだった
まだ「小説家になろう」等は存在せず、ラノベ作家志望はつまり新人賞への挑戦だった
新人賞スレはそんな者達が日々書き込みをし、ワナビと自称していた。
俺の仕事は実家自営業の従業員。父親が社長である零細自営の後継ぎ若造だ。
中学の時にラノベ作家を志望したガキは大学を出て親の会社に入り、そしてまだラノベ作家志望だった。
そんな二十代後半だったが、しかしこれでも当時のラ板ワナビの中では最年長な方だった。
スレの連中がルナ・ヴァルガーを全く知らない事に驚愕し、自分を年寄りだと思っていた。
年寄りなりに、婚約者がいた。といっても恋愛ではなく、会社の紹介で知り合った人だ。
とりあえず紹介されて何度か会って、まあ互いに他の相手もいないし結婚するんだろうな……という感じ。
具体的な話はこれからとして、とりあえず週に一度くらい会おうか。そんな感じ。
8 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:05:21 ID:H6J
そんな俺が、一気に増大した市場の波に乗って受賞した。
ワナビ十五年生の俺は、ほぼ第一期の新大陸開拓民としてラノベ作家になった。
俺の十年間は、そこから始まった。
今さらだが、この文章はすべて「俺」の記憶と認識によって執筆されることになる。
当時の日記などを参照してなるべく正確を心がけるつもりだが、
多分事実とは異なる個所や認識を争う箇所も出てくると思う。それはそういうものだとして読んで欲しい。
ハレハレユカイ一位祭りも、ひょっとしたら本当にただの純粋な楽しい祭りだったのかもしれないのだから。
また、ここで言っておくが俺は自分の筆名を明かすつもりはない。
この文章全体にいくつか、少しだけ小さな嘘を混ぜ込んである。いわゆるフェイクだ。
といっても『「少しだけの小さな嘘」という言葉が嘘であり全てが大きな嘘』とか
または『受賞したという事が嘘でありつまりこの全てが嘘』のような根底を覆すオチはない。
今更ここで文章解釈トンチ合戦をするつもりはないし、全く嘘の文書をここまで書く意欲ももうない。
(もちろん、『以上四行が嘘』という展開もない。そういう面倒くさい事はしない)
発売日が冬だったのを春としているとか、九巻完結であったのを八巻完結と書いているだとかその程度の嘘だ。
大勢や文脈に影響はないので、気にしないでほしい。
あと、蛇足になるが一応。
この文章の全ては俺の記憶と記録による文章であり、俺の自己正当化が多分に含まれている事になるだろう。
さらにそれを加味しても、以下の文章で俺はラノベ世界にかなり無礼な事をやっているし思っている。
まず初めにそれを許容しておいてほしい。
9 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:06:09 ID:H6J
さてそんな環境で俺は受賞し、そのまま受賞作が出版されてプロのラノベ作家になった。
○プロ一年目。俺はラノベ作家になった。
授賞式は別世界のようだった。昔から身近に読んできたライトノベル、その「作者」が大量に目前にいた。
繰り返しになるが当時はネットとラノベは遠く、個人発信と言えば各人のホームページの「日記」くらい。
それも今ほど詳細に書く人は稀で、例えばシリーズ完結したとか大病したとかその程度の報告だった。
(新刊発売をネットで宣伝という概念はまだなかった。あくまでもファンに向けた「報告」だった)
読者にとってラノベ作家は遠い存在で、彼らが何を考えどんな生活をしているのかほぼ窺い知れなかった。
人間となって目の前にいる「作家」。知っている作品たちの執筆主と話すのは物凄く奇妙で凄い体験だった。
10 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:07:52 ID:H6J
同期の受賞者とはすぐに仲良くなった。
全員が同じ夢に向かってきていて、そしてここにいる皆は選抜された到達者なのだ。まあ仲良くもなる。
仲良くと言ってもミクシー公開繋がり程度の関係だったが、それでも仲良くなった。
皆が「レーベルを盛り上げる」という志を共にする仲間だった。少なくとも俺はそう思っていた。
厳密に言えば全員が零細個人事業主でありつまり同期は競合他社なのだが、
少なくとも俺は彼らをライバルと思った事はあるが敵と思ったことはない。
それは俺自身の性格が甘いからというのも勿論あるが、市場のおかげもあった。
当時のラノベ市場は、新人賞受賞作品はほぼ例外なくかなり売れたのだ。
当時は「新人賞受賞作、デビュー作」と帯を巻きさえすれば、それだけで売れた。
考えてみれば奇妙な話だ。何者なのかどんな作風かもわからない新人の作品がなぜそんなに売れるのか。
それは分からない。当時の俺は「そういうものだ」とだけ理解していた。現在の俺にも分からない。
分析すれば何らかの推測はできるのかもしれないが、俺には正確な分析を出来る情報はなかった。今もない。
ただ当時俺が感じていた事実を書いていく。これからもそんな感じでこの記録は進める。
11 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:08:14 ID:H6J
とにかく、各レーベル余さず新人の作品は売れた。続刊は必ず出ていた。
勿論比較的売れない新人もいて、そういう作品は『たったの三・四巻で』打ち切りされたりもしていたが、
その新人たちも第二シリーズをほぼ約束されていた。その第二シリーズが爆発的に売れる例もあった。
受賞シリーズでぱっとしなかった者が敏腕編集に助言されて次は大ヒット。そんな話もよく聞いた。
つまり、俺達は「仲間同士」で争う必要なんか全くなかったのだ。
採掘場を取り合うヒマがあるのなら、新しい鉱山を探せばいい。開拓地はまだまだ広いのだから。
俺はそう思っていた。多分、皆もそう思っていた。
正確には「思っていた」んじゃない。
現実がそれでそれ以外の世界なんか存在しないのだから、思うとか考えるとかする必要もなかった。
未来には想像もつかない世界があるなんて、だれも予め想像しやしないのだ。
12 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:10:15 ID:H6J
そんな訳で、俺のデビュー作も売れた。
というより、かなり売れた。俺のデビュー作は相当に売れた。
当時、「大阪屋」というランキングがあった。とある卸問屋のランキング……だったと思う。
詳しいシステムは分からないが、それである程度の売り上げが分かった。月曜日が更新日だった。
勿論完璧に正確なランキングではなくあくまで一つの参考ランキングに過ぎなかったが
他に参照する物はあまりなく、特にネットにおいては適当な売り上げ指標として順位が書き込まれていた。
2ちゃんではそれがどこまで正確かでいつも揉めていたが、少なくとも俺は非常に参考にしていた。
俺のデビュー作は他の同期をぶち抜き、レーベル主力のベテランにすら届きかねない勢いで売れた。
「ガンガン行きましょうどんどん書いてください」という言葉を担当編集に貰った。
俺は出版された本と契約書を見せて、父親=社長と交渉する事にした。
今後、本業の傍ら兼業ラノベ作家として本を出版していく事を許可してほしい……と。
交渉は成功した。父は俺がプロ作家になるのを歓迎してくれた。
社長は俺の兼業を許可し、更に本業に支障が出ない限り自由に有給を取っていい事になった。
14 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:11:14 ID:H6J
そんな風に、俺の作家生活は始まった。プロのラノベ作家としての生活が始まった。
それははっきり言って、天国だった。喜びと興奮と快感ばかりだった。
そもそも俺の待遇は土日祝完全休日で、勤務時間は朝の八時から夕方の五時だった。
自主的な勉強や資格修得や残業をしない限り、それはそれとして日々が平穏に過ぎていく環境だったのだ。
そこに、更に40日の有給を自由に使える事になった。体感的にはいつでもいくらでも休めた。
還暦とはいえ父はまだまだ健康で、母も変わらず元気だった。家の事は何の手間も憂いもなかった。
月に最低でも一回、普通なら二回、多い時は三回も泊りがけで出かけた。
打ち合わせと称して、執筆缶詰と称して、取材と称して、または本当に単なる遊びで。色々な所へ行った。
コミケにも行った。五泊六日くらいの日程で、挿絵のイラストレーターに片っ端から挨拶した。
上京からの帰りには欠かさずどこかの観光地に寄った。缶詰の温泉旅館も金額を選ばなかった。
あるいはごく普通の平日に突然一日休んでひたすら執筆をした。
いつ休んでもいい。仕事は適当にすればいい。ただ執筆していればいい。それで続刊が続々と出版される。
15 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:12:29 ID:H6J
俺の文章が出版される。二巻、三巻と続き四巻目に及んでもまだ俺はその事実に感動していた。
小学校卒業文集に「作家になりたい」と書いた。中学生では自作の表紙を夢想していた。
高校の時に密かに作品設定を練り、大学生になって文芸部の友人とともに投稿を始めた。
社会人になってもまだ諦めきれなかった。十八年間も夢見ていた。
いつかラノベ作家になりたかった。でも夢だった。「宝くじで十億円当たったら」とか、そのジャンルの夢だ。
しかしその夢が今、本当に実現しているのだ。本当に現実に、俺はラノベ作家だ!
結果は次々と出せた。三巻を数えた時点で2ちゃんねるに専用スレが立った。住人は好意的だった。
四巻の発売日、ふと思い立って日本縦断旅行をした。北海道から沖縄まで本屋を巡り自作の存在を確認した。
貯めてあった40日の有給をどんどん使い、更に年度替りで20日弱の有給追加があった。
まだまだいくらでも休めて、どこにでも行けて、何でもできる。俺は自由で無敵だった。
狂乱の中でプロ作家生活は二年目を迎え、俺は三十歳になった。
16 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:13:36 ID:H6J
まとめて書いてあるから一方的になるごめん
でも連投対策(あるのかどうか知らないけど)でたまに助けてくれると嬉しい
○プロ二年目。俺は有頂天だった。
次の受賞作が発表され、二回目の授賞式に行った。後輩が出来た。それとも仲良くなった。
友人がだいぶ増えた。連絡を取り合える仲間がだいぶ増えた。殆どが年下だった。
殆ど二十代の前半か十代の後半で、中には学生もいた。俺のような年代は珍しかった。
皆で、この世界を変える話をした。実際に世界は変わったのだ。俺たちの手で。
本屋のポスター、レーベルのチラシ、出版社の公式ホームページ、販売予定表、そして平積みの新刊。
「ラノベ業界」という俺達の世界。その世界の形を、俺達は作る事ができた。変える事が出来た。
十五年間のワナビ生活においては、世界は俺の手が届く範囲しか変えられなかった。
大学の時に作った合同誌は俺が刷った数しか存在しなかったし、俺が置いた場所にしか存在しなかった。
だが今は、俺の本が日本中に存在する。あの山の向こうの町にも、あの海の向こうの島にも。
授賞式からの帰り、ふと田舎の駅に降りてみる。その町の本屋にも俺の本は並んでいた。
俺が世界のシステムに直接干渉し、世界の景色を変える。そんな実感だった。
17 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:14:25 ID:H6J
後輩の本、二回目の受賞作が出版された。当時、新人賞受賞作はひと月に一気に発売されたりしていたのだ。
俺は……俺のシリーズは、その後輩の新人デビュー作にすら勝った。
実際それは大健闘だった。新人受賞作は変わらず売れた。俺の本はそれより売れたのだ。
CDドラマの話が出てきた。ある日の打ち合わせで、担当が雑談の中で漏らした。
CDドラマ、つまり声がつく。俺の作ったキャラ達を演じる声優が決定される。
つまりそれは、アニメ化の準備か予行演習のようなものだ。俺はそう理解した。
アニメ化が射程に入った。あとは書くだけ。ただ書けばそれで全てが付いてくる。人生の全てが。
人生の全ては、ここにある。この先にある。そう信じていた。
青春だった。三十路を越えた身だったが、それは紛れもなく俺の青春だった。
夢想し始めてから十八年。目指し始めてから十五年。長かった。長い幼年期、長い準備期間だった。
それがやっと終わった。準備ができた。成長できた。そして俺は青春に到達したんだ。そう信じていた。
青春だった。全ては右肩上がりで無敵で永遠だと、疑いもなく信じていた。
18 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:15:25 ID:H6J
ネットの話もしておく。
俺は受賞した直後にワナビスレに書きこむのを止め、以後は閲覧のみという事にした。
そしてプロスレへと移動した。当時は創作文芸板にあった「プロ作家のための愚痴スレ」。
当時そこにあったのは、愚痴とは名ばかりの自慢、選ばれた自覚者達の謙遜だった。俺もそうだった。
大量に発生した新人ラノベ作家は、そのままプロスレにも大挙して乗り込んでいたのだ。
「編集からの返事おっそ! 再来月発売なのにヤッベ!」のような、余裕に満ちた自慢があふれていた。
この頃から他の板にも「ラノベ作家だけど質問ある?」みたいな勢い余ったスレが立ち始めるようになった。
疑いようもない。あのスレの誰かが立てたのだ。俺ではないけど、「俺たち」のうちの誰かが。
なんなら、俺がそのスレを立てていても良かったんだ。先を越された。内容なんて同じなんだから。
19 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:15:43 ID:H6J
未来の危惧なんて、誰も何も考えなかった。ワナビも、新人プロも。皆若かった。
業界の未来の事は考えていたけど、自分の将来の事なんか誰も考えていなかった。
業界すら若かった。なにしろ、レーベル新人大量拡大期からまだ数年も経っていない。
市場がいきなり拡大して、世界が変わって、そして俺たちがその第一期だった。
先輩はいなかった。先を行ってその景色を若者に報告する者はいなかった。
勿論、当時この時にもベテランと呼ばれるプロはいた。でも彼らは少数で、そして寡黙だった。
将来の不安なんて、ただ一言で吹き飛んだ。「でもとにかく、売れさえすればいいんだろ?」の一言。
そう、とにかく売れさえすればいい。どんどん売れてアニメ化でもすれば全て解決だ。
今のシリーズが、または次のシリーズが一気に売れさえすればいい。たったそれだけで解決だ。
それで一気に大金と名声を稼いで、あとは悠々と人生逃げ切り。俺には、俺らにはその力がある筈だ。
20 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:17:07 ID:H6J
ネットとラノベが少し近くなった。ネットにはラノベの表紙が頻出し始め、それを人々は大きく話題にした。
こんな天才がデビュー、次はこんな変わり種がデビュー。なんと同時受賞。次々と景気のいい話が出てきた。
「来月のラノベ新刊」として、華々しく並べられた萌え系表紙(エロゲー絵師が殆どだった)。
それらを見て、ネットの人々は「こんなのが売れるだなんて、いよいよジュヴナイルも終わりだ」等と嘆き、
または「これのどれかはアニメ化してしまうんだろう。出版社もプライドがなくなった」等と揶揄した。
皆、「売れる」事を疑わなかった。こんなものが売れてしまう。売れるだろう。
どれもそこそこは巻数が出て、そして当然アニメ化されるのだろうと、嘆き呆れながらも認めていた。
意味に違いはあれ、ネット民ですら新人達の未来を信じていた。
読者も、ラノベに纏わるネットすら若かったのだと思う。
未来の先と限界を想像せずに、ただ明るい将来だけを信じていた。
少し考えればわかる筈の必然未来、数年後にやってくるのが明らかな物理限界の事を、誰も考えなかった。
21 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:17:27 ID:H6J
○プロ三年目。受賞シリーズが完結。第二シリーズ構想。
CDドラマとアニメ化の話は、結局他へ行ってしまった。
ベテランがシリーズを始め、それが圧倒的に売れてそっちへ行ってしまった。
アニメ化の候補からも外れてしまったのだろう。
という訳で、俺の第一シリーズはそろそろ終わろうかという話になった。
ここらで心機一転、第二シリーズでアニメ化を目指そう。担当はそう言った。
俺は第一シリーズの終了を宣言されつつ、しかしそんなにショックは受けていなかった。
「まあ、これがプロの世界だからな」と嘯く余裕すらあった。
正直、内容的にはここら辺で畳んでしまうのがベストだと思っていたのだ。
アニメ化となれば更に続刊を次々に出す必要があるだろう。それは難しいかもしれないと思っていた。
結局、あと二冊で終わりという事になった。
終わって、そして即座に第二シリーズに取りかかろうという事になった。
俺はその件を婚約者に伝えた。
婚約者の返事は、「もうあなたとは結婚できない。もう会いたくない」だった。
22 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:17:48 ID:H6J
考えてみれば当然だった。
俺は受賞以来、婚約者に殆ど時間を取らなかった。全ての休日は執筆と外出にあてた。
結婚やその後の生活を考えるより、執筆と出版の方が圧倒的に面白かった。
ラノベは俺の生活の全てて、その「全て」には、婚約者の事は全く含まれていなかった。
それでも第一シリーズ完結まではどうにか待った。でも更に次も始めるという。もう無理。
言われてみれば納得だ。俺は、完全に振られた。
こちらは、流石にショックだった。別れを告げられた帰り道の事は未だに覚えている。
――しかし。三十路にして破局した独身男は、しかし、すぐに持ち直した。
そう、これで『結婚しなくてもよくなった』のだ。限りある時間を意識する必要はなくなった。
婚約者としての責任とか流石に具体的な話をとか、そういう事を気にする必要が全くなくなったのだ。
なにしろ、向こうから別れ話をしてきた。これはもうどうしようもない。結婚できない。しなくていい。
あとは数カ月に一度くらい見合いなり何なりをしてるフリでもしておけば、それだけで面目が立つ。
23 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:18:34 ID:NSO
ラノベ需要が膨れたと言うより、新しくできた特定ジャンルやそれにおこぼれ貰おうとしたレーベル(ハルヒの時期ならMFあたり?)バブルやな
今のなろう需要みたいなもん
41 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:42:55 ID:y9y
>>23
ラノベは一時期100人くらい毎年デビューしてたからね
しかも一般文芸の新人賞獲った人達より待遇が良かったし
一時期は一般で書いてる連中がラノベそんなにデビューし易かったら
ラノベから作品出した方がいいんじゃね?みたいな話よくしてたし
24 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:21:15 ID:xwl
本格的なもの一本書いてみたら
26 :俺◆gLfYjePs9I:2018/09/25(火)22:29:01 ID:AQe
この時代、「ラノベ作家の成婚率は異常に低い。誰も彼も全く結婚しない」が定説だった。
ほんの数人の例外を除き、金持ちである筈のベテラン売れっ子ですら結婚していない。
ラノベ作家は殆ど結婚しない。そして、俺はラノベ作家なんだから結婚しなくていい。
結婚さえしなければ、まだまだ旅行にも行ける。次の、更にずっと先のコミケにだって行ける。
何より、執筆に集中できる。第二シリーズを全力で書く事が出来る。
俺はこの時、全力でラノベ作家だった。それ以外の事を捨てて平気でいられる程度に。
元婚約者との別れは、揉めることもなくごく順調に終わった。
元婚約者の「もう会いたくない」の手紙に俺は「そうしましょう」と返し、それで全て終わった。
それだけで済ませ、俺はシリーズ最終巻を書きあげた。初のシリーズを完結させた。
最終巻の発売日、俺は秋葉原にいた。秋葉原のアニメイトで完結巻の店頭発売を確認した。
忘れもしない。シリーズ一冊目、最初のデビュー作を本屋で確認した最初の本屋。
その同じ場所で、シリーズ最終巻の発売を確認した。これまでの既刊が平積みにされているのを確認した。
秋葉原のアニメイト、そのラノベコーナーの一角の本棚。そこで、俺は泣いた。
オタ店のラノベの棚で一人泣く三十路男。それはどう見ても不審者だっただろう。
27 :俺◆gLfYjePs9I:2018/09/25(火)22:30:45 ID:AQe
規制を食らったからパソコンを変えた
今後また途切れるかもしれんけどまたすぐどこかで続きは書く
当日秋葉原にいた理由……上京していた理由は、第二シリーズの企画打ち合わせだった。
第二シリーズ打ち合わせは、最終巻の校正を渡したその日から始まっていた。
それは俺の「次は『ゼロの使い魔』みたいな異世界ワープものにしたいんですけど」という提案から始まった。
担当は即座に「異世界ワープ? そんなのより学園で変な部活とかそういうのでいこうよ」と返事した。
俺は「そうですね。異世界ワープなんて古いし、今の子には売れないですよね」と納得し、提案を取り下げた。
「異世界ワープなんて売れない」というのが当時の「市場分析」だった。
「今どきの子は学園と家とコンビニしかないから異世界なんて面倒くさがる」というのが「読者分析」だった。
俺の異世界ワープ企画提案も、正直本気ではなかった。
「まあ冗談はこれくらいにしまして」みたいな、最初の挨拶代わりの提案だった。
当時ちょうど「俺の妹がこんなに可愛い訳がない」が大ヒットし、続刊を重ねていた。
俺はその製作秘話インタビューをレーベルのホームページで確認していた。
『担当が作家に漫画「GTO」の全巻を読ませ、それを元にヒロインを作らせた』という話が載っていた。
俺はその逸話を聞いて、大いに感心した。流石に一流の編集者は目の付け所が違う。と感心した。
GTOヒロインがなんでラノベで売れたのか俺には分からないが、編集者にはわかるのだろう。
俺も頑張ろう。俺の担当はその人ではないが同業だ。似た能力を持っているはずだ。その時はそう思った。
28 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:32:08 ID:AQe
という訳で、俺の第二シリーズの企画が本格的に開始された。
根底の事はすぐに決まった。『学園モノ、部活、オタク、ちょっと異能』。
中高生はそういうのが好きなんだから、これさえ押さえておけば安心。いわゆる『鉄板』だ。
底面の鉄板はまず決定し、そして難航が始まった。
第二シリーズの企画は、難航していた。
第一シリーズの最終巻発売日になっても、まだ方針すら固まっていなかった。
担当は「主人公とヒロインが殺しあう話」をひたすら推してきた。
俺は担当の言葉を聞きつつ、しかし意味がさっぱりわからなかった。
高校生が校舎内で殺しあう? それで普通に授業するの? 警察は? 部活も一緒? そしてラブコメ?
俺にとって「殺し合い」は互いに拳や刃物や拳銃を使っての憎悪のぶつけ合いであり、犯罪行為だった。
実際、第一シリーズ一巻はそんな感じだった。主人公が敵に殺意を向ける。殺しあう。敵は死ぬ。
それに対し担当の「殺し合い」は「異能高校生が互いに超必殺技を打ちあう」みたいな感じ……だったと思う。
その齟齬は頭では理解していた。そもそも高校生が拳で人を殺そうとする方がおかしい。超必殺技のが健全だ。
しかし俺には「殺しあいつつラブコメ」の企画は難しかった。
29 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:32:50 ID:AQe
企画は難航した。上京して直接打ち合わせしても、さっぱり進む気配はなかった。
俺は「ライトノベルの企画打ち合わせ・会議」について、大いなる誤解をしていた。
作者が企画やアイデアを自由勝手に提出し、担当がそれを受け取って頑張って形にしていく物だと思っていた。
実際、今まではそういう作り方をしてきたのだ。俺の意見はほぼ通り、そしてそのまま形になっていった。
俺が「次はこんなヒロインを出したい」と言えば、担当は時に渋りつつも基本的に採用してくれた。
新刊でイラスト化した自分のキャラを見て、更に次の展開を夢想する。採用される。そんな方式だった。
しかしその状況は、ラノベ業界全般においては「たまたま発生していた稀少状態」に過ぎなかった。
「売れているシリーズの続刊だから」たまたまそうなっていたというだけの話だった。
現在進行形で売れているシリーズのその続刊は、内容より速度が重要だ。
揉めたり修正したりしている時間がもったいない。作家が書きたいと言えばとりあえず書かせ、出版する。
勿論あまりにもおかしな方向へ進んだら修正はするが、基本的に作家の書きたいように書かせる。
レーベルにもよるとは思うが、少なくとも俺の属していたレーベルはそうだった。
しかし今は、新シリーズ立ち上げは違う。速度より、内容。
時間経過はデメリットではない。多少遅くなってもいいのだ。
30 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:33:17 ID:AQe
そして、この「多少遅くなってもいい」の事実により、俺の待遇が変わった。
「売れているシリーズの作家」ではなくなり、「第二シリーズ企画中の作家」になった。
即ち、「最優先すべき作家」から、「後回しにしていい作家」に。
俺は売れっ子作家だった。若手の一番手で、全体でもエースと呼んでも差し支えない位置にいた。
故に、担当にとって俺は最優先だった。他の用事を止めてでも優先してくれた。
だが今は違う。「売れていたシリーズ」を終わらせた俺は、もうその立場ではなくなった。
他の「そこそこ売れている続刊」を持つ作家が最優先だ。俺は、その次。
担当にとって俺はもう最優先ではない。他の誰かが最優先。
俺を最優先してくれ、そして俺がその全てを依存していた相手が、他の者を優先し始めた。
それは一方的な恋愛関係に似ていたし、そしてその末の失恋にも近かった。
31 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:33:45 ID:AQe
俺はこの失恋状態に狂乱し、そして非常にありがちな事を始めた。浮気。
他のレーベルであるA社(頭文字ではない)に、企画を出した。
以前参加したとあるイベントで、A社の編集者の名刺を手に入れていた。それに連絡した。
いい感触だった。A社は俺の企画を褒めてくれ、出版への検討を約束してくれた。
浮気は順調に進み始め、そして俺はその後ろめたさを隠す為に担当に変わらず接した。
変わらずアイデアを練るフリをし、そして形だけの企画書を送った。
この時の企画は、今まで出してきたのに比べると相当に気が抜けた企画書だったと思う。
どうせこの企画もいつも通り没にされる。そしたら、いよいよA社の編集と会ってみよう。
そんな捨て駒、踏み台のような企画書を作って担当へと送った。
そしたら、その企画はあっさり通ってしまった。
気合も入れずに作った、とりあえず出しましたというアリバイのような企画。それが通ってしまった。
担当はその気の抜けた企画に突然「いいですね」と返事し、そして執筆が許可された。
なんでいきなり通ったのかは分からない。気を抜いた事がうまくいったのかもしれない。
それともひょっとして、担当がA社の動きを聞きつけ、引き留めるために通したのかもしれない。
真実は分からないが……とにかく、どうあれ、第二シリーズの企画は通ったのだ。
A社の編集とは結局会う機会が作れず、そして元の担当の下での執筆が始まった。
34 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:36:08 ID:AQe
第二シリーズを執筆しつつ、完結した第一シリーズの評判チェックもした。
完結巻発売してかなり経ち、感想やレビューはもう出揃っていた。
どれもこれも、好意的だった。傑作と称してくれた人もいたし、作者を麒麟児だと呼んでくれた人もいた。
正直、自分で言うのも何だが第一シリーズは奇跡的によく出来た。理想的に進行し、完結した。
作者と作品と主人公が一緒に成長し、そして最終回へと到達する。全ての事が理想的に回った。
そして、第一シリーズでこういう執筆方法をすると第二シリーズが難しくなる。
作者は第一シリーズで成長しきった。第一シリーズの世界は成長し、完成した。
しかし、第二シリーズの主人公と作品は生まれたてだ。まだ何の物語も持っていない「これから」の存在。
つまり、作者が作品・主人公に対し「上から目線」「先達者の説教」になってしまう。
そして正直なところ、『気を抜いた企画』だった為、統合性がイマイチだった。
執筆は、少しだけ苦しかった。第一シリーズの時には無かった苦労があった。
ヒロインの性格も、企画の段階より多少変わってしまった。
とはいえ……とはいえ。しかしとにかく、第二シリーズの一巻は完成した。
第一シリーズ完結校正を渡してから数ヶ月経過、やっと第二シリーズ一巻の原稿が完成した。
担当は一巻の原稿を受け取り、そして会社の公式HPに「発売予定」が載った。
俺のスレには「待ってました」「ついに新シリーズ!」等の声が上がった。
36 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:37:17 ID:AQe
○四年目。第二シリーズ発売。
年明け間もなく。第二シリーズの一巻発売日。俺はまた東京にいた。
既に二巻を書きあげ、その仕上げの打ち合わせのために上京していた。
二巻の完成原稿を前にして、担当は言った。
「一巻いよいよ発売ですね。これで二巻が出ないなんて事になったら、私は編集長に直談判しますよ」
俺はその言葉に大いに安心し……そして、違和感を覚えた。
『二巻が出なかったら編集長に直談判』……って。
『出なかったら』って何だ? 二巻って、確実に出るんじゃないのか?
ラノベ業界において『二巻』は、徐々に出にくくなっていた。
一巻が売れなければそれで終わり。二巻はない。そんな例が徐々に増え始めていた。
既に三年目の新人賞受賞者は発売されており、うち売れなかった受賞作もその一巻で完結してしまっていた。
新人賞を貰ったくせに売れないなんて、大失敗だったな。当時はそういう評価だった。
でもまあ……不安になりつつも、俺は一応安心していた。
何だかんだ言って、二巻はまあ出るだろう。秋葉原の本屋で一巻の平積みを確認しつつ、俺は安心していた。
こうして大々的に平積みされている。壁に貼られた「今月の新刊」のポスターでも、俺のが一番大きい。
前のシリーズは売れた。評判もいい。その第二シリーズだ。売れるはずだ。
編集長に直談判なんて選択肢なんか、そもそも存在しないだろう。
37 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:37:48 ID:AQe
二巻は、出る事になった。
第二シリーズの一巻は、そこそこ売れた。
発売日の次の月曜日、一巻は大阪屋でそこそこの順位を出した。
二巻発売は確定し、そして三巻完結が宣告された。
「そこそこ」しか売れなかった。第一シリーズの時のようには売れなかった。
完結。つまり打ち切りだ。一巻発売から半月足らずで、それは決定してしまった。
二巻の原稿は既に完成し、そろそろ三巻を考えてみようかという状態で、完結が宣言された。
二巻はこのまま出すとして、三巻は完結を見越した物語にする事になった。
完結巻の打ち切り執筆は、しかしこれはこれで楽しかった。
考えていた・出したかったキャラを全て出し、最後に言いたかった事を全力で言って終わる。
既存のキャラはぶっ壊せばそれでギャグになって、そして完結なので何のあとくされもなかった。
俺は缶詰と称して連泊していた温泉宿で、完結巻を完成させた。
38 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:38:21 ID:AQe
第二シリーズ完結巻の校正を担当に渡し、そして一息ついて俺はツイッターを始めた。
最近出来て、俺の知り合いの作家も参加しているというツイッター。以前から気になっていたのだ。
同レーベルの知り合いとも相互フォローし、そして連絡が日常的に頻繁にとれるようになった。
第二シリーズを終えた俺は、そろそろ授賞式以外で作家の知り合いと会う事を始めた。
ミクシィでは新人作家の集まりコミュができており、たまにオフ会をしていた。それに参加させてもらった。
集まりやイベントがあるたびに上京し、皆に会って名刺を配りまくった。色んなレーベルの色んな人に会えた。
ラノベ作家同士で秋葉原を巡るのは、なんとなく誇らしくて特別な視点に立った気がした。
店頭の巨大な看板を見て、すぐ横にいる作者に「製作秘話」を聞いたりした。
昔、新人賞の二次選考あたりで競い合った相手と再会? し、互いに当時の感想を言い合ったりした。
誰かがアニメ化すると聞けば皆で祝福したりした。カラオケも行った。10年ぶりくらいに歌った。
楽しかった。社会人になって初めて「友人」が出来た気がした。
39 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:39:34 ID:AQe
そして三巻が、第二シリーズの完結巻が発売された。
受け取った契約書を確認する。数字を書いてしまうが、初版部数7400部。
7400部。二巻のほぼ半分。正直こんなに減らされるとは思わなかった。金額にすると三十万円そこそこ。
数ヶ月の結果としては低すぎる金額だ。正直、何度かの上京と缶詰だけでほぼ赤字。
――しかし、俺はその数字に不満はなかった。
とにかく、ともあれ三巻は出たのだ。上出来だ。敗北かもしれないけど、まあ満足だ。
一巻で切られるシリーズも多くなってきた。三巻打ち切りなら、一応話にはなる。
むしろ爽快感すらあった。どうにかギリギリ言いたい事を言って逃げ切った。そんな爽快感。
これで一勝一敗。まだ一勝一敗。しかも一敗は価値のある一敗だ。ほぼ勝ちみたいなもの。
今回はまあいい。書きたい事を書いて逃げた。今回はこれでいい。で、本気は次で出せばいい。
第三シリーズは売れるものを書いて、そして第一シリーズ超えをしよう。
第二シリーズは、まあ楽しい小休止だった。第三シリーズはエース本来の力を出し、本来の座に座りなおそう。
そう考え、俺は担当にメールを出した。
「第三シリーズの企画、どうしましょうか?」
そして、ここから世界が変わり始める。悪い方向へ。
43 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:45:14 ID:2Br
>作者が作品・主人公に対し「上から目線」「先達者の説教」になってしまう。
ってこの表現は面白いな(´・ω・`)。
ラノベ作家は自分と主人公の成長重ねてんのかよ(´・ω・`)。
自伝じゃあるめーし(´・ω・`)。
44 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:47:09 ID:AQe
○五年目 第三シリーズ
第二シリーズが終わり、俺は再び「シリーズ企画中」の身になった。
そして再び待遇が変わった。以前とは比べ物にならないくらい、いきなり滑り落ちた。
前の経験である程度の覚悟はしていた。その覚悟なんて話にならなかった。それはもう突然滑り落ちた。
まず、向こうから提案される企画がなくなった。『次はこんな作品を』という希望がなくなった。
『次はこういう企画で行きましょう』から、『いいのを考えてどんどん出してください』になった。
前回のお題は「ヒロインと主人公が殺し合う話」だった。そして、次のお題は「自由」だ。
俺は自分の力だけで企画を作り、そしてそれを担当に見せて決済を貰う立場になった。
思いついた新企画のアイデアを、メールで次々と送っていく。
『世界滅亡したけど現実逃避して日常系』『異世界から少女が来る話』『女の子を武器にして戦う話』……他、色々。
十個単位で出せと言われていた。十個が思いつくたびに次々と出していく。そして全てが却下。
45 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:48:02 ID:AQe
この『却下』という返事さえ遅くなった。それはもう、突然に遅くなった。
今までは原稿を送れば即座に「受け取りました」があった。そして数日後には返事があった。
第一シリーズ執筆中は文句なくそうだった。第二シリーズ企画中もまあまあそうだった。
第二シリーズ執筆中もそうだった。完結巻のあとがきを送付するまでは、確かにそうだった。
それが終わったら、担当の返事はいきなり遅くなった。そして猛烈に悪くなった。
「受け取りました」のメールすら来ない。「全て却下」の返事は三週間後。そんな感じ。
俺は勘違いしていたのだ。俺は、自分の戦歴を一勝一敗だと思っていた。
しかし、担当にとってはそうではなかった。担当にとって俺は「敗北した作家」だった。
期待のシリーズを立ち上げたものの、大して売れずに敗北した作家。俺の評価はそれだった。
敗北した。シリーズをコカした。それが今の全てだ。『過去に一勝した』のは、あくまで参考事実のひとつ。
敗北したんだから、一からやり直し。行列の一番後ろに並んでまたそこからやり直し。
やっと理解した。俺は既にエースではないのだ。エースではなかったのだ。
46 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:49:28 ID:AQe
第二シリーズ一巻が売れなかったあの時点で、俺は「期待のホープ」の座から滑り降りた。
滑り落ち、そしてただの「新企画をコかしたラノベ作家(シリーズ執筆中)」という立場になっていた。
しかしシリーズ執筆中故にある程度優先され、だから気付けなかったのだ。
そして最終巻が7400部に終わり、今の立場になった。俺は、やっとそれを理解した。
理解したからと言って、担当からの放置状態を安穏と過ごせるかと言うと勿論そんな事はなかった。
三週間は遠い。自分の作家としての力を込めた提案をして、そして待たされる三週間は本当に長いのだ。
送る。来ない。まだ来ない。ひょっとして問題外だったのか? 来ない。日々悶々と考える。
俺にとって、ラノベ業界との繋がりは担当しかない。
俺の「プロ作家」を保障してくれるのは、そういえば担当しかいなかった。
受賞してプロ作家になって、俺の世界は一変した。
日々は興奮と快感と称賛と充実に満ち、プライドと読者を手に入れた。世界を手に入れた。
そして考えてみれば、それら全ては担当一人に依るものだった。
俺の全てはラノベ作家であり、ラノベ作家としての俺は全て担当の胸先三寸、掌の上だった。
担当が掌を返せば、俺の全てがなくなってしまう。俺はそんな存在だったのだ。
49 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:50:40 ID:AQe
まだ来ない。今日こそ来るはず。今日来なかったらまずい。来ない。切られたのか? まさか。来ない。
プロ作家として何もできない。プロ作家ですらないかもしれない果てのない待機期間。
その末に、やっと返事が来る。『全部却下』という返事。
そしてまた考える。たぶんダメに決まっている企画を、俺の新作の卵をまた作る。また待つ。却下。
ふと気付けば、ラノベ業界の景色が変わっていた。
新しい参入レーベルもなくなり、新人賞受賞者たちはほぼ売れなくなっていた。
なにより──脱落者が出始めた。
最初の大量採用ラノベ作家の中から、続く大量受賞者の中から、消えゆく者が発生し始めた。
考えてみれば当たり前だった。当然の物理限界が、必然としてやってきた。
毎月新人がデビューし、その新人達は全員が続々と続刊を出していく。するとどうなる。満員になる。
満員になった。でも入ってくる。誰かが落ちる。誰かが入ったら誰かが消える。消えないなら誰も入れない。
50 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:51:20 ID:AQe
無敵で青春だった俺達が、次々と敗北して次々と削れていた。ふと気づけばそうなっていた。
かつて無限に広がると思われていた新大陸。その限界が、徐々に明らかになっていった。
この限られた土地が全てだ。俺達の、そしてこれから年々延々やって来る入植者全員の食い扶持だ。
「プロ作家の愚痴スレ」に書きこまれる内容が、変わっていった。
たった数年前は「編集からの返事おっそ! 再来月発売なのにヤッベ!」だった。
それが変わった。「返事おっそ!」は担当による長期間放置だったし、「ヤッベ!」は本当に危険だった。
皆がやっと気付き、そしてそれはネットによって一般の読者にも広がって行った。
世間がやっと気付き始めた。「ラノベ作家の本当」が、ネットを通して徐々に広がって行った。
51 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:51:36 ID:SzN
プロも2ちゃん来るもんなんだな
本物かどうかは知らんけどハルヒの作者も来てたし
65 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:58:03 ID:y9y
>>51
創文板はプロの人がちょくちょく来てたみたいだよ
文体と書いている内容からこの人ひょっとしてって人と遭遇してる
ネットで調べものしてた時に掲示板でもしかしたらって人と遭遇した事もあるし
52 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:52:02 ID:AQe
受賞をすればプロになれると思っていた。執筆物が出版される権利を得ると思っていた。
ワナビの頃はそう思っていた。かつてのワナビスレではそう信じられていた。プロスレですらそうだった。
作家は自分の魂の叫びのままに自由に書き、そしてその全てが本にしてもらえると思っていた。
「創作の苦悩」という言葉は知っていた。言葉だけは知っていた。
そして、「苦悩」はロマンチックなものだと思っていた。作家に許可された特権だとすら思っていた。
作品世界が応えてくれないとか、キャラが動かないとか、まあそういう類の。それが「苦悩」だと思っていた。
漫画にあるような「先生! 印刷所がカンカンですよ!」「アイデアが出ない!」な絵図しか想像しなかった。
その末に、何か『創作の深淵』的な境地に達して書けなくなる奴もいるんだろう。
そんな訳はなかった。
ただ企画が通らないだけだ。企画が通らないから書けない。それだけだ。深淵もクソもない。
気付いた。分かった。しかし、だからと言ってどうしようもない。
何に気付いた所で、何がどう分かった所で、企画が通る訳ではない。
やる事は、やれる事は同じだ。企画を出す。待つ。却下。それだけ。
54 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:53:00 ID:tD5
流石に文章読ませるな
55 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:53:07 ID:AQe
そして……それでも。その状態でも。
それでもやっと、企画は通った。
第二シリーズ完結巻出版がとうの過去になり、冬を過ぎ、年を越し、春を迎え、そしてやっと企画が通った。
そこまでやって、やっと企画だけが通った。第三シリーズの方向性が、やっと決まった。
「自称『リア充を目指す主人公』が、自身リア充化計画の為に部活を作り女の子を集めていく
集まった女の子(開始時点で全員の好感度マックス状態)と共に、リア充になる為の活動を日々行う」
そっくりそのままだ。何にそっくりかは言わなくてもわかりそうだが一応言う。
当時売れまくっていた「ぼくは友達が少ない」の、そっくりコピー(超劣化)だ。
当たり前だ。俺は担当を通す為だけに提案し、担当は会議を通す為だけに採用した。その結果はこうなる。
「有名な誰かの本を真似しても無為。読者はその『誰かの本』を読めばそれで事足りている」
「今売れているものを真似しても無意味。本になる頃にはブームが過ぎ去っている」
ワナビ向けの創作技法の本には必ず書いてあるだろう。言われなくても誰でもわかる明白な事実だ。
でも作家は今売れている作品にそっくりな企画を出すし、担当も今売れている作品の類似企画を採用する。
誰もがより良い道を模索している筈なのに、誰もが納得しない結果へと走っていく。
なんでこうなるのかは分からない。誰かがどうにかすれば止まるだろう。でも俺はその誰かにはなれなかった。
56 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:54:34 ID:AQe
嘆きも説教も必要ない。とにかく企画が通った。必要なのはそれだけだ。それ以外なんて望んでいなかった。
企画が通った。それが全てだ。この企画を元に文字を書けば本になる。それが全てだ。
正直なところ、止めようかとも思った。切実に。止めてしまえば本文を書かなくて済む。
第一シリーズは成功。第二シリーズは打ち切り。それで引退。別に恥じ入るべき戦歴でもない。
まあまあ面白かったけど、商売向きの作家じゃなかったね。惜しい。そのくらいの評価はつくかもしれない。
むしろ、それが俺につく最大級の評価かもしれない。これ以上はないのかもしれない。
でも、止めなかった。止めるか止めないかの選択肢は「止めない」とは選べなかった。
俺は第二シリーズ完結以降も、プロ作家として作家仲間と遊んでいた。
現役作家として、現役作家のつもりで『作家仲間』に混じっていた。
あの日々は……時にワナビに創作技法を伝授までしていた日々は、現役作家という前提の日々だったのだ。
ある作家がその時プロかどうかは、結果でしかわからない。未来にならないと分からない。
その後その作家が本を出せば「出版の準備中だった現役プロ」だったという事だし、
その後本を出せなければ「出版とは無関係の作業をやっていた元プロ」だったという事だ。
58 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:55:15 ID:AQe
ここで辞めたら、あの時俺は既にプロ作家ではなかったという事になる。
プロ作家でもない癖に、プロ作家に混じっていた事になる。プロのつもりで高説を語っていた事になる。
偉そうなことを言っておいて、同列のつもりで語っていて、実は既に脱落していた。それはあまりにも無様だ。
まだ書く。まだ本を出す。俺はまだプロ作家だ。どんな形でもいいから本を出す。
そして決心した。これが最後の一シリーズだ。このシリーズ最終巻のあとがきで、俺は引退宣言をする。
もうあんな中途半端な事はしない。仲間と遊ぶのはその引退宣言の日までだ。その日でキッチリ卒業する。
卒業のあとがきの為に、俺はこの本文を書く。あとがき数ページの為に、本文すべてを書く。
この決心をした理由は、俺の私生活にもあった。
ちょうどこの時期、俺の身に僥倖が起きていた。
見合いが成功した。婚約破棄されてから一応形式的に続けていた見合い。それがここでいきなり成功した。
数年間連戦連敗でほとんど作業と化していたそれが、いきなり一人の人と成功した。
俺の返事によっては婚約を考えてもいい。そんな状況まで一気に進んだ。
決断だった。俺の年齢は三十代中盤に差し掛かっていた。ここで断ればこのまま生涯独身決定だろう。
作家としての第三シリーズの企画と同時期に、俺の人生にまた一つの分岐が訪れた。結婚か。生涯独身か。
そして俺は、結婚を選択した。
59 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:55:52 ID:AQe
理由は、生涯独身になりたくなかったからだ。
生涯独身が不幸かどうかは分からない。しかし、俺がこのまま生涯独身なら少なくとも老後にこう思うだろう。
『あの時ラノベ作家にさえならなければ、俺は婚約破棄されなかったのに。結婚出来ていたのに』
『あの時投稿さえしなければ、受賞さえしなければ、俺にも子や孫がいた筈なのに』
それだけは、絶対に避けなければならない。受賞した事を後悔する事態だけは、避けなければならない。
だから俺は婚約した。俺はこの時点で、ただ俺が後悔しない為だけに婚約した。
ラブコメなら主人公に殴られる悪役の立場だろう。でも俺はもう三十路で、そんな余裕はなかった。
ラノベ作家は俺の人生の全てだった。そして、俺はラノベ作家から人生を取り返す事にした。
そんな俺の私生活など、担当には勿論関係ない。執筆許可が出た。
ガラパゴスの生物を更につぎはぎにしたキメラのようなヒロインが三人揃った所で、執筆許可が出た。
ゲロを吐くかと思った。実際、執筆中はわりと吐いた。
62 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:56:59 ID:SzN
好きを仕事にして絶望したときのツラさだなあ
63 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:57:03 ID:AQe
吐こうが喚こうが、とにかく書くしかない。企画は動いている。ここから書かないなんてありえない。
結局「書く」「書かない」しか選択肢はない。そして「書かない」は選べない。なら「書く」しかない。
執筆環境は酷かった。机に座る。一時間自己嫌悪をして一時間現実逃避をしてやっと一時間書く。そんな感じ。
キャラが動くも何もない。そもそもこいつらが何者なのか何をしたいのかさっぱり分からない。
分かる筈もない。企画の段階で分からなくなっているのだから執筆中に分かる訳がない。
なんでこんな事をしているのだろう。なんでこんな原稿を書くハメになったのだろう。
俺は天才だったのに。エースだったのに。期待のルーキーだったのに。アニメ化目前だったのに。
十五年の雌伏を乗り越え、爆発的デビューを飾った麒麟児だったのに。どこで間違ったのだろう。
最初から間違っていたのだ。俺は天才じゃない。天才は十五年間もワナビをやらない。
天才はたかが新人賞に十五年もかけない。たかが最初の関門に大騒ぎしない。
64 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:57:41 ID:AQe
作家仲間には、本物の天才が混ざっていた。連中は本物だった。
中高は当然クラスの中心にいていい大学に通って彼女がいてなんならもう社会で一角の成果を上げていて、
そして例えばハルヒを読んでふと思い立って片手間にラノベを書いたらそれで受賞。そんな連中。
連中は、新人賞くらい『ああ、そんなのが最初にあったっけ?』くらいの勢いで突破してしまうのだ。
連中にとっては、プロの舞台もおそらくこれまでと同じなのだろう。
傾向を掴み、分析し、成功の法則を考える。実践する。成功する。それだけだ。シンプルで最強の必殺技。
俺は出来なかった。やろうともしなかった。今さら勉強する事なんか出来やしない。
俺にあったのは勢いと情熱だけだった。それだけしかなかった。
編集者に渡す正式な企画書の書き方も知らない。会議でプレゼンできるパワポの作り方も分からない。
漫画に出てくるような「勢いで全てを解決する天才作家」のつもりで、なんの研鑽もしてこなかった。
そんな風に現実逃避し、そしてやっと書き始める。ただ書く。空白を埋める。それだけだ。
夜には空白を文字で埋める作業を続け、そして昼には結婚の話を進めていった。
一回目の失敗は繰り返さない。すぐに入籍と結婚式の日取りを決めた。来年の春に結婚だ。
66 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:58:59 ID:AQe
制限時間ができた。時間のありあまった独身時代の、その終了時間が明らかになった。
むしろ安心した。今後の具体的な計画が出来た。
結婚まであと数カ月。とにかくさっさとこの一巻を出し、そして結婚式までに二巻の原稿を書いておく。
その二巻で終わりだ。一巻がどれだけ売れようが、それで完結。終わらせる。
二巻のあとがきに「結婚しました。皆ありがとう。これで引退します」と書く。それでハッピーエンドだ。
この二巻完結前提の計画は、もちろん担当には秘密にしていた。
秘密のハッピーエンド計画。その希望だけ頼りに、俺はついに本文を書きあげた。一巻分の文字を全て埋めた。
完成した原稿を送り、そして打ち合わせの上京をした。制限時間がある。早く済ませなければならない。
打ち合わせの場で、担当は唸ってしばらく動かなかった。
そりゃそうだろう。正直どこから手をつけていいのかもわからない。作者にすら分からん。
しかし、紛う方なく企画通りだ。そっちが編集会議で通したそのまんまの内容だ。
俺には既に悪智恵もついていた。担当はサラリーマンだ。会議で通ったものを自分の一存で没にはできない。
打合せの結果、主な変更改善点は「この場面でこのキャラがジョジョ立ち」だった。
なんで突然ジョジョ立ちなんだ。そんな質問や反論には意味はない。
それが今ラノベ業界でそこそこの鉄板ネタだからだ。それだけだ。その理由すらどうでもいい。
とにかくキャラを作中でジョジョ立ちさせれば本になる。ならやる。それだけだ。
どうせ「キレのいいジョジョ立ちをした。ゴゴゴゴ。ズギューン」とか入力する程度の手間だ。十分で終わる。
ついでに「ジョジョ立ち!イメージにぴったりです」とメールに添えておけば、通る可能性も上がるだろう。
68 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:00:15 ID:AQe
何回かの改稿の末、とにかく第三シリーズ一巻は完成した。
これも当時流行の「状況説明そのまんま文章」な長いタイトルが自動的につき、そしてイラストがついた。
正直、イラストは当たりだった。そう言えば最初からイラスト運はあった。
これでいける。そう思った。これでいける。このイラストなら騙せる。
どうせ買う時点では中身なんかわかりはしないのだ。新シリーズ一巻の売り上げに内容なんて関係ない。
一巻の売り上げ要素は、企画、キャッチとあらすじ、イラスト。だいたいそれだけだ。
一巻は、またそこそこ売れるだろう。前よりは売れないだろうけど、まあそこそこに。
売れて、そして内容を見て投げ出されるだろうけどそれは関係ない。売れればその時点で勝ちだ。
そして二巻は売れないだろう。一巻の内容を読んで続刊を買う奴はきっと少ない。
構わない。というか、望む所だ。二巻が売れなくても俺は全く困らない。
一巻の原稿が完成し、そして発売日まであと二カ月。結婚式まで数カ月。
俺は全力で二巻を書き進めていった。相変わらず執筆状況は酷かったが、膨大な時間を使う事でカバーした。
結婚式の準備をしつつ、残った有給を全て使いつくす勢いで二巻を進めていった。
一巻のあとがきには第一シリーズの裏話を書いた。これも是非「俺の本」に書いておきたかった事だ。
二巻あとがきのハッピーエンドに通じる伏線を密かに含め、何食わぬ顔をして一巻あとがきを担当に渡した。
二巻の原稿が八割ほど完成した頃、第三シリーズ一巻が発売した。
69 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:02:23 ID:AQe
そして、一巻で打ち切られた。
書いていた完結二巻の原稿も、そして希望だったハッピーエンドのあとがきも、全て無駄になった。
全てが、突然途切れてしまった。どんなエンドにも辿り着けなかった。
70 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:02:58 ID:AQe
○六年目。結婚した。
結婚式は順調に終わった。俺は実家を出てアパートに引っ越し、新生活が始まった。
結婚して、生活や仕事も変わった。結婚をきっかけに受け持つ仕事が増え、勤務時間も長くなった。
生活に必要な様々な事で、自由な時間が圧倒的に少なくなった。
二巻執筆に使っていたノートと印刷原稿は焼却し、原稿データはパソコンの奥に移動した。
多分二度と開かないであろう「第三シリーズ」ファイルの奥に。
第二シリーズの時は分からなかった。全てを完結巻に詰め込んで出版できたから、気付けなかった。
体感してやっとわかった。一巻打ち切りとはこういうものだ。
書いていた物が、夢想していた物語が突然途切れる。打ち切りとはこういうものだ。
言い残した事も書きかけの物語もそのままで、俺の新生活が始まった。
結婚により、いよいよ『本業』が忙しくなった。そう言えば俺はそれを疎かにしていた。
既に三十路半ば、完全に中年だ。そろそろライトノベルを書いていられる年齢でもなくなった。
71 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:03:35 ID:AQe
だが、俺はまだ辞めなかった。
ラノベ書く事を、担当に連絡をする事をどうしても辞められなかった。
この期に及んで、まだ俺はラノベ作家であり続けたくて足掻いていた。
考えてみれば、第三シリーズは当初の目的を完全に果たした。「とにかく本を出す」という計画は完遂された。
俺は本を出した。つまりプロだ。打ち切り連絡のあの瞬間までは、確実にプロだった。これで確定した。
以前の「プロ作家でもないのにプロに混じっている」という疑いは完全に晴れた。そもそもそれが目的だった。
打ち切りだとか駄作だとかは関係ない。本が出たのだからプロだ。打ち切りも駄作も、プロにはよくある事だ。
それが最後の目的の筈だった。その他の事は、あくまでもオマケだった筈だ。
内容なんて気にしなかった。予想と予定通り、感想は芳しいものではなかった。
「第一シリーズは良かったのに。やっぱり一発屋だったんだな」という感想もついた。
それでも俺は、第三シリーズの発売は嬉しかった。本になって並んだ時に変わらず感動した。
書いている間は、もう縁を切りたいと心から思っていた。
いざそれが本になって、それを見た俺はしかし「書かなければ良かった」とは一切思わなかった。
「もう一度書きたい。今度こそ俺の言葉で俺の作品を書いて、言い残した事を言いたい」と思った。
まだ言いたい事はあった。言い残した事があった。途切れたハッピーエンドの続きを、出したくなった。
三十路半ばになって、既婚者になって、でも俺はまだゴールできなかった
73 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:05:16 ID:AQe
第三シリーズ打ち切り通告と同時に、担当は「また良いのが出来たら持ってきて」と言った。
「東京へ来られるなら時間を取ります。また頑張って打合せから始めましょう」と言ってくれた。
まだ俺はラノベ作家だった。担当は俺をまだラノベ作家と認めてくれていた。
第二に続き、第三も負けた。連敗だ。多分俺はもう最底辺のラノベ作家だ。文句なく行列の最後尾だ。
だが、列の最後尾になら並ばせてくれる。俺はまだラノベ作家だ。最底辺のラノベ作家だ。
なら、ラノベを書くしかない。まだ書けるのだから、書きたい。まだ本を出したい。
74 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:05:45 ID:2Br
それに話に出てきた僕は友達が少ない(はがない)のロマンシング佐賀わらすぼの話とか完全に
全盛期の本家ニュー速で流行ってた話が元になっとるで(´・ω・`)。
はがないは他にもちょいちょいニュー速ネタ拾ってたし、ラノベ作家はネラーやで(´・ω・`)。
77 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:07:14 ID:SzN
>>74
なるほどなあ
この時期のラノベはドクロちゃんくらいしか読んでないからよく知らんけど
75 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:06:50 ID:AQe
新生活において、自由な時間は思っていたより意外とあった。
流石に独身の時のような風にはいかなかったが、それでも一日に一時間程度は机に向かえた。
かつての俺──有頂天だった時の俺より、圧倒的に環境も立場も悪い。
しかし、それはもう構わない。最底辺の俺にはもう続刊や新刊を急ぐ必要などない。
そう、今度は俺が「いくら遅くなってもいい」立場だ。これで相手と対等だ。
目標は五年間だ。そう思った。
今年は作家生活六年目。作家生活十年目までに、俺は第四シリーズを出す。
たとえ一巻で打ち切られようとも、全てを出しつくして出版されればそれでいい。
今度こそ悔いは残さない。悔いを残さず、全ての言葉を世に出して見せる。
六年目の俺は、そう決意した。
愚かしくも。あれだけの失敗をしておいて、まだ懲りもせずにそう決意した。
76 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:07:14 ID:AQe
それとはまったく別の話になるが、結婚直後に妻が妊娠した。
互いに中年だからもっと時間がかかると思っていた。数年くらいはかかると思っていた。
しかしそんな知識や心配や計画など完全に無視し、ごく順調に妊娠した。
妊娠中は色々と気を使った。とはいえ、狭いアパートでは家事も少なく、やることも少なかった。
一日一時間の執筆時間が半時間になる程度の影響はあったが、しかし毎日パソコンに向かう事は出来た。
忙しくなった日々の生活の中で、それでも企画を作っては担当に送る程度の時間は捻りだせた。
企画を送れば相変わらず長い長い待機時間があったが、しかしこの状況ではそれほど負担ではなかった。
妊娠中は考える事や考えなければならない事、考えても仕方ないのに考えてしまう事が多かった。
初妊娠という事で、妊婦検診のたびに不安材料が出てきた。検診へ行かなくても不安な症状が多くあった。
その不安で手いっぱいで、正直担当の返事が遅いのは気にする余裕はなかった……気にしなくて済んだ。
78 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:08:08 ID:AQe
第三シリーズの時以上に待機時間があったが、しかし俺は気にしなかった。気にならなかった。
怪我の功名と言えば語弊があるが(妊娠は怪我ではない)、
しかし結果的に、俺は妻の妊娠のおかげで第四シリーズの企画に落ち着いて取りかかれた。
焦りや雑念などを排し、ただ一本筋の通った物語を作って行く事が出来た。
実際、焦っても仕方なかったのだ。
なにしろ俺は行列の最後尾だ。売れっ子やベテランにどんどん横入りもされているだろう。
なら、気にする事はない。気にしても仕方ない。
ただ少しずつ進む。少しずつ自分の納得できる物語、企画を作っていく。
今年中に企画が通ればいい。何なら来年中でも構わない。そして再来年に執筆して、更に次の年に出版。
それでも『五年以内』という目標は充分に達成できる。俺は最底辺ラノベ作家だ。もう時間とは無縁だ。
そんな風に新生活は過ぎていき、そして年末。
子供が無事に生まれた。散々していた心配は全て杞憂だった。健康的な子供だった。
何の因果か、それとほぼ同時に企画が通った。第四シリーズの企画が通った。
79 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:08:36 ID:AQe
○七年目
企画が通り、そして春には執筆許可が出た。
そして子供が生まれ、自由な時間が圧倒的に無くなった。
一日半時間の執筆どころではなかった。そもそも「余った時間」は基本的に存在しなくなった。
仕事以外のほぼ全ての時間が育児になった。子供がこんなに手間のかかるものだとは思わなかった。
しかし企画は既に通っていた。今更後に引ける状況ではない。
担当は「とりあえず一ヶ月後に〆切でどうでしょう」と言ってきたが、頼んで半年後にしてもらった。
企画は一年以上かかったのだから、今さら半年くらいの執筆期間は誤差だろうと思っていた。
担当は「まあいいです。半年ですね」とあっさり承諾し、そして執筆が始まった。
時間はない。だからどうにか作るしかなかった。
仕事以外の時間は全て育児で、そして育児は外せない。なら仕事から作るしかない。
俺は外出のたびに執筆セットを持ち出し、外での空いた時間を使って喫茶店で執筆した。
泊まり出張の時は時間の稼ぎ時だった。新幹線やホテルの部屋で全力で執筆した。
職場での机仕事中には流石にやらなかったが、しかし片手間でコッソリとプロットを修正するくらいはした。
80 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:09:03 ID:AQe
長い時間をかけて、じっくりと執筆を進めていった。
考えてみれば、プロになってからの俺はいつも急いでいた。
勢い任せに突き進み、矛盾が出たら突貫で誤魔化し、とにかく作ってから辻褄を合わせる。そんな感じだった。
こうしてじっくりと設計図から注意深く作って行くのは、考えてみればワナビの頃以来だった。
かつての勢いはなくなった。しかし、初心が戻ってきた。
今書いているこの原稿が出版される。本になる。イラストがついて本屋に並ぶ。それは大した事だ。
思えばワナビの頃は「生涯で一冊を出版できればそれで大成功」と思っていた。
とにかく一冊。賞外拾い上げの最低ロット出版の大阪屋圏外でもいい。一冊出せればそれでいいと思っていた。
俺は幸福過ぎたのだ。幸福過ぎて、初心の頃の喜びを忘れていたのだ。
俺は物語を作っている。物語は本になる。それで充分じゃないか。そう思った。
そう思って、日々物語を進めていく。春が終わり、夏が来て、そして秋になった。原稿は完成した。
81 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:09:52 ID:AQe
第四シリーズの第一稿が完成した。我ながら、過去作と比べてもかなりいい出来だと思った。
まあ第一シリーズには遠く及ばないとしても、第三シリーズは超えた。第二シリーズとも競える。
やはり初心に帰ったのが正しかったのだ。諦めなくて良かった。投げ出さなくて良かった。
第三シリーズはずっと辛かった。その後も辛かった。しかしそれが報われる。そう思った。
そしてこれが俺の完結編だ。たとえこの一冊で打ち切られても、それはそれで構わない。
あとがきを書こう。以前とは違う、俺の完結編としてふさわしいあとがきを添えてこの本を出そう。
でもまあ……ひょっとして、二巻も出るかもな……それも考えて文面を練らないとな……
そんな事を思いつつ、俺はまた上京の段取りをつけた。
第四シリーズ第一稿を送っての、第一回修正箇所打合せ上京だ。
ちなみに第四シリーズの内容はこんな感じ。
『超魔法とかを使ってしまう様々な異種族少女が通う高校。そこに転入した普通の高校生主人公。
主人公は異能なしのコミュ力のみで皆を「友人」にして無害化していく。最終目標はクラス全員ハーレム』
危険な魔王少女とかを主人公が「普通の学生生活」の力で懐柔し、そして次々と普通の友人にしていく。
まあ普通の企画だ。普通にどこにでもあるラノベ企画だと思う。
ひょっとしたら二巻は出るかもしれない。出たらちょっと執筆時間が厳しいが……
まあ有給もあるし、なんとかなるだろう。そう思いつつ、俺は上京した。
82 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:10:15 ID:AQe
そして、担当に会った。第一回修正箇所打合せが始まった。担当は開口一番、こう言った。
「主人公がちょっと弱いと思うんですよね」
主人公が弱い? そんな抽象的な事を言われたのは初めてだ。キャラが薄いんだろうか。
「いえ、キャラとかじゃなく戦闘力。バトル能力が弱いです。魔力のない普通の高校生って弱いですよね」
そりゃそうだ。そういう話なんだから。普通の高校生が、超強い少女を『普通』にしていく話だ。
「ヒロインより弱い主人公って、実は良くないんです」
実はと言われても、これはそういう企画で始まった。力では敵わない相手に、危険を冒して熱意の友情で……
「主人公を超最強のチートにして下さい。最強ヒロイン全員がかりでもまだ敵わないってくらい強く修正」
意味が分からない。根本的におかしい。企画の根本がズレている。何これ。何が起きた?
「今の読者は無双モノが好きなんです。主人公は最強無双に変更」
83 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:11:01 ID:AQe
書き直し点は「主人公の性格全部と世界設定全般とテーマの根底全て」だった。
全ボツって事ですか? と聞けば「ボツじゃなく書き直し」という返事が返ってきただろう。
企画会議で通ったものを担当者の一存でボツにはできない。多分それは正しかった。
だから、作家側から言わなければならないのだ。「全部イチからやり直します」と。
担当は「そうですね。やり直した方が早そうですね」とあっさり肯定した。
イチから。数年前だった企画提出からやり直し。数年前まで遡って、またそこからやり直し。
全ては無駄だった。諦めなかった事は無駄だった。時間を作っての執筆も無駄だった。
イケる流れだったじゃねえか。帰りの新幹線で、ただ思った。
イイ感じに来てただろうが。もうハッピーエンドしかない流れだっただろうが。
堕落した作家が最後に初心に帰り、少しの希望を拾ってハッピーエンド。それで上手く纏まったじゃないか。
なんでこうなるんだ。こんな終わり方はあり得ない。こんな結末なんて誰が納得するんだ。
現実世界に物語なんてない。
決定した。通達された。それだけだ。
84 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:11:54 ID:AQe
ラノベ界の景色は、いつの間にかまた変わっていた。
ネット小説が次々書籍化し始め、売れ筋は「最強主人公が無双」「異世界ワープ」になっていた。
俺の長い企画期間と半年の執筆期間で、主流は完全に変遷していた。
そして第四シリーズは、学園異能魔王少女リア充モノはもう完全に時代遅れだった。
それでも以前ならまだ何とかなったのかもしれない。様子見の枠埋めでどうにかなったのかもしれない。
それこそジョジョ立ちなり仮面ライダーの変身ポーズなりをキメれば、それで出版に届いたのかもしれない。
しかし、もうラノベ業界は「とりあえず試しに出版してみる」など許されない場所になっていた。
底辺作家が一昔前のプロットで原稿を書いてきた。それはもう出版できない。丸ボツにするしかない。
また勘違いだ。幾つ勘違いを正せば、俺は真人間になれるんだろう。
俺は「底辺」を、何かロマンチックなものとでも勘違いしていたようだ。
底辺とはこういうものだ。真っ先に切られる。あっさりと酷い目に合わされる。それが底辺だ。
雑草はどこにでも生えてくる。刈っても刈ってもいくらでも花を咲かせる。それを人は雑草魂と呼ぶ。
だが刈られた雑草当人にとってはそれっきりだ。魂もクソもない。花瓶の中で咲く方がいいに決まってる。
86 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:13:01 ID:AQe
数年前のあの「市場分析」は何だったんだ。「異世界ワープなんて売れない」んじゃなかったのか。
「今どきの子は学園と家とコンビニしかないから異世界なんて面倒くさがる」と断言してたのは誰だ。
その今どきの子は、その後たった数年で異世界開拓バトルフロンティアスピリッツにでも目覚めたってのか。
「今どきの子は家からも学校からも逃避し、全く関係のない異世界へ行きたがる」とでも分析するのだろう。
その分析結果で、作家は企画を練って編集会議は企画を通して営業は販売戦略を決めるのだろう。
そんな事は皆分かっているのだろう。分かっていて、でも「分析」をしてみせる。それが大人というものだ。
俺は大人じゃなかった。ラノベ作家は夢で、ラノベは自己実現の手段だった。
だからこうなったのか。いや大人だろうが子供だろうがどっちみちこうなったのだろう。
子供のまま売れる奴もいる。大人になっても売れない奴もいる。
売れた奴だけが勝利の秘訣を語る。自らの分析の確かさを語る。売れなかった奴は何も語れずただ消えるのだ。
ラノベでGTOヒロインがなぜ売れたのか。答えは簡単だった。それ以外は全て売れなかったからだ。
87 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:13:16 ID:YsQ
ラノベ作家になった俺が絶望して引退するわけがない!
ラノぜつ!5憶万部達成記念スレ
88 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:14:39 ID:2Br
>とりあえず一ヶ月後に〆切でどうでしょう
これはオカシイやろ常識的に考えて(´・ω・`)。
だがまだ最低限の礼儀は尽くしてるもんだからラノベ業界の闇は深い(´・ω・`)。
この先>>1もあの待遇を受けるのかどうか楽しみで仕方がない(´・ω・`)。
92 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:17:28 ID:AQe
「また良いのが出来たら持ってきてください」と担当はメールでよこした。
以前と同じ文面だ。第三シリーズが打ち切られた時と同じ文面。
以前の俺はこれを真に受けた。今の俺には真に受けられなかった。
あまりにもあっけなく、全てが終わった。
俺の完結巻は第三シリーズの一巻。あの中途半端な打ち切り作品が俺の最終巻になってしまった。
終わり方なんて選べない。華々しい引退試合なんて選ばれた者だけができる夢物語だ。
自分が終わった事にさえ気づけず歩き続け、遥かな未来でふと力尽きる。それがラノベ作家の死だ。
俺は全てを放置し、ただパソコンを閉じた。
『五年以内に一冊』と決めた、その次の年の秋だった。
五年の未来の先には何かがある筈だと思っていた。けど、そんな事はなかった。
93 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:18:37 ID:AQe
○八年目 担当変更
七年目の秋に丸ボツを喰らい、そしてそれから半年間何をする気にもならなかった。
冬が来て年を越し、春が来てもパソコンの電源さえ入れなかった。
仮に何かをしたとして……また数年かけて企画を通して原稿を上げたとして、また丸ボツかもしれない。
その可能性があるというだけで、もう一から企画を進める気になどなれなかった。
燃え尽きていた。感動的なクライマックスなどはなく、ただ燃料が尽きて燃え尽きた。
そうして燃えた跡を片付けもせず放置し、半年。
半年が経った後、俺はその中から燃え残りを見つけた。
燃え残っていたのは、第四シリーズの原稿だ。とにかく最初から最後まで完成している物語の原稿。
創作意欲と情熱を燃やしつくし、そしてその結果としての完成物だけがそこに燃え残っていた。
それは燃え尽きた俺の、最後の希望だった。
だから、全部すっきり燃やしてしまおう。そう思った。まだ燃えるうちに。
最後の希望は、新人賞だった。
94 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:19:12 ID:AQe
コネも熱意もなく、ただ一つの完成原稿のみがある。その状況で選べる選択肢はそれだった。
編集者にボツにされた原稿を他の出版社の新人賞に出し、下読みから突破していく。
無謀で場違いな挑戦だ。「最後の希望」だから当然だ。最後まで追い込まれたらもう手段は選べない。
それに……。これならカッコがつく。
「担当に丸ボツにされて終わり」より「新人賞に投稿して終わり」の方が、なんとなくカッコがつく気がする。
気のせいだ。気休めだ。だが、気が休まるのならそれで充分だった。
現実世界には物語なんてない。納得できる物語が欲しければ自分で作るしかないのだ。
久しぶりに戻った新人賞スレは、以前とは全く変わっていた。
既にラノベ作家の内情は知れ渡っていた。新人賞受賞者のその後は壊滅していた。それも周知の事実だった。
ほんの数年前に『もし受賞したら』で輝かしい未来を語り合っていた場所は、その姿をすっかり変えていた。
かつてこの場所で語り合っていたワナビ仲間。その何人かは多分デビューしたんだろう。
ひょっとしたらあの場のどれかで、互いにそうと知らず直接顔を合わせていたかもしれない。
彼らは……名も顔も知らない彼らは、今どうしているのだろう。今も書いているのだろうか。
96 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:20:29 ID:AQe
季節は春。とりあえず目標とする新人賞の〆切は秋。俺は原稿の書き直しを始めた。
様式を変え、そして続刊前提だった原稿の終盤を弄って一巻完結の終わり方へと変更する。
出版の為に続刊前提で書いた作品を、新人賞向けに一巻完結へと変更していく。
この一巻完結投稿作が仮にもし出版となったら、また出版向けに続刊前提へと戻す事になる。
誰がこんな事を始めたのかは知らないけど、ラノベの新人賞とはそういうものだ。
最初は辛かった。ずっと放置してあったパソコンの電源を入れ、また文章を開く。その動作からキツかった。
昔の文章を読むと、その文字列を目に入れるとそれを書いた頃の事を思い出してしまう。
これを書いていた頃の希望と情熱を、そしてそれが一瞬で無駄になったあの日の事を思い出してしまう。
そんな文章を読み返して再確認し、要所要所を書き直していく。それは正直言ってかなり辛かった。
……しかし、じきに慣れた。書いているうちに忘れた。忘れたフリくらいはできるようになった。
俺はワナビだった。そしてワナビは大抵、完成間近の作品を書いている時間はそれなりに幸せなのだ。
98 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:21:11 ID:AQe
日々の仕事と育児の隙間時間を使い、投稿作を少しずつ完成させていく。
そんな日々で迎えた夏。担当から久々に連絡があった。
連絡内容は意外なものだった。「担当が変わる」
今の担当は配置転換でいなくなり、新しい編集者が俺を担当するという話だった。
俺は最後に今までのお礼の文章を書き、そしてそれを担当に送った。
担当はそれに返信をし、それが最後の連絡だった。
そして新しい担当。今更どうでもいい……とも思う。しかし、少しの期待がない訳ではなかった。
今の担当とはもうどんな未来もない。だから「別の人」というだけで、それは可能性だった。
新しい担当がどんな立場でどんな人かはわからない。だが「分からない」はそれだけで可能性だった。
万に一つ、一刻も早く出版実績を作りたくて焦っている新人編集かもしれない。
万に一つ、就任の挨拶代わりに手近なのを一冊出版するベテランの権力者かもしれない。
万に一つ……万に一つを期待し、俺はその新担当に連絡して会う約束を取り付けた。
数ヵ月後に東京で行われる授賞式。その前日に新担当は会ってくれる事になった。
その数ヶ月で、俺は投稿作を完成させた。「完全に完結している一冊分の原稿」を作った。
新担当との顔合わせにこれを素知らぬ顔で持参し、「実は一つ、完成原稿があります」と提出してみる。
こんな事をしていいのかどうかは分からない。前担当の顔を潰す行為なのかもしれない。
でも、大丈夫かもしれない。誰も気にしないかもしれない。引き継ぎはそんなに厳密ではないのかもしれない。
大丈夫か大丈夫でないかは二つに一つ。万に一つが二万に一つになるだけだ。大した差はない。
俺は新担当に会い、そして原稿を出して「今後ともよろしく」と挨拶した。
99 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:21:40 ID:AQe
新担当はだいたい、次のような感じで俺と会話した。
「私、あなたの本一冊も読んでないんですよ。で、どんな話書くつもりなんですか?」
「ラノベ以外で読んできた本とかありますか? ○○? それなんて人です? 知らないです。無名ですね」
「最近映画、見ました? ○○? え? 俺あれ大っ嫌いなんですよ。あんなの見たんですか?」
「あなた、ここ数年ずっと本を出されてないですよね? 読者はもう忘れてると思います」
新担当との初顔合わせと今後の打ち合わせは、30分程度で終わった。
新担当は俺と俺の出したものをすべてをただ否定し、そしてそれだけで終わった。
新担当は俺と友好な関係を関わるつもりはなく、むしろ積極的に嫌われようとしていた。
前任者がいなくなって形式的に引き継いだというだけで、特に何をするつもりはない。露骨だった。
引き継ぎは全くされていなかった。二つに一つのくじ引きは、まずアタリを引いたと言える。
そして万に一のくじ引きは、順当に9999のハズレを引いた。そして終わった。
100 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:23:26 ID:AQe
思えば、旧担当は投稿作を受賞させてくれた。そのまま第一シリーズを完結させてくれた。
それは俺にとって無限の成果で、担当への無限の恩だった。第一シリーズの存在は無限のプラスだった。
無限のプラスがあるから、その後いくらマイナスが積み重なっても最終決算はいつもプラスだった。
だから最後にお礼を言う事が出来たし、綺麗に終わる事が出来たのだ。
しかしこの新担当はマイナスからのスタートだ。この後も会う度にマイナスが積みあがっていくだろう。
このまま付き合い続ければ俺はマイナスに捕らわれ、じきにそれをそのまま外へと出してしまうだろう。
もう既に珍しくもない「作家が担当への不満をネットで大暴露」。その一角に名を連ねることになるだろう。
そうなったら俺は「第一シリーズの作者」ではなく「出版社と揉めた作家」として記録が残る事になる。
だから、ここで辞めよう。そう思った。この人との付き合いは、出版社との付き合いはここで辞めだ。
授賞式は、折角だから参加した。久しぶりに旧友に会った。
新人達にも会った。受賞者だけではなくネットからの拾い上げ作家もたくさん来ていた。
いわゆる「なろう作家」だ。授賞式に来るくらいだから、勿論彼は順調だった。
なろうで大人気。編集者に拾われて出版され絶好調に売れて続刊続々。「彼」は、そんな感じだった。
彼は言った。「こんなに楽でいいんですか? 実は一番チートな職ってラノベ作家なんじゃないですか?」
確かにチート職だ。チートみたいな職だった。過去形だ。俺も最初のうちはそうだった。
家でただパソコンに向かうだけで本になり先生と呼ばれ少なくない金が入る。こんな職は確かに他にない。
101 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:24:28 ID:AQe
かつての俺は、市場拡大という新大陸を発見した。若いルーキーが肥沃な大地を発見して上陸した。
彼にとっては、それが今なのだろう。若き昇り竜が「ネット書籍化」という新大陸を発見したのだろう。
新大陸……彼にとっては、今この時が新大陸発見の瞬間、輝かしい歴史の最初の一歩なのだろう。
あるいは開拓者か。「ネット小説」という近代兵器を振るって原住民を追い払う、新鋭の入植者。
ひょっとしたら、彼はこれから「なろう作家だけど質問ある?」てなスレを立てるのかもしれない。
最初から、新大陸なんてなかったのかもしれない。
かつて「プロ作家の愚痴スレ」で、ベテランたちが寡黙だった理由がわかった。
今はさぞ明るくて熱いだろう。燃えているのはお前自身だ。燃え尽きてしまえばその先にはきっと何もない。
後輩にそんな事を言って、一体何になるのか。
嫉妬に駆られた老害の妄言としか取られないだろうし、実際それは嫉妬でしかないだろう。
第一……もしそいつが今後そのまま輝かしい未来を手に入れたら、俺がカッコ悪いだけじゃないか。
だから、黙るしかないのだ。そうなればいいな。応援してる。そう言ってただ去るしかないのだ。
102 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:24:42 ID:jBh
なろうで書けばいいやんけ
103 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:27:27 ID:NSO
多分なろうだと通用しないと思う
あの世代のラノベの書き方となろうの書き方は全く違うから
105 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:28:15 ID:AQe
こうして最後の上京は終了した。俺は当初の予定通り、原稿を新人賞に投稿した。
かつてと同じように穴をあけて紐に綴じ、梗概をつけて出した。
ペンネームは変えた。途中選考で読者にバレないように、出版社に出がらしのプロだとバレないように。
○九年目
結果は二次落ちだった。特に失望はなかった。一次を越えられただけで上出来だ。
特に何の反省もなく、次の出版社新人賞に原稿を即座にそのまま使い回す。既に印刷封入まで出来ていた。
そういえば、十年前は落選作の使い回しはそれほど一般的なものじゃなかった。
確かMFが途中落選作品のタイトルまで発表し始め、そしてその後それが他で受賞したのが切欠だったか。
落選後の使い回しは禁止ではないとワナビに知れ渡り、それから誰も彼も使い回すようになったんだっけ。
そんな曖昧な記憶(正しいかどうかは知らない)を思い出しながら、次々と使い回していく。
〆切が近い所から封筒を作り、落選発表が出される度に次々と郵送していく。
そんな九年目だったが、少しの事件がない訳ではなかった。
新担当から、突然連絡があった。旧担当に教えていた携帯電話ではなく、実家の電話に連絡があった。
106 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:28:45 ID:AQe
一年ぶりの新担当は、「最近、社内の状況が変わりまして」と、話を始めた。
「今、作家の皆さまから企画を集めてるんですよ。近く、東京に来る予定とかないですか?」
いかにも『場合によっては出版についての話をしてもいいよ』という感じで、上京誘いの話が始まった。
俺は「時間があったら今度の授賞式に行くかもしれません」と返事した。つまり、完全に断った。
もうこの人とは付き合わないと決めていた。少しアメをぶら下げられても、その決意は別に変らなかった。
多分ノルマの形式的な質問だったのだろうが、俺の側から断ってやった。意味はなかったが少しスッキリした。
新担当は「そうですかまた機会があったら」とあっさり引き下がり、そして続きの話をした。
「ところで、ウチも電子書籍を始めます。第一シリーズを無料公開したいんですけど考えてもらえませんか?」
どう考えてもこっちが本命だ。さっきのは本当に撒き餌だったのだろう。
俺は二つ返事で「いいですよ自由に」と答えた。考えるもくそもない好きにすればいい。
今更何の権利を持っていても仕方ない。それで第一シリーズの読者が一人か二人でも増えるんなら望む所だ。
新担当からの連絡は、後にも先にもこれっきりだった。結局どこにどう無料公開されたのかは今も分からない。
投稿はどんどん進んでいった。全てが一次か二次落ちだった。
一次通過は少し嬉しかった。その嬉しさは「最後の希望」が燃えていく熱と光だ。
たまに評価シートが来たが、次作どころか書き直し修正すらしなかったので全く無意味だった。
107 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:29:20 ID:AQe
○十年目
投稿を続けながら、作家生活の後片付けを徐々に進めていった。
実家に置きっぱなしだった大量の資料や参考文献を、少しずつ整理していく。
受賞の年に店員の目を気にしつつ買った、中高生オシャレ私服雑誌一年分。
第二シリーズ目企画中に大量購入し読破した、当時売れ筋ラノベ大量。
コミケで挨拶回りをして購入した、知人や挿絵イラストレーターの同人誌。
ネットで「やる夫がラノベ作家になるようです」を見て購入した、執筆用辞書数冊。
それらを処分していく。雑誌と同人誌はゴミの日に出し、売れるものはブックオフに持っていく。
自分の本は大量にあった。第一シリーズと第二シリーズはそれぞれ勢い余って各二十冊ずつ買った。
第三シリーズは……実は、売れ行きが悪いと聞いて百冊近く自腹購入していた(前述通り、甲斐はなかった)
第一と第二はそのまま収納ケースに仕舞い、第三はブックオフに行くたびに二冊ずつ混ぜて売った。
写真は全てパソコンに移してUSBメモリに保存し、ツイッターの過去カキコは全て消した。
全ては収納ケース一箱に収まった。それが俺の成果の全てだった。
108 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:30:13 ID:AQe
そして十年目。
最後の新人賞に落選した。「最後の希望」まで、完全に燃え落ちた。
既に俺は四十路間近になり、二人目の子どもが生まれていた。
そんな風に、俺の作家生活は終わった。
110 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:31:59 ID:AQe
○現在。
それからまた数年が経過した。子供は大きくなり、そして俺は更にオッサンになった。
もうオタ業界に関わる機会もなくなった。今のラノベ業界がどうなっているのかは分からない。
旧友たちはどうなっているのか。今の売れ筋は何か。なろう作家の「彼」は、その後どうなったのか。
調べればすぐにわかる話だが、それはもう俺と無関係の話だ。
俺の作品と記憶の全てが入った収納箱は、まだ実家に置きっぱなしになっている。
そこにある物語の全ては、まだ今になっても思い出せる。特に第一シリーズ。有頂天の頃の話だ。
それは俺の最高傑作だったと今も思える。有頂天の俺が、雲を掴んだ物語だった。過去の栄光だ。
過去の栄光。若い頃の俺なら鼻で笑っただろう、オッサンの華やかな昔話だ。
過去の選択肢を考える時もある。
もしあの時、もし第二シリーズでA社に移籍していたら。もし第三シリーズで妥協せず企画していたら。
もし第四シリーズを一ヶ月で書けていたら。もし新担当と縁を切らずに縋り付いていれば。
そのどれかの未来では、ひょっとしてまだ俺は作家をやっていたのかもしれない。
だが今こうして自分の現状を考えてみると、やはり総括は「現世に帰ってこれて良かった」になる。
勢い余って会社を辞めるとか上京とかしなくてよかった。最終的にはやはりそういう結論で終わる。
もしもう少しラノベ作家生命が伸びていたら、俺は今ここにこうしていないだろう。
111 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:32:29 ID:AQe
『ラノベ作家はほとんど未婚』という当時の常識も嘘だった。普通に結婚報告も増えるようになった。
サンプルが少なすぎただけ。平均年齢が低く結婚年代でなかっただけ。種を明かしてみるとそんなのばかりだ。
結婚する奴は普通に結婚する。しない奴は普通にしない。それだけだ。何もかも普通だ。
俺の作家生活は、一瞬の絶頂とそれで勘違いした末の七転八倒と最後は見苦しい損切り終了だった。
一生に一度の奇跡の投稿作でギリギリ受賞し、その勢いで自分と業界を大いに勘違いさせて第一シリーズ完結。
第二シリーズ二巻でメッキが剥がれ始めるが打ち切り超展開でどうにか誤魔化して逃げ切り。
そして完全に剥がれたワナビ地金で第三シリーズ挑戦。撃沈。そんな感じだろう。
辛いことはいっぱいあった。人に迷惑をかけまくった。作家の矜持を汚す事をやり過ぎた。
でも人の記憶というのは便利なもので、時が経つと良かった事しか思い出せなくなる。
一纏めで「辛い事もあったけど、楽しかった作家生活」。最近は、そう認識できるようになってきた。
俺はラノベ業界という異世界でそこそこ活躍し、そして現世に帰ってきた。そう錯覚できるようになってきた。
だからこの文章を書いた。
113 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:33:01 ID:AQe
望みが絶えるまで、十年かかった。
その十年間が、俺の物語だった。
114 :俺◆gLfYjePs9I:2018/09/25(火)23:34:03 ID:AQe
これで終わり
皆ありがとう
やっと終わった
116 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:34:47 ID:SzN
オバロの人は筆折って十年後になろうから書籍でアニメ三期までなったり人生分からんな
120 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:36:08 ID:tD5
>>116
アルカディアだけどな
ぶっちゃけあの作品の海外人気実はヤバイぞ
なろう初の海外展開成功作になるかも知れん
……だからアニメにはもっと頑張って欲しかったんだが
117 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:34:50 ID:qQK
新人賞って一生に一度しか貰えないのかと思ってた
まあ俺は一度ももらえる可能性無いから心配要らないけど
122 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:38:43 ID:tjr
小説って物自体が斜陽に成って久しいしな
編集者の罪って読者が思ってる以上にデカイのかもしれんな
125 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:41:04 ID:qQK
>>122
編集者が居なくたって同じだと思うよ
なろうだって数十人しか居ない「編集者」がランキングを作ってる説あるし
ごくひと握りの熱心にレビューして評価する人たちが全体の傾向を決めてる
136 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:51:20 ID:vYR
作家なんてそんなもんだろ
137 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:51:28 ID:qQK
いやいや参考になっただろ
ガチャは当たった時のほうが要注意ってこっちゃ
165 :名無しさん@おーぷん:2018/09/26(水)07:52:18 ID:pVZ
作家は二度死ぬという
売れなくなり世間に忘れる社会的な死と肉体が滅んだ現実の死
最近は著作権のせいで3度死ぬようになったが まあ成仏しなせい
174 :名無しさん@おーぷん:2018/09/26(水)17:37:46 ID:TID
一作目でアニメ化しなかったのがターニングポイントだったな
アニメ化すればその後の人生も変わっていただろうに
数奇なもんやで
この状態にピンとこない人も、こっちの話をすれば理解してもらえるかもしれない。
それは「オレら2ちゃんねらーの力でハレハレユカイを一位にしようぜ祭り」
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の主題歌である「ハレハレユカイ」。
それを2ちゃんで宣伝して皆で買いまくってオリコン一位にしちゃおうぜ! という祭り。
オリコンにアニメソングなんて普通はあり得ない。
オレらの悪戯でそこにハレハレユカイをねじ込んで世間を驚かせようぜ! ……という祭り。
当時のネット(2ちゃん)民達は、どこからか来たこの祭りでそのまま素直に盛り上がった
ハルヒやみくる、長門といったキャラクター達のAAがどこからともなく作られてきて
それが各板で「ハレハレユカイを買おうぜ!」と次々と有志の手でコピペされていった
ハルヒのアニメ化は大成功した。
ステマなんて単語・概念が初めて出たのはこの五年以上も先の話だ。
ともかく当時はそんな感じの世界でありネット文化だった。
6 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:04:22 ID:H6J
ハルヒは大成功し、そして「らきすた」が期を同じくして放映されこれも大成功。
そのおかげかどうかはわからないが、ラノベ市場は一気に知名度と市場が膨大した。
初めの話に戻る。
2000年後半、次々と新しいレーベルがラノベ市場に参入していった。
参入出版社が増え出版数が増えれば、当然そこで書く者達が必要になってくる。
ラノベ作家需要の突然の高まりに次々と新人賞が創設され、また賞一回ごとのデビュー枠も激増した。
毎月というレベルで多量の新人が次々と受賞し、そして次々とデビューしていった。
発見された未踏の新大陸、果ても見えない広大な開拓地。そこに上陸した何十人のルーキー達。
その一人が俺だ。十数年前の俺は、そんな風にしてラノベ作家になった。
7 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:04:53 ID:H6J
そろそろ俺のスペックを書く。俺は当時、二十代の後半だった。
小学校の時に国語の授業であった「地図を見て物語を書いてみよう」で「作家になりたい」と思い、
そして中学の時にスレイヤーズにハマってラノベ作家志望になり、
そのまま十五年近くそのままラノベ作家になりたくて足掻いていた。
2ちゃんと出会ってからライトノベル板(ラ板)に入り浸り、お気に入りは新人賞スレだった
まだ「小説家になろう」等は存在せず、ラノベ作家志望はつまり新人賞への挑戦だった
新人賞スレはそんな者達が日々書き込みをし、ワナビと自称していた。
俺の仕事は実家自営業の従業員。父親が社長である零細自営の後継ぎ若造だ。
中学の時にラノベ作家を志望したガキは大学を出て親の会社に入り、そしてまだラノベ作家志望だった。
そんな二十代後半だったが、しかしこれでも当時のラ板ワナビの中では最年長な方だった。
スレの連中がルナ・ヴァルガーを全く知らない事に驚愕し、自分を年寄りだと思っていた。
年寄りなりに、婚約者がいた。といっても恋愛ではなく、会社の紹介で知り合った人だ。
とりあえず紹介されて何度か会って、まあ互いに他の相手もいないし結婚するんだろうな……という感じ。
具体的な話はこれからとして、とりあえず週に一度くらい会おうか。そんな感じ。
8 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:05:21 ID:H6J
そんな俺が、一気に増大した市場の波に乗って受賞した。
ワナビ十五年生の俺は、ほぼ第一期の新大陸開拓民としてラノベ作家になった。
俺の十年間は、そこから始まった。
今さらだが、この文章はすべて「俺」の記憶と認識によって執筆されることになる。
当時の日記などを参照してなるべく正確を心がけるつもりだが、
多分事実とは異なる個所や認識を争う箇所も出てくると思う。それはそういうものだとして読んで欲しい。
ハレハレユカイ一位祭りも、ひょっとしたら本当にただの純粋な楽しい祭りだったのかもしれないのだから。
また、ここで言っておくが俺は自分の筆名を明かすつもりはない。
この文章全体にいくつか、少しだけ小さな嘘を混ぜ込んである。いわゆるフェイクだ。
といっても『「少しだけの小さな嘘」という言葉が嘘であり全てが大きな嘘』とか
または『受賞したという事が嘘でありつまりこの全てが嘘』のような根底を覆すオチはない。
今更ここで文章解釈トンチ合戦をするつもりはないし、全く嘘の文書をここまで書く意欲ももうない。
(もちろん、『以上四行が嘘』という展開もない。そういう面倒くさい事はしない)
発売日が冬だったのを春としているとか、九巻完結であったのを八巻完結と書いているだとかその程度の嘘だ。
大勢や文脈に影響はないので、気にしないでほしい。
あと、蛇足になるが一応。
この文章の全ては俺の記憶と記録による文章であり、俺の自己正当化が多分に含まれている事になるだろう。
さらにそれを加味しても、以下の文章で俺はラノベ世界にかなり無礼な事をやっているし思っている。
まず初めにそれを許容しておいてほしい。
9 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:06:09 ID:H6J
さてそんな環境で俺は受賞し、そのまま受賞作が出版されてプロのラノベ作家になった。
○プロ一年目。俺はラノベ作家になった。
授賞式は別世界のようだった。昔から身近に読んできたライトノベル、その「作者」が大量に目前にいた。
繰り返しになるが当時はネットとラノベは遠く、個人発信と言えば各人のホームページの「日記」くらい。
それも今ほど詳細に書く人は稀で、例えばシリーズ完結したとか大病したとかその程度の報告だった。
(新刊発売をネットで宣伝という概念はまだなかった。あくまでもファンに向けた「報告」だった)
読者にとってラノベ作家は遠い存在で、彼らが何を考えどんな生活をしているのかほぼ窺い知れなかった。
人間となって目の前にいる「作家」。知っている作品たちの執筆主と話すのは物凄く奇妙で凄い体験だった。
10 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:07:52 ID:H6J
同期の受賞者とはすぐに仲良くなった。
全員が同じ夢に向かってきていて、そしてここにいる皆は選抜された到達者なのだ。まあ仲良くもなる。
仲良くと言ってもミクシー公開繋がり程度の関係だったが、それでも仲良くなった。
皆が「レーベルを盛り上げる」という志を共にする仲間だった。少なくとも俺はそう思っていた。
厳密に言えば全員が零細個人事業主でありつまり同期は競合他社なのだが、
少なくとも俺は彼らをライバルと思った事はあるが敵と思ったことはない。
それは俺自身の性格が甘いからというのも勿論あるが、市場のおかげもあった。
当時のラノベ市場は、新人賞受賞作品はほぼ例外なくかなり売れたのだ。
当時は「新人賞受賞作、デビュー作」と帯を巻きさえすれば、それだけで売れた。
考えてみれば奇妙な話だ。何者なのかどんな作風かもわからない新人の作品がなぜそんなに売れるのか。
それは分からない。当時の俺は「そういうものだ」とだけ理解していた。現在の俺にも分からない。
分析すれば何らかの推測はできるのかもしれないが、俺には正確な分析を出来る情報はなかった。今もない。
ただ当時俺が感じていた事実を書いていく。これからもそんな感じでこの記録は進める。
11 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:08:14 ID:H6J
とにかく、各レーベル余さず新人の作品は売れた。続刊は必ず出ていた。
勿論比較的売れない新人もいて、そういう作品は『たったの三・四巻で』打ち切りされたりもしていたが、
その新人たちも第二シリーズをほぼ約束されていた。その第二シリーズが爆発的に売れる例もあった。
受賞シリーズでぱっとしなかった者が敏腕編集に助言されて次は大ヒット。そんな話もよく聞いた。
つまり、俺達は「仲間同士」で争う必要なんか全くなかったのだ。
採掘場を取り合うヒマがあるのなら、新しい鉱山を探せばいい。開拓地はまだまだ広いのだから。
俺はそう思っていた。多分、皆もそう思っていた。
正確には「思っていた」んじゃない。
現実がそれでそれ以外の世界なんか存在しないのだから、思うとか考えるとかする必要もなかった。
未来には想像もつかない世界があるなんて、だれも予め想像しやしないのだ。
12 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:10:15 ID:H6J
そんな訳で、俺のデビュー作も売れた。
というより、かなり売れた。俺のデビュー作は相当に売れた。
当時、「大阪屋」というランキングがあった。とある卸問屋のランキング……だったと思う。
詳しいシステムは分からないが、それである程度の売り上げが分かった。月曜日が更新日だった。
勿論完璧に正確なランキングではなくあくまで一つの参考ランキングに過ぎなかったが
他に参照する物はあまりなく、特にネットにおいては適当な売り上げ指標として順位が書き込まれていた。
2ちゃんではそれがどこまで正確かでいつも揉めていたが、少なくとも俺は非常に参考にしていた。
俺のデビュー作は他の同期をぶち抜き、レーベル主力のベテランにすら届きかねない勢いで売れた。
「ガンガン行きましょうどんどん書いてください」という言葉を担当編集に貰った。
俺は出版された本と契約書を見せて、父親=社長と交渉する事にした。
今後、本業の傍ら兼業ラノベ作家として本を出版していく事を許可してほしい……と。
交渉は成功した。父は俺がプロ作家になるのを歓迎してくれた。
社長は俺の兼業を許可し、更に本業に支障が出ない限り自由に有給を取っていい事になった。
14 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:11:14 ID:H6J
そんな風に、俺の作家生活は始まった。プロのラノベ作家としての生活が始まった。
それははっきり言って、天国だった。喜びと興奮と快感ばかりだった。
そもそも俺の待遇は土日祝完全休日で、勤務時間は朝の八時から夕方の五時だった。
自主的な勉強や資格修得や残業をしない限り、それはそれとして日々が平穏に過ぎていく環境だったのだ。
そこに、更に40日の有給を自由に使える事になった。体感的にはいつでもいくらでも休めた。
還暦とはいえ父はまだまだ健康で、母も変わらず元気だった。家の事は何の手間も憂いもなかった。
月に最低でも一回、普通なら二回、多い時は三回も泊りがけで出かけた。
打ち合わせと称して、執筆缶詰と称して、取材と称して、または本当に単なる遊びで。色々な所へ行った。
コミケにも行った。五泊六日くらいの日程で、挿絵のイラストレーターに片っ端から挨拶した。
上京からの帰りには欠かさずどこかの観光地に寄った。缶詰の温泉旅館も金額を選ばなかった。
あるいはごく普通の平日に突然一日休んでひたすら執筆をした。
いつ休んでもいい。仕事は適当にすればいい。ただ執筆していればいい。それで続刊が続々と出版される。
15 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:12:29 ID:H6J
俺の文章が出版される。二巻、三巻と続き四巻目に及んでもまだ俺はその事実に感動していた。
小学校卒業文集に「作家になりたい」と書いた。中学生では自作の表紙を夢想していた。
高校の時に密かに作品設定を練り、大学生になって文芸部の友人とともに投稿を始めた。
社会人になってもまだ諦めきれなかった。十八年間も夢見ていた。
いつかラノベ作家になりたかった。でも夢だった。「宝くじで十億円当たったら」とか、そのジャンルの夢だ。
しかしその夢が今、本当に実現しているのだ。本当に現実に、俺はラノベ作家だ!
結果は次々と出せた。三巻を数えた時点で2ちゃんねるに専用スレが立った。住人は好意的だった。
四巻の発売日、ふと思い立って日本縦断旅行をした。北海道から沖縄まで本屋を巡り自作の存在を確認した。
貯めてあった40日の有給をどんどん使い、更に年度替りで20日弱の有給追加があった。
まだまだいくらでも休めて、どこにでも行けて、何でもできる。俺は自由で無敵だった。
狂乱の中でプロ作家生活は二年目を迎え、俺は三十歳になった。
16 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:13:36 ID:H6J
まとめて書いてあるから一方的になるごめん
でも連投対策(あるのかどうか知らないけど)でたまに助けてくれると嬉しい
○プロ二年目。俺は有頂天だった。
次の受賞作が発表され、二回目の授賞式に行った。後輩が出来た。それとも仲良くなった。
友人がだいぶ増えた。連絡を取り合える仲間がだいぶ増えた。殆どが年下だった。
殆ど二十代の前半か十代の後半で、中には学生もいた。俺のような年代は珍しかった。
皆で、この世界を変える話をした。実際に世界は変わったのだ。俺たちの手で。
本屋のポスター、レーベルのチラシ、出版社の公式ホームページ、販売予定表、そして平積みの新刊。
「ラノベ業界」という俺達の世界。その世界の形を、俺達は作る事ができた。変える事が出来た。
十五年間のワナビ生活においては、世界は俺の手が届く範囲しか変えられなかった。
大学の時に作った合同誌は俺が刷った数しか存在しなかったし、俺が置いた場所にしか存在しなかった。
だが今は、俺の本が日本中に存在する。あの山の向こうの町にも、あの海の向こうの島にも。
授賞式からの帰り、ふと田舎の駅に降りてみる。その町の本屋にも俺の本は並んでいた。
俺が世界のシステムに直接干渉し、世界の景色を変える。そんな実感だった。
17 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:14:25 ID:H6J
後輩の本、二回目の受賞作が出版された。当時、新人賞受賞作はひと月に一気に発売されたりしていたのだ。
俺は……俺のシリーズは、その後輩の新人デビュー作にすら勝った。
実際それは大健闘だった。新人受賞作は変わらず売れた。俺の本はそれより売れたのだ。
CDドラマの話が出てきた。ある日の打ち合わせで、担当が雑談の中で漏らした。
CDドラマ、つまり声がつく。俺の作ったキャラ達を演じる声優が決定される。
つまりそれは、アニメ化の準備か予行演習のようなものだ。俺はそう理解した。
アニメ化が射程に入った。あとは書くだけ。ただ書けばそれで全てが付いてくる。人生の全てが。
人生の全ては、ここにある。この先にある。そう信じていた。
青春だった。三十路を越えた身だったが、それは紛れもなく俺の青春だった。
夢想し始めてから十八年。目指し始めてから十五年。長かった。長い幼年期、長い準備期間だった。
それがやっと終わった。準備ができた。成長できた。そして俺は青春に到達したんだ。そう信じていた。
青春だった。全ては右肩上がりで無敵で永遠だと、疑いもなく信じていた。
18 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:15:25 ID:H6J
ネットの話もしておく。
俺は受賞した直後にワナビスレに書きこむのを止め、以後は閲覧のみという事にした。
そしてプロスレへと移動した。当時は創作文芸板にあった「プロ作家のための愚痴スレ」。
当時そこにあったのは、愚痴とは名ばかりの自慢、選ばれた自覚者達の謙遜だった。俺もそうだった。
大量に発生した新人ラノベ作家は、そのままプロスレにも大挙して乗り込んでいたのだ。
「編集からの返事おっそ! 再来月発売なのにヤッベ!」のような、余裕に満ちた自慢があふれていた。
この頃から他の板にも「ラノベ作家だけど質問ある?」みたいな勢い余ったスレが立ち始めるようになった。
疑いようもない。あのスレの誰かが立てたのだ。俺ではないけど、「俺たち」のうちの誰かが。
なんなら、俺がそのスレを立てていても良かったんだ。先を越された。内容なんて同じなんだから。
19 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:15:43 ID:H6J
未来の危惧なんて、誰も何も考えなかった。ワナビも、新人プロも。皆若かった。
業界の未来の事は考えていたけど、自分の将来の事なんか誰も考えていなかった。
業界すら若かった。なにしろ、レーベル新人大量拡大期からまだ数年も経っていない。
市場がいきなり拡大して、世界が変わって、そして俺たちがその第一期だった。
先輩はいなかった。先を行ってその景色を若者に報告する者はいなかった。
勿論、当時この時にもベテランと呼ばれるプロはいた。でも彼らは少数で、そして寡黙だった。
将来の不安なんて、ただ一言で吹き飛んだ。「でもとにかく、売れさえすればいいんだろ?」の一言。
そう、とにかく売れさえすればいい。どんどん売れてアニメ化でもすれば全て解決だ。
今のシリーズが、または次のシリーズが一気に売れさえすればいい。たったそれだけで解決だ。
それで一気に大金と名声を稼いで、あとは悠々と人生逃げ切り。俺には、俺らにはその力がある筈だ。
20 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:17:07 ID:H6J
ネットとラノベが少し近くなった。ネットにはラノベの表紙が頻出し始め、それを人々は大きく話題にした。
こんな天才がデビュー、次はこんな変わり種がデビュー。なんと同時受賞。次々と景気のいい話が出てきた。
「来月のラノベ新刊」として、華々しく並べられた萌え系表紙(エロゲー絵師が殆どだった)。
それらを見て、ネットの人々は「こんなのが売れるだなんて、いよいよジュヴナイルも終わりだ」等と嘆き、
または「これのどれかはアニメ化してしまうんだろう。出版社もプライドがなくなった」等と揶揄した。
皆、「売れる」事を疑わなかった。こんなものが売れてしまう。売れるだろう。
どれもそこそこは巻数が出て、そして当然アニメ化されるのだろうと、嘆き呆れながらも認めていた。
意味に違いはあれ、ネット民ですら新人達の未来を信じていた。
読者も、ラノベに纏わるネットすら若かったのだと思う。
未来の先と限界を想像せずに、ただ明るい将来だけを信じていた。
少し考えればわかる筈の必然未来、数年後にやってくるのが明らかな物理限界の事を、誰も考えなかった。
21 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:17:27 ID:H6J
○プロ三年目。受賞シリーズが完結。第二シリーズ構想。
CDドラマとアニメ化の話は、結局他へ行ってしまった。
ベテランがシリーズを始め、それが圧倒的に売れてそっちへ行ってしまった。
アニメ化の候補からも外れてしまったのだろう。
という訳で、俺の第一シリーズはそろそろ終わろうかという話になった。
ここらで心機一転、第二シリーズでアニメ化を目指そう。担当はそう言った。
俺は第一シリーズの終了を宣言されつつ、しかしそんなにショックは受けていなかった。
「まあ、これがプロの世界だからな」と嘯く余裕すらあった。
正直、内容的にはここら辺で畳んでしまうのがベストだと思っていたのだ。
アニメ化となれば更に続刊を次々に出す必要があるだろう。それは難しいかもしれないと思っていた。
結局、あと二冊で終わりという事になった。
終わって、そして即座に第二シリーズに取りかかろうという事になった。
俺はその件を婚約者に伝えた。
婚約者の返事は、「もうあなたとは結婚できない。もう会いたくない」だった。
22 :俺◆uiSAjL/Qtc:2018/09/25(火)22:17:48 ID:H6J
考えてみれば当然だった。
俺は受賞以来、婚約者に殆ど時間を取らなかった。全ての休日は執筆と外出にあてた。
結婚やその後の生活を考えるより、執筆と出版の方が圧倒的に面白かった。
ラノベは俺の生活の全てて、その「全て」には、婚約者の事は全く含まれていなかった。
それでも第一シリーズ完結まではどうにか待った。でも更に次も始めるという。もう無理。
言われてみれば納得だ。俺は、完全に振られた。
こちらは、流石にショックだった。別れを告げられた帰り道の事は未だに覚えている。
――しかし。三十路にして破局した独身男は、しかし、すぐに持ち直した。
そう、これで『結婚しなくてもよくなった』のだ。限りある時間を意識する必要はなくなった。
婚約者としての責任とか流石に具体的な話をとか、そういう事を気にする必要が全くなくなったのだ。
なにしろ、向こうから別れ話をしてきた。これはもうどうしようもない。結婚できない。しなくていい。
あとは数カ月に一度くらい見合いなり何なりをしてるフリでもしておけば、それだけで面目が立つ。
23 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:18:34 ID:NSO
ラノベ需要が膨れたと言うより、新しくできた特定ジャンルやそれにおこぼれ貰おうとしたレーベル(ハルヒの時期ならMFあたり?)バブルやな
今のなろう需要みたいなもん
41 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:42:55 ID:y9y
>>23
ラノベは一時期100人くらい毎年デビューしてたからね
しかも一般文芸の新人賞獲った人達より待遇が良かったし
一時期は一般で書いてる連中がラノベそんなにデビューし易かったら
ラノベから作品出した方がいいんじゃね?みたいな話よくしてたし
24 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:21:15 ID:xwl
本格的なもの一本書いてみたら
26 :俺◆gLfYjePs9I:2018/09/25(火)22:29:01 ID:AQe
この時代、「ラノベ作家の成婚率は異常に低い。誰も彼も全く結婚しない」が定説だった。
ほんの数人の例外を除き、金持ちである筈のベテラン売れっ子ですら結婚していない。
ラノベ作家は殆ど結婚しない。そして、俺はラノベ作家なんだから結婚しなくていい。
結婚さえしなければ、まだまだ旅行にも行ける。次の、更にずっと先のコミケにだって行ける。
何より、執筆に集中できる。第二シリーズを全力で書く事が出来る。
俺はこの時、全力でラノベ作家だった。それ以外の事を捨てて平気でいられる程度に。
元婚約者との別れは、揉めることもなくごく順調に終わった。
元婚約者の「もう会いたくない」の手紙に俺は「そうしましょう」と返し、それで全て終わった。
それだけで済ませ、俺はシリーズ最終巻を書きあげた。初のシリーズを完結させた。
最終巻の発売日、俺は秋葉原にいた。秋葉原のアニメイトで完結巻の店頭発売を確認した。
忘れもしない。シリーズ一冊目、最初のデビュー作を本屋で確認した最初の本屋。
その同じ場所で、シリーズ最終巻の発売を確認した。これまでの既刊が平積みにされているのを確認した。
秋葉原のアニメイト、そのラノベコーナーの一角の本棚。そこで、俺は泣いた。
オタ店のラノベの棚で一人泣く三十路男。それはどう見ても不審者だっただろう。
27 :俺◆gLfYjePs9I:2018/09/25(火)22:30:45 ID:AQe
規制を食らったからパソコンを変えた
今後また途切れるかもしれんけどまたすぐどこかで続きは書く
当日秋葉原にいた理由……上京していた理由は、第二シリーズの企画打ち合わせだった。
第二シリーズ打ち合わせは、最終巻の校正を渡したその日から始まっていた。
それは俺の「次は『ゼロの使い魔』みたいな異世界ワープものにしたいんですけど」という提案から始まった。
担当は即座に「異世界ワープ? そんなのより学園で変な部活とかそういうのでいこうよ」と返事した。
俺は「そうですね。異世界ワープなんて古いし、今の子には売れないですよね」と納得し、提案を取り下げた。
「異世界ワープなんて売れない」というのが当時の「市場分析」だった。
「今どきの子は学園と家とコンビニしかないから異世界なんて面倒くさがる」というのが「読者分析」だった。
俺の異世界ワープ企画提案も、正直本気ではなかった。
「まあ冗談はこれくらいにしまして」みたいな、最初の挨拶代わりの提案だった。
当時ちょうど「俺の妹がこんなに可愛い訳がない」が大ヒットし、続刊を重ねていた。
俺はその製作秘話インタビューをレーベルのホームページで確認していた。
『担当が作家に漫画「GTO」の全巻を読ませ、それを元にヒロインを作らせた』という話が載っていた。
俺はその逸話を聞いて、大いに感心した。流石に一流の編集者は目の付け所が違う。と感心した。
GTOヒロインがなんでラノベで売れたのか俺には分からないが、編集者にはわかるのだろう。
俺も頑張ろう。俺の担当はその人ではないが同業だ。似た能力を持っているはずだ。その時はそう思った。
28 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:32:08 ID:AQe
という訳で、俺の第二シリーズの企画が本格的に開始された。
根底の事はすぐに決まった。『学園モノ、部活、オタク、ちょっと異能』。
中高生はそういうのが好きなんだから、これさえ押さえておけば安心。いわゆる『鉄板』だ。
底面の鉄板はまず決定し、そして難航が始まった。
第二シリーズの企画は、難航していた。
第一シリーズの最終巻発売日になっても、まだ方針すら固まっていなかった。
担当は「主人公とヒロインが殺しあう話」をひたすら推してきた。
俺は担当の言葉を聞きつつ、しかし意味がさっぱりわからなかった。
高校生が校舎内で殺しあう? それで普通に授業するの? 警察は? 部活も一緒? そしてラブコメ?
俺にとって「殺し合い」は互いに拳や刃物や拳銃を使っての憎悪のぶつけ合いであり、犯罪行為だった。
実際、第一シリーズ一巻はそんな感じだった。主人公が敵に殺意を向ける。殺しあう。敵は死ぬ。
それに対し担当の「殺し合い」は「異能高校生が互いに超必殺技を打ちあう」みたいな感じ……だったと思う。
その齟齬は頭では理解していた。そもそも高校生が拳で人を殺そうとする方がおかしい。超必殺技のが健全だ。
しかし俺には「殺しあいつつラブコメ」の企画は難しかった。
29 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:32:50 ID:AQe
企画は難航した。上京して直接打ち合わせしても、さっぱり進む気配はなかった。
俺は「ライトノベルの企画打ち合わせ・会議」について、大いなる誤解をしていた。
作者が企画やアイデアを自由勝手に提出し、担当がそれを受け取って頑張って形にしていく物だと思っていた。
実際、今まではそういう作り方をしてきたのだ。俺の意見はほぼ通り、そしてそのまま形になっていった。
俺が「次はこんなヒロインを出したい」と言えば、担当は時に渋りつつも基本的に採用してくれた。
新刊でイラスト化した自分のキャラを見て、更に次の展開を夢想する。採用される。そんな方式だった。
しかしその状況は、ラノベ業界全般においては「たまたま発生していた稀少状態」に過ぎなかった。
「売れているシリーズの続刊だから」たまたまそうなっていたというだけの話だった。
現在進行形で売れているシリーズのその続刊は、内容より速度が重要だ。
揉めたり修正したりしている時間がもったいない。作家が書きたいと言えばとりあえず書かせ、出版する。
勿論あまりにもおかしな方向へ進んだら修正はするが、基本的に作家の書きたいように書かせる。
レーベルにもよるとは思うが、少なくとも俺の属していたレーベルはそうだった。
しかし今は、新シリーズ立ち上げは違う。速度より、内容。
時間経過はデメリットではない。多少遅くなってもいいのだ。
30 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:33:17 ID:AQe
そして、この「多少遅くなってもいい」の事実により、俺の待遇が変わった。
「売れているシリーズの作家」ではなくなり、「第二シリーズ企画中の作家」になった。
即ち、「最優先すべき作家」から、「後回しにしていい作家」に。
俺は売れっ子作家だった。若手の一番手で、全体でもエースと呼んでも差し支えない位置にいた。
故に、担当にとって俺は最優先だった。他の用事を止めてでも優先してくれた。
だが今は違う。「売れていたシリーズ」を終わらせた俺は、もうその立場ではなくなった。
他の「そこそこ売れている続刊」を持つ作家が最優先だ。俺は、その次。
担当にとって俺はもう最優先ではない。他の誰かが最優先。
俺を最優先してくれ、そして俺がその全てを依存していた相手が、他の者を優先し始めた。
それは一方的な恋愛関係に似ていたし、そしてその末の失恋にも近かった。
31 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:33:45 ID:AQe
俺はこの失恋状態に狂乱し、そして非常にありがちな事を始めた。浮気。
他のレーベルであるA社(頭文字ではない)に、企画を出した。
以前参加したとあるイベントで、A社の編集者の名刺を手に入れていた。それに連絡した。
いい感触だった。A社は俺の企画を褒めてくれ、出版への検討を約束してくれた。
浮気は順調に進み始め、そして俺はその後ろめたさを隠す為に担当に変わらず接した。
変わらずアイデアを練るフリをし、そして形だけの企画書を送った。
この時の企画は、今まで出してきたのに比べると相当に気が抜けた企画書だったと思う。
どうせこの企画もいつも通り没にされる。そしたら、いよいよA社の編集と会ってみよう。
そんな捨て駒、踏み台のような企画書を作って担当へと送った。
そしたら、その企画はあっさり通ってしまった。
気合も入れずに作った、とりあえず出しましたというアリバイのような企画。それが通ってしまった。
担当はその気の抜けた企画に突然「いいですね」と返事し、そして執筆が許可された。
なんでいきなり通ったのかは分からない。気を抜いた事がうまくいったのかもしれない。
それともひょっとして、担当がA社の動きを聞きつけ、引き留めるために通したのかもしれない。
真実は分からないが……とにかく、どうあれ、第二シリーズの企画は通ったのだ。
A社の編集とは結局会う機会が作れず、そして元の担当の下での執筆が始まった。
34 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:36:08 ID:AQe
第二シリーズを執筆しつつ、完結した第一シリーズの評判チェックもした。
完結巻発売してかなり経ち、感想やレビューはもう出揃っていた。
どれもこれも、好意的だった。傑作と称してくれた人もいたし、作者を麒麟児だと呼んでくれた人もいた。
正直、自分で言うのも何だが第一シリーズは奇跡的によく出来た。理想的に進行し、完結した。
作者と作品と主人公が一緒に成長し、そして最終回へと到達する。全ての事が理想的に回った。
そして、第一シリーズでこういう執筆方法をすると第二シリーズが難しくなる。
作者は第一シリーズで成長しきった。第一シリーズの世界は成長し、完成した。
しかし、第二シリーズの主人公と作品は生まれたてだ。まだ何の物語も持っていない「これから」の存在。
つまり、作者が作品・主人公に対し「上から目線」「先達者の説教」になってしまう。
そして正直なところ、『気を抜いた企画』だった為、統合性がイマイチだった。
執筆は、少しだけ苦しかった。第一シリーズの時には無かった苦労があった。
ヒロインの性格も、企画の段階より多少変わってしまった。
とはいえ……とはいえ。しかしとにかく、第二シリーズの一巻は完成した。
第一シリーズ完結校正を渡してから数ヶ月経過、やっと第二シリーズ一巻の原稿が完成した。
担当は一巻の原稿を受け取り、そして会社の公式HPに「発売予定」が載った。
俺のスレには「待ってました」「ついに新シリーズ!」等の声が上がった。
36 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:37:17 ID:AQe
○四年目。第二シリーズ発売。
年明け間もなく。第二シリーズの一巻発売日。俺はまた東京にいた。
既に二巻を書きあげ、その仕上げの打ち合わせのために上京していた。
二巻の完成原稿を前にして、担当は言った。
「一巻いよいよ発売ですね。これで二巻が出ないなんて事になったら、私は編集長に直談判しますよ」
俺はその言葉に大いに安心し……そして、違和感を覚えた。
『二巻が出なかったら編集長に直談判』……って。
『出なかったら』って何だ? 二巻って、確実に出るんじゃないのか?
ラノベ業界において『二巻』は、徐々に出にくくなっていた。
一巻が売れなければそれで終わり。二巻はない。そんな例が徐々に増え始めていた。
既に三年目の新人賞受賞者は発売されており、うち売れなかった受賞作もその一巻で完結してしまっていた。
新人賞を貰ったくせに売れないなんて、大失敗だったな。当時はそういう評価だった。
でもまあ……不安になりつつも、俺は一応安心していた。
何だかんだ言って、二巻はまあ出るだろう。秋葉原の本屋で一巻の平積みを確認しつつ、俺は安心していた。
こうして大々的に平積みされている。壁に貼られた「今月の新刊」のポスターでも、俺のが一番大きい。
前のシリーズは売れた。評判もいい。その第二シリーズだ。売れるはずだ。
編集長に直談判なんて選択肢なんか、そもそも存在しないだろう。
37 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:37:48 ID:AQe
二巻は、出る事になった。
第二シリーズの一巻は、そこそこ売れた。
発売日の次の月曜日、一巻は大阪屋でそこそこの順位を出した。
二巻発売は確定し、そして三巻完結が宣告された。
「そこそこ」しか売れなかった。第一シリーズの時のようには売れなかった。
完結。つまり打ち切りだ。一巻発売から半月足らずで、それは決定してしまった。
二巻の原稿は既に完成し、そろそろ三巻を考えてみようかという状態で、完結が宣言された。
二巻はこのまま出すとして、三巻は完結を見越した物語にする事になった。
完結巻の打ち切り執筆は、しかしこれはこれで楽しかった。
考えていた・出したかったキャラを全て出し、最後に言いたかった事を全力で言って終わる。
既存のキャラはぶっ壊せばそれでギャグになって、そして完結なので何のあとくされもなかった。
俺は缶詰と称して連泊していた温泉宿で、完結巻を完成させた。
38 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:38:21 ID:AQe
第二シリーズ完結巻の校正を担当に渡し、そして一息ついて俺はツイッターを始めた。
最近出来て、俺の知り合いの作家も参加しているというツイッター。以前から気になっていたのだ。
同レーベルの知り合いとも相互フォローし、そして連絡が日常的に頻繁にとれるようになった。
第二シリーズを終えた俺は、そろそろ授賞式以外で作家の知り合いと会う事を始めた。
ミクシィでは新人作家の集まりコミュができており、たまにオフ会をしていた。それに参加させてもらった。
集まりやイベントがあるたびに上京し、皆に会って名刺を配りまくった。色んなレーベルの色んな人に会えた。
ラノベ作家同士で秋葉原を巡るのは、なんとなく誇らしくて特別な視点に立った気がした。
店頭の巨大な看板を見て、すぐ横にいる作者に「製作秘話」を聞いたりした。
昔、新人賞の二次選考あたりで競い合った相手と再会? し、互いに当時の感想を言い合ったりした。
誰かがアニメ化すると聞けば皆で祝福したりした。カラオケも行った。10年ぶりくらいに歌った。
楽しかった。社会人になって初めて「友人」が出来た気がした。
39 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:39:34 ID:AQe
そして三巻が、第二シリーズの完結巻が発売された。
受け取った契約書を確認する。数字を書いてしまうが、初版部数7400部。
7400部。二巻のほぼ半分。正直こんなに減らされるとは思わなかった。金額にすると三十万円そこそこ。
数ヶ月の結果としては低すぎる金額だ。正直、何度かの上京と缶詰だけでほぼ赤字。
――しかし、俺はその数字に不満はなかった。
とにかく、ともあれ三巻は出たのだ。上出来だ。敗北かもしれないけど、まあ満足だ。
一巻で切られるシリーズも多くなってきた。三巻打ち切りなら、一応話にはなる。
むしろ爽快感すらあった。どうにかギリギリ言いたい事を言って逃げ切った。そんな爽快感。
これで一勝一敗。まだ一勝一敗。しかも一敗は価値のある一敗だ。ほぼ勝ちみたいなもの。
今回はまあいい。書きたい事を書いて逃げた。今回はこれでいい。で、本気は次で出せばいい。
第三シリーズは売れるものを書いて、そして第一シリーズ超えをしよう。
第二シリーズは、まあ楽しい小休止だった。第三シリーズはエース本来の力を出し、本来の座に座りなおそう。
そう考え、俺は担当にメールを出した。
「第三シリーズの企画、どうしましょうか?」
そして、ここから世界が変わり始める。悪い方向へ。
43 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:45:14 ID:2Br
>作者が作品・主人公に対し「上から目線」「先達者の説教」になってしまう。
ってこの表現は面白いな(´・ω・`)。
ラノベ作家は自分と主人公の成長重ねてんのかよ(´・ω・`)。
自伝じゃあるめーし(´・ω・`)。
44 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:47:09 ID:AQe
○五年目 第三シリーズ
第二シリーズが終わり、俺は再び「シリーズ企画中」の身になった。
そして再び待遇が変わった。以前とは比べ物にならないくらい、いきなり滑り落ちた。
前の経験である程度の覚悟はしていた。その覚悟なんて話にならなかった。それはもう突然滑り落ちた。
まず、向こうから提案される企画がなくなった。『次はこんな作品を』という希望がなくなった。
『次はこういう企画で行きましょう』から、『いいのを考えてどんどん出してください』になった。
前回のお題は「ヒロインと主人公が殺し合う話」だった。そして、次のお題は「自由」だ。
俺は自分の力だけで企画を作り、そしてそれを担当に見せて決済を貰う立場になった。
思いついた新企画のアイデアを、メールで次々と送っていく。
『世界滅亡したけど現実逃避して日常系』『異世界から少女が来る話』『女の子を武器にして戦う話』……他、色々。
十個単位で出せと言われていた。十個が思いつくたびに次々と出していく。そして全てが却下。
45 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:48:02 ID:AQe
この『却下』という返事さえ遅くなった。それはもう、突然に遅くなった。
今までは原稿を送れば即座に「受け取りました」があった。そして数日後には返事があった。
第一シリーズ執筆中は文句なくそうだった。第二シリーズ企画中もまあまあそうだった。
第二シリーズ執筆中もそうだった。完結巻のあとがきを送付するまでは、確かにそうだった。
それが終わったら、担当の返事はいきなり遅くなった。そして猛烈に悪くなった。
「受け取りました」のメールすら来ない。「全て却下」の返事は三週間後。そんな感じ。
俺は勘違いしていたのだ。俺は、自分の戦歴を一勝一敗だと思っていた。
しかし、担当にとってはそうではなかった。担当にとって俺は「敗北した作家」だった。
期待のシリーズを立ち上げたものの、大して売れずに敗北した作家。俺の評価はそれだった。
敗北した。シリーズをコカした。それが今の全てだ。『過去に一勝した』のは、あくまで参考事実のひとつ。
敗北したんだから、一からやり直し。行列の一番後ろに並んでまたそこからやり直し。
やっと理解した。俺は既にエースではないのだ。エースではなかったのだ。
46 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:49:28 ID:AQe
第二シリーズ一巻が売れなかったあの時点で、俺は「期待のホープ」の座から滑り降りた。
滑り落ち、そしてただの「新企画をコかしたラノベ作家(シリーズ執筆中)」という立場になっていた。
しかしシリーズ執筆中故にある程度優先され、だから気付けなかったのだ。
そして最終巻が7400部に終わり、今の立場になった。俺は、やっとそれを理解した。
理解したからと言って、担当からの放置状態を安穏と過ごせるかと言うと勿論そんな事はなかった。
三週間は遠い。自分の作家としての力を込めた提案をして、そして待たされる三週間は本当に長いのだ。
送る。来ない。まだ来ない。ひょっとして問題外だったのか? 来ない。日々悶々と考える。
俺にとって、ラノベ業界との繋がりは担当しかない。
俺の「プロ作家」を保障してくれるのは、そういえば担当しかいなかった。
受賞してプロ作家になって、俺の世界は一変した。
日々は興奮と快感と称賛と充実に満ち、プライドと読者を手に入れた。世界を手に入れた。
そして考えてみれば、それら全ては担当一人に依るものだった。
俺の全てはラノベ作家であり、ラノベ作家としての俺は全て担当の胸先三寸、掌の上だった。
担当が掌を返せば、俺の全てがなくなってしまう。俺はそんな存在だったのだ。
49 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:50:40 ID:AQe
まだ来ない。今日こそ来るはず。今日来なかったらまずい。来ない。切られたのか? まさか。来ない。
プロ作家として何もできない。プロ作家ですらないかもしれない果てのない待機期間。
その末に、やっと返事が来る。『全部却下』という返事。
そしてまた考える。たぶんダメに決まっている企画を、俺の新作の卵をまた作る。また待つ。却下。
ふと気付けば、ラノベ業界の景色が変わっていた。
新しい参入レーベルもなくなり、新人賞受賞者たちはほぼ売れなくなっていた。
なにより──脱落者が出始めた。
最初の大量採用ラノベ作家の中から、続く大量受賞者の中から、消えゆく者が発生し始めた。
考えてみれば当たり前だった。当然の物理限界が、必然としてやってきた。
毎月新人がデビューし、その新人達は全員が続々と続刊を出していく。するとどうなる。満員になる。
満員になった。でも入ってくる。誰かが落ちる。誰かが入ったら誰かが消える。消えないなら誰も入れない。
50 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:51:20 ID:AQe
無敵で青春だった俺達が、次々と敗北して次々と削れていた。ふと気づけばそうなっていた。
かつて無限に広がると思われていた新大陸。その限界が、徐々に明らかになっていった。
この限られた土地が全てだ。俺達の、そしてこれから年々延々やって来る入植者全員の食い扶持だ。
「プロ作家の愚痴スレ」に書きこまれる内容が、変わっていった。
たった数年前は「編集からの返事おっそ! 再来月発売なのにヤッベ!」だった。
それが変わった。「返事おっそ!」は担当による長期間放置だったし、「ヤッベ!」は本当に危険だった。
皆がやっと気付き、そしてそれはネットによって一般の読者にも広がって行った。
世間がやっと気付き始めた。「ラノベ作家の本当」が、ネットを通して徐々に広がって行った。
51 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:51:36 ID:SzN
プロも2ちゃん来るもんなんだな
本物かどうかは知らんけどハルヒの作者も来てたし
65 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:58:03 ID:y9y
>>51
創文板はプロの人がちょくちょく来てたみたいだよ
文体と書いている内容からこの人ひょっとしてって人と遭遇してる
ネットで調べものしてた時に掲示板でもしかしたらって人と遭遇した事もあるし
52 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:52:02 ID:AQe
受賞をすればプロになれると思っていた。執筆物が出版される権利を得ると思っていた。
ワナビの頃はそう思っていた。かつてのワナビスレではそう信じられていた。プロスレですらそうだった。
作家は自分の魂の叫びのままに自由に書き、そしてその全てが本にしてもらえると思っていた。
「創作の苦悩」という言葉は知っていた。言葉だけは知っていた。
そして、「苦悩」はロマンチックなものだと思っていた。作家に許可された特権だとすら思っていた。
作品世界が応えてくれないとか、キャラが動かないとか、まあそういう類の。それが「苦悩」だと思っていた。
漫画にあるような「先生! 印刷所がカンカンですよ!」「アイデアが出ない!」な絵図しか想像しなかった。
その末に、何か『創作の深淵』的な境地に達して書けなくなる奴もいるんだろう。
そんな訳はなかった。
ただ企画が通らないだけだ。企画が通らないから書けない。それだけだ。深淵もクソもない。
気付いた。分かった。しかし、だからと言ってどうしようもない。
何に気付いた所で、何がどう分かった所で、企画が通る訳ではない。
やる事は、やれる事は同じだ。企画を出す。待つ。却下。それだけ。
54 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:53:00 ID:tD5
流石に文章読ませるな
55 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:53:07 ID:AQe
そして……それでも。その状態でも。
それでもやっと、企画は通った。
第二シリーズ完結巻出版がとうの過去になり、冬を過ぎ、年を越し、春を迎え、そしてやっと企画が通った。
そこまでやって、やっと企画だけが通った。第三シリーズの方向性が、やっと決まった。
「自称『リア充を目指す主人公』が、自身リア充化計画の為に部活を作り女の子を集めていく
集まった女の子(開始時点で全員の好感度マックス状態)と共に、リア充になる為の活動を日々行う」
そっくりそのままだ。何にそっくりかは言わなくてもわかりそうだが一応言う。
当時売れまくっていた「ぼくは友達が少ない」の、そっくりコピー(超劣化)だ。
当たり前だ。俺は担当を通す為だけに提案し、担当は会議を通す為だけに採用した。その結果はこうなる。
「有名な誰かの本を真似しても無為。読者はその『誰かの本』を読めばそれで事足りている」
「今売れているものを真似しても無意味。本になる頃にはブームが過ぎ去っている」
ワナビ向けの創作技法の本には必ず書いてあるだろう。言われなくても誰でもわかる明白な事実だ。
でも作家は今売れている作品にそっくりな企画を出すし、担当も今売れている作品の類似企画を採用する。
誰もがより良い道を模索している筈なのに、誰もが納得しない結果へと走っていく。
なんでこうなるのかは分からない。誰かがどうにかすれば止まるだろう。でも俺はその誰かにはなれなかった。
56 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:54:34 ID:AQe
嘆きも説教も必要ない。とにかく企画が通った。必要なのはそれだけだ。それ以外なんて望んでいなかった。
企画が通った。それが全てだ。この企画を元に文字を書けば本になる。それが全てだ。
正直なところ、止めようかとも思った。切実に。止めてしまえば本文を書かなくて済む。
第一シリーズは成功。第二シリーズは打ち切り。それで引退。別に恥じ入るべき戦歴でもない。
まあまあ面白かったけど、商売向きの作家じゃなかったね。惜しい。そのくらいの評価はつくかもしれない。
むしろ、それが俺につく最大級の評価かもしれない。これ以上はないのかもしれない。
でも、止めなかった。止めるか止めないかの選択肢は「止めない」とは選べなかった。
俺は第二シリーズ完結以降も、プロ作家として作家仲間と遊んでいた。
現役作家として、現役作家のつもりで『作家仲間』に混じっていた。
あの日々は……時にワナビに創作技法を伝授までしていた日々は、現役作家という前提の日々だったのだ。
ある作家がその時プロかどうかは、結果でしかわからない。未来にならないと分からない。
その後その作家が本を出せば「出版の準備中だった現役プロ」だったという事だし、
その後本を出せなければ「出版とは無関係の作業をやっていた元プロ」だったという事だ。
58 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:55:15 ID:AQe
ここで辞めたら、あの時俺は既にプロ作家ではなかったという事になる。
プロ作家でもない癖に、プロ作家に混じっていた事になる。プロのつもりで高説を語っていた事になる。
偉そうなことを言っておいて、同列のつもりで語っていて、実は既に脱落していた。それはあまりにも無様だ。
まだ書く。まだ本を出す。俺はまだプロ作家だ。どんな形でもいいから本を出す。
そして決心した。これが最後の一シリーズだ。このシリーズ最終巻のあとがきで、俺は引退宣言をする。
もうあんな中途半端な事はしない。仲間と遊ぶのはその引退宣言の日までだ。その日でキッチリ卒業する。
卒業のあとがきの為に、俺はこの本文を書く。あとがき数ページの為に、本文すべてを書く。
この決心をした理由は、俺の私生活にもあった。
ちょうどこの時期、俺の身に僥倖が起きていた。
見合いが成功した。婚約破棄されてから一応形式的に続けていた見合い。それがここでいきなり成功した。
数年間連戦連敗でほとんど作業と化していたそれが、いきなり一人の人と成功した。
俺の返事によっては婚約を考えてもいい。そんな状況まで一気に進んだ。
決断だった。俺の年齢は三十代中盤に差し掛かっていた。ここで断ればこのまま生涯独身決定だろう。
作家としての第三シリーズの企画と同時期に、俺の人生にまた一つの分岐が訪れた。結婚か。生涯独身か。
そして俺は、結婚を選択した。
59 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:55:52 ID:AQe
理由は、生涯独身になりたくなかったからだ。
生涯独身が不幸かどうかは分からない。しかし、俺がこのまま生涯独身なら少なくとも老後にこう思うだろう。
『あの時ラノベ作家にさえならなければ、俺は婚約破棄されなかったのに。結婚出来ていたのに』
『あの時投稿さえしなければ、受賞さえしなければ、俺にも子や孫がいた筈なのに』
それだけは、絶対に避けなければならない。受賞した事を後悔する事態だけは、避けなければならない。
だから俺は婚約した。俺はこの時点で、ただ俺が後悔しない為だけに婚約した。
ラブコメなら主人公に殴られる悪役の立場だろう。でも俺はもう三十路で、そんな余裕はなかった。
ラノベ作家は俺の人生の全てだった。そして、俺はラノベ作家から人生を取り返す事にした。
そんな俺の私生活など、担当には勿論関係ない。執筆許可が出た。
ガラパゴスの生物を更につぎはぎにしたキメラのようなヒロインが三人揃った所で、執筆許可が出た。
ゲロを吐くかと思った。実際、執筆中はわりと吐いた。
62 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:56:59 ID:SzN
好きを仕事にして絶望したときのツラさだなあ
63 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:57:03 ID:AQe
吐こうが喚こうが、とにかく書くしかない。企画は動いている。ここから書かないなんてありえない。
結局「書く」「書かない」しか選択肢はない。そして「書かない」は選べない。なら「書く」しかない。
執筆環境は酷かった。机に座る。一時間自己嫌悪をして一時間現実逃避をしてやっと一時間書く。そんな感じ。
キャラが動くも何もない。そもそもこいつらが何者なのか何をしたいのかさっぱり分からない。
分かる筈もない。企画の段階で分からなくなっているのだから執筆中に分かる訳がない。
なんでこんな事をしているのだろう。なんでこんな原稿を書くハメになったのだろう。
俺は天才だったのに。エースだったのに。期待のルーキーだったのに。アニメ化目前だったのに。
十五年の雌伏を乗り越え、爆発的デビューを飾った麒麟児だったのに。どこで間違ったのだろう。
最初から間違っていたのだ。俺は天才じゃない。天才は十五年間もワナビをやらない。
天才はたかが新人賞に十五年もかけない。たかが最初の関門に大騒ぎしない。
64 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:57:41 ID:AQe
作家仲間には、本物の天才が混ざっていた。連中は本物だった。
中高は当然クラスの中心にいていい大学に通って彼女がいてなんならもう社会で一角の成果を上げていて、
そして例えばハルヒを読んでふと思い立って片手間にラノベを書いたらそれで受賞。そんな連中。
連中は、新人賞くらい『ああ、そんなのが最初にあったっけ?』くらいの勢いで突破してしまうのだ。
連中にとっては、プロの舞台もおそらくこれまでと同じなのだろう。
傾向を掴み、分析し、成功の法則を考える。実践する。成功する。それだけだ。シンプルで最強の必殺技。
俺は出来なかった。やろうともしなかった。今さら勉強する事なんか出来やしない。
俺にあったのは勢いと情熱だけだった。それだけしかなかった。
編集者に渡す正式な企画書の書き方も知らない。会議でプレゼンできるパワポの作り方も分からない。
漫画に出てくるような「勢いで全てを解決する天才作家」のつもりで、なんの研鑽もしてこなかった。
そんな風に現実逃避し、そしてやっと書き始める。ただ書く。空白を埋める。それだけだ。
夜には空白を文字で埋める作業を続け、そして昼には結婚の話を進めていった。
一回目の失敗は繰り返さない。すぐに入籍と結婚式の日取りを決めた。来年の春に結婚だ。
66 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)22:58:59 ID:AQe
制限時間ができた。時間のありあまった独身時代の、その終了時間が明らかになった。
むしろ安心した。今後の具体的な計画が出来た。
結婚まであと数カ月。とにかくさっさとこの一巻を出し、そして結婚式までに二巻の原稿を書いておく。
その二巻で終わりだ。一巻がどれだけ売れようが、それで完結。終わらせる。
二巻のあとがきに「結婚しました。皆ありがとう。これで引退します」と書く。それでハッピーエンドだ。
この二巻完結前提の計画は、もちろん担当には秘密にしていた。
秘密のハッピーエンド計画。その希望だけ頼りに、俺はついに本文を書きあげた。一巻分の文字を全て埋めた。
完成した原稿を送り、そして打ち合わせの上京をした。制限時間がある。早く済ませなければならない。
打ち合わせの場で、担当は唸ってしばらく動かなかった。
そりゃそうだろう。正直どこから手をつけていいのかもわからない。作者にすら分からん。
しかし、紛う方なく企画通りだ。そっちが編集会議で通したそのまんまの内容だ。
俺には既に悪智恵もついていた。担当はサラリーマンだ。会議で通ったものを自分の一存で没にはできない。
打合せの結果、主な変更改善点は「この場面でこのキャラがジョジョ立ち」だった。
なんで突然ジョジョ立ちなんだ。そんな質問や反論には意味はない。
それが今ラノベ業界でそこそこの鉄板ネタだからだ。それだけだ。その理由すらどうでもいい。
とにかくキャラを作中でジョジョ立ちさせれば本になる。ならやる。それだけだ。
どうせ「キレのいいジョジョ立ちをした。ゴゴゴゴ。ズギューン」とか入力する程度の手間だ。十分で終わる。
ついでに「ジョジョ立ち!イメージにぴったりです」とメールに添えておけば、通る可能性も上がるだろう。
68 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:00:15 ID:AQe
何回かの改稿の末、とにかく第三シリーズ一巻は完成した。
これも当時流行の「状況説明そのまんま文章」な長いタイトルが自動的につき、そしてイラストがついた。
正直、イラストは当たりだった。そう言えば最初からイラスト運はあった。
これでいける。そう思った。これでいける。このイラストなら騙せる。
どうせ買う時点では中身なんかわかりはしないのだ。新シリーズ一巻の売り上げに内容なんて関係ない。
一巻の売り上げ要素は、企画、キャッチとあらすじ、イラスト。だいたいそれだけだ。
一巻は、またそこそこ売れるだろう。前よりは売れないだろうけど、まあそこそこに。
売れて、そして内容を見て投げ出されるだろうけどそれは関係ない。売れればその時点で勝ちだ。
そして二巻は売れないだろう。一巻の内容を読んで続刊を買う奴はきっと少ない。
構わない。というか、望む所だ。二巻が売れなくても俺は全く困らない。
一巻の原稿が完成し、そして発売日まであと二カ月。結婚式まで数カ月。
俺は全力で二巻を書き進めていった。相変わらず執筆状況は酷かったが、膨大な時間を使う事でカバーした。
結婚式の準備をしつつ、残った有給を全て使いつくす勢いで二巻を進めていった。
一巻のあとがきには第一シリーズの裏話を書いた。これも是非「俺の本」に書いておきたかった事だ。
二巻あとがきのハッピーエンドに通じる伏線を密かに含め、何食わぬ顔をして一巻あとがきを担当に渡した。
二巻の原稿が八割ほど完成した頃、第三シリーズ一巻が発売した。
69 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:02:23 ID:AQe
そして、一巻で打ち切られた。
書いていた完結二巻の原稿も、そして希望だったハッピーエンドのあとがきも、全て無駄になった。
全てが、突然途切れてしまった。どんなエンドにも辿り着けなかった。
70 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:02:58 ID:AQe
○六年目。結婚した。
結婚式は順調に終わった。俺は実家を出てアパートに引っ越し、新生活が始まった。
結婚して、生活や仕事も変わった。結婚をきっかけに受け持つ仕事が増え、勤務時間も長くなった。
生活に必要な様々な事で、自由な時間が圧倒的に少なくなった。
二巻執筆に使っていたノートと印刷原稿は焼却し、原稿データはパソコンの奥に移動した。
多分二度と開かないであろう「第三シリーズ」ファイルの奥に。
第二シリーズの時は分からなかった。全てを完結巻に詰め込んで出版できたから、気付けなかった。
体感してやっとわかった。一巻打ち切りとはこういうものだ。
書いていた物が、夢想していた物語が突然途切れる。打ち切りとはこういうものだ。
言い残した事も書きかけの物語もそのままで、俺の新生活が始まった。
結婚により、いよいよ『本業』が忙しくなった。そう言えば俺はそれを疎かにしていた。
既に三十路半ば、完全に中年だ。そろそろライトノベルを書いていられる年齢でもなくなった。
71 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:03:35 ID:AQe
だが、俺はまだ辞めなかった。
ラノベ書く事を、担当に連絡をする事をどうしても辞められなかった。
この期に及んで、まだ俺はラノベ作家であり続けたくて足掻いていた。
考えてみれば、第三シリーズは当初の目的を完全に果たした。「とにかく本を出す」という計画は完遂された。
俺は本を出した。つまりプロだ。打ち切り連絡のあの瞬間までは、確実にプロだった。これで確定した。
以前の「プロ作家でもないのにプロに混じっている」という疑いは完全に晴れた。そもそもそれが目的だった。
打ち切りだとか駄作だとかは関係ない。本が出たのだからプロだ。打ち切りも駄作も、プロにはよくある事だ。
それが最後の目的の筈だった。その他の事は、あくまでもオマケだった筈だ。
内容なんて気にしなかった。予想と予定通り、感想は芳しいものではなかった。
「第一シリーズは良かったのに。やっぱり一発屋だったんだな」という感想もついた。
それでも俺は、第三シリーズの発売は嬉しかった。本になって並んだ時に変わらず感動した。
書いている間は、もう縁を切りたいと心から思っていた。
いざそれが本になって、それを見た俺はしかし「書かなければ良かった」とは一切思わなかった。
「もう一度書きたい。今度こそ俺の言葉で俺の作品を書いて、言い残した事を言いたい」と思った。
まだ言いたい事はあった。言い残した事があった。途切れたハッピーエンドの続きを、出したくなった。
三十路半ばになって、既婚者になって、でも俺はまだゴールできなかった
73 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:05:16 ID:AQe
第三シリーズ打ち切り通告と同時に、担当は「また良いのが出来たら持ってきて」と言った。
「東京へ来られるなら時間を取ります。また頑張って打合せから始めましょう」と言ってくれた。
まだ俺はラノベ作家だった。担当は俺をまだラノベ作家と認めてくれていた。
第二に続き、第三も負けた。連敗だ。多分俺はもう最底辺のラノベ作家だ。文句なく行列の最後尾だ。
だが、列の最後尾になら並ばせてくれる。俺はまだラノベ作家だ。最底辺のラノベ作家だ。
なら、ラノベを書くしかない。まだ書けるのだから、書きたい。まだ本を出したい。
74 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:05:45 ID:2Br
それに話に出てきた僕は友達が少ない(はがない)のロマンシング佐賀わらすぼの話とか完全に
全盛期の本家ニュー速で流行ってた話が元になっとるで(´・ω・`)。
はがないは他にもちょいちょいニュー速ネタ拾ってたし、ラノベ作家はネラーやで(´・ω・`)。
77 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:07:14 ID:SzN
>>74
なるほどなあ
この時期のラノベはドクロちゃんくらいしか読んでないからよく知らんけど
75 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:06:50 ID:AQe
新生活において、自由な時間は思っていたより意外とあった。
流石に独身の時のような風にはいかなかったが、それでも一日に一時間程度は机に向かえた。
かつての俺──有頂天だった時の俺より、圧倒的に環境も立場も悪い。
しかし、それはもう構わない。最底辺の俺にはもう続刊や新刊を急ぐ必要などない。
そう、今度は俺が「いくら遅くなってもいい」立場だ。これで相手と対等だ。
目標は五年間だ。そう思った。
今年は作家生活六年目。作家生活十年目までに、俺は第四シリーズを出す。
たとえ一巻で打ち切られようとも、全てを出しつくして出版されればそれでいい。
今度こそ悔いは残さない。悔いを残さず、全ての言葉を世に出して見せる。
六年目の俺は、そう決意した。
愚かしくも。あれだけの失敗をしておいて、まだ懲りもせずにそう決意した。
76 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:07:14 ID:AQe
それとはまったく別の話になるが、結婚直後に妻が妊娠した。
互いに中年だからもっと時間がかかると思っていた。数年くらいはかかると思っていた。
しかしそんな知識や心配や計画など完全に無視し、ごく順調に妊娠した。
妊娠中は色々と気を使った。とはいえ、狭いアパートでは家事も少なく、やることも少なかった。
一日一時間の執筆時間が半時間になる程度の影響はあったが、しかし毎日パソコンに向かう事は出来た。
忙しくなった日々の生活の中で、それでも企画を作っては担当に送る程度の時間は捻りだせた。
企画を送れば相変わらず長い長い待機時間があったが、しかしこの状況ではそれほど負担ではなかった。
妊娠中は考える事や考えなければならない事、考えても仕方ないのに考えてしまう事が多かった。
初妊娠という事で、妊婦検診のたびに不安材料が出てきた。検診へ行かなくても不安な症状が多くあった。
その不安で手いっぱいで、正直担当の返事が遅いのは気にする余裕はなかった……気にしなくて済んだ。
78 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:08:08 ID:AQe
第三シリーズの時以上に待機時間があったが、しかし俺は気にしなかった。気にならなかった。
怪我の功名と言えば語弊があるが(妊娠は怪我ではない)、
しかし結果的に、俺は妻の妊娠のおかげで第四シリーズの企画に落ち着いて取りかかれた。
焦りや雑念などを排し、ただ一本筋の通った物語を作って行く事が出来た。
実際、焦っても仕方なかったのだ。
なにしろ俺は行列の最後尾だ。売れっ子やベテランにどんどん横入りもされているだろう。
なら、気にする事はない。気にしても仕方ない。
ただ少しずつ進む。少しずつ自分の納得できる物語、企画を作っていく。
今年中に企画が通ればいい。何なら来年中でも構わない。そして再来年に執筆して、更に次の年に出版。
それでも『五年以内』という目標は充分に達成できる。俺は最底辺ラノベ作家だ。もう時間とは無縁だ。
そんな風に新生活は過ぎていき、そして年末。
子供が無事に生まれた。散々していた心配は全て杞憂だった。健康的な子供だった。
何の因果か、それとほぼ同時に企画が通った。第四シリーズの企画が通った。
79 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:08:36 ID:AQe
○七年目
企画が通り、そして春には執筆許可が出た。
そして子供が生まれ、自由な時間が圧倒的に無くなった。
一日半時間の執筆どころではなかった。そもそも「余った時間」は基本的に存在しなくなった。
仕事以外のほぼ全ての時間が育児になった。子供がこんなに手間のかかるものだとは思わなかった。
しかし企画は既に通っていた。今更後に引ける状況ではない。
担当は「とりあえず一ヶ月後に〆切でどうでしょう」と言ってきたが、頼んで半年後にしてもらった。
企画は一年以上かかったのだから、今さら半年くらいの執筆期間は誤差だろうと思っていた。
担当は「まあいいです。半年ですね」とあっさり承諾し、そして執筆が始まった。
時間はない。だからどうにか作るしかなかった。
仕事以外の時間は全て育児で、そして育児は外せない。なら仕事から作るしかない。
俺は外出のたびに執筆セットを持ち出し、外での空いた時間を使って喫茶店で執筆した。
泊まり出張の時は時間の稼ぎ時だった。新幹線やホテルの部屋で全力で執筆した。
職場での机仕事中には流石にやらなかったが、しかし片手間でコッソリとプロットを修正するくらいはした。
80 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:09:03 ID:AQe
長い時間をかけて、じっくりと執筆を進めていった。
考えてみれば、プロになってからの俺はいつも急いでいた。
勢い任せに突き進み、矛盾が出たら突貫で誤魔化し、とにかく作ってから辻褄を合わせる。そんな感じだった。
こうしてじっくりと設計図から注意深く作って行くのは、考えてみればワナビの頃以来だった。
かつての勢いはなくなった。しかし、初心が戻ってきた。
今書いているこの原稿が出版される。本になる。イラストがついて本屋に並ぶ。それは大した事だ。
思えばワナビの頃は「生涯で一冊を出版できればそれで大成功」と思っていた。
とにかく一冊。賞外拾い上げの最低ロット出版の大阪屋圏外でもいい。一冊出せればそれでいいと思っていた。
俺は幸福過ぎたのだ。幸福過ぎて、初心の頃の喜びを忘れていたのだ。
俺は物語を作っている。物語は本になる。それで充分じゃないか。そう思った。
そう思って、日々物語を進めていく。春が終わり、夏が来て、そして秋になった。原稿は完成した。
81 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:09:52 ID:AQe
第四シリーズの第一稿が完成した。我ながら、過去作と比べてもかなりいい出来だと思った。
まあ第一シリーズには遠く及ばないとしても、第三シリーズは超えた。第二シリーズとも競える。
やはり初心に帰ったのが正しかったのだ。諦めなくて良かった。投げ出さなくて良かった。
第三シリーズはずっと辛かった。その後も辛かった。しかしそれが報われる。そう思った。
そしてこれが俺の完結編だ。たとえこの一冊で打ち切られても、それはそれで構わない。
あとがきを書こう。以前とは違う、俺の完結編としてふさわしいあとがきを添えてこの本を出そう。
でもまあ……ひょっとして、二巻も出るかもな……それも考えて文面を練らないとな……
そんな事を思いつつ、俺はまた上京の段取りをつけた。
第四シリーズ第一稿を送っての、第一回修正箇所打合せ上京だ。
ちなみに第四シリーズの内容はこんな感じ。
『超魔法とかを使ってしまう様々な異種族少女が通う高校。そこに転入した普通の高校生主人公。
主人公は異能なしのコミュ力のみで皆を「友人」にして無害化していく。最終目標はクラス全員ハーレム』
危険な魔王少女とかを主人公が「普通の学生生活」の力で懐柔し、そして次々と普通の友人にしていく。
まあ普通の企画だ。普通にどこにでもあるラノベ企画だと思う。
ひょっとしたら二巻は出るかもしれない。出たらちょっと執筆時間が厳しいが……
まあ有給もあるし、なんとかなるだろう。そう思いつつ、俺は上京した。
82 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:10:15 ID:AQe
そして、担当に会った。第一回修正箇所打合せが始まった。担当は開口一番、こう言った。
「主人公がちょっと弱いと思うんですよね」
主人公が弱い? そんな抽象的な事を言われたのは初めてだ。キャラが薄いんだろうか。
「いえ、キャラとかじゃなく戦闘力。バトル能力が弱いです。魔力のない普通の高校生って弱いですよね」
そりゃそうだ。そういう話なんだから。普通の高校生が、超強い少女を『普通』にしていく話だ。
「ヒロインより弱い主人公って、実は良くないんです」
実はと言われても、これはそういう企画で始まった。力では敵わない相手に、危険を冒して熱意の友情で……
「主人公を超最強のチートにして下さい。最強ヒロイン全員がかりでもまだ敵わないってくらい強く修正」
意味が分からない。根本的におかしい。企画の根本がズレている。何これ。何が起きた?
「今の読者は無双モノが好きなんです。主人公は最強無双に変更」
83 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:11:01 ID:AQe
書き直し点は「主人公の性格全部と世界設定全般とテーマの根底全て」だった。
全ボツって事ですか? と聞けば「ボツじゃなく書き直し」という返事が返ってきただろう。
企画会議で通ったものを担当者の一存でボツにはできない。多分それは正しかった。
だから、作家側から言わなければならないのだ。「全部イチからやり直します」と。
担当は「そうですね。やり直した方が早そうですね」とあっさり肯定した。
イチから。数年前だった企画提出からやり直し。数年前まで遡って、またそこからやり直し。
全ては無駄だった。諦めなかった事は無駄だった。時間を作っての執筆も無駄だった。
イケる流れだったじゃねえか。帰りの新幹線で、ただ思った。
イイ感じに来てただろうが。もうハッピーエンドしかない流れだっただろうが。
堕落した作家が最後に初心に帰り、少しの希望を拾ってハッピーエンド。それで上手く纏まったじゃないか。
なんでこうなるんだ。こんな終わり方はあり得ない。こんな結末なんて誰が納得するんだ。
現実世界に物語なんてない。
決定した。通達された。それだけだ。
84 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:11:54 ID:AQe
ラノベ界の景色は、いつの間にかまた変わっていた。
ネット小説が次々書籍化し始め、売れ筋は「最強主人公が無双」「異世界ワープ」になっていた。
俺の長い企画期間と半年の執筆期間で、主流は完全に変遷していた。
そして第四シリーズは、学園異能魔王少女リア充モノはもう完全に時代遅れだった。
それでも以前ならまだ何とかなったのかもしれない。様子見の枠埋めでどうにかなったのかもしれない。
それこそジョジョ立ちなり仮面ライダーの変身ポーズなりをキメれば、それで出版に届いたのかもしれない。
しかし、もうラノベ業界は「とりあえず試しに出版してみる」など許されない場所になっていた。
底辺作家が一昔前のプロットで原稿を書いてきた。それはもう出版できない。丸ボツにするしかない。
また勘違いだ。幾つ勘違いを正せば、俺は真人間になれるんだろう。
俺は「底辺」を、何かロマンチックなものとでも勘違いしていたようだ。
底辺とはこういうものだ。真っ先に切られる。あっさりと酷い目に合わされる。それが底辺だ。
雑草はどこにでも生えてくる。刈っても刈ってもいくらでも花を咲かせる。それを人は雑草魂と呼ぶ。
だが刈られた雑草当人にとってはそれっきりだ。魂もクソもない。花瓶の中で咲く方がいいに決まってる。
86 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:13:01 ID:AQe
数年前のあの「市場分析」は何だったんだ。「異世界ワープなんて売れない」んじゃなかったのか。
「今どきの子は学園と家とコンビニしかないから異世界なんて面倒くさがる」と断言してたのは誰だ。
その今どきの子は、その後たった数年で異世界開拓バトルフロンティアスピリッツにでも目覚めたってのか。
「今どきの子は家からも学校からも逃避し、全く関係のない異世界へ行きたがる」とでも分析するのだろう。
その分析結果で、作家は企画を練って編集会議は企画を通して営業は販売戦略を決めるのだろう。
そんな事は皆分かっているのだろう。分かっていて、でも「分析」をしてみせる。それが大人というものだ。
俺は大人じゃなかった。ラノベ作家は夢で、ラノベは自己実現の手段だった。
だからこうなったのか。いや大人だろうが子供だろうがどっちみちこうなったのだろう。
子供のまま売れる奴もいる。大人になっても売れない奴もいる。
売れた奴だけが勝利の秘訣を語る。自らの分析の確かさを語る。売れなかった奴は何も語れずただ消えるのだ。
ラノベでGTOヒロインがなぜ売れたのか。答えは簡単だった。それ以外は全て売れなかったからだ。
87 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:13:16 ID:YsQ
ラノベ作家になった俺が絶望して引退するわけがない!
ラノぜつ!5憶万部達成記念スレ
88 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:14:39 ID:2Br
>とりあえず一ヶ月後に〆切でどうでしょう
これはオカシイやろ常識的に考えて(´・ω・`)。
だがまだ最低限の礼儀は尽くしてるもんだからラノベ業界の闇は深い(´・ω・`)。
この先>>1もあの待遇を受けるのかどうか楽しみで仕方がない(´・ω・`)。
92 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:17:28 ID:AQe
「また良いのが出来たら持ってきてください」と担当はメールでよこした。
以前と同じ文面だ。第三シリーズが打ち切られた時と同じ文面。
以前の俺はこれを真に受けた。今の俺には真に受けられなかった。
あまりにもあっけなく、全てが終わった。
俺の完結巻は第三シリーズの一巻。あの中途半端な打ち切り作品が俺の最終巻になってしまった。
終わり方なんて選べない。華々しい引退試合なんて選ばれた者だけができる夢物語だ。
自分が終わった事にさえ気づけず歩き続け、遥かな未来でふと力尽きる。それがラノベ作家の死だ。
俺は全てを放置し、ただパソコンを閉じた。
『五年以内に一冊』と決めた、その次の年の秋だった。
五年の未来の先には何かがある筈だと思っていた。けど、そんな事はなかった。
93 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:18:37 ID:AQe
○八年目 担当変更
七年目の秋に丸ボツを喰らい、そしてそれから半年間何をする気にもならなかった。
冬が来て年を越し、春が来てもパソコンの電源さえ入れなかった。
仮に何かをしたとして……また数年かけて企画を通して原稿を上げたとして、また丸ボツかもしれない。
その可能性があるというだけで、もう一から企画を進める気になどなれなかった。
燃え尽きていた。感動的なクライマックスなどはなく、ただ燃料が尽きて燃え尽きた。
そうして燃えた跡を片付けもせず放置し、半年。
半年が経った後、俺はその中から燃え残りを見つけた。
燃え残っていたのは、第四シリーズの原稿だ。とにかく最初から最後まで完成している物語の原稿。
創作意欲と情熱を燃やしつくし、そしてその結果としての完成物だけがそこに燃え残っていた。
それは燃え尽きた俺の、最後の希望だった。
だから、全部すっきり燃やしてしまおう。そう思った。まだ燃えるうちに。
最後の希望は、新人賞だった。
94 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:19:12 ID:AQe
コネも熱意もなく、ただ一つの完成原稿のみがある。その状況で選べる選択肢はそれだった。
編集者にボツにされた原稿を他の出版社の新人賞に出し、下読みから突破していく。
無謀で場違いな挑戦だ。「最後の希望」だから当然だ。最後まで追い込まれたらもう手段は選べない。
それに……。これならカッコがつく。
「担当に丸ボツにされて終わり」より「新人賞に投稿して終わり」の方が、なんとなくカッコがつく気がする。
気のせいだ。気休めだ。だが、気が休まるのならそれで充分だった。
現実世界には物語なんてない。納得できる物語が欲しければ自分で作るしかないのだ。
久しぶりに戻った新人賞スレは、以前とは全く変わっていた。
既にラノベ作家の内情は知れ渡っていた。新人賞受賞者のその後は壊滅していた。それも周知の事実だった。
ほんの数年前に『もし受賞したら』で輝かしい未来を語り合っていた場所は、その姿をすっかり変えていた。
かつてこの場所で語り合っていたワナビ仲間。その何人かは多分デビューしたんだろう。
ひょっとしたらあの場のどれかで、互いにそうと知らず直接顔を合わせていたかもしれない。
彼らは……名も顔も知らない彼らは、今どうしているのだろう。今も書いているのだろうか。
96 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:20:29 ID:AQe
季節は春。とりあえず目標とする新人賞の〆切は秋。俺は原稿の書き直しを始めた。
様式を変え、そして続刊前提だった原稿の終盤を弄って一巻完結の終わり方へと変更する。
出版の為に続刊前提で書いた作品を、新人賞向けに一巻完結へと変更していく。
この一巻完結投稿作が仮にもし出版となったら、また出版向けに続刊前提へと戻す事になる。
誰がこんな事を始めたのかは知らないけど、ラノベの新人賞とはそういうものだ。
最初は辛かった。ずっと放置してあったパソコンの電源を入れ、また文章を開く。その動作からキツかった。
昔の文章を読むと、その文字列を目に入れるとそれを書いた頃の事を思い出してしまう。
これを書いていた頃の希望と情熱を、そしてそれが一瞬で無駄になったあの日の事を思い出してしまう。
そんな文章を読み返して再確認し、要所要所を書き直していく。それは正直言ってかなり辛かった。
……しかし、じきに慣れた。書いているうちに忘れた。忘れたフリくらいはできるようになった。
俺はワナビだった。そしてワナビは大抵、完成間近の作品を書いている時間はそれなりに幸せなのだ。
98 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:21:11 ID:AQe
日々の仕事と育児の隙間時間を使い、投稿作を少しずつ完成させていく。
そんな日々で迎えた夏。担当から久々に連絡があった。
連絡内容は意外なものだった。「担当が変わる」
今の担当は配置転換でいなくなり、新しい編集者が俺を担当するという話だった。
俺は最後に今までのお礼の文章を書き、そしてそれを担当に送った。
担当はそれに返信をし、それが最後の連絡だった。
そして新しい担当。今更どうでもいい……とも思う。しかし、少しの期待がない訳ではなかった。
今の担当とはもうどんな未来もない。だから「別の人」というだけで、それは可能性だった。
新しい担当がどんな立場でどんな人かはわからない。だが「分からない」はそれだけで可能性だった。
万に一つ、一刻も早く出版実績を作りたくて焦っている新人編集かもしれない。
万に一つ、就任の挨拶代わりに手近なのを一冊出版するベテランの権力者かもしれない。
万に一つ……万に一つを期待し、俺はその新担当に連絡して会う約束を取り付けた。
数ヵ月後に東京で行われる授賞式。その前日に新担当は会ってくれる事になった。
その数ヶ月で、俺は投稿作を完成させた。「完全に完結している一冊分の原稿」を作った。
新担当との顔合わせにこれを素知らぬ顔で持参し、「実は一つ、完成原稿があります」と提出してみる。
こんな事をしていいのかどうかは分からない。前担当の顔を潰す行為なのかもしれない。
でも、大丈夫かもしれない。誰も気にしないかもしれない。引き継ぎはそんなに厳密ではないのかもしれない。
大丈夫か大丈夫でないかは二つに一つ。万に一つが二万に一つになるだけだ。大した差はない。
俺は新担当に会い、そして原稿を出して「今後ともよろしく」と挨拶した。
99 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:21:40 ID:AQe
新担当はだいたい、次のような感じで俺と会話した。
「私、あなたの本一冊も読んでないんですよ。で、どんな話書くつもりなんですか?」
「ラノベ以外で読んできた本とかありますか? ○○? それなんて人です? 知らないです。無名ですね」
「最近映画、見ました? ○○? え? 俺あれ大っ嫌いなんですよ。あんなの見たんですか?」
「あなた、ここ数年ずっと本を出されてないですよね? 読者はもう忘れてると思います」
新担当との初顔合わせと今後の打ち合わせは、30分程度で終わった。
新担当は俺と俺の出したものをすべてをただ否定し、そしてそれだけで終わった。
新担当は俺と友好な関係を関わるつもりはなく、むしろ積極的に嫌われようとしていた。
前任者がいなくなって形式的に引き継いだというだけで、特に何をするつもりはない。露骨だった。
引き継ぎは全くされていなかった。二つに一つのくじ引きは、まずアタリを引いたと言える。
そして万に一のくじ引きは、順当に9999のハズレを引いた。そして終わった。
100 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:23:26 ID:AQe
思えば、旧担当は投稿作を受賞させてくれた。そのまま第一シリーズを完結させてくれた。
それは俺にとって無限の成果で、担当への無限の恩だった。第一シリーズの存在は無限のプラスだった。
無限のプラスがあるから、その後いくらマイナスが積み重なっても最終決算はいつもプラスだった。
だから最後にお礼を言う事が出来たし、綺麗に終わる事が出来たのだ。
しかしこの新担当はマイナスからのスタートだ。この後も会う度にマイナスが積みあがっていくだろう。
このまま付き合い続ければ俺はマイナスに捕らわれ、じきにそれをそのまま外へと出してしまうだろう。
もう既に珍しくもない「作家が担当への不満をネットで大暴露」。その一角に名を連ねることになるだろう。
そうなったら俺は「第一シリーズの作者」ではなく「出版社と揉めた作家」として記録が残る事になる。
だから、ここで辞めよう。そう思った。この人との付き合いは、出版社との付き合いはここで辞めだ。
授賞式は、折角だから参加した。久しぶりに旧友に会った。
新人達にも会った。受賞者だけではなくネットからの拾い上げ作家もたくさん来ていた。
いわゆる「なろう作家」だ。授賞式に来るくらいだから、勿論彼は順調だった。
なろうで大人気。編集者に拾われて出版され絶好調に売れて続刊続々。「彼」は、そんな感じだった。
彼は言った。「こんなに楽でいいんですか? 実は一番チートな職ってラノベ作家なんじゃないですか?」
確かにチート職だ。チートみたいな職だった。過去形だ。俺も最初のうちはそうだった。
家でただパソコンに向かうだけで本になり先生と呼ばれ少なくない金が入る。こんな職は確かに他にない。
101 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:24:28 ID:AQe
かつての俺は、市場拡大という新大陸を発見した。若いルーキーが肥沃な大地を発見して上陸した。
彼にとっては、それが今なのだろう。若き昇り竜が「ネット書籍化」という新大陸を発見したのだろう。
新大陸……彼にとっては、今この時が新大陸発見の瞬間、輝かしい歴史の最初の一歩なのだろう。
あるいは開拓者か。「ネット小説」という近代兵器を振るって原住民を追い払う、新鋭の入植者。
ひょっとしたら、彼はこれから「なろう作家だけど質問ある?」てなスレを立てるのかもしれない。
最初から、新大陸なんてなかったのかもしれない。
かつて「プロ作家の愚痴スレ」で、ベテランたちが寡黙だった理由がわかった。
今はさぞ明るくて熱いだろう。燃えているのはお前自身だ。燃え尽きてしまえばその先にはきっと何もない。
後輩にそんな事を言って、一体何になるのか。
嫉妬に駆られた老害の妄言としか取られないだろうし、実際それは嫉妬でしかないだろう。
第一……もしそいつが今後そのまま輝かしい未来を手に入れたら、俺がカッコ悪いだけじゃないか。
だから、黙るしかないのだ。そうなればいいな。応援してる。そう言ってただ去るしかないのだ。
102 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:24:42 ID:jBh
なろうで書けばいいやんけ
103 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:27:27 ID:NSO
多分なろうだと通用しないと思う
あの世代のラノベの書き方となろうの書き方は全く違うから
105 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:28:15 ID:AQe
こうして最後の上京は終了した。俺は当初の予定通り、原稿を新人賞に投稿した。
かつてと同じように穴をあけて紐に綴じ、梗概をつけて出した。
ペンネームは変えた。途中選考で読者にバレないように、出版社に出がらしのプロだとバレないように。
○九年目
結果は二次落ちだった。特に失望はなかった。一次を越えられただけで上出来だ。
特に何の反省もなく、次の出版社新人賞に原稿を即座にそのまま使い回す。既に印刷封入まで出来ていた。
そういえば、十年前は落選作の使い回しはそれほど一般的なものじゃなかった。
確かMFが途中落選作品のタイトルまで発表し始め、そしてその後それが他で受賞したのが切欠だったか。
落選後の使い回しは禁止ではないとワナビに知れ渡り、それから誰も彼も使い回すようになったんだっけ。
そんな曖昧な記憶(正しいかどうかは知らない)を思い出しながら、次々と使い回していく。
〆切が近い所から封筒を作り、落選発表が出される度に次々と郵送していく。
そんな九年目だったが、少しの事件がない訳ではなかった。
新担当から、突然連絡があった。旧担当に教えていた携帯電話ではなく、実家の電話に連絡があった。
106 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:28:45 ID:AQe
一年ぶりの新担当は、「最近、社内の状況が変わりまして」と、話を始めた。
「今、作家の皆さまから企画を集めてるんですよ。近く、東京に来る予定とかないですか?」
いかにも『場合によっては出版についての話をしてもいいよ』という感じで、上京誘いの話が始まった。
俺は「時間があったら今度の授賞式に行くかもしれません」と返事した。つまり、完全に断った。
もうこの人とは付き合わないと決めていた。少しアメをぶら下げられても、その決意は別に変らなかった。
多分ノルマの形式的な質問だったのだろうが、俺の側から断ってやった。意味はなかったが少しスッキリした。
新担当は「そうですかまた機会があったら」とあっさり引き下がり、そして続きの話をした。
「ところで、ウチも電子書籍を始めます。第一シリーズを無料公開したいんですけど考えてもらえませんか?」
どう考えてもこっちが本命だ。さっきのは本当に撒き餌だったのだろう。
俺は二つ返事で「いいですよ自由に」と答えた。考えるもくそもない好きにすればいい。
今更何の権利を持っていても仕方ない。それで第一シリーズの読者が一人か二人でも増えるんなら望む所だ。
新担当からの連絡は、後にも先にもこれっきりだった。結局どこにどう無料公開されたのかは今も分からない。
投稿はどんどん進んでいった。全てが一次か二次落ちだった。
一次通過は少し嬉しかった。その嬉しさは「最後の希望」が燃えていく熱と光だ。
たまに評価シートが来たが、次作どころか書き直し修正すらしなかったので全く無意味だった。
107 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:29:20 ID:AQe
○十年目
投稿を続けながら、作家生活の後片付けを徐々に進めていった。
実家に置きっぱなしだった大量の資料や参考文献を、少しずつ整理していく。
受賞の年に店員の目を気にしつつ買った、中高生オシャレ私服雑誌一年分。
第二シリーズ目企画中に大量購入し読破した、当時売れ筋ラノベ大量。
コミケで挨拶回りをして購入した、知人や挿絵イラストレーターの同人誌。
ネットで「やる夫がラノベ作家になるようです」を見て購入した、執筆用辞書数冊。
それらを処分していく。雑誌と同人誌はゴミの日に出し、売れるものはブックオフに持っていく。
自分の本は大量にあった。第一シリーズと第二シリーズはそれぞれ勢い余って各二十冊ずつ買った。
第三シリーズは……実は、売れ行きが悪いと聞いて百冊近く自腹購入していた(前述通り、甲斐はなかった)
第一と第二はそのまま収納ケースに仕舞い、第三はブックオフに行くたびに二冊ずつ混ぜて売った。
写真は全てパソコンに移してUSBメモリに保存し、ツイッターの過去カキコは全て消した。
全ては収納ケース一箱に収まった。それが俺の成果の全てだった。
108 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:30:13 ID:AQe
そして十年目。
最後の新人賞に落選した。「最後の希望」まで、完全に燃え落ちた。
既に俺は四十路間近になり、二人目の子どもが生まれていた。
そんな風に、俺の作家生活は終わった。
110 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:31:59 ID:AQe
○現在。
それからまた数年が経過した。子供は大きくなり、そして俺は更にオッサンになった。
もうオタ業界に関わる機会もなくなった。今のラノベ業界がどうなっているのかは分からない。
旧友たちはどうなっているのか。今の売れ筋は何か。なろう作家の「彼」は、その後どうなったのか。
調べればすぐにわかる話だが、それはもう俺と無関係の話だ。
俺の作品と記憶の全てが入った収納箱は、まだ実家に置きっぱなしになっている。
そこにある物語の全ては、まだ今になっても思い出せる。特に第一シリーズ。有頂天の頃の話だ。
それは俺の最高傑作だったと今も思える。有頂天の俺が、雲を掴んだ物語だった。過去の栄光だ。
過去の栄光。若い頃の俺なら鼻で笑っただろう、オッサンの華やかな昔話だ。
過去の選択肢を考える時もある。
もしあの時、もし第二シリーズでA社に移籍していたら。もし第三シリーズで妥協せず企画していたら。
もし第四シリーズを一ヶ月で書けていたら。もし新担当と縁を切らずに縋り付いていれば。
そのどれかの未来では、ひょっとしてまだ俺は作家をやっていたのかもしれない。
だが今こうして自分の現状を考えてみると、やはり総括は「現世に帰ってこれて良かった」になる。
勢い余って会社を辞めるとか上京とかしなくてよかった。最終的にはやはりそういう結論で終わる。
もしもう少しラノベ作家生命が伸びていたら、俺は今ここにこうしていないだろう。
111 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:32:29 ID:AQe
『ラノベ作家はほとんど未婚』という当時の常識も嘘だった。普通に結婚報告も増えるようになった。
サンプルが少なすぎただけ。平均年齢が低く結婚年代でなかっただけ。種を明かしてみるとそんなのばかりだ。
結婚する奴は普通に結婚する。しない奴は普通にしない。それだけだ。何もかも普通だ。
俺の作家生活は、一瞬の絶頂とそれで勘違いした末の七転八倒と最後は見苦しい損切り終了だった。
一生に一度の奇跡の投稿作でギリギリ受賞し、その勢いで自分と業界を大いに勘違いさせて第一シリーズ完結。
第二シリーズ二巻でメッキが剥がれ始めるが打ち切り超展開でどうにか誤魔化して逃げ切り。
そして完全に剥がれたワナビ地金で第三シリーズ挑戦。撃沈。そんな感じだろう。
辛いことはいっぱいあった。人に迷惑をかけまくった。作家の矜持を汚す事をやり過ぎた。
でも人の記憶というのは便利なもので、時が経つと良かった事しか思い出せなくなる。
一纏めで「辛い事もあったけど、楽しかった作家生活」。最近は、そう認識できるようになってきた。
俺はラノベ業界という異世界でそこそこ活躍し、そして現世に帰ってきた。そう錯覚できるようになってきた。
だからこの文章を書いた。
113 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:33:01 ID:AQe
望みが絶えるまで、十年かかった。
その十年間が、俺の物語だった。
114 :俺◆gLfYjePs9I:2018/09/25(火)23:34:03 ID:AQe
これで終わり
皆ありがとう
やっと終わった
116 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:34:47 ID:SzN
オバロの人は筆折って十年後になろうから書籍でアニメ三期までなったり人生分からんな
120 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:36:08 ID:tD5
>>116
アルカディアだけどな
ぶっちゃけあの作品の海外人気実はヤバイぞ
なろう初の海外展開成功作になるかも知れん
……だからアニメにはもっと頑張って欲しかったんだが
117 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:34:50 ID:qQK
新人賞って一生に一度しか貰えないのかと思ってた
まあ俺は一度ももらえる可能性無いから心配要らないけど
122 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:38:43 ID:tjr
小説って物自体が斜陽に成って久しいしな
編集者の罪って読者が思ってる以上にデカイのかもしれんな
125 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:41:04 ID:qQK
>>122
編集者が居なくたって同じだと思うよ
なろうだって数十人しか居ない「編集者」がランキングを作ってる説あるし
ごくひと握りの熱心にレビューして評価する人たちが全体の傾向を決めてる
136 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:51:20 ID:vYR
作家なんてそんなもんだろ
137 :名無しさん@おーぷん:2018/09/25(火)23:51:28 ID:qQK
いやいや参考になっただろ
ガチャは当たった時のほうが要注意ってこっちゃ
165 :名無しさん@おーぷん:2018/09/26(水)07:52:18 ID:pVZ
作家は二度死ぬという
売れなくなり世間に忘れる社会的な死と肉体が滅んだ現実の死
最近は著作権のせいで3度死ぬようになったが まあ成仏しなせい
174 :名無しさん@おーぷん:2018/09/26(水)17:37:46 ID:TID
一作目でアニメ化しなかったのがターニングポイントだったな
アニメ化すればその後の人生も変わっていただろうに
数奇なもんやで
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諄い
以上
産業で
コイツが売れないのもうなずける
おそらく記事を開き全て読んだのは1割以下だろう
読むのめんどくなるね
読んでないからわからんけど
引退して正解だな
専業ラノベ作家は結婚している人が稀
芥川賞や直木賞の候補になるような、ラノベ以外の文章を書いてみようとか思わなかったのか?
でもまあろくご氏ならもうちょっと軽妙な文書くかな
スレでやるならもうちょっとテンポよくサクッと書いてくれ小説じゃないから
みんな最後まで読んでなくてワロタ
まとめサイトでわざわざ長文読まんでしょ
ブログもしくは紙媒体なんでもいいから区切られないのならいいのかもけどスレッド形式でこれはちょっと読みづらいわ
しかも青文字でまとめられてるから更に読みづれえ
専ブラで読めばまだマシだったかもしれない
文字書きなのにそういうの理解できないのか?
文章から今も引っ張ってるのだダメな理由なんじゃない?
これは売れんわ
ブキーポップとかミッシングとかも
あの頃の作品もファンタジーやSFチックさが満載だったけど、世界観がもっとストイックだった。ハルヒもそうだったからウケたんだと思う。設定もキャラもしっかり中二病に全振りしてた感じ
ラブコメやなんちゃって異世界モノややたら長いタイトル、ほほセリフな今のラノベは中途半端
3行で
まとめろ
先が気にならない
これでよくラノベ作家になれたなあ
低レベルで驚かれていた時代のラノベはこんなもんだったな
ラノベ業界が衰退するのは当然だよなあ
年を経るにつれ自分が腐っていく感覚だけは本物だと思う
ルナヴァルガーなんて微妙なもんだして年長気取りとか草も生えない。
誰か産業にまとめてクレメンス
なんだかんだで1作目は売れた
2作目からは流行り廃りでラノベが売れないし書きたいものが書けなくなった
最終的に編集ガチャで糞ひいたから作家辞めるわ でいいのかな?
毒笑の方だったか?
事実だけを淡々と書けば良いのに合間合間に個人の感想なんか挟むから読みにくいったらない。
人に伝える文章は下手くそとしか評価できない。
何の作品の作家なのか気になるな
イラストがインパクトあってそれきっかけで売れてるものもある。
物書き継続しようと思うと結局は文章力やストーリー構成だろうと思う。
今もなろう系で沢山出ているがクソみたいない作品も本当に多い、売れてるから面白いわけでもない。
とにかくくっっっっどいな!
やれやれ系主人公のなり損ないみたいな文章
そりゃ売れんわ
ありがとう
作家志望の独りよがりによくあるパターン
文体がちょっと前のラノベ作家で今の子には受けないだろうなぁとは思う
わいは好きやで
気が向いたら、それこそなろうとかに投稿したらええんちゃう?
キノとかブギーポップとか読んだな
愚痴書きに来た
どうでもいい
いらない部分そぎ落としてくれや
コメ見るとやっぱそうなんだな。
一昔前のラノベ調ではあるとはいえ、それほど難解な文章ではなかったが。。。
退屈でヒトに読ませる文章やない。
で結局どうしたの? 何が言いたいの?
これは絶対に起きることで回避不可能なこと
だから貯金しといたほうがええで
2作目は3~4巻で終わった学園バトル物
はがないに似た設定で1巻打ち切り
ラノベプロ特定頼むで
この長さを読むほどは興味もない
最初に書いたものは、まだ本物だった。あとから書いたのは全部、偽物だったってことなんじゃないのかね。
きっついなぁ
地の文に丁寧すぎる情報詰め込むタイプかコイツ
状況を正確に伝えるのはいいんだけど、ある程度読者に想像させるのも大事だと思うわ
小説と論文は違うんだぞ
ラノベ書く人は異常者が多い。売れたら正義だけど、小さくなるパイをどんどん増えていく人で割るという現状に果敢に攻めていくのが現実逃避して受け入れてないのかで結果が変わるんだろうね。
この人はもちろん後者。俺も2回ばかり事業で成功したからと勘違いして今落ちて来てるからよくわかる。
米見ても分かるように
なろう世代はライトノベルよりさらに気軽に、口語長で遠回し表現無くさないと読まない
俺は全部見たけど好きだったぞ
回りくどくて長ったらしくて要領を得ない作品
ばっかりだったな...。
……と、ラノベ屋の俺が思った
時間を無駄にせずに済んだよ、ありがとう
特定回避の嘘と主観も混ざってるよ
の一行で済むよね
原稿埋めてるんじゃないんだからさ…
結婚しましたってあとがきに書きたかった、って中身に情熱を注げよ
そりゃ売れねえわこいつ
俺も歳をとったのかもな
お前読まずに批判できるのかよハーブでもやってんの?
古き良き時代の2ちゃんねるを感じた
そのうち、こういったクラシックな文体や設定のノスタルジーを感じるラノベが、
当時若かったオッサンの間で流行ればワンチャンあるんじゃないか
しかし昨今は心無いコメントばかりで嫌な世の中だねぇ。
独りよがり全開の文章がウケいいわけないじゃん
ロードスとソードワールドの各種短編がそれに当たるんだろうけど
読んだことが無いから未だに定義がよくわからん
漫画みたいにサクッと読める娯楽作品みたいなイメージがあるんだけど、それは違うのかな?
そうだとしたら俺にとってのラノベ最強は北方謙三の歴史物になるんだけど
まさか小説読んで声上げて震えるとは思わなかったw
俺の脳は対応できないことがわかった
それに加えての色つきフォントなんてのもダメっぽい
実用文の類、あるいはブログの文章とかなら大丈夫なんだが
おっさんが過去の自分に酔いながら書いた文章と言われると確かにそんな気もしてくる
ハルヒもゼロ魔も俺妹もはがないも読んだことない奴なんて一杯いるだろうしそいつらにとってはただの長い自虐だわな
そして「長い」とかほざくプチ文盲増えたことが小説斜陽の原因だろ
物書きとして書いたというより、単に吐き出したかっただけなんじゃないかな
嫁も子供も居るなら絶望する必要なんて無い。
でも、長文読んで分かった事は売れなくて当たり前だわw
文章に読ませるチカラがない
作家を目指した人の文とは思えないくらい文がつまらない
長いから読めないという訳じゃない
文が退屈で読んでて辛い
文で読む人を楽しませる気がない
ダラダラ長文書いて自己満足してるだけだ
これからどこかを目指している人が、こそっと、読みにくるように、読む人を想定しているのかな?笑
あ、こっちにご本人さん応答してくださらないでね。笑。みんなだって絶望的なんで。笑
で、何か面白い事ないですかね?なんでも良いです。なんでも。ご教示を。笑。
デジタルネイティブどころかスマホネイティブな時代になったからなあ
物心つく前や多感な時期からネットのまとめなんかに入り浸ってたら、
そら、すれっからしの叩き行為が当然の行為化しちゃってて不思議は無い
「電車男」辺りの時代とはネットも全く変わっちゃってるんだろう
かなり器用そうなんだよなぁ、あえて下手くそに書いてないか?試されてるのはこちらだったりしてな。
好きだった作家かもしれないと思うと切ないが
自分の心情を吐露するだけのチラシの裏の落書きが同じな訳ないのに
なぜこれで力量を判断出来るんだ?って書き込みが多いなあ
フルメタやブギーポップを楽しく読んだ世代だが、その頃のライトノベル作者に対する憧れのような気持ち、良く分かるよ。
現実は厳しいのね…お疲れ様でした。
当時の世情、事実、私情、これらがまだらに入り混じって、時間軸もいまいちわからないから頭に入ってこなかった
説明する能力が低いみたいだから、売れないのはよくわかる
そりゃ皆もっと長いラノベなんて読むことなんて出来ないじゃろうてw
とか偉そうなこと言ってる連中は最初にこの人がどんなつもりでスレを建てたかもう一度読んでくるといいよ。
そら仕事なくなるわ
こんな読者無視の文章書いてるようじゃ
人に読ませる気あんの?ダラダラと回りくどく長々とうるさいわ
原稿用紙に無理やり文章うめる作業しすぎじゃない?(笑)
Twitterで文章力磨いてこいよ
けど結婚できて家庭持てて良かったと思います。
1〜9までの文を、1233455677899みたいに読まされてる感じ
ラノベというか昔のネット小説みたいに無駄に文章膨らましてるからくどく見える
結局のところ、自分の才能の無さを世間は厳しい会社は厳しいみたいなのを免罪符にして誤魔化してるだけやんけ
グダグダグズグズ言い訳ばっか並べて燻ってるだけのクセによく10年も持ったな、それだけは感心したわ
最後まで読んでないけど
文才ないことに気づいても続けた場合こうなるっていい見本
時期が良ければうまくいったのかと聞かれると・・・・
各レーベルで新人賞取ったレベルでも生き残るのは半分いるかいないかって業界だし
今はなろうの急消化が終わって、ちょっと停滞してきてる感がある
一周回って、一部の長期作品を追いかけつつ 暇つぶしになろうを読む程度の人が増えた
次のブームはどこから起きるのかちょっと不透明な感はしてるんだよね。
エロゲーにしても、黄金期→停滞期ときて、ランス10が出て一つの時代が終わったな・・・と感じてる
俺がおっさんになったからかもしれないけど、なんだかんだでなろうが流行する前から
一部界隈ではコレは伸びる!っていう話題があったりしたんだが最近はそういう風も感じないし
2000年頃の無料webコミック界隈の人たちがプロデビュー連鎖をして、最近伸びてきているけど
出版社絡みの問題で、公にアピールする能力がいまいち強くない。
爆弾はあったんだけど、起爆する人間が良くない気がする・・・
出版社の人たちはいい加減腹をくくって共同出資のweb配信サービスを作ってほしい。
一元化した電子媒体できちんと提供すれば有料サービスでも十分な利益を見込める土壌自体は
消費者にはできてきているよ。
リサーチ不足で踏ん切りが利かないんだろうけど、俺のコメントが少しでも興味を引いたなら
もう少し足を踏み込んでほしいと思う。
こいつ3作目の時はもう読者を楽しませようとか微塵も考えてないけど
ちゃんと読んだの?
今の作家志望は憧れとかあるのだろうか?
野心だけを燃やしている感じがするわ
お前らの反応にひいた
無念だけどもう売れる作風ではないんだろうな
作品は実際に作ることが一番大事
米欄で読みにくいと言われてるのも、ラノベと一言でいっても、世代毎に文体が全然違うからなんだろうね。
それでも、自分の中で世界を作り上げて形にして、プロと認められたことは尊敬に値するよ。もう文筆業に関わることはないのかもしれないけど、何かの形で作品を発表してみてほしいなあ。
無駄な文章多すぎだな
いや「作家です」って設定でこれはねーわ…
オカ板常連ネタ師によくある感じの文章力
この感性の違いが売れなくなった要因だろうなー
書きたいと読ませたいは別で
読ませたいと思わなきゃ無理な職業
パクリものは飽き飽きだしこんなんだから衰退するんじゃね?
言い回しが何かくどい
要約したらただのマグレの一発屋が勘違いしてました
ってだけなのによくこんなくどい長文にできるな
ある意味才能だよ
読者がアホになり過ぎたんだな
今は担当とか関係なしに公開できる時代だしさ
添削するのもどうかと思う
世知辛いね
何でも否定否定で
日本のネット文化って氷河期世代の陰湿さと一緒に育ってしまったのが本当に不幸だと思う
アラサーで中高生ぐらいからラノベを読んできた奴は割とこの人に共感できる部分もあるんじゃないかな
>>138
ランス10(ついでにシリーズすら)やって無いワイから見るとパッと来ない。むしろelfが無くなったことが一時代が終わったと思う。
わりと面白かった
共感した俺はもちろん40代のオッサンだ。
作者さんのような華やかなステージに立ったことなど無いが、挫折したことや、家族を持てたささやかな幸せはよく分かる。
この作者さんの作品を是非読みたいが、誰か教えてくれないだろうか。よろしくお願いします。
おっさんのちゃんとした文章はニーズに合うてへんで。
持って回った言い方は時代を感じるけどしっかり読める書き方してるから本当だと思う。
知ってる作家なら知りたいけど知ってる作家であって欲しくはないなぁ
世代が違うって事かな
なろうにでも投稿して
ちょっとでも読んでくれるファンとの交流とかで趣味として楽しめば良いのに
一つの世界で夢破れたからって完全に筆を折るのは不器用な生き方だなぁと正直思う
書くことが好きなら需要度外視で、本人が好きな者を書いてほしい
面白けりゃどんだけ長々となっても構わんけどツマランなら簡潔に、って感じだな
だらだら書き過ぎ
テンポ、若しくはスピード感がない
かと言って情緒的でも無い
別に長文でもいいんだけどさあ
薄い内容を要らない情報で水増ししてるから無駄に「長く」感じるんだよ
なーこの情報いる?いつ本題に入るの?って思いながら読まされて、いざ本題に入ったらありきたりな愚痴。
でも、それが長いクドイで片付けられてしまうのが今の売れ筋との乖離を表してるよね。
わざわざラノベ風に書くことじゃない。だから「長い、産業で」と言われる
ネットバンザイ。
俺様のために最適化しろという
この場合は本人が自分の心情を吐露するのが目的なんだから
ラノベの癖かもしれないけど、そら落ちぶれるわなって感じ
長いって感じる奴が多いってことは読ませる力が無いってことなんじゃないの
アニメとか実際見なくてもアンテナ張ってればどういうのがウケるか分かっただろうに
文章は読みやすかったよ
10年ってことは2008年とかその少し前ぐらいの時期からの話のはずなんだが、
ゼロ年代のラノベブームってまずブギーポップ、フルメタ、イリヤ、キノ、禁書、戯言、ゼロ魔、はがない、俺妹といったそこそこのヒットタイトルが続々と出てきたことで形成されていて、とくにアニメハルヒがトリガーになっているわけでもないし、ラノベブームの潮目が変わるのが2009年にソードアート・オンラインの書籍化刊行が始まって、2010年に2ch発祥のまおゆうがヒットしたあたりからで。
いわゆるなろう系の異世界・俺TUEEEEバブルが始まってアマチュアに毛が生えた程度の文章力の小粒作家が大量にデビューするようになるんだが
このスレ主は時期的にも文章的にも2010年代のなろう系バブルデビューの人なのに、その割には自分は異世界ワープ否定の人みたいに言い繕ってるあたり非常にフェイクっぽいんだよな
いやまあこれぜんぶ創作だと俺は思ってるけど
評価する理由は、俺の人生に凄く酷似しているから
俺はゲームクリエイターだが、あまりにも自分に重なる部分が多くて途中で涙が零れた
辛かった時についた傷口が開いて胸が苦しくなった
でも俺は今でもゲームを作り続けてるよ
実はなろうにも少しだが投稿している
評価はそこそこ
恐らく1より小説やシナリオについての知識は薄いし浅いが
いつか憧れのラノベ化を果たしたい
もし書籍になったら、学生時代に読んで興奮したロードス島戦記や、
クロスクロス、ルナル・サーガの横に自分の本を飾りたい
2ちゃんに延々ネタ投下してるワナビーネタ師ならこういうのクッソ必死で書くぞw
kindleで出してみたら?
ダブルブリットの
「普通」以上では無かったのが敗因なのかな…
まあ丁寧に纏めた訳でも無いでしょうし、実際の本を見てみないとなんとも…
その頃のラノベは結構読み漁っていたので、この話が本当なら読んでるかもなぁ…
こいつの本職は自営業の跡継ぎだから職は失ってへんぞ。私生活は子供二人目作ってむしろ順風満帆
最近読んだのは坂口安吾とか中原中也とか乙一とか、あと翻訳物色々かね
お前と意見と感性を異にする人間がどういう文章読んでる事期待して聞いてるのか知らないけど
現実は甘くなかったと...長々しいわ
つーか、オープンに書く時点で、見て見てまとめサイトさん記事にして下さいって思惑がプンプンする
未練タラタラで悔いてないで家庭を大事にしろ
にしても青文字を見過ぎて目が...
こりゃ朝まで寝れんかも
最初のフェイクの注意書きも、いやいやもういいよ…って感じだし
ラノベは知らんからああいうのがラノベっぽいならしゃあないんだろうけど
長いくせに話す点に広がりがない。
同じことを同じ側面でグダグタうっさいし気持ち悪いイライラするわ!
西尾維新っぽい糞オタクの臭さが滲み出てるのよ。やめて正解だし女も逃げて正解。
ファンがついてればある程度編集は自由にさせてくれるよ。ゴブスレの人もそんな感じでしょ
西尾は売れまくってるけどなw
俺も嫌いだけどw
なろうが流行るわけだわ
別に楽しませようとして書いてるわけじゃないけど、分かりやすくしようとしてるのは分かる。
趣味でなろう投稿でもしたら読まれるんじゃないかな。
作家にならなくても、読んでもらうことはできるでしょ。
次は作家にならずに書いてみたらいいんでないの。
あかほり作品とか全く知らなそう
質の向上に貢献せず、今の流行りをかぶらせようとする無能ばっか
読みやすくて面白かったよ。流石だね。
どうして作家は2-3作目で失敗するかという典型的な話だったな
1作目で自分の体験からの成功を得て、それ以降は創作物からのインプットになったからだな。
アリがちな話だけど終盤の表現力がやっぱりあるよね。
これが理由
少なくとも装飾も繰り返しも適度で読みやすいと思うけど。
なんかすごく普通だな…自分が読んだことのない最近流行りの名前も知らない作家が出てくるかと思った。すごく普通だ…いや最近の子はどんな文章読んでるのか気になっただけで他意はないんだ。
中学生の日記みたいな平板さ。
お前ら中高の現国のテストで赤点回避できたことなさそうだな
1の最終作であるこの自伝、俺は心が震えたぞ。
恐らく同世代。俺は今色々と生き方を迷っていたが、
1のこの作品を見て思うところがった。
俺も今更だがラノベ作家を本格的に目指そうと決意できた。
ありがとう。
今流行りのなろうに比べたら相当マシ。
大前提楽しませる目的じゃないから、面白さは競う対象じゃない。
文質なら、よほどアニメ化されてるなろうにも酷いのが多い。
最近の若い人たちは無駄なこと嫌いみたいだから、簡潔にまとめられてないと嫌なのかもね。
自分は好きだったよ。
第3シリーズの時、第4シリーズを否定された時が本当に辛かったっていうのがよくわかった。
10年間お疲れ様でした。
「もうそこはわかったから早く次に進めよ」と感じさせる長文は飽きさせる
人を惹き付ける面白い文章だったなら、長いっていう感想も出なかっただろうに。
この長さの文章が長くて読めないんじゃなくて、読む気にならないだけだよね。
この感覚については、俺も非常に面白いと思った。考えたこともなかったよ
「ビルドゥングス・ロマン風の書きかた」が今でも生きている、ということかな
だから「私小説的な告白」と親和性があるのか。作品を読んでみたくなった
今は人気先行でシナリオ締めることすらできない作品が多いから、それだけでも凄いことだよ。
オバロとか蜘蛛とか月導とか
勝負した人間は勝つかも・負けるかもしれないが、
ほとんどの人間は勝負せずに終わる。
彼は偉大な人間だ。
たぶん「元ラノベ作家」という肩書きの人に、少しでも上からアドバイス言いたいんだろうな。
ラノベ作家になった俺が絶望して引退するまでの10年間を書いてくってスレに対して
長いだの3行でだの言ってる連中は頭がおかしい
おっさんは明日も仕事だし深夜にこんなとこ来ないのさ
過程でどれだけ試行錯誤してようとそんなものに価値を感じないのだということはコメントをみてればよく分かる
たしかにw
三行どころか一文目さえ読めてないw
私は1さんの記録、記憶をおそらく生涯忘れません
ありがとうございました
自分ではごく普通の批判しかしてないつもりなんで
一体どうして「自分が読んだことのない最近流行りの名前も知らない作家」とやらの名前が飛び出すと期待されたのか見当も付かないが普通だよw
普通に読んでから感想欄見たわ……
長いかも知れんけど、読みやすいとは思うで?
なろう系に慣れてる世代にはこの長ったらしい言い回しは苦痛なんだろうね
その人にしか経験できない一生をかけて得たものや感じたことのお裾分けをしてもらえる
ラノベ作家ってかんじ
さすがにある程度年齢いってたらこの程度の文章で長いと音を上げたりしないだろ。新聞読んでたらその程度の理解力はつく
ありきたりな内容を退屈に思うってそらそうでしょ
何でもかんでも共感出来れば面白いと思う方がちょっと異常だわ
じゃあ深夜にこんな所に来て「最近の若い奴は」とか言ってるおっさんは一体…?
特別おもろいこともなくそのままや
ただなろうとかで見かけない感じの文やったから少しへえってなった
要約すると一発屋で終わりましたの一言ではあるんだが
もしくは誰々さん?もっと見たかったよ、と言われたいというかつての栄光への諦めきれない何か。
どうでもいいが、もっと建設的な何かがあると思って見たが……
まだやれると思うなら、なろうなり同人なりで出せば良いのに。
普通の文章読める人がこの程度で長いとか回りくどいとか在り来たり…はまああるた思うけど、そんな感想を抱くと思わなかったから。
もっと前からあったんだな
現在のラノベつーかなろうとかの文章と比べると
ひと昔前の文章だから読みづらく感じるんかな?
明治時代の小説は当時じゃラノベ同然だったっての思い出したわ
途中で読むの止めた。
こりゃ売れないわけだよ
適当に事実だけ書けば後は適当に妄想する、そういう読者ばっか
下手に描写すると想像力が付いて行かないんだ
しかし皮肉なもんよの
世界を縮め繋ぐ筈のネットが、世界を狭く陰湿な村社会にした
まあいずれ、そんな連中が夢中になる新しい遊びが生まれるのだろう
ただただつまらん
本当に落ちぶれた元作家かもしれないね
普通のミステリー小説や時代小説をよく読むけどとんでもなく下手くそでそらあかんわと思った
ただ長文なだけ
えーっとつまり、お前と意見の異なる人間が「なろう系」とかその辺を読んでるんだと確認して安心したかったわけ?
ご愁傷様、普通の文章読んでるからって必ずお前と同じ意見になるわけないじゃんバカじゃね?
それだけ書けばいいのになんでこんなに長くなるのかw
世代のギャップを痛烈に感じたよ
若い世代にはどういった文章がウケるんだろうか
※206 安吾に中也かあ…特に翻訳物なんて周りくどい表現だらけでこのスレの何倍も長くて読みにくいのに…
謎は深まるばかり
物書きやるなら纏める力もないとな
売れない作家を肴にみんなで飲む酒は美味いです。
ラノベ作家なんていくらでもいるし、よほどのヒット飛ばさない限り使い捨ての駒なのに勘違いしちゃったんだなぁと。小説って絵師や声優と違って作者人気が出にくいしね。
なら個人HPか当時の投稿サイトで書きたいものを書いて投稿すればよかったじゃん
楽しいから書いてるんじゃなくて、金や名声が欲しいから書いてるんでしょ
金が欲しいからラノベを利用している
ラノベ=金としか思ってない
一生遊べるくらい稼いだ売れっ子作家がなぜまだ新刊を出しづつけているんだろうね
まぁ、カネは欲しいけどな...タハハ
なろう系って読んだことないけど破綻した文章が多いって聞くしそういうタイプがこういう冗長な文章が苦手なのかと思ったんだ。自分はこの文章面白かったけど、やっぱりラノベ出身者だからむしろ普通の本読むタイプの方が苦手に思う文章なんだなあーって思った。それ以上でもそれ以下でもない。
謎でもなんでもないよ、別に読みにくくもないしなによりこのスレみたいに「無駄情報で薄めた」内容じゃないからね。
そっか、早とちりで失礼しました。
HJ文庫から第一シリーズ売れた
第二シリーズ3巻打ち切り
第三シリーズ1巻打ち切り
ツイッターにも書いてある
冬樹忍
2016年8月3日
(9/10)HJ文庫様の新人賞も十回目を迎え、私が定めた期間は終わりました。冬樹忍はここがゴールです。思い残す事はないわけではありません。未練は確かにあります。しかしこの未練や無念もおそらく完結の一部なのでしょう。そして前述した通り、冬樹忍の人生は完全に幸せでした。
無駄情報ってどの辺だと思う?割とマジで聞きたい。
読ませる文章だから物書きだな、とは思うけどめんどくさい奴やなとしか思えん世代とか関係ねーわ
結婚とか編集者とのやり取りとか、書いてある事全てから苦悩とか焦りとかが伝わってきたよ。決して無駄情報じゃないと思う。
あと、世代関係ない説と世代間ギャップ説があってこのコメ欄興味深い
もちろん、そうでなくてそう思う人もいるんだろうけど?
まぁ、「既に挫折した人間」相手にマウント取るのは楽だよね
読みやすくて好きな文章
なんにしてもおつかれやで
冬樹忍
HJ文庫で第一回新人賞受賞
時期的にぴったり
刊行作品の時期も打ち切り巻数も完全に一致
あー、かもなあ
文体も似ている気がする
しかしツイッターの最後の言葉に誰もリプしてないのは寂しいな……
本当に消えていく作家の最後というのはこんな感じなんだな
赤月黎さんかなぁ・・・
皆の意見を問う
ただ、内容や文体が、今の若い読者にフィットしないという意見もわかる
無理な若作りが必要なラノベじゃなくて
作者と同世代(アラフォー)向けの創作に方向転換したらいいんじゃない
河岸を変えれば見える景色も変わるかもよ
理解はしやすいし、読みやすいとは思うよ。
話の中身自体は、正直面白くないけどねw
けどライトノベルってこんな文章ばかりで、
しかも内容が主人公最強異世界ファンタジーが流行りて…
未来永劫触れあうことのない代物やわ。
三作目が説明長文タイトルってのも当てはまってるし
また読み返したいな
本スレよりこっち読む方が面白いなw
なろう作家にマウントとりまくってるお前が言う事ではない
ツイッターの過去ツイートほとんど消してるってのもあるし
最後はほんとに一人であがいてたんだろうな
作家仲間も全員離れてしまったんだろう
10年目で区切り、というのも一致するし
冬樹忍先生で確定だと思う
※欄 ニートから社畜の有象無象。他人の挫折を読んでマウント取りに来る輩も出現。職場環境…職、場?
いや、取ってないけど…
この人は一応プロの作家だぞ?
独り言だろうが書き物がつまらないってのは言い訳にはならんよ
まともな作家なら独りよがりな内容でもそれなりに面白いもんだからね
そんなプロットを面白おかしく書ける才能あるならまだ作家やれてるわww
なろうは深く考えずに読める文章の物が多いから、一昔前のラノベを知らない世代にはこの文章が回りくどいって感じられるのかな?
ルナ・ヴァルガーって昔読んだけど内容覚えてないや。
個人的に今でもたまに読みたくなるラノベは高畑京一郎さんの「タイム・リープあしたはきのう」ですね。
たしかに。訂正するわ。
なんにせよ夢を叶えたのは凄いことや。
途中から心情がよく伝わってきたし
多分思い返してるうちに作家だったときのカンが戻ったんじゃないかな
ちゃんと身が引けて良かったな。
>1はちゃんと完結させることの出来る作家だったんだな。
今は人気先行でシナリオ締めることすらできない作品が多いから、それだけでも凄いことだよ。
オバロとか蜘蛛とか月導とか
未完結のしかも大ヒット作品を貶してる奴が言う事では無いな
何かを褒める時に引き合いに何かを貶す行為は浅ましい、※308も含めお前はブーメラン刺さりすぎなんだよ
本のページ数稼ぐために駅から始まって甲子園つくまで色んなとこ紹介して、球場にについたら広さと照明の電球の数の豆知識いれて……ってやつ
校長や来賓の挨拶を聞いてる気分
そういえばスレイヤーズも文章力は低かったな。なろう的ではあったかもしれない。
オーフェンはそれこそラノベ的だね。
>というより、かなり売れた。俺のデビュー作は相当に売れた。
こんな日本語書いてるようじゃ、成功するわけないよな。
日本語が不自由な部類に属する。
要はラノベ読む層がウケる話を書けなかったって事で実力そのものはあると思う
この程度で不自由扱いしていたら、最近の擬音語と擬態語まみれ、ト書き抜きでセリフを羅列した台本もどきのラノベとかどうするんだよw
当時の話から始める。
当時2000年代後半、
とか、たった二行で当時が二回出て来ることにはもやっとするし、
2000年代後半、ゼロ年代、ハルヒ、涼宮ハルヒとか
一貫性が無くて文章全体の情報が散らばって読む気を無くす…
思い付いたままに書きなぐったのかな。
プロだったと書いてあるので
どうしても厳しめになりますね。
あいにくとブーメラン刺さるような高いとこにいは立ってないぞ。
これだけ出版不況で廃刊休刊続々で、売れるか全く分からん物より、ウケた実績のあるネタで二匹目のドジョウ狙った方が企画通したりするにも説得力あるし。
オッサンになってもラノベ作家で居たいって思うのがすごい。
30代後半とかで今流行りの異世界俺TUEE美少女ハーレム物書くってしんどくないか?
自分の子供が何の努力もせずすごい力を手に入れて、承認欲求やら自尊心満たされまくる話にハマってたら心配になるんじゃなかろうか。
親の視点を持ってしまったら、今のラノベのメインターゲット層を喜ばせるような作品は書きにくくなる気がする。
誰もお前の人生なんて興味ないんだぞ?
アニメを最後に半年で終わる原作だってある
繰り返しは強調するためにはオーソドックスな方法だと思います。
あの頃のラノベとかは何冊か読んだことあるから文体の癖とかくどさが如何にもって感じで懐かしかったし逆に信憑性感じて良かった
あと自分の人生を物語的に捉えがちなのがワナビって感じする
長文が物理的に読めないっていうより「長文自分語り&臭い文体」っていうのが最近のネットの風潮と真逆だから受け付けない人が多いんじゃないかな
世代の問題というか時代外れなんだろう
これはあえてこう書いてる
てか山田悠介はこれ以下で大成功だぞ!
感動すらした。
なのにコメ欄が不評でガチ引きしてしまった…。
俺は30代後半になるけど、ギャップだよなこれ。
良いか悪いかは分からんが今の子って短絡的になってしまったんだと思う。
完全にTwitterの影響だな、怖すぎる
ハム速もVIPの釣りスレとか扱ってた時は長めなのも多くて高評価だった。
Twitterやコメ欄から拾う形式になってからは短絡的になっていったんだと思う。
悲しいなぁ…
長い。読みにくい。読ませる気がない。
とかいう評価を早口で言い捨てて逃げてる輩は何を自分は奉仕されて当然の立場だとでも思ってるの。
独白なんて、いかに自分視点でモノを語れるかでしょう。
楽しくはないが、おもしろかったわ。
そもそも敗北者の文章なんざ興味湧かないんだからちゃんと読みたいとは思わないんだよ
誉めている馬鹿はこれ書いた奴と同じ様に自分も夢破れた事があるからそこに共感してるだけ
長文慣れしてるかどうかじゃないかな
本当に興味ないなら読まないぞ
ラノベよりもノンフィクションのが向いてるんじゃね?
ラノベ読まないからわからんけど、読書好きだけど面白い文だよ
読みやすいというより懐かしい雰囲気の文章で面白かった。
しかしこれで長いとかどんだけ文字読むのが苦手なんや…
それとも過去の時間に馳せる「想い」が強すぎたのかな。
元はもっと恨みがましく愚痴っぽい文章だったのかもよ。
ラノベ出版社の事情とか光芒の歴史とかめちゃくちゃ興味深かった
あの人だって「全国の佐藤さん」以外鳴かず飛ばずというか認知度低すぎない?
某出版社の何周年記念実写映画も盛大にコケたし
すげえ冗長なんだけど
出直してこい
コメ欄みて今ビビったわ
短編物としてちょうどいいくらいやん
俺はオーフェン世代だけど読みやすかったなぁ。
本人か知らないがこえーよ
物語じゃなくてエッセイみたいなもんだから、普段読んでるものでどう読みやすい、読みづらいのか変わる気がするわ
文字の追い方って新聞と小説で違ったりするしな
その後の作品が、本人の出世作に負けてるっぽい
次回作や続編のハードルが上がるのは必然だけど、一作目に劇薬使いすぎた感が……
文章が読めない人は想像以上に多そうだ
言い回しがアレだったりしたけど大方面白い内容だった、乙
作風は古いが読みにくさもなく割りと素直に読める「(10年前の)ラノベ的」文面だと思うがなぁ。
読みにくく感じるのは「挿絵」か無いのと文章に「美少女」が絡まないからかな?
聖エルダクルセイダーズの松枝蔵人先生も現在カクヨムで超濃密なファンタジー書いてる
書籍化して欲しいなあ
やっぱ世代ギャップよりも、本質はその文体に慣れてるかどうかかもね。
私が大学生のときにハルヒ大流行だけど、そんな私が高校生のとき学校の図書館にブギーポップ、キノ、ウィザーズブレイン等々が並んでいた程度には流行っていた
あと系統は違うけどマリみてとかも流行ってたし図書館にもやっぱりおいてあったな
ただラノベよりも十二国記が一番人気あったけどね
何か読んでてちょいちょい違和感があったから嘘松に思えてしまったな
知らん作家だけど読んでみるわ
良くも悪くも心が動く。
正直な人間らしさがもろにあるから、ファンタジーやSFものなんかより、普通の人間の話を書くだけで面白いと思うよ。
実在の人物をモデルにした話や群青劇なら出してくれたら買うよ
惹くものはあるけど読み辛いとこがあるのが主の売れなかった実力なんだろうな
長い長いって叩いてる奴は今どきのラノベしか読んだ事無い組だろ
昔のラノベ寄りのSFやファンタジー小説はもっと説明的でくどかった
時代と世代なんだろうけど、このくらいの文章で文句言うのって普通の本や物語は読めないんじゃないかなぁ
国語の教科書すらまともに読めなさそうで怖いわ
たしかに「若いヤツらはこの程度の文章も読めない! 」ってのは偏見だと思う
でも「俺くらいの世代には読みやすい!」ってのはあると思うんだ。だってこの方の文章、懐かしかったから
「長い」っていうのは文字数のことじゃなくて、話が「冗長」「くどい」という意味では?
面白ければいくら長くても問題ない
今のラノベというか概ねなろうに求められてるのはカーナビ
どっちが良いとか悪いってもんじゃなく時勢ってもんだが、後者しか知らん人にとってはこの>>1の文章も長い、読めない、だから悪いの三段落ちにしかならんのだろうね
※283
1話1話に話が無いと人気作品にはならないけど、そんなもん1巻にまとめたらぶつ切り過ぎて読めない
こういった全体で1つの話を組み立てる形式の文章って読めないって人が最近多いのぜ
わりと有名よ
「パンゲア」とか好きだったなぁ
「純真なマチウ」ってタイトル
昔のハヤカワSFみたいな内容で、最近はなかなか目にする事のない濃さ。オススメ
文章の良し悪しじゃなく合う合わないってのがあるって気づくもんだと思うけど
バッサリと下手とか文才無いって言い切っちゃう人って不思議だ
サンクス。覚えさせてもらう。合う合わないは分からんが。
※370
流石にそれはない。
ブクマしたよ。
読むのは明日以降。流石に寝なきゃ、仕事あるし。
アルバート・アインシュタイン
この程度を長いと文句言う奴は子供のころ読書感想文も書けなかったガイジやろ。
もっと読ませるというのは有るやも知れんが、もっと短くって何を削れってんだ?
本人がその節々で感じたこと、本人にとっては転換期、深く考えた時ばかりじゃないか
表現が長ったらしいってのは言い訳にもならんぞ、単に長文読めないだけだ
大半の元ラノベ作家は裸一貫で今も苦労されてると思うと、結婚出来て親の会社も継げて万々歳の人生だな
あと、本当に書くのが好きなら今はなろうとかカクヨムとかアルカディアとか投稿サイト充実してんだから諦めずに書き続けろよって思っちゃうわ
確かに文章の合う合わないってありますよね。
どんなに人気がある作者でも何作か読んでみてもどうも受け付けないって事がある。
図書館で色々雑食気味に読み漁っているけど今まで読んだ中で村上春樹さんと山田悠介さんがなんか受け付けられない。
だからってこの人達が文章が下手ってわけじゃないからね。
市場分析してなさすぎなのが敗因でしょ
嘘松とか言われちゃってるレスがつくのも仕方ないぐらい「は?」って部分あるw
そうやって読者を無視した結果が
投稿主の状況なんじゃないの?
それな
結果を出せなくなった環境にパクリまでしてしがみつく暇があったら、自分に合う舞台なりレーベルを探せばよかったのにと
しかしやっぱ会社が作品の内容を主導しようとするのは悪い癖だよね。日本の映画関係もそうだけど。
文の癖が強すぎるのか内容が入ってこない。
東野圭吾や塩野七海が好きな俺はこの人の文好きだわ。
SNSも長文ブログからフェイスブック、今はインスタで写真メインとハッシュタグ
視覚化・短文化がどんどん進んでいるのかもね
自分の価値観を押し付けるのやめて頂けませんか
表現者なら批判を甘んじて受け入れてください
あ、今は違うんでしたね
とりあえず京極堂シリーズを挫折せずに読める人なら、大抵のノベルは完走出来ると思うわ
「長い」とか「つまらん」とかのレスが多いのは、
根本的にオッサンが擦り切れていく話に興味がないからでしょ
あなたその感覚と文が怖い
そー、作家によってもだし同じ作家でも年代で違ってくる場合がある、というかそれこそ作品毎に妥当な文体ってのが存在すると思うようになってきたわ
流石に1作毎に文章変わって複数人の同一名義とか疑いかかる作家も居なくは無いけど……
ハルヒより前から今も作家やってる人って昔の文章引き継いでるって人は結構稀で、大抵今(なろう)風に変化してる
すると不思議な事に、昔人気だったシリーズ再開やらリメイクやらしても全く面白くなかったりするんだわ、内容は同じはずなのにね
ごめん、魍魎の匣一冊で挫折してるわ。
最近のラノベも読んでみようかな
なんか懐かしいw
スレ基準で言えば長い分類には入るだろうし。
同じ人が普段使用している文体から書籍版へ修正するのって1から書き直した方が早いとかなんとか
そこで結局無理が出て全部崩れる人も多いし、逆パターンが存在しないから結局書籍で面白いのって相当に数が少なくなるのよねぇ
悩ましい事で
怖いわー
住人よくついてきたな・・ていうかあそこの連中ももういい歳か
いや、それが普通だと思う(気合い入れて全部読むとハマるんだけどね)
京極さんは蘊蓄がすごいとかじゃなくて、ねっとりとした蘊蓄のスキマにちょっぴり小説が入って、ときどき思い出したかのように物語がかっ飛んでいくってスタイルの作品ばかりだからw
追尾広告とか邪魔だし、改行変だし。
後はリゼロも人気だね
ログホライズンも嫌いではなかったよ
ラノベってどれもこんなネチネチした感じなの?
人間が話してる感じしないんだよな。
なんjみたいにみんな口調が同じ
これをプロットにして起稿すればワンチャンあるな
ジャンルはラノベでなく純文学になるが
文章だけじゃなくて、歌やダンスやお笑いとか色々、素人とプロには境界線があって、この方はその一線をちゃんと越えていると思う
あとは好みの問題
レーベルや出版が先に似たような物出せば外すし、ライバルが出せば似たのを当てるんじゃない?そこは編集一人の考えでは通らないかと
書きたいから書くって事を辞めた時点で終わってるわ
非常に言い難いんだがここ10年くらいの「普通の小説」って20年ちょい前くらいのライト層向けに簡単に書いたノベル略してライトノベルの事です……
むしろ昨今のラノベは40年くらい前の普通の小説とやってること変わらんわけでして
何が言いたいかっつーと自爆乙
斬新な企画は昔は通りやすかったけど、最近は必ずそこそこ当たる見込みのある企画しか通らない
必然的に成功例のある企画のみとなり、似たり寄ったりの内容になってる
局や出版社に余裕が無くなってきてるからなんだろうなあ
文章はともかく話の構成ができてないから目が滑る
有能無能の明暗がくっきり分かれる、わりかしクズの多い職業よ
編集見習いから始めた叩き上げの人は別だけど、物書き崩れから転職した奴でまともな編集者なんてそれこそ少数
本当に好きなもの売りたいなら同人のほうが早いんじゃないかねぇ
自分が読んだ作品の中に彼の作品があると良いな
編集も売らなきゃならんからね
新人賞に応募された作品で、最終選考で満場一致で一番とされながら満場一致で売れないから却下された作品もあってな
何が売れるかって言ったら今流行りの~というのが付かないとどうしても編集が通らない
余談だがその満場一致で落とされた作者に打診して引っ張ってきたのがゴブリンスレイヤー
抱えてる作家が一人しかいなきゃいくらでも親身になって書かせるだろうけど
弾は何人もいるからね、落ち目の作家にいつまでも構ってる暇はない
てか企画が通ってから書くというのは、交渉上、あまりうまくないかもしれない
実際時間が無くて無理だったのかもしれないけど
なろう系が多くなったのは、原稿の現物が既にそこにあるというのもある
逆にお前ら10年の人生が三行でまとまるようなヤツばっかなの?...そうなの?...そうなんだ。ごめんな。
本当の底辺物書きはコケたら最後、社会スキルゼロからのニート出発だものw
まあ逆にその余裕が、どこか執筆への湿りに繋がっちまった可能性はあるけども
よっぽど当たらない限りは兼業しなきゃ食えない御時世よね
冗長ってのはまあわかるが、10年の苦悩をあっさり簡潔に書かれてもね
軽妙に書くぐらいならまだ作家としての野心が残ってそうだし、現役離れて一般人として書いたらこれくらいの方がリアルだね
形的にはクリエイターの立場なんだが、工場のラインレベルで変わりはいくらでもいる
◯ 読む能力が低い
こんな雑魚どもを相手に商売するって意識が足りなかったのが敗因かなぁ
成功譚として記憶に残し、昔を思い出すこともあるでしょう。夢ってやっかいだけど、その熱は嫌いじゃないから、若い人が読むこのハム速で、若者の反発があるならそれも意味がある。
だからこのスレだけ見て「売れなかったのも当然」とか言うのは酷だ
1~数巻で打ち切りばっかりなのに、ハイペースで何作も出せてるなろう出身が若干いるから
ラノベ作家として夢を見て、破れて、現実と折り合いをつけた過程と心情がすごく共感できた。
作家としては才能が無かったかもしれないけど、それも含めスレ主の10年間に無駄なものは無かったと思う。
今後は家族を大切に、幸せになってください。
理由があるもののそこまで頑張ってないおっさんの人生
そりゃ読みとばす、最後まで読まない人も出るわ
作品読んで見たい
ラノベって絵もかなり大事なのに
表紙の絵だけで買われた作品も多かったんだぜ
この人は絵に恵まれてたって
自分で有頂天になってた、書き直さなかったとか結構反省点出てきてたけどそこら辺でしょ
うまくてもすごくても需要がなければ先細るしかない
今のラノベ読者がこのスレの文体とキンキンのどちらを求めてるかは知らないけど
内容に口出しが多い、売れ行きの為に流行りを重視して作家に押し付ける二流っぷりじゃ、作家として見た時の魅力が薄いよ。
初期のコメントが否定的で一瞬自分の感性を疑ってしまった
この人は家庭も大事にして、その上で夢を諦めなかったんだけらそれだけで尊敬にあたいするよ
確かにクドイと思う所はあったけど読めない程じゃない。
なろう作家は読んで危機感を抱いとけって感じだな。
別にラノベ作家は度胸試しでやるわけじゃないからな。保険をつける人はつけて構わんだろ
仮に売れても続くかどーか。そもそも、自分が書きたいものを書けるかどーか。
編集、出版、読み手。情勢。
自分がコントロールできないものばかりだから、本気でやるなら、保険はどこまででも持っとけだな。作家に限らず
だいたい担当の責任逃れのせい。
俺の好きな作家もこんな風に消えていったんだろうな
働きながら自分の書きたいものをひたすら書き続けるってのが一番な気がしてきた
文章って形に残せるから、今は簡単に公開できる。時流に乗らなくてもいつか世間に評価される日が来るかもしれない
30代のおっさんには面白かったよ。
作家だけじゃなく音楽や色んな分野でプロでも食えなくなってる現状
クリエイターが育たなくなって文化そのものが衰退していきそう
今風の流行りの文章に直してくれる人おったら職業にできんじゃね?
興味をそそられない文章やな
ラノベ作家って言えば相手にされるだろうと思ったか
何かを表現したいってのはあんまり伝わってこなかったな
年代と普段主に何読んでるか知りたいわ
いやスレ見てても思ったけどな
文章はもう怨念が籠められすぎてて確かに読みづらい
けどこの人がこんな風に書き殴りたくなる気持ちもわかる気がするよ
今さら推敲とか読みやすさとか他人の眼とかそんなの気にしたくねえもんな
もうそういうのさんざん気にし続けたんだもんな 仕方ねえよ
こんな文章すら読みづらい読む気しないとか思ってる連中の事なんざ歯牙にもかけたくねえわな
今度こそ自分が書きたいコトだけ書いたんだろ そうなんだろ
お疲れおっさん
一度花咲かせただけあんたの人生上等だよ 家庭大事にしろよ
流行りものに乗れば確かに売れるが、最後に残るのは名作だし、ヒットするのはやっぱクオリティ高いんだよなあ。
今読んでも司馬遼太郎は面白いよ。
たまに思い出したように企画があがるオーフェンやスレイヤーズも、結局他にない魅力があるとおもう。
ラノベ作家になりたいじゃなく、何がしたいかだろうに。手段が目的になってるように感じる。そんな熱量のない作品ではどんな業界でも見透かされてしまうと思う。
ゲーム業界は大丈夫なのかな
ものすごく面白い内容の恋愛ゲームを初代ときメモの絵で作ったら今売れるだろうか、だった
ありがちな勘違いなんだけど
いくらいい文章だろうがちゃんと全部読んでもらえると思うのは大きな間違い
これは純文学でもラノベでも、ネットでの書き込みでも同じ
あとあれだ
出版社なんて有名企業でも、よくわかってないのが担当に付くことなんてザラだぞ
ほいほい従ってずるずる落ちてった方にも問題がある
これはラノベに限らずすべての物書きに対してというか
すべての表現者に関してだと思う
妬み嫉み恨みなどの負の感情を昇華させることができるかどうかにかかってる
あの有名なハリーポッターを書いてたのが生活保護を受けてた人だと知ったうえで読めば
一巻の原作本が全然違ったものに見えてくると思うよ
で、最終巻に向かって満たされたがために面白くなくなっていく過程もよく理解できる
寡作タイプは生き残りにくいかもしれないね
埋もれちゃうから
ラノベ業界が成熟して一般小説業界と同じ穴に落ちる話。というより、これまでの小説出版における歴史を繰り返した話か。
最初の方のコメは酷かった
このくらい読みこなせない奴は自分の頭の程度を疑った方が良い
ゴッホも今の時代ならすぐ売れてたかもしれない。
だけど個人の感性を無くして大衆に埋もれたら、芸術家としての感性も無かったかもね
冬樹忍さん
当時のHJ文庫はかなり焦っていたようだし、恐らくアニメ化が優先されたのも「いちばんうしろの大魔王」であると推測するが、まああそこの編集はあまりいい話を聞かなかったよ
俺はあなたの作品を読んだことはないが、いま物語を最後までまとめられる能力を求めている企業はたくさんある
マーケティングひとつとってもそこに物語性を当てはめるなんてのはそれこそ常識だし、大手代理店だって中小の代理店だって、安く買い叩くことはない
あなたはラノベ書きということに熱意を持って、そしてその火を消してしまった人なんだろうが、一度華やかなエンタメ業界から離れて見てみると、作家として活躍できる場所はかなり多いよ
10万文字なんて文量いらないし、まずは2000文字程度のプロットが必要なだけだから、収入の足しになると思って肩の力を抜いてやってみたらどうだろう?
それと下手にアニメ化しなくて良かったね
たぶん知らないだけでもっと急転直下で地獄見てるラノベ作家もいると思うよ
アニメが終わったら作品と一緒に消えてった人も一杯いるし
才能が全くないのがすぐ分かるわ
だから彼等がつまらんとパッと切るってことは、それだけ直感的につまらないと感じさせたってことだよ
読者のレベルが~とか言ってるとどんどん置いていかれるぞ
そもそも時代に合わせるのが創作だっていう
がんばれ
五年後にはすべての漫画雑誌が100万部割るだろうし。
完全電子書籍で印刷運送の手間と経費分安くなるはずだろうけど。
モノを作る人間はメンタルが鍛えられないと続けられない。
特に仲間と共同で作業してる環境ではなく、自分一人で完結するものはメンタル成長必須。
ラノベだけが文学じゃない
そして時代に合わせるのだけが創作じゃないぞ
良くも悪くもオタク的な文章だからじゃね
今は企業に従うより、好きなものをネットに書いてあげた方がいいだろうね
死後に評価とかのゴッホ路線すらあり得る
もちろん確率的にはこのまま忘れ去られて終わるのが大多数だとしても
ネットのおかげで、かつてないほど、希望に満ちた時代ではあると思う
たぶん話題の主軸への興味の問題じゃないかな。
物語でもそうだけど、主軸への興味が薄いと読み飛ばしがちになる。
今回は『スレ主さんの心情や体験を通して見るラノベ業界の内情』が中心だから、そこに興味がないと、概要だけぱっと見ればいいや……くらいになって目が滑りやすくなる。スレ主さんの心情や体験がどうでもよくて内情が知りたいだけの人でもそう。その場合心情や体験は不要な情報になるから、切り捨てて読み流す方に脳が働きやすくなる。
心情に興味があっても目が滑るなら自分には分からんけど、その場合はそれこそ、文章が合わなかった感じかもしれんね
世の中に冬樹氏のような元プロは多いと想うんだが、なんとかそういう人たちを企業とマッチングさせてやりたいなあ
作者の過去も心情も適切に伝わって面白く読めたということを強く伝えておく
自信持って あなたは有能な部類
下らん前置き長くて読む気にもならなかった
文章見ても読ませる技術は特にないし
ラノベで名前が知られてるくらいになってから書け
クリエイター志望でもっと悲惨なことになってる奴いくらでもいそう
ラノベの購買層っておっさんが1位じゃなかった?
だったらこの元作家が書くような作品が売れるんじゃないの?
ヤバいやつが目立ってるだけで売れてるのはこっちか?
しがみついたのは、「作家」のステータスであり、それこそ夢幻の意味の夢。つまり実在しないのもの。作品が大衆に認められてるんだからやっぱり勝ちだよ。まあ贅沢だが幸せだよ
昨今のラノベに毒され過ぎ、もうちょっと文章読め
小説よりプロット読ませろとか言っても鼻で笑われるだけだぞ
読ませる技術ってのは逆に言えば文章のテンプレ化ってやつでな、そのテンプレに沿わないと評価されなくなるんだが……40年以上前ライトノベル発足させた作家が通った道だねぇ
無能
それこそ企業が求める、テンプレに沿って金を払う消費者だよ
だから似たようなものばかりが出揃うんだよ
回りくどいのは文字数稼ぎなの?あまり意味のない例えを羅列するばかりで一向に話が進まないから挫折した
文章的には当時のラノベスタイルと個人的な感情が入り混じってて多少読み辛いが素人よりは読める
若い子が長いクドイってのもわからんでもない
俺らだって自分らより前の世代の本は長くてくどく感じたしな
言語ってのは時代で変わるもんだし結局は普段から慣れ親しんでる文法や単語があるかどうかよ
とりあえずまぁお疲れさん
今売れてるなろう系の奴もこいつと同じようになることは避けられないって事なんだけど
なんで自分たちだけは大丈夫だと思ってしまうんだろうな
こいつだって同じようにその時は自分は大丈夫だと思ってたというのに
若者が自分は老害にはならない、違うと思い込んでいるのに似てる
しかし、そもそもこのHJ文庫のノベル大賞、その後成功したやつがあまりにもいないな。
同じように無数に死んでいった作家がいるなあ
ただ一方で、読者に配慮しすぎるとテンプレにテンプレを重ねたなろう小説みたいになるから一長一短だ
この人は本当はどんな物語を書きたかったんだろうね...
今は反動?
ワイ的には嬉しいわ
銀英とか長くても苦にならんし、才能の欠如が成功出来なかった要因だね
ジェインオースティンは古典小説でも軽快で一行もつまらん所無い
ライトノベルでも様々な名作を学んで色々な知識をつけないと駄目だろう
そうした勉強もしてなかったって言ってたし、本当たまたま新人賞とって勘違いして苦しんだ人なんだろうと
ひたすらくどい
自己陶酔型
昔の2ちゃんねららしい保険かけまくりのカキコ笑
切なくなる
底辺をかっこいいものと感じていたとか、初心に戻ったから何かワンチャンあるだろうと期待する気持ちとか、
生々しくてよかった...
夢は呪いっていうけど、こういうことか
その後はまぁ読めなくも無いけど
もうすぐなろうの総合ランキングを凄い勢いで駆け上がった新人の書籍が発売されるんだけど
そんな奴でも毎回出版不況とか世知辛さの話ししてるから相当厳しい時代に入ってんだろね
多分ターゲット間違えてるに
これからはやっていけないということだな
ホントに文章書くのが好きなら本が発売されなくなったって書き続けるでしょうよ
純文学とか読んだらどういう反応するんだろう?
仕事100%で書かれた仕事語とかどうだろう
俺は作家の仕事はよくわからん一読者だが、ラノベブームにのっかっただけの無個性作家よりも個性が強い作家のほうが好きだわ
つか「テンプレ美少女+俺ツエー+もと引きオタorネットゲーマー」というパターンはオエッとする
挫折はまだでこれが読めないのが今のラノベ読者なんだろう
まあなるようにしかならんね
もっと別の分野で書いてほしいんだけど
こういう文章好きだし
今回の話も普通に楽しく読めたし
なんなら、会社編、家庭編、子育て編、書いてくれたらまた普通に読むぞ
言われてみれば俺も10年前までは気になったラノベをいくつも買って世界観を楽しんだものだけど、今は全然だな…
発刊数もあってるし、10年前のイラストなのに普通に今でも可愛いと思えるレベルの絵師。
なんか言おうと思ったが、HJ文庫の本を一冊も持ってなかった。
つーか、スーパーダッシュかと思ってよく調べたら、スーパーダッシュ文庫は4年前に廃刊になってたというw
ベン・トーの人とか今何してるんだろ
せめて始めに結論を書けよ
まぁ自分の気持ち整理したかったんだろうし嘘書けなかったんやろなぁ
これを読み続けたいと思えない文章な気がした
タイトルの短文も読めんのか?
ラノベ作家が引退するまでのリアル10年を語ってる話やで。
ドラマガ全盛期でスマホで見る時代じゃ無かったからね
ハレハレに関してもどっちかつーと緩かった頃のニコニコのお陰
つかラノベって絵で買われるもんだったから
嘘松じゃ無かったにしてもコイツは間違いなく売れてない
ずっと愚痴ばかり書かれていたブログは削除されたが、あの一冊以来名前を見ていない。いまどうしてるやら。
もっと要約できる
これは小説ではないんだろ?
ドラゴンボールZみたいに引き延ばしがひどすぎるぜ!
要約って、知ってる?
こりゃ売れんわ
でも俺のようなおっさんにはたまらないものがあり胸にきました
一発の大成功そして挫折敗退...それでも続いていく人生...
最近読んだ一発屋芸人列伝も面白かったなぁ
お金になるかは分からないが、ラノベじゃない別の場所で書いてもらいたい
経験の話を回りくどく書かれて読む気があるかというね
文字数増やさないといけない小説書いてるんじゃないんだから相手に分かりやすく簡潔にかけと
山岡荘八や吉川英治とか絶対読めんだろw
要は一作目は、波に乗り順風満帆
2、3,4と低調で出版社から見放され(冷遇)
病めた!
よくあるパターン、才能無いんだよ
ただこの人がミスったのは、同じ編集とずっとやってたとこだな。んで、言い分を聞きすぎた
そして流行りをおいすぎた。
周りの漫画家なんかも、同じ会社にとどまって苦悩してる人はいっぱいいる、俺は底辺なりともマルチで
企画通ったとこで確実に連載を勝ち取る方向にシフトしたわ。
この人はもう少しファジーに立ち回っていたら、好きな作品もかけてたかもしれないし、編集で不快な気分になることも、もう少し防げたのかもしれないな。
第4シリーズの編集の手のひら返し、これはひどいね。まあよくあることだがw、もうこの時点でこの作品はあきらめなくちゃいけないし、続けるなら他にもっていくべきだったね
帰結として単純なエロ表現や、何でも悩まず簡単解決ばかりの退屈な物語ばかり増えて、先細りの道を進んでいる
この程度の長さの文章すら読めないやつが大量にいるんだから
小説が斜陽になるのも当然なんだろう
根本から企画内容をひっくり返そうとする
テンプレみたいな無能編集登場でちょっと吹くw
ありがとうだけどな
長いなら読まなきゃいいし、
読んで文句だし、どこまでも用意されてなきゃならんのかと思うわ
この間ニューデイズでコラボファイルもらったの地味に嬉かった
これすら今の読者には読むのは無理なんだろ?
小説自体が売れないわけだよ
長くてテンポが悪い
もうそれはさっき読んだから早く先に進めろよって言いたくなる
そりゃ売れんわなこれじゃw
読んでないけど引退して正解。
着地点があって論理的に構成された文章じゃなくて、自分が考えたことをそのまま出力してどっかしらで結論を見つける書き方。小説ならまだ展開の起伏もあるだろうけど、こんなものを読むのは時間の無駄だ。これだけで文章力が測れるわけじゃないけど、こんな書き方の垂れ流しじゃ典型的な紙面埋めるだけの薄っぺらなラノベ駄文が出来るだけだと思う。
「長くない。お前らが読めないだけ」っていうやつは、俺と同じで時間の浪費に気づかないただの阿呆だ。
「昔はラノベの存在が知られてなくて2ちゃんでハルヒを盛り上げる祭りをやった時期がある」とかの時代背景いらない気がする。
ハルヒやシャナが流行ってた頃、ライトノベルという単語はオタクなら知ってる単語だった気がするんだけど
これでもミリオン売れたんやで
売上は正義よ
長文書いて時間の無駄ならそもそも読まずに閉じればええやん笑
それがよく分かるまとめサイトコメ欄や
保存しなかん
>>オーケストラのプロ奏者が仕事先で「ドレス着てそれなりに演奏してくれればいいから」といわれたやつ思い出した
>>うまくてもすごくても需要がなければ先細るしかない
>>今のラノベ読者がこのスレの文体とキンキンのどちらを求めてるかは知らないけど
でもそのプロ奏者が、
「俺はもっと凄いことが出来るんだけど仕事が無いんだ!」と残念がっているのか、
「もっと働けってのかよ!過労死しちまうよ!」と悲鳴を上げているのか、
当人は言わないもんなんだよ。
だって人気か歓声なんて水物で百パー信頼することなんてできないんだから、
この書き手のように自分のやってることにどこまで自信を持っていいのかは
解らないものなんだよ。
俺はそう思っていた。多分、皆もそう思っていた。
正確には「思っていた」んじゃない。
説明するのにこんなラノベノリで書かれると…
ラノベ読んでるんじゃねーんだぞ
そりゃ売れんわ
たま◇なま の人だな
四文字タイトル初期だから10年以上前か
結婚できたかだけ結果おねがい
今時のラノベ作家ってこんな文章書くやつばっかなのかな
長い
ネットの掲示板でまとめサイトでスマホとかで見てる人も多い場所で
こんな文章書いたら読みづらい言われて当然
なろうに純文学投稿しても誰も読まないし
文芸誌に異世界ハーレム物は載らないんだよ
ザなろうって感じだよね
そういう奴に限って偉そうな事ほざいてるしほんと頭痛くなってくるコメント欄だな
一つ一つどういう年齢の奴が描き込んでるのか知りたいわ
舞姫読んだら一行でキレそう。
正直、主は否定したけど、それが作家かどうかの差だよな。
一冊でも本出してそれが売れるなんて、なかなかできる経験じゃないしな。
野球でいえばプロのマウンドに立って勝ち星あげたもんだろ。そのあと泣かず飛ばすでも、栄光でしかない
相手に話をするときは簡潔にと習いませんでしたか?
まぁこれは話をするとはちょっと違うが
別に結婚できて子供もいる上生活も問題ないみたいだから何の問題もないじゃん
なめてんの?マジで
スクロールは1回まで
単純に感情綴ってただけやろ
どう見ても勝ち組です
話が長いしテンポが結構悪い
何が主題なのか読んでて見失っちゃうのがなー
そりゃ小説売れなくなる訳だ…。
頭はいいのだろうけど、ラノベに必要な親しみが少し足りない。
市場は中高生なんだからさ。
自分の暮らしを語らせても結婚生活の部分なんて全然描写が無いし、
仕事の労働環境も全然描写が無い。
葛藤が有ったのはわかるけど、
どんな境遇で葛藤が決定的になったのか描いてない。
会社での交渉にどんなドラマがあったのやら。
中高生にも結婚している事や働いている事の描写を理解してもらえる努力が無い。
会社で今どうしてるとかもあまり書いてないし不親切。
仕事の慣習や仕草を描くシーンくらい有ってもいいんじゃない?
血の通った人間としてキャラを描けてないじゃん。
この人は後になって自覚したみたいだけど
自分本位に書いていて、キャラが生きていない。
これでは頭の中で映像化すると場面が飛び飛びになりすぎて
第3者から見たら何が何だかわからないと思われてしまうんじゃない?
構成も登場人物の人格も演出も自己投影になっちゃってる。
最近はメディアミックス前提での採用が多いから
脇役の描写を丁寧にやっておけばアニメ化の時の説明書代わりになるんだし。
でもさこの>>1、頭が良さそう。
ほんとにな
スティーブン・キングはだらだら長いなと思っても、いつの間にか読み終わってるのに、何が違うんだろうな。
頑張って三分の一まで読んだけど、もう嫌になったわ
売れないわな
俗に言う活字離れやろ。ここのノータリン共は漫画とかにしないと理解出来ない
一気に終わりらへんまで飛んだ
この人の人生を表すような文章だったのかもね
スタートダッシュの掴みは良くて、尻下がりで安定という
普通の男の子が魔王級とか有象無象の超強い女の子達をコミュ力一つで普通の女の子に変えていくって話、凄く読みたい!
この企画潰した編集のバカバカ!
この>>1は話したいというよりも吐き出したいって気持ちの方が勝ってんだろ
まあ最初の方は割と気取って書いてるけどそっから先はほぼ飲み屋のおっさんの長話なんだからくどくて当たり前だろう それに対して冗長だ何だの評論し始めたりする奴の滑稽さったらない
まあ俺も人の事言えんが
草じゃなくてワロタって言うのが2000年代のトレンド
小説は小説、スレッドとは違うでしょ
文章がーとか言う連中はそもそも読解力がないしその程度なら他人を評価する能力が無いよ
そもこの文章はスレのカキコであって小説では無いんだよ?
なろう型ラノベ文体ばかり読んで他の文体に慣れてないのでは?
作中登場人物ではなく現実の人間だから同じことを繰り返しその度に少しずつ変化したりもするのはエッセイや自伝ではよくある
長文なのだし、違いに気をつけつつ読み飛ばせばいい
ラノベの定義がよくわかんない
ナルシストなんですね
こいつが時代に取り残されて
新しい流れについて行けなかった負け犬
だってのが良く分かる
文章から滲み出てる
まあ小説で文章力は言うほど必要とされてないしな
文章力文章力言う人間でも村上春樹はNGみたいなわけわからん奴多いし
ラノベって、元々は作品のジャンルではなく、中高生向けにと挿絵を多くしたレーベルのことなので
十二国記のように中には一般のレーベルとして通用するものもたくさんある。
ラノベから一般に変わったので有名なのは十二国記とGOSICKかな。
ラノベ作家としてスタートしたけど、そこにとらわれすぎていて失敗したって感じw
デートアライブのことかと思った!
ラノベは言い訳と形容詞だけだからなあ。
全ての理由が後付けで、そうする言い訳とか、判っててあえてやってんだとゆう言い訳に充ちている。
形容詞はファッショナボーだが、何かの真実を看破したり、言いたいことがある訳でもない。何を表現したいのかではなく表現だけ。
文学は、読者が気付いてなかった事を気付かせ、思ってなかった事を思わせたりするが、ラノベは読者が既に持ってるその時の気分に、そぐえるかが全て。
純然たる商材、投機対象だね。株のようなもの。
それはそれでスキルだし割り切りの美学もあるが、クリエイター(言葉本来意味)では無いよね。読み手に消費されるだけ、読み手を変える事はできない。
大成しなかった理由が分かるわw
・デビュー作は全7巻、2作目全3巻、3作目全1巻(長文タイトル)
・デビューレーベルでしか活動していない
・既婚
・ツイッターで「作家歴10年ですが、引退します」と発表
合致が多すぎる。一作目のアニメ化取られた「後から出て売れに売れたベテランの作品」は、「いちばんうしろの大魔王」で確定
長い
更に斜め読みも出来ない文章
うーん、売れなそう
コバルトだけ少女漫画みたいなラノベだけど
情報乙
ちょっと興味湧いたから買ってやるかな。
読んでないんで作品についての言及は避けるけど
面白かったとか読ませる文章とか言ってる人は社交辞令かな?
全部読んだ。
便所の落書きレベル
「当時のラ板ワナビの中では最年長な方だった。」とか日本語やばい
そして面白くない。コイツの話が売れないのも分かる。
村上春樹の文章力は知らんしノルウェーの森しか読んだことないけど、
突拍子もない男女の行為突入に「は?」てなったわ。
本来コンテンツとしての文章というものは夜更けや休日にじっくりと噛みしめながら読む物であったのが、だんだんインスタントに、口当たりのよいものだけを選ぶようになってきたからな。
それが加速しエスカレートした結果お前ら消費することに慣れすぎて、今まさにお前らが嫌う(お客様は神様)になってるんだよ。クリエイティブな人間に対する敬意が感じられんね。
長い飽きたつまんね。それだけか?
せっかくまともなコメントが散見されるようになってきたってのに恥ずかしくないんか?
ただ心情書き殴ってるだけだろ
面白いもつまらんもないわ。こいつはこう思ったという、ただそれだけの心情吐露じゃん
同じ陶酔型じゃないとこの文はクドいやろ
てかラノベ作家ならではなのか読みやすかった
だけど
×胸先三寸
○胸三寸
だよー
昔レーベルを支えた受賞作家とかは、全員こういう扱いなんだろうな
ディスるならさすがに全部読んでやれよ
まあ「長い」って2文字だけでコメントするネタなのはある程度理解するけど
この程度も読めない人が多いならラノベブームも終わるわな
特殊な世界から一般人に戻っただけや。恥でも何でもない。
なので、>>1のように割り切りが半端だとキツイやろね。完全に見切って割り切れる賢者でないのなら、割り切る必要もないぐらいバカである事が望ましい。
ちょっとアタマ良ければできるような、半端な自覚先覚なら無い方がいい。別に物凄く考え抜いてる訳でもないんだし。
テーマ>ストーリー>キャラクター>シーンとゆうように、どんどん断片にフォーカスが移ってるやん?エヴァ新劇なんてキャラさえどうでもよくて完全にシーン断片集やん。
今は、そのシーンその瞬間の印象のために、キャラ用意し、ストーリーを仕方なく整合させ、縁起物みたいなテーマを付加してる。
主題と表現・演出が逆転してんだよね。
作家のメッセージ性、なんてどうでもいいがアイデアの実弾を、最も色濃く出せるのはプロットの部分だろうね。つまり企画書で満腹。
なんとなーく思い当たるけど、どうかなー?
取り敢えず、人に読ませる(読んでもらう)文章じゃないね、プロの筈なのに。
皆が突っ込んでるのは主にそこじゃないの?
必要ない話多すぎるよ
長いはわかるが酒飲みながら読んだけどきっちり読めるわ。※欄で批判してる人間の素性が知りたいわ…
なんか、モニタが白く曇ってきた(´・ω・`)
長いから無理派はおそらくメールとかの短文やり取りで慣れてるから、
長文読むのが色々きついんだと思う。
時間ないとかその辺りも含めて。
一作目何故か超売れた二作目ちょっと減速したけどまだ行けるやろ
三四五出すも爆死してその後10年目までだらだらあがき続ける
作者「ラノベはバブルだ」「あと結婚した」
全部読んだ。スレなんだからスレらしく書け、長い!って意見も
自分語りなんだから当たり前。普通に読めますが?って意見も分かる。納得できる。
だからなんか、長文書くの馴れている人って印象。
ここまで書けるのは努力と実績の賜物何だろうけど、やっぱり天才ではないんだろうな、と。
ここまでコメ欄伸びたんだから、読ませる文章ではあるんじゃない?www
いくらなんでもレーベルに問題あるのでは?特にHJはタイトルで惹かれてもHJだったら読むのを避ける
逆に若い子にとってはつまらない話だろうなって思った
例えるなら会社の飲み会でおっさんから酒飲みながらぐだぐだ話されるのを聞く感覚に似てたから
それより今時の若者は~とか言い出したら流石に懐古厨の老害になっちゃうよ
三十路過ぎたら気を付けよう
でも仕事してるしいいんじゃね?中にはそれ一本で食っていこうとしている奴も知るし
→俺妹、はがない、生徒会とかの萌え全盛。「ラノベじゃファンタジーは売れないんですよ。学園しか書いちゃダメです」と言われる時代
→俺TUEEEブーム到来。劣等生およびそのフォロワーが席巻「主人公は最強以外ありえないです」と言われる事態
→なろうブーム到来「異世界で俺TUEEEだけ書いてください。てか、本出したかったからWEBで人気取ってください」と言われる時代
激動の10年を生きた作家なんだろうな
でもまあ、同じ10年を生きながらも、常に時代に適応してきて生き残ってる奴も普通にいるし、結局は筆の遅さが全ての原因だろう
こんだけの文章ですら「長い」の一言で批判するんやからw
で、もちろん、今はプロットてのは作品にとってのキャッチになってる。つかプロットがそのままタイトルになってる。
帯キャッチに入れるような作品紹介をそのままタイトルにするのは、確かにインスタントで効率いい。
で、あとは表現とゆうか形容詞だけだよね。形容詞選択のセンスが、トレンディやオンデマンドを、ほんの少し超えてればいい。ほんの少しってのがミソ。
キャラ、ストーリー、テーマなんて一番最後に考えて後付けするものよ。ただの縁起物や狂言回しなんだから。
と書きにきたらコメント……
嘘か本当かは置いといてラノベ界隈のことを知られて良かった
それともラノベ好きにはこんな程度が丁度いいのか?
あと、イッチは申し訳ないけど大成はしない部類のやつだね。実家に甘えてばかりでハングリー精神ないし、作家と結婚であっさり作家切るし、しょせんそんな程度だったんだろう。チャンスはいくらでもあったのにな。
チャンスに恵まれなくても、本気で作家目指してる人たちに失礼な奴だわ。
長くやっている作家は元々持ちネタが膨大だったり外からどんどんネタを取り入れたりネタを作風として確立してたりする
元々の持ちネタが少なく外から取り入れることもせず作風として確立出来るほどの個性もなかったようなので
ネタを小出しにしたとしてもいつかは書けなくなってたと思うよ
そら一発屋で終わるわ
雛壇芸人に置き換えても似たような感じじゃない?
ライター雇えよ。
こんなグダグダ文章書いちゃうやつを相手にしなきゃいけない編集が一番大変だろうなと思う
くどくて読む価値がないだけ。
これ読み切ったら100万くれるならなんぼでも読むよ。
要点まとめて書くだけでいいだろとは感じた
ブランド物の為に書いてたのに売れたし自伝もめちゃくちゃ面白い
ありがとう
ラノベ特有の文章って感じだった
でも作家だからか読みやすかったし先が気になって最後まで読んでしまった
才能と勤勉さと運がなきゃやっちゃいけない業界って事はよくわかったわ
作家の内情が知れて面白かった
一瞬でも成功できたのは良かったのか悪かったのか分からんが、楽しませてくれたイッチありがとう
単なるネネットの馴れ合いで滅び馬鹿な男じゃん
執筆と策して旅行に行くとかゴミそのもの
お前なんか売れるはずもないだろこエセ作家が
それこそ「長くて読めなかった」「読んでないけど文才ない」「3行で」とわざわざ言いに来てる人たちは何?と返したい
でも、
「でも作家は今売れている作品にそっくりな企画を出すし、担当も今売れている作品の類似企画を採用する。
誰もがより良い道を模索している筈なのに、誰もが納得しない結果へと走っていく。
なんでこうなるのかは分からない。誰かがどうにかすれば止まるだろう。でも俺はその誰かにはなれなかった。」
ここの文章というか個々の文章でたまらなく好きな個所はいくつかあった。
本人は諦めてるけど逆に言えば昔よりも個人で発信する場が増えたからまた気軽に発表すればいいんじゃないのかなとも思う。
文章からまだ自分はやれるという意思を感じるし。
ただ設定を流行りものにするだけじゃなく見せ方を今風に改変しないとダメだな。文章にやや古臭さを感じたか。
魅せる気がない文章なんていらん
文章書くの下手すぎだろ
そして褒めるほど良くも無かった。
読みやすいけど、買うほどの魅力も無い。
ブログとかなら、そこそこ読書付くと思うけどな。
リゼロも作者プロだけど、なろうにUPしてたんじゃ、なかったっけ?
プロデビューしてるなら腕はあるはず。
製品になれば、売れなければ市場から消えて忘れ去られるけど、ネットにUPされてれば、人目にさらされるから、ある程度量とファンがたまればばずる可能性も0じゃないし、そこから製品化されることもあんだろ。
編集者も程度が低いってーかプロフェッショナルには程遠いんだよね
作家としての扱いを大事にしてほしいなら大手に行って普通の小説家になるべき
もう一年以上論文を出せてない研究者だけどもとりあえず本を出さないと作家ではなくなってしまうってところすごく共感した。
自分が売れなかったのを世間や出版社のせいにせずに、ちゃんと省みてるのが偉いなと思いました。奥さんとお子さんと幸せに暮らしてください。
そんな奴に、キモオタの承認欲求を満たすラノベは書けない
売れてる作品の作者は、みんな結婚どころか彼女すらできなそうな、全てを諦めたデブばかりだよ
そういう奴が、全てを犠牲にして書いたラノベだけが、同じような地獄にいるオタクの心に届く
スマホ太郎とかああいうのが出てきて一定受け入れられてんのも頷けてしまったわ
別に今の人に長文読む力がないとかではなく、当時はこの手の文章が流行ったんだよね
でもやっぱ商業だから時代の変化についてけない人は廃れていく
またこの人の文章にこの路線でずっと食べてけるだけの無二のものも確かに感じない
あるあるすぎて反吐でそう
ただ5~10年前はこういう自分語り多かったし懐かしい気持ちで読んだけど、
「懐かしい」と感じたのもそうだし、※欄見てもオッサンにしかウケてなさそうなのを見ると
情報をアップデートできなかったんだろうという感想を持った。
フツーに読めたけど。
青春~壮年まで作家として生きたスレ主の足掻きと諦めが何か切ないけど。
あとこの人ボンボン。
同じことを何回も繰り返す癖があるみたいだ。
本人は絵師ガチャに恵まれたと豪語してるけど正直表紙ですら魅力もないしタイトルももう少し工夫すればよかったのに。
あと自分はオーフェンスレイヤーズ世代でよく読んでたけど自分みたいな世代でも正直この文章はくどく感じるね。
でも面白い部分もちゃんとあるからまら書きたくなったらネットで公開してほしいな。
何なの成功の法則とかw
バカすぎ
売れなくて当然でしょ
出せば売れるから、ゴミでも出せ、みたいな方針で新人作家を大量獲得した結果、なんの才能や実力もない奴まで取っちまって、そいつらの面倒は出版社も一切見ない、みたいな
ピカソが天才と言われるのは多作だからってやつだな
なんでこんなに酷評されてるの?
合わなかったら読まんでしょ
その流れを作ったのはなろうじゃなくて、長文タイトルつけたラノベ編集側
作家と揉めたりお家騒動で揉めたりで、雑誌を創刊と同時に廃刊という偉業もやってる
ここ最近でも、「二度目の人生~」でのアニメ中止事件は、記憶に新しいだろう
読み物としてはつまらんし、報告としては長すぎ
むしろよく物書きとして飯くっていけたなとか思ったぐらいだ
全てを履き違えてる
だいたいラノベとかもうそれが商業主義のあだ花って、分からないんだろうなぁ馬鹿だから
なろうで、自分の書きたい事を書いて、なろうで人気が出たら書籍化した方が
作家も出版社も幸せなんだろうね。
こいつなんてまだ実家たよれるだけまし
独り身で実家も頼れないやつがこうなると後の人生マジで終わるからな
妹さえいればいい にも触れてあげて
嘘くささww
長い、3行、読めない
が表す通り今の読者ってどんどん馬鹿になってるから文章読む事しなくなってきてんだよ
短文でのやり取りが増えてるから流れから話を理解できてないと言うか
そもそもぐちの書き込みなんだし文章体になってるだけまし
ラノベを読み慣れてないと序盤の持って回った言い回しはクッサい
まあ、でも15年間の夢は適ったわけだし、安定した職があって本が売れなくて、露頭に迷うこともなかったし、ちゃんと家族もできたしで相当恵まれてる人生だとは思うよ。
作家一本だったら、今は独身の極貧フリーターとかそういう切ない状況になってるでしょ。
売れてる時と売れない時の態度の違いはゾッとするが、それも仕事なんだろうな...
作者もそう納得してるし
担当から優先されなくなって、他の出版社に浮気したくなる気持ちもなるほどなーって思った
そういえば最近有名雑誌で打ち切りになった作者が、Twitterで「他社に持ち込みしよっかなー」とつぶやいてたから不思議に思ったが、
担当をチラ見する気持ちもあったのかな
切ない
というかおれこの人の3巻打ち切りの本読んだわw
流石に昔過ぎて記憶がおぼろげだが、なんか凄い終わり方したのは覚えてる
あと主人公がなんか面倒くさかったw
そしてコメ欄も面白いな、キッパリ感想が分かれてる
おれは昔のこういう重めな文と今のなろう系の読みやすいのの両方読むが
両方は無理が多数派で同じラノベの枠でも内部で読者層が断絶してるのかもな
本当にそう思うよ
何が当たるのか作者も分からないのと同じくらい編集だってわからないから、
作者はある程度ウェブや同人で実績作って、それから担当がスカウトってのがお互いにいいのかも
ロードスやソードワールドからフォーチュンクエストやスレイヤーズやオーフェンを経て
その後に電撃で西尾だの川上だのが登用されて
00年ってその更に後のシャナやハルヒが来てからのSAOとかの時代だったような
ラノベですら読書量足りてなかったんとちゃう?
この人の一作目ちょっと読んでみたい
必要最低限の事しか書かないならただのテキストじゃん
ほんとに文章読めない人間が増えてるんだなー
あと、安易に落ちを求めるのもな
ただの自分語りの、エンタメ小説でもないものに落ちなんてないだろ
あの頃氾濫したキョンの言い回しのような感じ。
それは置いておいて典型的なパッとしない作家の末路。
漫画家も似たようなもんだけど
編集の意向で描きたいものを描かせてくれなかったり
本気じゃなかった2稿目があっさり通ったり
時勢に合わせた書き方がを強要されたり
よくある話だね。
この程度で長いと感じてしまうレベルのやつらが今の読者層です
そら中身スッカスカ文字数スッカスカのラノベが好かれるわけですねー
※777
たかがネット掲示板に「お作法」なんて無いに等しいが
紙面なら紙面の、掲示板なら掲示板の、異なる読みやすさと読み手がいるんだから
この書き方に反発が出るのもしゃーないやろ
本開いて文字読むのとディスプレイ睨むのとじゃ
読み手の文章を読む気持ちの姿勢も変わる
長いとか読みずらいとか言ったところで
意味がないというかそこじゃないというか
これからはまた趣味として気が向いたら
小説に限らず書くといいのかもな
それこそ今は表現する場自体はいっぱいあるし
いい趣味だよな、老後まで楽しめる
結局創作の業界ってどんな状況でも書き続ける才能が必要になるんだよな
時代に合わせて臨機応変にならないといけないし大変だと思うわ
読みやすい、面白かったって書いてる人
二極化していて興味深いコメ欄だな
できるならばコメしてる人の年齢と好きなラノベ1冊上げて欲しいわ
ちなみに俺は「読みやすく共感した」派。42歳、ロードス島戦記
アホしかおらんのか……
回りくどくて、俺が俺が俺がなんだね
行間を読む隙を与えないオタクの弾丸トークで疲れた
逆にハルヒとか読んでみようかなと思った
文字数稼ぐために回りくどい表現して、表現変えて同じ事何回も書いてるって感じ。
ちょっと上で誰かが書いた文句のコピペをしないと気がすまない心理ってどういうものなんだろ?
とにかくくどい。
読者が頑張って読まなきゃならんとか、そら売れんわ。
ただ致命的につまらなくて読んでても何やコイツ気持ち悪って不快感しか無いから読むのを止めた
文章を読むのが辛いんじゃなくてコイツの言い訳のクドさが気持ち悪すぎて辛かった
辞書読んでる方がまだマシ
ありがとう。
割と読みやすい部類の文章に対して長いのオンパレード
こんなバカが読者のメイン層なら時代に合わなくもなるわな。
諦めたって言ってる現時点でもずっと燻ってる感じですっきりしないw
ラノベ作家って感じの文章で
全部読めなかった。
担当&絵師ガチャってデカいんだな。
最後まで読んでない奴の書き込みはもういいよwwwお前らどんだけ自己主張したいんだよwww
けど、なろうよりは意味が入ってきやすいまともな日本語。
本当にその時代の作家さんやったんやろね。
ところで平凡な主人公が異能だらけの世界で生き抜くってのは、なろうではちょっと前に流行ったね。
これは売れないわw
俺がやれば勝てる、やらないけど批判できる俺が上っていう。
でもまあ物事の栄枯盛衰を体験できた事は貴重なんじゃね?
殆どの人は枯哀しか知らないんだからさ
これじゃ売れん、結論からかけ
悩みっぷりが純文学レベルでウケる。
作者が作家として死ぬための墓穴堀りってところか
長いって言ってる人多すぎてびっくりした
内容はつまらんけどさ
受賞して、アニメ化もされたけど、今は元気でやっているんだろうか・・・
作家さんも、人気と時代に翻弄される職業だよね
現実逃避の小説しか読んでない奴が現実が怖くて読めないだけだろ
売り物レベルの小説は書いてないだろうと思った
まずお前は日本語の勉強しろ
読み手に配慮できないって作家としてはちょっとどうかと思う。
文体はものすごくラノベ的だなと思ったけどw
自分はワナビにすらなれなかった人間だからここまで足掻けたのは立派だと思うな
文章だって読みこませるじゃん。
……もしかしてこういう文章自体もう古いのか?書き方好きだけどなぁ
10年間の出来事だもの、そらぁ少しは長くなるよ。
おつかれさまでした。
嘘松おつ
こういうまとめのコメ欄とかLINEやSNSのメッセージ機能とかのやり取りが短文中心なのもあってマジでまとまった量の文章に触れる機会少ない人多いのだろうか
「なろうしか読んだことないし受け付けない」みたいな人もいるのかとかそういう人らがなろうが廃れた時どうなるのかとか「長い」系のコメントしてる人たちがどんなものを読んできてるのか興味が湧く
…やっぱこの人物書き向いてないよ
おじさんは驚いたぞ
今はバトルシーンをガガガキンガッガッのSE音だけで終わらせるってのはマジっぽいな
くどいけど、これを長いなんて言う人間てそもそも読書なんてするのかと思うわ
なろう系の読者もさして読解能力ないから、文の稚拙さもわからないんだろうな
まあ人それぞれの好みでしょう
でも読解力って顎の力みたいなもんなのかな?
俺はドストエフスキーとか読んでも全く分からなかったんだけど、中学生の時にドストエフスキーの面白さに取り憑かれてロシア語の研究家になった人もいるし、
難解な文章もスラスラ理解できる顎の力みたいなのがあるのかな
そういう人は本当に羨ましい
ただ「頑張る」「頑張っている」気持ちと「若さ」と「勢い」だけではイカンよと…
意外jに「自分の残された時間」が「死ぬまで」と勘違いしている(自称)クリエーターさんは多いよ。
付き合う人間も変わってくれば環境も変わる。一番は「親も感覚も歳を取る」って事かな。
そして自分もその事実に気が付いたのは40歳を超え50歳に手が届こうかという頃だったよ。
文章自体は「私小説」ジャンルではよく見かけるし校正云々ではなくその内容に「時間」と「選択」
の大切さを見出して欲しいなと。
あと人に対して「頑張ります!」「頑張りましょう」「頑張らないといけませんね」っていう人は大抵
目標がボンヤリとも見えておらず仕事相手として信頼に値しません。
同調して惑わされると自分まで目標の無いことに慣れてしまい1さんの様な回顧録から目を背け
たくなる様です。
学生諸子は誰よりも早く「人生の目標」を決めることが成功の第一歩です。
いま決められなければこの先ずっと「失敗」し「やり直し」続ける事になりますよ。
※701
ワイの文章がラノベ崩れと比べたら読みにくいのは、単純に、意味があるからよ。
ラノベには意味が無いから、意味を理解するとゆうアタマの労働プロセスを省ける。「ライト」ノベルってそこを軽量化してんのよ。考えるな感じろなのよ。そのほーが自分もラクやし周りもハナシ早い。
それはそれで工夫や思うけどね。クルマでゆえばエンジン外して軽量化してるよーなモンやが、実際エンジンの無いクルマあるし。
文学みたく意味があれば、それを表現する手法は、二次的なインターフェイスの問題になるけど、
ラノベはインターフェイスだけバラ売りしてるようなモンだから、文体とか形容詞とか、あるいは作品のキャッチとしてのプロットとか、
そこらへんが時代の気分と1ミリでもズレたら、もうアウトやね。
意味があれば読み手を説得できるし、読み手の側を変えて強引に引きずり込む事もできるけど、ラノベは送り手の側が変化して、一方的に読み手に合わせるしかない。意味が無いってのはそうゆう事でもある。
ほんで、読み手は時代の気分そのものやから、猫の目のような反射神経で、変わり続けなアカン訳やね。
まあそれはそれで大変やと思うわ。
文学で身を立てるのは、極端なハナシ自分が自分でさえあれば商品性を維持できるので、才能と運次第でアリや思うけど、
ラノベで身を立てるとか人生ギャンブル過ぎる。まだパチプロの方がメソッド確立しとるわ。
ハングルで書けや
なんで『ブログ連合』にノータッチなんだ
これ昔、VIPで立ってたリアルっぽく書く創作ネタSSの系譜に津ならなるものだと思う
当たった「ユーゴスラビア」や「九龍城」といえば思い出す人もいるのではないだろうか
どちらも年少時、親の転勤で現地に行きとんでもない目に遇った過去を書き綴るというスタイルで平和な現代日本から隔絶した出来事を並べて読者の心を掴みに行くのが特徴
ただ当たったとはいったものの九龍城でカニバルネタを気軽にやり過ぎて嘘くささが増して一気に廃れたような覚えがある
むしろ馬鹿が増えすぎた結果が「文字職業」の斜陽になったんじゃないかな?
「見る」だけで「読む」ことが出来ないやつが増え過ぎて。
いや、これに関してはどういったものを想定して読み始めたかの違いでしかない
2chスレ的に超長文投下なのは間違いないし、読み物として仮定すれば長くないというのもその通り
ただそれだけの話なわけで、ここから読書傾向だの読者離れ云々とか発想ぶっ飛びすぎだろと思うが
俺は2作目出ずに終わりそうなラノベ作家だけどまあリアルだとは思うよ。
自分を過信して「先生」と言う「立場」にしがみつきながら書き続けた5年間…だが気が付けば…。
時流に取り残され風化し朽ちていく夢の時間。私の第二の人生の選択は間違いではなかった!
三行でまとめろって人の発言の意味が解りませんね。
Webや新聞の見出しだけチェックして「知ったかぶり」したい人なんでしょうか?
ある意味興味深くもありますが…。
>結局「書く」「書かない」しか選択肢はない。そして「書かない」は選べない。なら「書く」しかない。
書くしかないのたった6文字を、ここまでつまらなく膨らませて書けるのはもはや才能
あと心の片隅でも誇れる栄光があるのは凡人から見ると羨ましい
単に自分語りにしては回りくどくて長すぎなだけ
だから小説やラノベ読まないとかそういう問題ではない
※848
そこな
ちょっと長くするにしても「吐こうが喚こうが自分には書くという選択肢しか無いし企画も動いている。だら書くしかない」
こんな感じでいいんだよね
ではなく
この程度で長いと言われて読むのをやめちゃう文
ってことなんじゃないかな
内容に共感できるかはまた別の話だが、この程度で文句言う層はマンガの吹き出しの台詞も長くて読めないんじゃないか
ラノベなんて誰でも書けるって言っても、流行りを作り出せるだけの才能か、常に流行りに乗っかれる才能がなけりゃ10年持たないよなぁ。
これは昨今のクルマとエンジンの関係に似てるけど、表現にとって、意味は重荷でしかないんだよねナウ。
老害風にゆえば、意味を伝えるために表現があるハズやのに本末転倒やーゆう事になるけど、
ツメコミ教育スリコミ広告で育ってきた子らは「意味を理解する」ゆう脳作業ほとんどしてないから、「表現を感じる」ことしかできんやろ?脳とゆうより脊髄の仕事やね。
この意味がシタタるようなワイの文章も、共感反感とか賛成反対とか長い短い以前に、意味臭しただけで吐き気して目を背けたくなるやろ?
まあ意味のある文学が、そんなにええとも思わんがね。いちばん自分で考えなアカン処を、他人にアウトソーシングしとる訳やから。思考とゆう快楽の、いちばん美味しい処を他人に寝取られとる。
意味を他人に与えてもらうぐらいなら、ラノベみたく表現だけ消費しとる方がマシかもしれんし、じっさい自分で意味を発信できる文学者は、読むのはラノベかも知れんで?
これはラーメン屋のまかないにラーメン出さんやろゆうハナシでもあるが、
ボクサーが総合格闘家より強いのは、殴る事だけに特化して研ぎ澄まされとるからで、表現だけに特化したラノベは、純粋に参考として消費できると思うんよね。
その上、結婚もして子供も2人いて、親の稼業も継いで一般人から見たら、順風満帆にしか見えないよ。
普通の人は夢や希望をもっと早い時点で捨てる方が多いからね。
ネットで認知されてないとかありえないから。
異世界なろう頭打ち
いずれにしても毛色の違うジャンルが全く書けない次点でコイツは同人以下だ
早々に消え失せるがいい
お前らの10年間はこれより面白いのか?
創作じゃないんだから、現実ってこういうもんだろ。
ヒリヒリしたリアルさが良かった。
そりゃ売れないわ
まずなげえよ
読む気も起きないクソスレ
すげえ面白く読めた。作者の思いがすごく伝わってきた。
確かに作家としては大成できなかったかもしれないけど、
挑戦して、何か一つでもつかみ取れたのならそれは本当にすごいことだと思う。
尊敬する。
人生を読ませてくれてありがとう。
この文章を長いとか言うやつもいるけど、そいつらは読者じゃないから無視していい
「読みづらくて長いのか・・・」って落ち込んだりなんかしなくていい
誰か書いてたが「読む」ことが出来ずに「見る」ことしか出来ないやつらがいるんだ
「物語」を味わえない「情報」や「結果」ばかり求める短絡的な人間の言うことを気にしないでほしい。
そしてどうか家庭を大事に、幸せでいてほしい
なろうのクソ小説を読み漁ってるオレからすればかなり上手いし面白いと思うけどな、この人のかいた小説読んでみたい
ラノベはブギーポップとタイラーとスレイヤーズしか読んでないけど
普通に勝ち組やんw
ラノベ自体はもっと前からあるけど、ネットと結びついて今のような拡がりを見せるのはそのあたりからってことでしょ
読んで思ったのは、ラノベ作家は作家ではない?って印象
出版社が求めるものを書かせるだけの下請け的存在に見えた
もっとヒットしてる作家なら好きなジャンル書かせてもらえるのかな?
だが家業とはいえ働きながら書けた環境はついてたな
業界内幕モノとして楽しめたよ
ゆう ☓
いう ◯
日本語くらいまともに書きなよ
バカな事を言うんじゃないよ
私の10年はもっと波乱万丈で面白いわ
20代後半からの10年なんて怒涛だよ
そういう人だって少なくないと思うけど?
共感を得ようとくどい言い回しで説明する感じ、自分は嫌いじゃ無いけど読後感は大した内容無かったなで終わりがちなんよな
ソースからスレに行って感想書いてあげればいいじゃん
作者もどうせ書くなら少しおしゃべりすればいいのに
ラノベ作家だけど質問ある?のスレは自分がたててもよかったとか書いてあるけど、たてなかった←これが事実っつーか
読者一人一人と話すという発想がなさそう
売れる売れないばっかりだし
ラノベのこともちょっとバカにしてね?こんなのが売れる、とか
「プロ作家でいること」が目的になってたんだね
懐かしいけどイライラするw
まだ人生先は長いんだから、何かのきっかけでまた表立って本書くようになったらその時は『こんなスレたてたなあ』みたいに暴露してくれてもいいのよ←
ハム速もやら◯んでもそうだけど、何かや誰かを必死に叩いてマウントをとり溜飲を下げようとする層が集まってきてる
醜いし見苦しい連中だがアクセス数稼ぎにはなるので、そういう連中を集めるようなネタをいくつも持ってきているからしゃあないな
一杯のカルピスをどこまで薄められるかのブリーチMADを思い出す
最近のラノベがキンキンキンキン!なのもうなづける。
もうあの手の子供向け絵本は効果音八割でいつでもSe○できるヒロイン数種置いとけばええやんな。
キンキン!パンパンパン!でいい。
もはや逆にDMMみたいな元からエロ目的なもののほうが精神的に健全に見えるな。
スマホ太郎みたいなのとかみたら、本当に不毛の地になった業界っていう闇を感じるわ。
読み始めたら、トイレ行くのも我慢して一気に読みました。じーんと胸に沁みました。
いいもの読ませていただいて、ありがとう。
お前とかまさにそれだな
面白くないから長く感じるって感想にまでそんなレッテル貼りしてマウント取ろうとしてんだもんな
世界観を読むってできないのかねぇ
世の中には編集に打ち切られるようなコアな内容の作品が好きな人間もいるから、3作目の続編待ってた人もいただろうね。
名前がわからんから残念。作品読んでみたかった。
でも冬木忍なら1作目2作目はわりと好きだった
そらラノベも擬音だらけになるんだなw
読者層が「読書」しなくなった時代のライトノベル作家か…
一時期流行った携帯小説からのお手軽進化したのが今のラノベ界か。
※865に同意する。 お疲れ様、ありがとうと言いたい。
あと、今の時代、ネットや同人で小説発表できる機会もあるんだし
断筆しないでどこかで小説書いて発表してほしいよ文学フリマだってあるし。
今の10代20代の、本も読んでいない若造向けでなくても
大人向けライトノベルみたいなジャンルもまだいけると思うんだ
作者のチラ裏、小説風の自伝に向かって何言ってんだ、読みたくないなら閉じれば良いだけじゃないの?
近年のアニメ化作品を見ても、異世界スマホと百錬の覇王がHJ
冬樹忍は二作目の時点でレーベルを乗り換えるべきだった
エンタメ系の編集って出版社を転々とするやつも多いから、二作目の時のゴタゴタも、HJの編集が情報を掴んで引き止めに出たんじゃないかな?
そうそうw
そういう煽り返しが今風なネット民らしくて微笑ましい
あんたは自称元ラノベ作家という肩書きに引っ張られすぎだよ
これ、個人ブログでもなければ小説投稿サイトでもない、2chに投下された自分語りのスレだぞ?
小説的読み方を前提に考えてること自体おかしいって気づかないかね
自分語りで90レス近くは異常
ラノベで文章に余計な肉付けする癖が付いてるんだろうがそれを掲示板でやれば簡潔にまとめろと言われて終わりだろ
10レスまで読んでもまだ終わる気配が毛ほどもないし面白くもないんで読むのやめたわ
視点、もしくは中心となる人物は完璧でなければ行けないし最強だから長くならずに即解決する
・・・それなら活字捨ててワンパンマンでいいな、あれも面白いし
反論出来なくなったら煽り返しだのネット民だのとレッテル貼り
お前はレッテル貼りばっかだな
そんな様じゃお前がバカにしてるネット民以下だぞ
筆折って全て辞める前に愚痴りたいんだからこれでいいと思うのだけど、みんな凄いよね。そこまで文才にケチつけられる程の評論家揃いなのか…自分にはたったこれだけの文章でそこまで思いもしなかったが…
お前はチラシの裏の意味を理解する所から始めろ
どう読むかなんざ文章から察するだけだというのに何を前提にした上で、かくあるべきと思い込んで読まなきゃならんのだ
※888で書いたのが今の流れ
あと、噛みつかれてもID:XhmyhDlm0には関わらない方がいいね
この子、レスが欲しいだけのレス乞食だからw
小説でもないのにダラダラと読む気にならん
このようなプロット無視のクドくて起承転結どころかトラップすらなく
それどもろか中2の書き捨て文にもなっていないし
着地点を完全に見誤っているネットの吐き出しの長文としても
成立していないこのような人の作品が本当にそんなに売れていたのだろうか
甚だ疑問である
また筆者に一時的にせよ作家時代があったとしたのなら
この記録には物書きとしてのプライドはおろか慚愧すら感じられないことが残念すぎる
出版業界が低迷する理由はコメ欄を見てもわかる通り読者の時間がないからなんだよな
構成的にはちと荒いが起承転結でなく序破急、文章にトラップが必要だと思い込んでるのはミステリーかラノベの読みすぎ
そもそもハム速にこういう長文の内容を望んでいない人が多いのもあるだろうが、やっぱり世代によって好む文体は違うのかぁ
売れなかったのも納得だわ
ラノベ作家なら読みやすくしろ
信じられないだろうけど、あなたにとっては苦痛でしかないこの文体でも、
イラストの女の子が可愛いとそこそこ売れてしまうものなんだぜ
888把握しました。
周りにどうこう言う前に自分も余裕無くして読書も全然しなくなってしまったんだよな…読む気力が総合的に失われて来たのってSNS世代になってからだろうけど。
この人(と思われる)作品はまだ見れるのならちょっと読んでみたい。
ハム速に長さや読み応えは求めてない人多いんじゃないか?
大喜利ネタとか、可愛い写真とか、ちょっとした風刺とかそんなのが好きな人が集まってるイメージ。
フェイク有りと伝えれば良い部分であんなに文を費やす意味を感じない。文学じゃあるまいし
文章を書くのが好きなんだろうが…
一度もラノベ読んだ事のないオッサンだけど、ラノベってこんな流れで書くのが、普通なの?
みんな余裕ないんだね
作者がわざわざハム速を選んで投稿してるわけじゃないし。
ハム速管理人は米が伸びたから、この記事載せてよかったと思ってるだろうが。
最近のラノベの流行はどんな文章なのだろうとこのすばを読んでみたよ
確かに一文一文が短くて最低限の情報が簡潔に書かれてる
スレ主の文とは真逆
慣れていないとキツいかもなあ
上手い下手というよりもはや別物だと思った
逆に俺はその部分が良いなって思ってしまったよw
でもくどいっていう人の気持ちもわかる
好みの問題かな?
最近の若者括りアンド能力が低い等というダブル老害テンプレコンボやめろ
最初でコイツ才能ないと分かる文章
引き込む力が無さすぎる
他の人も言ってるけど、人に読ませる文章ではないよ。
どれだけ長くても、ここで少し前にまとめられてた、ロバ買って外国を旅する人の報告の方が読みやすくて引き込まれた。
本当にプロだったの?
こじらせた中学生が、文芸部とかのコピー誌に載せてる文章みたい。
同じ感想だわ。文章全体が長いことよりも同じことを言い回しや単語変えて何度も繰り返してるから長い&くどく感じるんだろうな。
好きな人にはたまらないだろうが文章全体がどの段階でも言い訳に満ちていてちょっとイラっとした。
諦めたふりというか諦めていることを自分に言い聞かせている感じ。
どうせならその思いをまた小説に向けて新しい作品を作ってほしい。
懐かしかったよ 嫌いじゃない
スレイヤーズ世代で懐かしい文体とは思ってもこれを「今」「スレに」書いてると思うとクドい印象しかなかった
それこそなろうに短編として投稿してれば高評価だったんじゃないの
本当に悲惨なのはラノベメインで本業捨てた人とかさ……
いると思うんだ。って言うか知り合いに居たしね漫画だけど。
土建屋辞めて、同じ待遇の再就職は無理そうだった。
実際の文が長い短いではないのね
長く感じてしまうのが問題なのね
読み手のせいにするのは三流以下なのね
時代にあってないのならそれは読み手でなく書き手の問題なのね
この人の作品読みたくなるような文じゃなかったな
色々真面目過ぎてつまんない
今の人は額面通りにだけ読む傾向なのよ
世界観とか物語の背景とかは考えないのねん
米津玄師とかボカロ曲みたいに、言葉をガーッとメロディラインに詰め込んでわかりにくくするのが流行ってる
面白いな
話は面白かった。
誰だかわかるかもしれない?って希望にすがって読んだがムダだったと思うよ
そんな酷い言い方するなよ
イッチはラノベ作家でいたかっただけで、どうしても書きたいものがあるわけじゃなかった。
文章を見れば非凡な才能を持ってることは分かるし、きっと頭もいい。
でも空っぽのものを読み続けられるほど読者もアホじゃないってことなんだよ
結構その時々の感情の揺れなんかに共感できたわ
長文読解力の欠けた子らがどうにも多い世相のようなんで
いっそのこと、漫画の原作でも手掛けてみたらどうだろうか
西尾や成田あたりもジャンプ原作やったりしたし(成田は微妙だったかw)
普通の男の子が異能の女の子を普通にしていく~あたりの話、ジャンプとかサンデーでできそう
それにしても途中で出てくる小説のネタが寒すぎる 大体ハルヒのころからして、すでにインターネットのHPで小説載せたりする奴らは多かったし、二次とかやれば同人で売れたかもしれんのになぁ
文章読んでると時代についていけてなさすぎる
ハムはコメントまとめだして久しいけど、ラノベだけじゃなく
懐かしいハム速を見た気がした
ジェネレーションギャップを感じるわ
追い込まれてからの自営って普通にまずい状況だぞ。ニートが保険に入る時に自宅に畑スペースがあるから無理やり農家とか家事手伝いとか書かされると同じレベルのやつだったりする。
※948
読まずにすんだよありがとう。ざっと作品評価見たけど文章をたくさん書くのは得意だが完結して話をわかりやすく読者に読ませる構成力とか作家としての基礎能力にかけてる方のようだね。
書き込みまくった内容の通り評判通りの方に思えるわ。
競争多寡によるただの淘汰もあると思う。漫画も一緒だけどネット活用が始まるまでの初期ラノベ作家や漫画家の出版社との不当な契約状況は同情してやるべきだと思うけど。
長ったらしいくどい文章は好きだけど、嫌いなほうのってあるよね
それ
上手い人は長文だろうと読みやすいからな
まあ下手な奴ほど無駄に長くてくどくどしい文章を書くもんだけど
身につまされるわ
という的外れな指摘はやめたほうがいいの
理解できないではなく、つまらないと理解したから途中できりあげられてるんじゃないかな
今の人には理解されないかもしれないけれど
長い文章読めない奴
自分が評価する側だと思ってる謎スタンスの奴
ここのコメント見てるとなろうが流行るのも無理ない気がする
まわりくどいとかクドいとかあり得ねえわ
そんな低能な読者相手にしなきゃならないなら
ラノベ作家辞めて正解だったと思うよ
この作者の文章はラノベじゃないジャンルなら評価されると思う
確かに感じるね。何の印象も残らないし。
プロットがあまり上手じゃないのかな。
わかりにくいわ。
月に最低でも一回、普通なら二回、多い時は三回も泊りがけで出かけた。
打ち合わせと称して、執筆缶詰と称して、取材と称して、または本当に単なる遊びで。色々な所へ行った。
コミケにも行った。五泊六日くらいの日程で、挿絵のイラストレーターに片っ端から挨拶した。
上京からの帰りには欠かさずどこかの観光地に寄った。缶詰の温泉旅館も金額を選ばなかった。
あるいはごく普通の平日に突然一日休んでひたすら執筆をした。
いつ休んでもいい。仕事は適当にすればいい。ただ執筆していればいい。それで続刊が続々と出版される。
人間的にクズでワロタw
こんな浅い感じで売れる訳ないだろっていうw
本をあまり読まない人からしたらこの長さも苦痛でしかないんやろ
賢い人に圧倒されたい読者も多いよ
この※欄でわかるとおり、ラノベは終わり、なろうが終わりつつあり、次はなにも無くただオタク産業としての小説が終わりつつある。
無くなるのではなく、オタクテイストは一般化して、一般小説との垣根はなくなる。
ラノベやなろうのような純粋培養のオタ小説はニッチで細々と続く。
業界の過渡期でオタ作家バブルに乗りきれなかった作家の幸せな話だ。わかるよ。いい夢を見たと思う。
ズルズルとやり続けるような印象しか受けなかったな。
結局ワナビはワナビでしかない。
今は足を洗ったようなことを言ってるが、きっかけがあればこういうタイプはコロッと転がる。
それが依存症だからな。
筆を折ったにもかかわらず、自分語りと前置きして誰かの目に留めてもらおうとするあたり、実は未練タラタラなんだろ?と思ってしまうよな。
・この程度の文章も読破できない云々
・読み手の劣化を嘆く系の書き込み
今はこれらを読者にするか、筆を折るかというだけ。
昔のやり方でいつまでも食っていけると思うな。
自分が一般的な読解力を持っているのか疑った方がよい
ほとんど流し見た。
膨張し出した業界は玉石混合で、それは作家だけではなく編集者の方もなんだ。
クソな担当に当たればどんな売れっ子でもゴミクズになるだろうね。
しかも、キッチリと帰るべき家庭が手元にあり、(もともと家業の)仕事も辞めずに済んだんだから
自分の「ユメやキボー(笑)」が折れただけで、別にこいつ何にも失ってないだろとしか思わんわ。
もともと継ぐに値する家業が生まれた時からあり、その家業の繋がりで見合いイベントが発生する
ような「上級国民のお坊ちゃん」なんだろうなw
この手の人間の「モラトリアム10年間」って、長い人生で何のダメージにもなってないだろう。
最初の方のコメントが「長い」「長い」ばかりで面食らったw
“ラノベ作家としてウハウハやりたい” にすり替わっちゃったんだろうな。
「自分が作りたいのは?……」では無く「売れるのは?……」を第一に物を作るのは
作家ではなくデザイナーなんだよね。
それじゃ何かを作りたいと強烈な欲求を持つ人間には絶対に勝てないんだよ。
最初からウハウハ狙いしか無かったって事はあるまい、
そんな人間はこれだけの読ませる文章を書けない。
つか、このスレをまるまる単行本一冊分のボリュームにして
ノンフィクションとして出せばいいんじゃないか?
実はよく知らないラノベ業界の事を“面白おかしく(←ココ重要w)書くのに、
これほど相応しい人間は他にいまい。
作家が挫折する話のプロットはみんな同じなので、登場人物を記号としてしか読まない人にはつまらないと思う。
バックボーンを想像して読んだらそうとう面白かったけど、まあ読み方は人それぞれだし、それがダメってことでもないしね。
記号だけが求められる市場を狙って作られた、そのまんま記号キャラオンリーの『君の名は。』が感動作として成功してるのが何よりの証左かなと。
色々あって業界からは離れてるけどアニメ化したり秋葉原の至る所に沢山絵があったり何千人の前でトークショーしたりとかキリがないほど普通に生きてたら体験出来ない事を出来たから良い思い出
仕事と家庭と自分のしたい事を時間を作ってまでやり遂げたのも素晴らしいと思いました。
自分も己の「もういいや。お前には無理なんだよ。無駄無駄無駄。」という心の声に負けず
作品を完成させたい。
文章長いな~とは思ったけど最後までどうなるんだろうと、読めました。
改めて「自分に負けない人になる。」という気持ちになりました。
先人の経験と励ましをありがとうございました。
どんだけ国語力低いの
エロは外注というか別の人で
あと気になるのが、「…そう感じていた。…・そう感じていた」みたいな、同じ言い回しを繰り返し。ある場面ではテンポ感を出す効果があるのかもしれないけど、多用されるとくどいだけ。思いついた表現をなんでも詰め込まず、取捨選択をしないと読みづらくなる。
つまらなそうと思って買わなかったけど、読んだ人の感想はちょっと知りたくなった
そんなに敵意を抱かせるような内容か?
なんやかんや、親父は社長だし、仕事して結婚して子供もできて
自分のやりたいことやって、この結果は上出来の部類だと思うが
長文読ませる魅力や構成もできないカス
鎌池を更に劣化した駄文
00年代後半のラノベや、その頃2ちゃんによく立っていた自分語り系のスレ(書籍化された物も含む)は正にこんな感じの文体なんだよな。
だからそう言った物に触れてきた世代は違和感なく読めるだろうが、今の子らには長いと言われてしまう。時代の流れで売れなくなっていくスレの内容も頷ける。
自分は最後まで面白く読めた。
本文は中々面白かったぞ、情念を感じた
でもこのスレ読んだやつは、長い。つまらない。で終わってしまう。
まあそれが答えだな
マリみての世界観にもどっぷりだったけども、ハルヒくらいから明らかにラノベの世界観がヲタ寄りになっていって、受け付けなくなった。
タイトルが強すぎてと中身が一致しなかったり、この作家さんのような長ーいタイトルをつけてみたり、なんでこんなに変わったのか。
やめた理由がわかる気がする
親がいなかったら仕事も結婚もなく人生終わってただろ
今は失敗した者を俺つええええええええするのがネット掲示板の流れだからな。それがたとえリアルだと雲の上の存在だとしても。
文句垂れてる連中の大半読めないことの理由を相手に責任転嫁してるだけの文盲じゃねーか
マウンティングっていうか、作家として読者の興味をひけない文章なのって致命的では・・・
文章が下手でも内容が面白い作家さんもいるし
面白くないって感想を読者の理解力のせいだけにするのは酷ってものよ
なげぇなげぇ言ってる人はこんなラノベ文章読みに来たつもりじゃないからだぞ
※996
ラノベ世代ドンピシャで読んでたけど全部読む気起きなかったぞ
そもそもの話これ小説じゃねーからな?
回顧録をラノベ作家の頃の杵柄で多少読みやすくしてるだけだからな?
読める人だけ読めばいいグッチャグチャの書きなぐりでも本来問題ないところを比較的読みやすく書いてるだけで面白さとか重視してないやろ
酷いやつだと三行でまとめろだぞ?人生の一ページが三行でまとまるかよどんだけ薄い人生送ってるんだよってならんか?
なんだかんだあったけど結婚して子供ニ人いるなら
現代の基準なら勝ち組だろ
ラノベ作家でなくてもね
一番のミスは第三シリーズのときに自分が作家である為にと
創作したのがまずかったんだろうな
そんな精神状態じゃ苦悩や苦痛に満ちた作品ならともかく
楽しませるためのラノベで面白いのが書ける訳がない
自由に気楽に書ければよかったんだが
そんな余裕がなかったんだな
誰か作品名か著者に心当たりないかな
事実なら一度この人が書いたものをよんでみたい
そんな考えの方がまず間違ってるんだが
大事なとこを強調するときは使っていいけど、毎回使うと、くどいウザイ文になるわ
たぶんこの人の売れなくなった作品も面白いんだと思う。ただ時代合った作品が多かっただけ。
新担当を嫌わずに「自分の作品を読まない層」がどんな作品が好きなのかを研究するべきだった。同時にその作品が世の中で売れているのかも把握するべきだった。
自分が獲得しなければならない客が目の前にいたのに勿体ない。
この人は定職ついてたみたいだけど自分は作家辞めたら職歴無し無職独身だわ…
>皆ありがとう
>やっと終わった
この3行がなんか重く感じだわ
全然業種違うけど、俺もクリエイターとして今は独立してやってて
今でも「今度こそバレる」「メッキが剥がれる」
なんて初稿の前日は寝られなかったりすることがある
一度でも華やかな舞台に立てたのはすげえよ
同じ事何度も言うのなんなの?
ラノベは前置きと言い訳を味わうもので、特に意味は無いので、イッチの無駄だらけの文章は、実にラノベ屋らしいと思うけどね。
無駄が多いっつっても、無駄を無くしたら文章全部無くなるのがラノベやで?
それをくどいから三行でってのも2ちゃんらしいけど。
新人賞取ってデビュー作はそこそこ売れアニメ化の話もあったけど、
ラノベ界の飽和と移り変わりの速さについていけず、業界の冷たさも味わって、
結婚して親の会社で平凡な人生を選択しました。
ほい三行。見事に何の意味もないやろ?
それを「だから何?」と思わせずに、読ませるのがラノベやで。
じっさい、何か言いたい事のある奴が、ラノベなんか書かないだろ?
意味を表現するのではなく、意味とゆう重荷を外して表現そのものに特化できるのが、文学に対するラノベのアドバンテージな訳だから。
長い三行見たいな批判みてると現代人はここ10年前後で益々時間に追われるようになったんやろなって。
文字通り「長いから読みたくない読めない輩」だと思ってる人とは意見は平行線だろう。
ラノベ衰退の原因は読者が馬鹿だからであって、
提供側には全く理由はない、と思ってんだから。
おそらくは批判覚悟で書いたんだろう
しかし、上のコメントを見る通り興味のない文を人は読みたがらない
スレタイが遺書めいているとして、どれだけの人が興味をそそられるだろうか
とりあえず、お疲れ様。
ほんでイッチの長文で参考になるのは「人生系ギャンブルは逃げ道を用意しとけ」ゆう事やね。
いかにラノベ執筆にチカラ注いだかより、親の会社とか婚約者とか、意地でも逃げ道を手放さない。むしろそっちに本物の執念を感じる。
イッチはそこまでしてヨノナカに訴えたい事など無くて、ラノベでも何でもいいけどプロの作家でありたかったダケなので、そうなるのは当然だろう。
「俺が言わずに誰が言う」みたいなモン抱えてる訳やなし。立場や属性が欲しかっただけなので、いくらでも代替えは効く。
しかしラノベはもう、プロット、キャラ、ストーリー、ライティング、ビジュアル、全部分業した方が、絶対効率いいと思う。漫画だって原作モノあるし。
作家はそれを、トレンディでオンデマンドな形容詞で、文章化する係に徹した方がいい。
それはもう作家じゃないけど、漫画の作画担当と同じ作文担当。ウェイト的には挿し絵師と同等だね。
それぞれに特化したスタッフ使った方が、一人でやるよりクオリティ上がるでしょ。
ほんでラノベのアイデア実弾は、プロットかせいぜいキャラにしか活かせないが、その部分は読者公募でいい気もする。
プロとシロートに技量や熱意の差はあっても、才能やアイデア、センスに差は無いからね。
ある種のダイレクトリサーチ&マーケティングにもなるし、そこまで機能主義に徹した方がラノベらしくて潔かろ。
状況は少しずつ違って来るだろうが、出版社のやり口はいつの時代も変わらない。
まあ、そうやって出版社自身が自分の首しめていってるんだけどね。
てか、既にちらほら倒産している出版社出始めているし
ラノベ業界は今、転換期ですかね。終焉に向けての。
出版社も慈善事業じゃないからね
売れる作品を出そうとするのは当然のこと
そしてそうなると流行りに乗るのが一番楽
作者も余程の一流じゃなけりゃ自分の書きたいものじゃなくて売れるものを書かなきゃいけない
冬樹忍はそれが出来なかっただけの話
文学は拘りがパワーにもなるが、ラノベに拘りは邪魔でしか無いので、分業制で自分の守備範囲しか弄れない様にした方が、個人レベルのつまらん拘りを排除できるしな。
その代わり、担当分野に関しては各自の裁量を最大限に認める。これはクリエイターのプライドメンテもあるが、
変に合議制にするとコンセンサス強迫症みたいな、個人の才覚の切れ味がない玉虫色の作品になってしまうので。才覚はやはり個人にしか宿らないモノだからね。
全体の統一感?そんなモン要らねえよw。それは作品全体で訴えたい事がある文学の発想で、今の受け手は断片しか消費してねえんだから、断片の切れ味さえ維持できればいいの。
かつて小池塾が「テーマやストーリーよりキャラが大事」と言ったのも今は昔。もはや読み手が消費するのはテーマ>ストーリー>キャラ>シーンと、どんどん断片化してる。
プロットやモチーフのような全体系も、ラノベの場合は断片的な演出の一種と捉えた方がうまくいく。
しかし無駄な前置きや言い訳を味わうのがラノベで、無駄を無くしたらホンマに三行になってしまうのがラノベやけど。
その三行をタイトル化しとると考えれば、タイトルにしてはクソ長いタイトルも必然ゆうこっちゃな。
作家って大変だな。
不安になる
そういう人も多いだろうね
自分はPCだから苦にならなかったけど、スマホの画面で「1/9ページ」って表示されたら読むのやめるかな。
まぁだからって「長い3行で」なんてわざわざコメント書いたりはしないけどw
ちなワイの文章が長いのは、ラノベみたく前置きや言い訳が長いんやなくて、考えながら書いてるから。思考プロセスが垂れ流しになってんよね。
ただ脳内だけで考えるより、書きながら考えた方が、思わぬ所に関連付け止揚が発生するんだよな。たぶん脳内抽象観念が具体的になって扱いやすくなるのと、短期記憶にリソース割かずに済むからや思うけど。
まあ普段これまでラノベの事なんか考えてねーから、まとまった考えなんかねーし、別に原稿料が出る訳でなし、考えまとめてから整理して書けよとか、そんなプロの発想する必要もねーし。
2ちゃんのまとめサイトの、さらにコメント欄とゆう、不特定多数の他者をギリギリ最低限確保できる場が、ちょうどいいんだよね。別に反応を探りたい訳でもなく、チラ裏日記だとどうしても自分自身が対象化しなくなるから。
目立ちすぎて炎上とかもないし、SNSみたいなダメージ個人直撃も避けられる。
AV女優がプライベートでも作品みたいに喘ぎ声出しまくってると信じてそう
それに振り回されたことばかり気にしていて
自分で書きたいものがないタイプの人なんだなって
受賞させてくれた担当だけが窓口みたいにも思ってたみたいだけど
他社の編集さんに浮気とか考えずにもっと作家としての営業努力していきゃよかったんじゃないの
作家であった自分を認めて欲しくて未練タラタラでしょ
だから、長いって言われるんだよ。
まとめだから自分語りは嫌われるというのもあるけど、この程度が長いと言うのは笑わせる。
1時間半くらいの暗ーい映画作れそう
それが自然と出来ないようじゃ物書きとしての才能なんて無いな。実際無かったし
こんな駄文讃える事でマウント取ろうととかいくらなんでも寒すぎでしょw
ハム速コメ欄がバカ発見器と化す!
※18
桜庭一樹は直木賞とったね
この人のエッセイとか読みたい。グダグタ書いているやつだとなおいい。
いちいち理由をつけなきゃやっていけなくなるんだよね、オッサンはさ。
若い人もその内わかるようになるよ。
一年で流行なんて変わるのだから常に最新の資料揃えていかないと。
文学作品ではなくラノベってのは若い世代が読むものなんだから追いついてない時点でもうダメ。
自分は異世界ものが流行る前に考えたのに
馬鹿な編集のせいで出せなかった。
2作目も本当は売れるもの考えたのに馬鹿な
編集のせいで人気作の真似になったと
人気作を出せる人はそのような編集も
納得させられるんだけどな
何が売れるかなんて誰にも分らないから売れた作品の尻馬に乗ろうとするんだろうが、寧ろ分からないんだったら色々試してみるべきだろうし、作家の特性を生かした作品じゃなきゃ小さく纏まるだけで大当たりなんて狙えないだろう。
それと新しい作家はどんどん出てくるから消耗品の様な扱いをしてるんだろうが、そんな編集こそいくらでも替えの利く存在であるだろうと。
文学よりも軽めだからライトノベルって認識だったけどこれがライトじゃなかったらなんなんだ…
少なくとも俺はこの人の文章好きだよ
読む気が薄れる
当時の時代背景は簡潔に書いてくれ
なぜ絶望したのか結論から書いてくれ
小説じゃないんだから
結論を箇条書きして、その理由を後から補足すればいいだけだろ
文才ないから売れなかったんだろうよ
文章が長いとも思わない。
なにか別の作品書いたら発表してもらいたい
※777 が傾向知りたいようなので書いておく。
・「共感した派」
・32歳
・好きなラノベ:イリヤの空、UFOの夏。 ゴブリンスレイヤー
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
文体に懐かしさを感じて好感
37歳、好きなラノベ「フォーチュンクエスト」
新人賞の応募資格をラノベ何十冊購入(100冊でレベルアップ)にした方が儲かるかもしれない
ともかく、レスは伸びていた。
そのサイトの他のまとめ記事とは桁が違っていた。
作家としての人生に終わりを告げるための文章だったが、ここでも読者がつき、フィードバックがあったというのは単純に考えて喜ばしいことだ。コメ欄を確認して、誇らしく思えた。
ただ、コメントを見る勇気はなかった。
翌日になってもコメ欄は伸びた。
もはやハムスターの記事よりも伸びていた。
もしかしたらラノベはまだ終わっていない、自分もまだやれるのではないか。
そんな希望をもってコメントを読む。
長い と酷評するコメントが多かった。
長い駄文って言ってる人達は、きっとまだ人生が輝いてるんだろうな(遠い目
出版不況って出版社が悪いんじゃね? 無能の高給取りを養ってたらそりゃ潰れて当然
上手い下手の問題じゃないと思う
それを長いってだけで一切読まないような奴らばかりになったのも売れなくなった原因だろう
当時を振り返られるぐらい心身に余裕があるうちに夢を終わらせることができてよかったな
ラノベブームという時代の流れと
上でも出てたけど一作目のアニメ化が流れた件が外的なターニングポイントだったんだろうね
成功するには実力と運と時の流れというのはよくわかる
面白かったわ
これを読めば全体を読んだも同じだ!なかなかいい暇つぶしになったぜ作者に感謝!
要点
20代後半でラノベデビュー、めっちゃ売れた。婚約者がいたけど売れてる間に振られた。
第二シリーズ3巻打ち切り、第三シリーズ1巻打ち切り。第四シリーズは出版すらたどり着けず。
結婚したし子供も二人できた。作家生活は辛いこともあったけど楽しかった。
主の文章をカットのみしたのが↓
編集前35000字
18時30分編集開始
19時45分編集終了
編集後2300字
大草原不可避wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
文章は難解ではない平易で読みやすい。だが長すぎる、それだけだ。
ゼロ年代にラノベ新人賞を受賞しプロになった俺が
その10年後に完全引退するまでの話
3 :
4 :
6 :
7 :
俺のスペックを書く。俺は当時、二十代の後半だった。
中学の時にスレイヤーズにハマってラノベ作家志望になり、ワナビと自称していた。
婚約者がいた。
8 :
第一期の新大陸開拓民としてラノベ作家になった。
俺の十年間は、そこから始まった。
9 :
○プロ一年目。
10 :
12 :
俺のデビュー作もかなり売れた。
レーベル主力のベテランにすら届きかねない勢いで売れた。
14 :
15 :
結果は次々と出せた。三巻を数えた時点で2ちゃんねるに専用スレが立った。住人は好意的だった。
16 :
○プロ二年目。
17 :
CDドラマの話が出てきた。ある日の打ち合わせで、担当が雑談の中で漏らした。
18 :
19 :
20 :
○プロ三年目。受賞シリーズが完結。第二シリーズ構想。
CDドラマとアニメ化の話は、結局他へ行ってしまった。
結局、あと二冊で終わりという事になった。
終わって、そして即座に第二シリーズに取りかかろうという事になった。
俺はその件を婚約者に伝えた。
婚約者の返事は、「もうあなたとは結婚できない。もう会いたくない」だった。
22 :
俺は受賞以来、婚約者に殆ど時間を取らなかった。全ての休日は執筆と外出にあてた。
27 :
第二シリーズ打ち合わせは、最終巻の校正を渡したその日から始まっていた。
当時ちょうど「俺の妹がこんなに可愛い訳がない」が大ヒットし、続刊を重ねていた。
28 :
29 :
企画は難航した。
30 :
そして、俺の待遇が変わった。
「最優先すべき作家」から、「後回しにしていい作家」に。
気合も入れずに作った、とりあえず出しましたというような企画。それが通ってしまった。
34 :
36 :
○四年目。第二シリーズ発売。
37 :
三巻完結が宣告された。
打ち切りだ。一巻発売から半月足らずで決定した。
38 :
39 :
第二シリーズ完結。
俺は担当にメールを出した。
「第三シリーズの企画、どうしましょうか?」
ここから世界が変わり始める。悪い方向へ。
○五年目 第三シリーズ
向こうから提案される企画がなくなった。
45 :
46 :
49 :
50 :
52 :
企画を出す。待つ。却下。それだけ。
55 :
企画は通った。
当時売れまくっていた「ぼくは友達が少ない」の、そっくりコピー(超劣化)だ。
58 :
そして決心した。これが最後の一シリーズだ。このシリーズ最終巻のあとがきで、俺は引退宣言をする。
同時期に、俺の人生にまた一つの分岐が訪れた。結婚か。生涯独身か。
俺は、結婚を選択した。
59 :
63 :
64 :
すぐに入籍と結婚式の日取りを決めた。来年の春に結婚だ。
66 :
やっぱ垂れ流したいモンを垂れ流したいように垂れ流すのが、文章書きレクリエーションとしては一番効率ええな。
ワイみたくコテ長文自分語り連投の数え役満みてーな、メンタル心配されるレベルのキモい※を、社会的に何のダメージもなく垂れ流せるとか、贅沢なレジャーやで?
そこで遠慮しとる奴は単に損しとるだけや。オマイはもう一生空気読んでろって感じ?
結局は観念的な目的論やなくて、生理的な能力排泄欲や思うけどね。天才ほど多作ってのもそう。むろん糞尿の質量に個人差あるけど、尿意便意の切実さは変わらんやろ?
このイッチは夢とか目的意識とか、観念的な目的論やから、状況論に敗北した訳や。排泄欲に状況カンケーねえから。
結婚も相手が好きでしゃーないからでなく見合いやし、家庭持ちとかラノベ作家とかの属性が欲しかったダケやしな。それをマジメに追求しとる点は偉いけど。
むしろ運はむちゃくちゃ良かった思うで?確かに編集は無能かもやが、有能だったとしても多少延命できたかで、むしろ結婚とか会社とか考えたら、早めに撤退できて塞翁ホースや。
一巻の原稿が完成。結婚式まで数カ月。
二巻の原稿が八割ほど完成した頃、第三シリーズ一巻が発売した。
69 :
そして、一巻で打ち切られた。
70 :
○六年目。結婚した。
俺の新生活が始まった。
結婚により、いよいよ『本業』が忙しくなった。
だが、俺はまだ辞めなかった。
73 :
75 :
俺は第四シリーズを出す。
六年目の俺は、そう決意した。
76 :
78 :
俺は妻の妊娠のおかげで第四シリーズの企画に落ち着いて取りかかれた。
企画が通った。
79 :
○七年目
子供が生まれ、自由な時間が圧倒的に無くなった。
81 :
第四シリーズの第一稿が完成した。
これが俺の完結編だ。
82 :
83 :
書き直し点は「全て」だった。
全ては無駄だった。
84 :
86 :
全てが終わった。
俺の完結巻は第三シリーズの一巻。あの中途半端な打ち切り作品が俺の最終巻になってしまった。
93 :
○八年目 担当変更
最後の希望は、新人賞だった。
94 :
96 :
98 :
日々の仕事と育児の隙間時間を使い、投稿作を少しずつ完成させていく。
99 :
新担当との初顔合わせと今後の打ち合わせは、30分程度で終わった。
新担当は俺と俺の出したものをすべてをただ否定し、そしてそれだけで終わった。
100 :
105 :
俺は当初の予定通り、原稿を新人賞に投稿した。
○九年目
結果は二次落ちだった。
106 :
107 :
○十年目
108 :
そして十年目。
最後の新人賞に落選した。「最後の希望」まで、完全に燃え落ちた。
俺は四十路間近になり、二人目の子どもが生まれていた。
○現在。
それからまた数年が経過した。子供は大きくなり、そして俺は更にオッサンになった。
勢い余って会社を辞めるとか上京とかしなくてよかった。最終的にはやはりそういう結論で終わる。
もしもう少しラノベ作家生命が伸びていたら、俺は今ここにこうしていないだろう。
111 :
一纏めで「辛い事もあったけど、楽しかった作家生活」。最近は、そう認識できるようになってきた。
俺はラノベ業界という異世界でそこそこ活躍し、そして現世に帰ってきた。そう錯覚できるようになってきた。
だからこの文章を書いた。
113 :
望みが絶えるまで、十年かかった。
その十年間が、俺の物語だった。
114 :
これで終わり
皆ありがとう
やっと終わった
これは思う
何が売れるか分からない、売れてるものの後追いするだけの編集の存在価値が理解出来ない
ラノベって何度かブームみたいなものがあったが、その度に似た様なのばっかになってウンザリだった
特に最後の1巻打ち切りの話なんてタイトルからもう爆死確定じゃんか
過去にこのタイトルを見たとき、なんか言い知れぬ気持ち悪さがあったが
それって作家・編集の両者がイヤイヤ出したものだったからなんだな
そりゃ編集にも事情はあるんだろうけどさ、読者からするとそんなものを本屋に並べないで欲しいんだがな
金出して買った本がそれだと結構キツイんだぜ?
あんたスゲーな…。
デビューしてから引退するまでを漫画にしてネットで少しずつ公開していけば
もしかしたらワンチャンあるかもしれない
このような長い文章を読んでいると、秋から冬、春を通り過ぎ、夏になってしまうだろう。
季節は変われど、文章の内容、もとい読み手に受け取らせる情報が一向に変わらないのだ。
それでいては、文章の長さがより一層際立ち、飽きられてしまうのも頷けるだろう。
たまたま時間あったし、評価が驚く程分かれてるのは何故なのか凄く興味があったんだ
※300〜※500あたりが比較的落ち着いてて興味深い内容だったよ
余分な物が消えて凄い読みやすいし分かりやすい。
これだったら投稿主の人生に興味が湧きますね。
ラノベって、読みやすいのがウリなんじゃないの?
自己陶酔激しすぎません?
2000年代後半で20代後半ってことは、もう40近いんでしょ?
40の大人の書く文章じゃないわ
第2が3巻打ち切りで5年目。1年に3冊以上だせる作家なんて早々いない。
第3の企画の主人公が能力低いも、他にも結構有るから、没にされる内容じゃない。
ラノベが売れないのにつながってんだろうな
長いとか言ってるやつとか小説はおろかラノベすら読んだことなさそう
10年前に流行ったラノベが最近のラノベになった感じ
このすばとかまさに短文簡潔だもんなあ
この変化すごく面白いね お疲れさん ありがと
自伝的なまとめ大好き
お疲れ様
すでに多くの人が指摘しているが、文体に対する評価が完全に二極化していて、このコメント欄面白いよ。
自分はこの回りくどい表現を、むしろ楽しみながら読む。でも、簡潔に結論を求める人には確かに合わないな。読解力というよりは好みなんだろう。
自分が慣れ親しんだ時代のラノベの文体はこういうものだったのか、と考えさせられた。
うまい皮肉やねw
こういうのがもうラノベとしては時代遅れやんね
共感ゆうのは相手との共通性に依存した、ただの多数決やで?ハナから広がりも知れとる。
淘汰は前提として多様性が無いと、選択進化が機能しない。二匹目ドジョウハンターは効率悪い。その方が社内で企画が通りやすい会社は、少なくとも出版には向いてない。
定番ゆうても最初から定番だった物なんか無い。革命家が権力者になっただけ。今までと違うものは、老害みたく変な要求水準押し付けず、とりあえず出してみる価値がある。
それを会社体力あるうちに出来るかどうかが、続く会社かを分ける。ましてや出版なら、踏みとどまるには進もうとせにゃならん。
あとは多様性と淘汰の選択進化や。
長くて、くどくて、不快感あるのはあなたの文のことだよ
成功だね
自分語りをダラダラ伸ばした文章なんて読む気しませんしお寿司
作家に興味あるから最後まで読んだけど、興味ない人にはかなりつまらないと思う。
苦悩みたいなのも、素人が考えた作家の苦悩みたいだし、ラノベ以外の生活描写が薄っぺらすぎる。
あえて同じこと何度も繰り返す作文投稿して
読者に配慮しないのシッコシコで草
※欄異常に伸びて文体真似するヤツとか変なコテとかリライトする奴でて祭りになってて草
長年売れている作家は改めて凄いと思う。
俺は全部読んだし、こういう書き方、好きだよ。スレ主の作家生活というか、10年の苦悩をトレースできた。
ラノベは高校の頃に数冊読んだ程度しかなく、普段はミステリィ系かSF系ばかり読んでいるので、まったく興味はないけれど、でも…この人のこのスレの文章は好き。10年間が伝わって来たよ。
10年間という時間を「長い、3行で…」などとお決まりのテンプレしかコメ出来ない連中はまともに読書なんてしてないだろう。自分の10年間を誰かに伝えたくて、知って欲しくて、感じて欲しくて…それでたった9ページ分なら十分絞れている。俺には十分伝わった。まとめと本は別モノとかほざくだろうが、こいつらには読む能力が圧倒的に足りてない。3行でわかるなら、スレタイ1行でわかるし、それで満足してればいいのに。
文学慣れしてる人ほど、長ったらしく感じると思う
同意。長いと感じるやつは読む能力が足りてないとか言ってるのがいるが
むしろ読む必要がないものを読まないことができているのだ
この人は自分で書きたい物語が無いのかよ、
なんかあるだろ自分の中の理想のヒロイン像とか魅力的な女性男性の象とかさ
そいう奴らが活躍する物語書きたくないわけ?
それに、なんで出版社で出版することだけを唯一の表現方法にしてるわけ
まだ文章どーのでブーブー言ってるやつは品性疑うわ
叩いてる人は一切情報を書かない
質の差が出てますなあ
長い長いとか読みにくいとか言ってる人の多さが時代が変わったことを象徴してるみたいやね。
コミケに遊びにいくような創作者なのにコミケで本を出す側にはならんかったのか
「出版社で出版する事」という手段が目的になちゃったパターンじゃないか
そもそも実家が自営業なんだからその傍ら好きなもん書きゃいいじゃないか
くどい言い回しもその時の感情の熱量として理解できる
評価が割れているのは
ハム速閲覧者の7~8割がスマホかららしいので、そのへんが原因じゃないかな?
これをスマホで読んだらイライラすると思う
読みやすく
完結にまとめろ
ある程度長いのは当たり前だし、ただ長い長いとか文句言ってるだけの人には正直あんま同意できんけど、※1099だけは評価したい。コイツ一周回ってファンになっとるやろw
長くても読みやすくて引き込まれたし、当時のラノベ流行の盛衰裏話として面白かったけど
まとめサイトで短文しか読んでないんか?
誰かが省略したバージョンは、分かりやすいけど素っ気ないわ
自称元作家の文の重たさや湿り気が、リアリティ出してええ味やと思うけどね
※1079や※1095みたいなのが最近のラノベなんだね。淡々としてるし、確かに1の文体とは真逆みたいだ。
コメ欄興味深すぎる
違いないな 反応から明らかだ
担当が変えさせたんやろうけど変な改題せんほうが今も話題にされ続けてたんやないかな・・・。
ドフトエフスキーなんて目じゃない長文とくどさ
時代のせいにしてるようだけど今だって細々だしてる
0年代の作家さんそこそこいるし
そもそも作家業なんて水物だって見通してなるものではないのかテン
これを全部読む時間がもったいない
さすが元プロなだけあってわかりやすくて面白かったよ
無理に流行りに乗ろうとしてやっつけ仕事したとか
悪あがきで新人賞に出しまくったとかの部分なのかもしれんけど
そんな調子の業界なら同じような作家たくさん居るんじゃ?
ドストエフスキーって読みにくいとか長文とかの代表例として比較に出すような作家ちゃうと思うけどな。
割と普通にスラスラ読める作家やで
20代前半だと冗長にしか見えないのは分かるよ。共感できるはずがねえもん。文章の問題じゃない。
この人の文は要所要所がくどくて初めから全部読む気じゃないと読み手はかなりしんどい
このスレは日本語を書くのが目的で内容を紡ぐのが目的ではない印象を受ける
ハリポタ、百田尚樹、村上春樹とかべらぼうに売れてる作品は
一行たりとも無駄な表現がないから
この人がベストセラー作家になれなかったのは
しょうがないと感じる
でも最後にこんなに耳目を集めることができて良かったね
他人の恨み辛み篭った愚痴と半生語りにまでいちゃもんつけるとか何様だよ
29 され竜、成田良悟(越佐大橋
なんつーか携帯小説時代に戻ってるな
こういう場外乱闘レスがつくから具体的な作家出したくないんだよなぁ
何百回と複数人で推古して出した小説と個人が片手間に反省振り返った文章は同列に比較されるべきでないと思うけどね。
小説じゃなくここでの文章と比べるんなら村上春樹の過去のインタビューとかでの文章と比較しないと。
まあこんなに心情をめっちゃ細かく綴ってるインタビューとか半生を細部まで振り返った文章とかはそれらの作家では見たこと無いから比較は難しいんじゃないかとは思うけど。
気に入ったのはだいたい電子書籍化してるから、
探して、高いけど買ってるわ。
面白かったし、文章自体は読みやすかった。
けど同じような話の繰り返しと、中身が深いようで浅い、回りくどい文章に飽きてきてしまって、小説が売れなかったのもわかるなって思った。
帰りの電車の暇潰しにはなりましたよ
働きながら書き続けて今や二児の父という点でとても立派な人だよ
売れるんだろうけど、俺はそんなにやし。
別に村上春樹を否定するわけじゃなく
ハイコンテクスト調べてみた 勉強になったわ
別に引き合いに出してもいいけどその程度のレスがついたくらいで場外乱闘と捉えるようじゃ、
3レスしか読んでないのに具体的な作家持ち出してまで叩く必要性なんかなかったやろ。
競合はスマホゲーだと思うんだが正直勝てん。重度のラノベ中毒だった俺も気づいたらスマホゲーしてるもん。
そういう類いのやつってのはわかったけど、とにかく文章がくどい。
知らん人のつまんない日記読んだだけって感じだ。
だから綺麗に完結なんかさせず
売れなくなるまでシリーズを続けるのは正解なんだと感じた
冬樹さんは本業が安泰だから
作家やめても良かったんだろうけど
作家一本でやってる人は首つるしかなくなるからな
これは文筆家としてはちょっと
新人賞上がりは直接戦力外通告されず企画が通りにくくなって、自然消滅的に廃業するのがリアル。新刊情報チェックしてた当時は、この作家かなり前に新人賞取った人やん。新作出すんか。まだ生きてたんかってなってた。
ラノベってピンポイントな層に首をウンウン振らせるコンテンツだし、この文章はまさにあの時代の人間に向けたラノベだよ。
という自分の価値観を押し付けるブーメランwww
スレもコメ欄も読んだけど
『長い・くどい』→挿し絵で決めるか、1巻でやめるタイプ
『面白かった・最後が気になって全部読んだ』→続巻も買うタイプ
なんだろうなぁ。
こんなんじゃ売れないのもわかるよ
地頭もよくないでしょこの人
例えば今こうやってコメントを打っているだけで
「俺はこの勘違い甚だしい若者共にお灸を据えてやろうという団塊世代特有の正義感を持っているつもりは全く無い、全く無いのだが気が付けば俺の指は目の下に鎮座された漆黒のキーボードを布団叩きのように猛打しており、叩くというアナログな行為を画面上の文字というデジタルな表示に変換する現代の素晴らしいテクノロジーを無駄遣いしていた。同じくそのありがたいテクノロジーによって画面の右下に表示された現在の時刻に目をやると、もう1時間経っている。ああ、またやってしまった」
みたいに描写するイメージがあるんだけど 今のラノベは違うのか
歌もそうじゃん
ミスチルとかバンプが上手いって感じる人もいればエグザイルや三代目が上手いって人もいる
オペラ歌手こそ至高って人もいるしね
一定の基準を越えたらあとは好みなんじゃね?この人は基準越えてると思うけど
むしろそんな方が異例なんだが
本人じゃないかなw
それにしても、コメ欄伸びてんねw
これに触発してまさかの再燃なんかあるかもねw
「これで終わり
皆ありがとう
やっと終わった」から読んだよ。
でも1日かけて仕事の移動中9ページを読み切った。
年が近いせいなのか、すんなり読みきったし、続きが気になってまとめサイトのページを閉じれなかった。
感想コメの最初の方は『長い』ばっかりで、たぶん活字に慣れない若い子にはダメだったんだろうなと思った。
40にして人生が余ったと思ってる死に損ないオヤジには、救われないバットエンドを期待して最後まで読みきった。
正直面白い文章だと思った。
でも作者の名前を知っても、人生に希望を見出せない人間には本を読む気力がない。
担当もアレやけど、こいつも相当ヤバイ
内容は興味深かったよ
文は苦手だった
好みだろうね
好きな作家は岡本綺堂有栖川有栖京極夏彦杉浦日向子小野不由美森博嗣恩田陸西尾維新あたり
ほんとその通りだと思う
わざわざ何度も否定文書きにくるやつは人格がおかしいと思う
ラノベはほとんど読んだこと無いけど近いのはドラゴンランスやロードス辺りか
確かに一時期からぽこぽこでていまでもぽこぽこ出てるからまだ売れてる市場かと思ってるけどどうなんだろね
序盤の冗長な舞台説明やキャラ描写の中からキラリと光る面白さの根っこを見つけ出して
そこから先は一気にラストまで大興奮で楽しむ、みたいなのが良書のパターンだったのよな
今はその最初の部分で悪文だと評価されてしまう時代になったんやね
冗長さも裏を返せば物語をたっぷり楽しめるサービス精神になるんだけど
読み手の感性次第でここまで扱いが変わってしまうんだから職業としてやってくのはキツイわな
よっぽど興味ないと全部読むことはないと思ったが結構興味持ってる人多いのかな
流し読みだと最後まで読む興味は持てなかったが
ほんとそれ まさにそれ
漠然と感じてたことをまさに文章にしてくれて感謝
そして興味を持たれるつかみはなかっただけの話
言い訳多いやつが好きじゃないだけ
むしろ職業で文章書く人ほど、つまらないしみんなおんなじ文章だったりする。
ブラック企業やマルチの語り口調も同じ。
当然今の流行りの文章もすぐ飽きられるよな
この文章はメンドくさいしないように興味ある人間しか読まない。
やる夫や、ハレハレで懐かしいなーと思いつつ読んだけど内容はスッカスカ。担当から返事がこなくて焦った。とか、どんな風に焦ったのか、有給取りまくって実生活にどんな影響あったのか全くないから作り話っぽい。
純文学から娯楽小説までなんでも読むけど、作家に興味あったから読んだだけで書き方には惹かれなかった。
売れなかったのは仕方ないし可哀想やけどそれもまあ察するゾ
当時から中にいれば、ある意味電撃より時代の波を感じるレーベルかもしれん。
今の子たちには
「ジャーン!」みたいな擬音とか
「ここでジョジョ立ちー!」みたいな閉じた表現(ジョジョを知らない人には通用しない)とかを
間に挟まないと読みにくいのかしら
>打合せの結果、主な変更改善点は「この場面でこのキャラがジョジョ立ち」
が超面白かった。
出版社の発行しているモノがどういうモノか改めて考えさせられるドキュメント。
文字から読み取る能力も低下傾向だしなろう小説とか中身もない描写説明もいらない小説()が流行る現状が怖い
ラノベの文章よりいいんじゃない?
ちょっと情報過多な気もするけど面白かったよ
やっぱりラノベ作家の文章力、構成力なんてこんなもんさね。
どうでもいいことを繰り返しくどくど書いて文字数稼ぎとかうっざいわ。校正してないらしい中村うさぎのが100倍良いもの書くわ。
オバロなんて、なろう(アルカディア)にしては長ったらしく書いてるけど、
読みやすいし情景が浮かびやすいいい文章だもん
さらに言うと…
・ラノベ作家である為にラノベ書いてる
・売れなかったのは自分のせいなのに「時代のせい」「担当のせい」
上の二点がダメだと思う
尾田栄一郎の「漫画家になれない人は漫画に対して好きという感情が足りない」という金言を変えて言うなら
「面白いラノベを書けない人は、ラノベに対して好きという感情が足りない」
とりあえずお疲れ様でした。
やっぱプロは違うな
無料で読めるのが申し訳ないくらい。
「自分の作品が世間に受け入れられませんでしたので、もう小説書きません」
趣味で書いてる人を全否定なんだよね
漫画描きなんて一部を除いて殆どが「好きだから」って理由で大して金にもならんけど趣味で描いてるのに、
この姿勢がムカツク
だから売れなくなっていたように思えるねぇ、途中でめっちゃ豪遊してるし
サッカー選手もプロ野球選手も、芸人も地位を手に入れたら、続けることが次の目標になる。なるのも難しいが趣味を仕事にして続けるのは難しいと思うよ。
楽しいのは地位を手にいれる夢がある段階だろうね
長いけどこれは商品じゃないからそこは問題ないよ
言いたい事を全部吐き出しただけ
引退済みの作家を上から目線で叩ける人はどんな立場なんだよ
少なくともクソまとめサイトに影響されて変な鉤括弧の使い方してる日本語障碍者は発言権ねえよ
あるおっさんが30-40歳前後をどう生きたかって話で割と教訓に富んでたし、側から見たらハッピーエンドに終わって良かった。自分も30越えて働き始めてから10年経って、仕事で成功も失敗もあって、結婚して子供もできて、共通に思える点も多い。
ラノベといえば、ブギーポップは惰性で続きを買っていたけど、面白いと思える巻はひとつもあったかどうか。それでも売れていた。当時アニメ化して釘宮で話題になっていたゼロ使を何巻か買って読んだけど、文が気持ち悪くて途中で買うのは辞めた。でも売れていた。とらドラとか、ハルヒとか、読んでてそんなに違和感なく読めるラノベもあった。そんな中で、売上額は(自分の感じた)面白さとは単純に比例しないんだろうし、売る側も面白さより売れるかどうかだよね。だから何が売れるか余計にわからなくなっていく。昨日売れたものが今日は売れない。どの業界もそうなんだな。
> 言いたい事を全部吐き出しただけ
いや、だからコッチだって同じことやってるだけですけど?w
大体まとめサイトの匿名のコメ欄で「どんな立場なんだよ」って言うのむなしくないの?
「このイッチの元編集です」って言えばいいんか?
まとめサイトの記事として「面白いか・面白くないか」で言えば面白いけど、
「元商業作家」って前書きを与えられて読んだら色々と言いたくなるわ
ヤマグチノボルなんてゼロ魔の続きを書きたくても書けなかったんだぞ
イッチはまだ書けるだろうがよ
甘えんじゃねぇよ
子育ての話はしょっとるけど、子育てだけででもできない男がわんさかおるのに
夢だって語るだけでなんもしない人がわんさかおるのに。
叩く要素がわからんわ
だからなんだって話だし、内容も嘘松かもしれないけど、面白かったよ。
もちろん実感として知ることと想像では大きく隔たりあるだろうけど。
ただ奥さんいて二児の父、あと親父の会社ってならその内役員になったりするのかな?充分成功人生やんけ!お疲れさん!
追伸。ブギーポップシリーズ好きだったの思い出したので読んでないやつかいにいこうっと。
なろうに投稿してみればよかったのに。
売れてるなろう小説を読もうとは思わなかったんだろうか
それが全部欠けてるのが非現実的な感じがしたし
これが本当に実話だったとしたら自分を良く見せているようにしか見えなかった
独白小説のつもりで書いたのなら、腹の底まで出さなきゃ純文学にもならない
なろう小説を読むのが怖かった とか
読んでも良さがまったく分からなかった とか
なにかしらあるだろう
さんざっぱら何年も「自分のスタイルじゃ通用しない」と悩んでいるのに
傾向と対策がすっぽり抜け落ちてるのが気になった
by なろう累計作家
冒頭に「自己正当化が多分に含まれている」って書かれてるんだが。
長くて読めないとかそもそも読む気がしないってコメントが溢れてるのが悲しい
どれだけ活字に触れずに生活してるんだ
何作もあったね、急に最終巻になったシリーズ
全く同じだね
業界のあり方や、作家としてダメになっていく過程
売れなくなっていく過程
身につまされた
心が痛い
これが長くて読みにくいとは
今のなろうってどんだけ簡単な言葉しかないん??
普段、湊かなえとか帝国Rとか読んでるけど
ああいう普通の新書は、若い子はもう読まないのかな
これでら読めないならほとんどの普通の小説が無理なのでは
どんどん簡単に単純になっていくエンタメに
老人は絶望して筆を折っていく
その繰り返しなんだろうな
昭和の文壇の頃から
このくらいの長さなら週1くらいで読みたい
心理描写を強調する際に言葉を変えた同じ意味を繰り返すという表現は良いんだけど、さすがにこりゃ使いすぎですわ。
小説というか人の話の内容をきちんと理解して読むタイプの人が見たら高確率でイライラして投げるだろうし、惰性で流し読みするタイプの人は最初の勢いのまま特に苦もなく読破できると思う。
単純で1巻で終わっていい内容を
だらだらやってるものばかり売れる
今の時代に進撃の巨人が連載開始だったら
売れないと思うわ
ちょうどギリギリだったんだろうな
もしかして読んで貰えないなろう作家さん?
今の時代なら関係性次第で分からないけど、自分だったらちょっと衝撃だな。
この作者さんが作品としてどんな文をいつも書いてるのかわからんけど、この文章には熱さも無念も虚無感も感じ取れるから面白いと思う人も多いんだよ。
散々、自分でもそう言い聞かされて来たのかも知れないし、そういう地獄を見てきた人なりの意地に期待してしまうが、そういう話もその中で這い上がったごく一部を美談として取り上げるがほとんどはこうやって消えてくんだろうな。世知辛いわ
みんな忙しくなってんだろなって思うわ
趣味にかけるパワーは昔より少ないで確実に
残業だらけの大人も、
塾や家庭教師の課題がある子供もな。
だからある意味頭使わんでいいなろうが売れるのも分かる。「ガチでハマりたい」というより「テキトーに読みたい」んよな
いろんな意味でマシンガン時代だと思う。
人も趣味もニュースも仕事もとんでもない早さで打ち出されて消えていく
コメントが批判的で残念
ゲーム系の仕事の場合、決まったプロットを複数の人間で回していくチーム制作で、好き勝手には出来ないけど、全てお蔵入りになるのはそうそうないから、この人のトラウマであろうような事にはならないと思う。
会社の歯車にはなるけどね。それでも物書きを続けたいならそういう道もあった
中学の時ラノベ作家になるからと教師辞めて地元の島に帰った先生いたの思い出した
技術もあるだろうに段々と読む気が無くなるのは私がこの業界への興味が薄いから?
ラノベのバブルの勘違い作家がバブルが終わり大爆死、新たな、なろうバブルでも爆死。
結婚して子供出来たので辞めます。
みんなこうならないでね、昔は良かったです!!
スレ主かオ○ニースレでした。
おしまい
1作目のファンがあのタイトル見たら見限るわ
同意。自分語りがメインで他人が読むこと二の次、なんだろうけど。
効果的な描写が少なくクドい描写ばかり。好みの問題かもしれんが。角田光代のあんまり面白くない話のクドさを濃縮した感じ。(角田光代大好きだけど、趣味に走りすぎたハズレ短編がたまにある)
でも、HJ文庫系としたら、ありゃHJ自体が迷走してる感ハンパないからなあ。
ネタにはなるが、そもそもあそこは大成してる作家いないんじゃね?
アートと市場原理の葛藤が創作の場では必ずあるんだね。
でも思ったのは、この人はなんで作家になりたかったのかが分からなかった。
世に言いたいことがあるから本をだしたいという初心を忘れて、作家であるプライドだけを追ってしまったのでは
たまなまはタイトルとして最悪だね。内容何も伝わってこないし。
ひらがな4文字縛りにしたって「なぜしな」とかまだやりようがあったと思う。
元のタイトルの方がずっといいけどさ。
色々とあったんだろうけどあんたの作品好きな人がいた事忘れないでね。
お疲れ様でした。
くどいと思う人もいるんだね。くどくない文章って例えばどんなものを言うんかね?
逆にそっちに興味が湧いたよ。
人間ドラマは失敗であれ成功であれよいものだって話よね
プロという肩書きの為に魂を捨ててまで無意味なもの作らされるくらいなら自信を持って作ったものをネットにばら撒いた方がマシだったな
好きなもの作って誰でも発表できる世の中になったんだから
皆が叩いてるなら叩いとけって感じなんだろ
なんだかんだで読んでんじゃん
未来を予知することは並大抵の人にはできやしない。また、悲観的な未来だったら受け入れられもしないし、考えたくもない。それが人の性なのだろう。
経済・市場の未来というのは必然性があり、個人の努力や才能はさほど関係なく成功と破滅を届けにくる。それが経済法則(世の中)なのだろう。作者が玉座に座れたのは、たまたま席がガラ空きだったから。
くどい文章というけど、人生経験から得た普遍的なことに焦点を当てている感じで、そこが味なんだが。苦味は大人(おっさん)の味と同じで分からないのかもね。コントラストを強調するにも必要だし。あと、回顧録だから同年代じゃないと分からないというのもあるかな。時代の空気を吸うのと歴史知識の差は大きい。(70年代が50年前で古文書状態(時代背景が分からない)だし。90年代も近古文書状態。年取ったな。(リーマン・ショックから早10年か))
30代後半 辛苦も多少は知っている。耐性は無いけど。今の世の中(経済)は作り過ぎで破綻している、分かっていても個人ではどうしようもない。
なろう系の作品とかコミカライズは面白かったから見に行って、大体こういう文で読むのやめるの繰り返してるんだよなぁ
フェイクを云々とか最後に書けばいいのに掴みの部分でやることじゃないだろ
でも今のなろうが大好きなラノベ層には全く受けないらしい
スニーカー文庫っぽいお話書くなぁと思ったが
俺には合わないや、これをお金出してまで読みたいとは思えないな
自分は作家だとでも思ってたのかな
趣味で好きなように、なろうに投稿してた評判よかったら出版社から話きたかもしれないし
年齢的に今からでも全く遅くない
最強主人公じゃなくても、割と書籍化されてるし
同じようなくだりとかフレーズが何度も繰り返されるのがなんつーかラノベ的だなと思いました
個人的にはもっとシンプルな文章のほうが好きだな
この程度の文章力で新人賞取れるとか、そりゃあ廃れるわ
昨今のアニメ業界は宣伝の為にアニメ打つような所もあるしね
多少は運ゲー入ってくるんだろうなくらいには見てる
元からしてクソみたいな百錬のようなもんまでアニメになるんだし
やっぱり時流が味方に付く作家はそれはそれでもってんのかもねと思う
この話は8年目以降飛ばしたけどな
なろう辺りでもっかい書けば案外ワンチャンあるんじゃないの?
くどい上に長いから長いって言われてるんだよ
長文読まなくなってるとかそんな話じゃない
途中うるっとしたとこもあった。
処女作の人気が爆発したところはワクワクしながら読んだし、人気が下がっていくところは胸が締め付けられて一旦スマホを置いてため息ついてから読んだ。
作家仲間と秋葉巡りをしたときに、新作のポスターの前でその作者から製作秘話を聞いて優越感に浸ったりとか、かわいいなー青春だなーと思いました。
おこがましいけど、作者の青春を少しだけ一緒に歩めたような気がします。
ちなみに29才です。小学生の時にはロアルドダールやブギーポップ、中高生の時は吉川英治と松本清張が好きでした。
・なつかしい
・担当仕事してなくない?ほうれんそうすらロクに出来てないように見受けられるが?これは、この担当が怠惰なだけなのか?それとも担当に割り振られる仕事量がおかしい(出版社・業界が悪い)とかなのか?
・およそ誰も得しないクソみたいな企画が通り、発刊される。そこに働く力学がまるで理解できない。世の中は不思議だなぁみつを
「読者様」や戦ったことがない奴らには笑うことしかできんだろうよ。
こら売れるわけない
これじゃあ、事実の時系列で、心情描写、背景描写が欠落している。まったく要約になっていない。ラーメンで言えば、具がないどころか、空のどんぶりだけになっている。読み物になっていない。
※1096
ゲーム業界の歴史にも「アタリショック」ってやつがある。「クソゲー」って言葉もある。
儲かるから参入する組、儲かるから続編作る組が、市場を破壊するってパターン。
新奇性は無くても、完成度が高くなっていくならまだいい。(例えばマリオ)
だが、新奇性も、完成度も無い類似商品ばかりになりがち。
これは、コピーは違法だが、類似はOKだからしょうがない(宿命だよ)。
どこもパクリだらけで呆れるよ。特に「本はジャンルを問わず」だから。
ビジネス、料理、健康と大衆向けはパクリだらけ。(ニッチなのは知らないけど)
パクリに走る理由は、商品を新規開発してもパクられるなら、はじめからパクリ開発のほうがリスクが低いからだろう。作家や作品、読者のためじゃなく、出版社の論理(売上)で作っている。そして解決策は無い。あえて言うならあきらめるのは省エネである。
あえてあげるとするなら、クラウドファンディングで集金して作るぐらい。
少なくとも、経済法則は作品作りと相性が悪いことは理解してほしい。
文章力がわかるほど語彙も使われてないし小説のような情景描写もないんだから作品がどうだったかはわからない
所詮は時代の波の一端に過ぎない
ラノベ業界も流行り廃りがあるのはわかるけど、書きたいモノを書くよりも、今流行ってるモノを書くことを求められるもんなんだね。
もしくは超一流は書きたいものを書いてて、そうでない人が編集者に従順な作品を書いてるんかな?
何で違う路線から入ったのかね。
あと、なろう見てると、皆働きながらでも結構なペースで書いてるよね。
開拓期は作家や編集が切磋琢磨していろんな傾向作品が出してたから面白かったが、俺妹が大ヒット飛ばした頃から編集部が揃って右向け右で「やたらタイトルが長い学園物」という劣化コピーの量産で目先の利益を狙い始め文字通りの「萌え」で市場を食い荒らし、最終的には作家を育てるどころかなろうから「SAOっぽい異世界物」を直接引っ張ってくるという暴挙をし始めた衰退期までの
おかげで今やラノベ界は成長の見込みがない陳腐な萌えで溢れかえり、時代もステージがSNSに移った今、一部の例外的大ヒット作品を除いてラノベ業界はもう崩壊を待つだけになってしまった
そりゃ好きに書き殴る作業と売れる作品を作る作業は全く異なるから執筆スピードが違って当たり前だわな
でも、これ長い長いって奴は低脳を自覚しろよ。
チート系は成長過程や理屈を省けるが故に、最初からアクセル全開のアップテンポで物語が進むし
商業ラノベはだいたいそれと同じような感じで、長さを目的としてて、
なろうは好きな物を制限なく、でもぎっしりびっちり詰め込んで書いてるなろうの方が、たった1ページでも読みごたえあって好きだわ。
特に最初の1ページ目で状況説明しつつも、最初からクライマックス状態なのが特に好きだわ。
フィクションなのか自伝なのかも分からんし
チラシの裏に書いてろと言いたい
ゼロから企画するより、じゃそれもらうよ、のほうが話が早いに決まってるんだから
これがまたウェブで書きまくってるような作家と相性がいいわけで
なろう系は一話区切りの、何かやる→ひえ〜主人公様すごいです〜の繰り返しポルノだから、それがメリハリってならメリハリなんだろうよ
俺にはそっちがCMの繰り返しに見えるし、転生して出生から始まったり長々と設定を説明する作品も多くて長いのもなろう系だけど、君の認識変わってるな…
面白くなかった
なんにおいても業界も個人も
勝ってる内は負けるわけ何てあるわけないと信じられて
将来を憂う意見は全て負け犬の遠吠え
バカみたいだけど仕方ないよね
膨らんだ勢いそのままに萎むから
耐えられず後悔する結果に
アイドルグループだって全盛期の時は他のアイドルなんて皆的じゃないと思って
ソロで活動し出すんだろうな、結果はお察し
これ、ほんとうにこれ。
ハルヒでラノベに認知度が!とか言ってる時点で何の信憑性もなくて読む気失せた
長いのはともかく別に読みにくさは感じなかったかな、たかがスレの文章でこれは売れないって言っちゃうのはナンセンスだと思う。
昔から「サクラ」って存在があってだな…(白目)
こんな物知らずでもラノベ作家様には成れることは分かった
文が長いこととチート系の流行りとは何も関係がないんだが
読みにくくはなかったけどね。
長くても読ませる文ではない
長文コテ自分語り垂れ流してみて再確認できたが、「意味のある表現」に耐性がないゆう事やね。ウザい不快は判るが個性が強いてw個性なんか目的化してねえよww
長文処理(理解とは言ってない)は、むしろ今の読者のが達者やで。ラノベ出てきた時「へー若者の活字離れゆうてたのに、今はあんな長文読むオヒトヨシ居んのや」思たもん。
長文はむしろ新手の時間ツブシとして効率的に機能してて、文の長さにでなく、文章に意味があるのが耐えられないだけ。そらそうや時間ツブシなのに。
インスタントに共感したいだけやのに、自分が今まで生きてて気付けてなかった真実とか、啓蒙みたく理解強制されてもw。
意味度数ストロングゼロなワイのコメも、意味アルコールを分解しきれず嘔吐不可避やろな。むろん不快さを目的化もしてなくて、オマイら被験体が不快だろうが知ったこっちゃねえwだけやが。
意味を理解するプロセスに耐えられる層の割合は、今も昔も変わらんけどな。ネットでテキストする機会の増えた今より、むしろ昔の方が消化器弱かったぐらい。
いずれにせよ「馬鹿にも理解を強制できる」のが究極の表現で、それなら賛成反対も共感反感も二次的な問題に過ぎず、意味すら縁起物の神輿として、表現だけでソリッドステートできるが、
意味を伝えるための表現ではなく、意味とゆう重荷を外した表現が、「ライト」ノベルとゆう発明なんよね。科学前夜の錬金術ゆうトコか。
ラノベには前置きと言い訳しか、形容詞しか、キャッチーなプロットやスタイリッシュなモチーフしか無い。それら無駄を外したらホンマに三行になてしまう。時間ツブシとは無駄なもの。
そうゆう皮相に特化できる割り切りが勝負やけど、割り切る必要がある時点でなー。そこまで考える必要もないぐらい単純で、センスだけ時代とたまたま一致しとる奴が、
この錬金フェーズでは適性一番やろな。
ほんと誰も読まない文章はこいつのこと
いらない表現で水増しして話を冗長にしてしまっている
定番系だと、イケメンチートを翻弄したりザマアする令嬢の話が好きだわ。
読みやすい文章だと思った
起承転結が目的の文章じゃないから良いんじゃない
何か切ないな
青年は荒野をめざすを思い出した
過去に戻ってもこの人は作家を目指すのかな…ってそれこそなろう短編にあったタイプだわ
そういうとこだぞ
>賛同は強制できずとも、理解は強制できる。利口に判らせるのは簡単だが、馬鹿にも理解を強制できるのが究極の表現。
>それができれば、たかが趣味や都合や意地で決まる縁起物に過ぎない賛成反対(笑)や共感反感(笑)など、二次的な問題に追いやれるが、
>意味を理解させるための表現ではなく、意味とゆう重荷を降ろした表現が、「ライト」ノベルゆう発明なんよね。科学前夜の錬金術ゆうトコか。
>ラノベには前置きと言い訳しか、形容詞しか、キャッチーなプロットとスタイリッシュなモチーフしか無い。それら無駄を省いたらホンマに三行になてしまう。時間ツブシとは無駄なもの。
>そうゆう皮相に特化できる割り切りが勝負やけど、割り切る必要がある時点でなー。そこまで考える必要もないぐらい単純バカで、センスだけ時代とたまたま一致しとる使い捨ての若造が、
>この錬金フェーズでは適性一番やろな。
まあそうはゆうてもやなwいや自己レスやけど、ラノベの適応放散先ニッチは児童文学でもあって、児童文学は意味レベル低くても「(子供とゆう)馬鹿にも理解を強制」する性能は研ぎ澄まされとる。
この業界に持続性があるとしたら、その視点で、若年層啓蒙とゆう付加価値を添加するやね。マンガかて何を描くにも、ベースが少年誌にあると強いやろ?
なあに、アルコール意味フリーが3%になる程度のことやw
だからなろうに出してもどうかな……
意味はアルコールのようなモノで、分解能力がなければ吐き気を催す。
長文処理、つまり飲み物を飲むことは、むしろ今の読者の方が達者だが、そこに意味が添加されると吐く。意味の内容とか趣旨とかカンケーなく。
インスタントに共感したいだけで、自分が知らなかった真実になど興味はない。そんなもの不快でしかない。理解できません納得できませんで終わり。無意味こそ美徳のアルコールフリー。
違和の理解よりインスタントな共感。それは脳とゆうより脊髄の仕事やが、脳作業できへんゆう生存競争本能からのコンプレックスも発動して、ものすごい拒絶反応が得られる。
中々面白いテストやったわ。
この人の本を読むのは疲れそう
なんかネトネトしてる
だが読めないってのは文字に弱すぎる
論文も読めないだろうに今の日本でどうやって生きてるの?
4億5000部売れてwikiのベストセラーに並べられてるハリーポッターが生まれた市場であり、指輪物語やナルニアや不思議の国のアリスやハウルの動く城の畑なんだけど、児童書界隈って、レベルひくいの??
日本の児童書なら昔は小川未明や新美南吉、今は上橋菜穂子先生とか大家がいらっしゃいますが、ていれべる、なのでしょうか??
長文読んだから偉いってわけでもないしな
※1321
いや充分誉めとるやろwラノベも児童文学も、信者と違って正当に評価しとるで?
「意味レベル低くても、(子供とゆう)馬鹿にも理解を強制する性能は研ぎ澄まされている。」
これほど児童文学の啓蒙機能を正しく絶賛しとるコメがどこにあるちゅうねん。
何のレベルを高い低いゆうてるかも見とらんし、自分の二進法脳の都合で、賛否二元論で割り切ろうとしとらんか?
同じく、
「意味を理解させる為の表現ではなく、意味とゆう重荷を降ろした表現。」
こんなんラノベたんが擬人化美少女やったらワイ惚れられてまうでw勇者樣やなくて理解者樣ゆうてハーレムやでww
書かなかったことだよ
書けなかったのかもしれないけど
ラノベ作家になることになってしまってたのに
ラノベ作家で有り続ける努力を放棄したのが敗因では
どのシナリオ教本にもトレンドの作品を楽しんではいけない、
技を盗むつもりで見る、
一度つくる側にいったら最後それくらいの覚悟でなれみたいなこと書いてある
しかし冬樹忍先生だったのか…
かなり売れてる作家さんだったよね?
お疲れ様でした
まあワイの思う児童文学てエンタメ臭薄い灰谷健次郎とかあたりやから、「啓蒙?は?」みたいな齟齬きたしとんのか知れんけど、
それにしてもラノベたんAAはよw
素人が上から目線で意見を言ってもダメでしょ
代わりに自分の過去10年を書き込んでみろよ
青年向け漫画に移動しているのを見ると
この人も中高校生向きのライトノベル作家に拘らずに別のステージに行くべきだったのもね。
なろうを薦めている人が多いのは
なろうに投稿すれば、再チャンスがあるかもというより
編集の意見に左右されずに、自分から書きたい事を公開できるからだと思う。
もうワナビたちの嫉妬で殺伐としてたわ。
この人が新人賞とったの2006年らしいし、
それ以前は牧歌的だったのかもしれないけど。
ゼロ年代後半ワナビたちは落ち目の作家や新人賞取った作品を叩きつつも、
情報を書き込んだり、デビューするための意見交換してた。
けどゼロ年代も終わり
電撃有名作家たちのやらかしが発覚して大炎上してからは、
ワナビたちとはまた違う人たちが大量にやってきて、
ライトノベル板も一時カオス状態になった想い出。
今はもうワナビたちの嫉妬ですらないただの叩きになってるのかもしれん。
フェイク混ぜるけど大筋は嘘じゃないよ、特定に繋がる質問や議論はスルーするよ、で済む事をこれだけ長文で書かれたらキツい
2行で済む事をこれほど膨らませられるだけの豊かな表現力がある→それが文才だと思っているありがちなタイプ
全体的に小学生が書きたくもない読書感想文を書いたかのような雰囲気なんだよね
文字数ばっか膨らんで中身がない
まぁ、大学のレポートとか会社の報告書とかで同じように文字数稼ぎばっかしてる程度の奴なら大絶賛かもな
長いって言われてんのは「面白味がない」って言われてるんだと散々指摘されてるのに、「この程度の文章量でも~!」とか吠えてる奴は文盲かな?
正直少ない描写で読者に理解させるなろう文章のがコイツの書く文より表現として上等、まであるぞ
年齢を重ねれば、今の若い人が読みたい文体や内容と
齟齬が出てくるのは普通だろう。
ラノベみたいでもうちょっと大人向けの本なら、
歴史上の武将や英雄を扱う歴史小説とか。
こんな調子で9ページどころか一冊とか、くどけりゃ文章力があると思い込んだ奴しか読まんよ…
中身がないからくどい割に難しい訳じゃないからバカでも読むことはできるしね
ラノベは読んだことないけど、この人が書いた本をこの話を知った上で読んだら面白そう
正直すごい馬鹿だなぁとは思うけどシンプルでいいんじゃない?
いや、本気で言ってるとは思ってないよ?洒落だったり煽りで言ってるだけだよね?
これを本気で言ってたら…ねぇ…?
才能が使い捨てされる時代のよくある話
結婚して子供もいて絶望を語るな
ネチネチジメジメ恨み節
ストーリーは面白い作家さんだったんだろうね
ただ言い換えで同じこと何度も書いてるのと、私的な感情表現が多すぎてくどく感じる。それで冗長になってる。
小説と違ってラノベって流行があるんだなあ
同じようなもんばっか出てて、最近みるに堪えないと思ってたが
上も「売れる」って保証が「似た作品が売れてる」になってるし創作業界全体の毒だよね
1作目読んでみたいと思った
既に特定されてますが…
冬樹忍な
不思議なnetとかにある怖い話まとめの文章に比べたら遙かに読めるし
そもそも残しておきたいってだけのただのチラ裏によくもまぁ御高説垂れられるな
この長文にしてもこの本人だれか知らんし興味もないから時間とってまで読む気はしない
第一シリーズが終わった後、作品も私生活も安定が最優先で後は言い訳しかしていない。
成功している作家さんだと、このままでは終われない、私生活の安定と引き換えに作品に全てをつぎ込む、読者なんて知るかよという執念が感じるんだが、こいつになにも感じられないのはなんだろうな。
作家である事、作家業続ける事が目的で、自分の作品やキャラクターを好きじゃないんだなと思った。
やっぱり昔の世代で、今のラノベには向かないんだろうな
「俺が言わねば誰が言う」みたいなヌキサシならぬメッセージ抱えてる訳でもなく、
「文章書くの好きでたまらん」ゆう生理レベルの能力排泄欲が溢れてる訳でもなく、
「プロの作家に成りたいなあ」とか憧憬レベルの読モみたいなモチベで、素人の若造が大量に夢を見れた時代。
ゆうてしまえばそれだけの事やが、どんなジャンルにもそんな季節があって、それは、先進国の歴史には必ずバブルや暗黒中世が必要みたいな通過儀礼。
ブロの作家に成りたくて新人賞取ってデビュー作だけ売れてアニメ化の話もあったけど、
ラノベ業界の飽和や移り変わりの速さや業界の冷たさに付いていけず、人生犠牲にしてまで書きたい情熱も無いので、
自分に誇れる思い出ができたと思って、家庭持って親の会社入って平凡な人生を選びました。
見ての通りの三行で、見事に何の意味も無いが、それをちゃんとやる所はオトナとして偉いよね。
ラノベやなろうは科学前夜の錬金術みたいな徒花で、ガチの才能と情熱が求められるステージじゃないので、関わる輩にはこうゆう冷静な視線が必要。見習うならソコやね。
小説風に書いてはいるけど、別に難しい表現は使ってないし難しい言葉も使ってない。
文章そのものは読みやすくて、明らかに苦労知らずの薄っぺらな人生で中身が無い。
その上で無駄に文字数だけ重ねてるから、まるで福本伸行の漫画みたいに話がなかなか進まない。かといって福本みたいな読者に魅せる表現力、想像力は無し。
自分は出版社側の人間だけど、こんな中身が無い事を意気揚々と書き込むようなナルシストが会社のゴリ押しやステマ無しに売れる作品の創作やってくのは正直不可能だと思う。
どうやったら受けるか、どうやったら編集から許可されるか
そんなことばっかり考えてるのが伝わってくる
主体性がない
コメント欄見て驚いた。
理解できない、長いとか言ってる人達は、ほんとにちゃんとした本を読まないんだな。
動画やハッシュタグのついた写真ばかり見て、読解力と物語を読む体力がない人たち。頭の筋力不足は自分のせいなのに、筆者のせいにして謗るのは可笑しい。
プロのラノベ作家になるってけっこう難しいんじゃないかな。で、曲がりなりにも三作書いてて、10冊くらい出版できたって成功した方だと思うわ。
そういう人も苦しみながら書いてたっては聞くと、第一線で長くやってる人はマジでばけもんなんだな。
本当に元プロ?
この人と同等の苦悩を抱えて続けたならどういうメンタルしてんだと思う
落ちないでずっと安定して売れてるならそれはそれでとんでもねぇな
普通に読ませる文章だったと思ったけど。
自分はかなり面白かったよ。
さすがプロだなぁって感じた。
やっぱり、趣味を仕事にするってこういうことだよね…
病的に同じ事何度も繰り返すし、無意味に回りくどいし…
字数稼ぐ必要も無いのになんでこんな痛い文章にする?
もっとテンポ良く話進めてくれたら長文でも一気に読めるのに残念
才能ない底辺は下町の工場で一生単純作業して最低賃金でやりくりする人生がお似合いだわ
もう一人で300越えて書き込んでるやろ
俺は好きだよ
あの時独特の盛り上がりを見ているようで懐かしくなったけど、時代についていけない悲しさが湧いてきたわ
コメ欄を見ると、もう二度自分はラノベに手を伸ばすことはないだろうな、という気がなんとなくした
ラノベ作家辞めてもちゃんと職がある環境で良かったな
長い人生の中ではいい思い出として見れる日もくるでしょ
年賀状とか馬鹿に出来ないよね。
次は何かな
ほぼ感想は一緒やな
出落ちすら出来ないのは悲惨
自分語りなんだからラノベみたいに軽快に読ませなくてもいいじゃないか。
長いと言うけど、そもそもこの程度も読めないで一体何を読むんだ?
そりゃグダグダでも仕方ないでしょ。むしろ徹底的に時系列にしてくれたので、その当時のヒット作とかと比較して懐かしさに思いを馳せれた。
たださぁ・・・>>287でぐぐったけど、これ、2005年のMF文庫って……
正直そんな雑魚レーベルで何有頂天になってんだって感じ。
(ゼロ魔がアニメ化で爆発的ヒットしたのは2007年)
あの頃はよく書店行ってたから覚えてるけど、MFのあの特徴的な背表紙、本棚1つ分しかなかったよ。
電撃と富士見ファンタジアは何個もあったのに。
読みふけってしまった・・・
ハルヒ以降のラノベはまともに読んでないけど
この傑作だったらしい1作目が実在するなら
読んでみたいなぁと思った。
ラノベ卒業してしまったアラフォーは
何かきっかけさえあれば
面白いものは読んでみたいとは常々思ってる。
デビュー自体が目的で努力を怠ったので。
なんだかんだ言って他人の所為にしながら作家止めました。
いやまぁ、面白かったよ?
マジなら残念でもないし当然の結末。
フクションなら、ラノベ作家目指す人への良い教訓になったんじゃない?
そもそも作品じゃなくて愚痴みたいなモンなんだから整ってるわけが無いのに、それを読み飛ばしたからって「この程度読めないの?」ってなるのは違うわ。
これを一字一句読了出来る人でも全文読めない文章だってあるだろうに、それを棚に上げて上から目線は流石に気持ち悪いとしか…
個人的には職業がラノベ作家だったってだけで、状況だけ変えれば何処にでもある自業自得系な挫折話だな、としか感じられなかった。
結果今嫁さん達と幸せならそれでいいと思うけどなぁ
コメ欄を見てて思ったのが、「長い」こと、「無駄」がいつの間にか忌避される時代になったんだなあということ。時代の流れなんだろうな〜。今回も1/9ページを見た瞬間、大作キタコレ!と嬉しくなったんだけど、今の若い人には億劫なだけなんだな。
買ってはやらないんだろう?(笑)
シーモアにあったよ。
「たまなま」冬樹忍
少しだけ読んだだけで、つまらない、読むのが苦痛、何を言いたいか分かりづらい
この人の書いた作品てつまらなそうだな(汗)
1ページで済む話を9ページに水増ししてるんだもんな
面白く水増ししてるならいいけど、面白くないからな
この冗長さを楽しめる人達はいいけど
これを冗長と感じない人は人生を無駄にしてることに気づいていない
そして段々ジャンルごと衰退していく
最も同意できた意見だ
作者の書いた内容に対する批評じゃなく、レスに対する反論ばっかりでうんざりした
これが世代の差ってやつか。
シーモアどころか普通にKindleにありましたよ
「読みにくい」「くどい」「長ったらしい」ってレスに対して
「こんなのも読めないのか」「読みやすいし面白い」「このくらいで読めないなら今どき本が売れないのも当然」ってレスしてる人たちは
1が冬樹忍だってほぼ特定されてるんだから最後の餞として印税落としてあげればいいと思いますよ
ダイレクトに描かれてて面白かったよ。
むしろ文の回りくどい部分に>>1の思い込みの強さ、戸惑い、後悔なんかがにじみ出てた。興味深く読ませてもらったよ。
引退してもプロらしい文章で、
他とは一線を画していた…!
言い回しが独特で、楽しく読めた!
本が出るって凄いことだし尊敬できるなあ。
自分の本が書店に並ぶ幸せを味わいたい…!
絶望が待ってるのは覚悟の上で、私も作家さん目指してみようかなあ。
この作家先生のお話、もっと読んでみたいよー!特定班はよ!
こんなので長いとか言ってるやつwみたいな気持ち悪い意見はジャンル衰退の一因だと思うよ。
俺が※287で特定した
10数年前に新人賞を開始した新参レーベルならガガガかHJとアタリをつけ
その第一回受賞者を検索
そしたら冬樹忍にあたった
ご丁寧にツイッターにスレと同じ境遇をそのまんま捨て台詞に残していたので断定
(10年目で引退宣言、実は妻子持ち、子供二人など)
刊行作品も見事に一致した
第一シリーズ大売れ
第二シリーズ 必殺技をぶつけあう話で三巻打ち切り
第三シリーズ 説明長文タイトルで一巻打ち切り
まず最初の婚約者は主人公にベタベタ、カードとして別れを持ち出しても実際に別れる気なんてないキャラに書き換える。父の会社、新人賞、Twitter、別会社の編集者、なろうの新人賞でそれぞれ美少女を出してやっぱり主人公に惚れさせる。執筆シーンは「サラサラサラサラ」とかで済ませておけば人気が出た。
なかなか賞を取れないよ。
このまとめまだ1Pしか読んでないけど、なんて言うか
繊細な美しさのある表現より、とっつき易くて分かり易いものを若い子たちは求めてるんかな
そして何も残らないから何も残さず終わっていく
自分もその口で、重い話と文体に嫌悪感を感じながらも最後まで読んでみたけど、この人が進んでしまったバッドエンドのルートを見て、これからの自分の人生を成功に導きたいって気持ちになった。この人のバッドエンドを先に見ることができた俺らは、コンティニュー後の2周目から始められるって事でしょ。
必死に作家として生きて、失敗の道を見せてくれた先人に敬意を払いたいな。
今時のキッズにはウケないのがコメント欄を見れば分かる。
どちらの良し悪しを言う訳ではないが、時代の流れというのは残酷なもんだ
間食で軽くスナックが食べたいのにドロドロのカレーが出てきたら吐き気もするだろうし、深みのあるカレーをガッツリ食べたいときにスナックだけじゃ物足りないだろうし。
客の注文に合わせて両方作れるシェフだけが、トップランナー達が並んでるスタートラインに立てるってことなんじゃないの?
関係あるぞ
主人公の成長過程や苦悩を書く必要がなくなんでもチートど解決してくれるという事は、主人公自らが動かずとも周りが勝手に動いて物語を進めてくれるから自ずと展開が早くなる=一章あたりの文量が減るという事だからな
10年と見切り付けてやってるし、現実見えてる方だと思う。まぁ自分の旦那が40歳間際までラノベを書いて、新人賞に出してたら普通に嫌だけど。
客に合わせて両方作れるというよりは、流行の流れによって味付けを作り直せていける奴が生き残れるっていうのが正解
普通はどちらかしか作れないし、両方作れちゃう奴は正真正銘の天才
補足ありがと!
そのへんのニュアンスも踏まえて書いたつもりだったんだけど、自分の文を読み返してみたら確かに表現できてなかったね。文章って難しい
この作家さんはこんな苦悩と10年も戦ってきたんやなぁ…尊敬するわ
トレンドや競争なんかに巻き込まれてる時点で、代わりがいくらでも居すぎてやる意味ねーと思うけど、まあそれは今や誰も共感できない認識やろね。
自分には絶対できないようなモノにこそ価値がある。とゆう、当たり前の認識持ってる奴が激減し、
「自分でも、同じぐらい努力して同じぐらい運が良ければ書けた」みたいなレベルのモノが売れている。それ以下では売れないが、それ以上でも売れない。
なるほどね。
なんか絶望的な状況にも見えるが、そうとばかりも言えないな。
かつてレコード会社と契約できた奴だけが、音楽を発表できた。でも今は、レコード会社のつまらん要求水準クリアにリソース割かんでも、
受け手ではなく、送り手が一般化している。ボカロとかユーチューバーとか、自分のアイデアを好き勝手に世に問える場がある。
音楽も文学も、外食産業しか無かった。家庭料理が無かった。
手法としては分かるんだけど、多用しすぎて冗長さが際立ってる。
言葉選びは悪くないから数回なら読ませる文章なんだが、こう何度も使われるとくどいと言わざるを得ない
このレベルでこんなに売れたのかっていうのが山ほどある
今だったら多分一次か二次落ちレベル
幸せ過ぎる人生だよ
こんな地獄、早く足抜けして正解だよ。地獄で燃え尽きる覚悟を決めた同世代より。
これが売れたならよかったんじゃないの
途中までしか読んでないけど、作業のお供にさせてもらうよ
こういう話が作者さんに印税入って映画化するといいなと思う
私は、昔ジャンルは違うけど天才扱いされてましたが、集中力がなさ過ぎて稼げるほど仕事はできませんでした
コツコツ小説書けるって凄いことだな
「傾向を調べてやり方を考えるのは天才のすること、天才なら容易い」というような理解もどうか
時代柄かもしれないが
似たような燻りを感じる身としては、イッチの独白が痛い
ワンちゃんあるかも知れんぞ
色々と考えたよ
ワナビスレとか作家スレとか創作コミュニティで自分だけおっさんとか授賞式がやたら華やかに見えるとか売れてる他作品の名前出さないと企画通らないとか
最近本も読んでないし・・・
プライドを捨てた方が楽に生きれる
ネチネチ書きにこい
エンターテイメントなんて、無駄に見えるものをどんだけ楽しむかじゃないの?個人的には楽しんで読めたけどな。
反面、この内容に共感するためには読み手にある程度の人生経験を要するという点では若年層をはじめ、万人には受けない文章のかなとも思った。
※1428の続きだが、
ボカロにユーチューバー、ラノベになろう。外食産業しか無かった音楽と文学に、家庭料理が出現した。
メディチ家も、市場の見えざる手も、掬えなかった才能が、夜鬱部暮狩たんや羅野辺奈郎くんが、好き勝手に手料理をふるまい、世に問い始めた。こち亀に出してえキャラやな。
それは民主的一般化ともゆえるし原始共産制回帰ともゆえるが、いずれにせよ受け手の目減りを尻目に、送り手の母数がカンブリア大爆発。
それは縮むパイに集るハエが増えたとも言えるが、もともと成功者が一部に過ぎなさ過ぎて、そいつらの分け前が多すぎたのさ。そう思うだろ?
母数が増えれば、確率論としてアタリも増える。選択進化の掛け捨て保険にすら成れなかった多様性が、憧れの淘汰の俎にのれるようになった。
天才から先に足切りされてくマニュアル要求水準コンプレックスの時代を経て、健全な淘汰を取り戻そうとしている。そう評価していい。
「最近シロートの作家が多い」とお嘆きの貴兄は、そこが判ってねーのさ。淘汰の前提として多様性がなければ、選択進化も機能しない。
イッチ程度の才覚情熱で、夢見れた上に想い出まで作れる、出来損ない奇形だらけのカンブリア爆発みたいな季節も、歴史には必要なのよ。
ただ※1453でゆったような事は、あくまで構造主義とか状況論とか、上から俯瞰目線でね。
そこにいる各個体の目線でゆえば、つまり処世術でゆえば、
「俺が言わねば誰が言う」みたいなヌキサシならぬメッセージを抱え、
「書くのがキモチよくてたまらん」ゆう生理レベルの能力排泄欲が漏れ溢れ、
「どうしても試したいやり方がある」とかアイデアの実弾抱えてる。
これら3つのうち2つ以上該当する個体は、才覚情熱の絶対値あるから、人生質に入れても頑張ってください。
大変だけど大変とも感じないだろ?俺が死んで損すんのは俺じゃねえ人類の損失だと思えるだろうし、どうせトレードオフで何かの発達障害抱えてマトモな人生の方が難しそうだし。
そうじゃなくて、
「プロの作家になりたいなあ」とか憧憬レベルの読モみてえなモチベしか持ってない個体は、
夢見て想い出作れたら、傷広げないうちに撤退できるよう、イッチのように逃げ道を手離さないことだね。
絶対値は無くても、トレンディでオンデマンドな方向性を選択できればワンチャンある。ワンチャンで終わるけど。
要約つうかキーワード抽出すると、方向性より絶対値、そして能力排泄欲。
ワイがナニ言ってんのかすら判らん層は、そもそも淘汰の俎にも載れない層なので、時間の無駄は避けて幸せな人生を。幸せであることにしか価値の無い人生なので。
それは冥王代を越えた極光(ノーザンライツ)。
一瞬の輝きに5億年を捧げてもたどり着けない。
どなたかが前の方のコメで冬樹忍と特定してましたよ。Twitterで約10年を振り返っての引退宣言してたりその他諸々一致するとのことで。
読みにくい上につまらん!!
人生経験あったほうが1の人生には共感できなくないか?
たまたまラノベバブルだったから大した才能がなくてもレーベルデビューできた
たまたま親が会社経営してたから結婚もできたし売れなくなった今もかたぎの仕事に戻れた
地を這うような努力をした痕跡が1ミクロンもない
漫画でも小説でも書くのが好きでお金もらえなくてもいいから
ガリガリ書いてるって人はごまんといるのに
この人は一度吸った甘い汁が忘れられないから稼げないから筆を折った
そもそも書きたいという物語がもうこの人にはないように見受けられる
てかこの人相当な勝ち組なのに
今の幸せすら妥協とするならまたどこかでしっぺ返しくらうぞ
自分より全然上の生活してても、結果が出ないもどかしさなんかは万人に共通すると思う
そんな人生を書くのだから、大して語彙の無い文章も無駄に繰り返す恨みがましい説明も、全部表現の内なのではないかなー…というのは考えすぎか?
まあこれ自体が在庫処分マーケティングの一環かも知れんけど、良いぜ乗ってやるよと40のオッサンは思ったのでした。
イッチのような華やかな業界を尻目に、匿名板のまとめ草サイトのさらに※欄とゆう、不特定多数他者を最低限確保できる最底辺に隠れて、長文コテ自分語り連投のキモさ数え役満。
なんでワイがそんな事しとるかゆうと、金にもならんがリスクも無いから。リアルならメンタル疑われるレベルの行為やが、どんな紳士淑女も腹には糞つまっとんやからトイレは必要やろ?。能力排泄欲の便座。
住宅設計でもトイレは大事やし、どうせなら自分のキモさを出しきった方がいい。リアルで漏らさん為にもな。
糞を汚いと罵った所で、オマイらの腹にも糞入っとんのやで?糞が汚いからと肛門に栓しても解決せんで?w
お澄ましさんもええが便秘にならんようにな。トイレ行っても思う存分糞もひり出せんとは哀れよのう。
いや、ちょうど昼時なんでオンデマンドな嫌がらせをしてみました。
ただでさえウザい土曜出勤のランチタイムに、スレ開いたらコレだった人ごめんねえw
ダラダラと趣旨もボヤけて日記以下だ
ただ、育児との両立の辺りで時間がほぼゼロってあたりでしぶとく作品を仕上げたってのは俺には絶対に出来ないし、厳し目に見ても努力として認められる範囲かと思う。しかしながら育児をせざるを得ない状況に陥ったことはそもそも自業自得という見方もあるとは思うけど…
貴方みたいな頭の切れる人とこうやって話ができることをすごく有益に思うよ。そのための場を与えてくれたこのスレとまとめにはやっぱり感謝したいかな。
筆を折ってからこういう形で注目を浴びる作家ってのもなんだか感慨深いね
アンタみたいに思う存分ぶちまけるのも凄く魅力的に映るわ。飄々なキャラで振る舞っててどこまで本気か分からんけど、相当思慮深くないとここまでのコメント出来んわな。
一行とかのコメントを流し見する傍ら、文だけでただ者じゃないって分かる奴がちょこちょこ混ざってくるから匿名って面白いんだよな。会って話が出来ないのがもどかしいわ。会っても後悔しそうだけどw
あなたこそとんでもない共感力の持ち主だと思う。
トップセールスマンかな?
実際イッチは行動力ある努力家でオトナとしてちゃんとしてる。未練タラタラながら冷静に分を弁えた撤退戦は、最後っ屁で自己メンタルケアの点も含め、大いに見習うべき。ただ、
「俺が言わねば誰が言う」メッセージも、「どうしても試したいやり方」があるアイデアの実弾も、「書くのキモチよくてたまらん」溢れる能力排泄欲も無かっただけ。
実は、努力なんて出来る奴は居ない。ハタから見れば努力でも、本人にとってはキモチいい能力排泄行為。イチローも大谷もそう。努力が辛い時点で「努力する才能」が無いんだよ。
「イチローだって地道に努力したからこそ」「ピカソだってデッサンの基礎がしっかりしてるからこそ」こんな道徳論レベルのクソ説教が、本質を見えなくしてる。
イチローにとってトレーニングは、オナ二ーにも等しい行為なんだよ。建設的なオナ二ー。ちょっと考えりゃあ判りそうなモンだがね。
ちなみにリスクって失敗のリスクやなくて、むしろ成功のリスクの方が恐怖やけどね。
例えば信号待ちか何かで、「◆◆さんですよね?」とか知らん奴に声かけられた時の、脊柱に液化窒素流し込まれるような恐怖を想像してみ?
名が売れてしまう一歩手前で、踵を返しまくる。オマエラの見せモン喰いモン晒しモンじゃねえんだよと。
イッチのような世に出たい努力家がいる一方で、そんな天才の義務を放棄した天才さんも多いやろなあ。
どのみち天才の手段は目的の奴隷には収まらんので、才覚情熱の絶対値とサボり癖が両方あれば、サボる事に才覚情熱注げば自己完結できるし、それは効率追求のアイデア工夫として業界遺産にもなり得るしね。
いや、それいい線行ってると思うよ
それがわかっていても中身にも文章にも俺は魅力を感じなかったから
乗る気にならんかったけどね
ちなイッチの最後っ屁はケジメゆうより、ちゃんと自己メンタルケアもしてシタタカやねとか、
対症療法みたあな文章ばかり書かされ続けた挙げ句、やっと最後に「どうしても言いたい事がある」に辿り着けたんやねとか、そんな印象は持ったけど、
なぜか「限りなくダイレクト炎上マーケティングに近い在庫処分ステマ」ゆう発想が無かった。ワイはあり得る全ての事に瞬時に想像が及ぶタイプやが、懐疑主義者では無いんで。
いや別にイッチがステマなどせん純粋イイ人や思ってる訳でもなくてw、むしろ自分の作品のワルクチしかゆうてへんし、只で消費されて終わりと思ってるやろうし。
自分の境遇にしかフォーカス来てなくて、ほんま自分の作品に興味ないんやろな。自分の境遇や立場や属性のためのツールに過ぎんのやろなと。その境遇立場属性は捨てた訳やしな。
ただ狙ってはないにせよ、これが在庫処分マーケティングとしても機能しちゃう可能性は認識してたろし、実際それで少しでも売れればあ嫌な気はせんやろけど、
ラノベ業界への嫌悪がベースやから、いまや会うのも気まずい相手しか居ない出版社を、儲けさせるのもシャクやろし。
じっさい貴乃花じゃないけど「面倒臭い奴」と認識されるのは日本社会では致命的で、仮に何かの候補に復活しても、「 万度臭そうな奴やなあ、代わりが居るならそっちにしようぜ。暴露投稿とかされてもかなんし」となる。
ちなイッチの最後っ屁はケジメゆうより、ちゃんと自己メンタルケアもしてシタタカやねとか、
対症療法みたあな文章ばかり書かされ続けた挙げ句、やっと最後に「どうしても言いたい事がある」に辿り着けたんやねとか、そんな印象は持ったけど、
なぜか「限りなくダイレクト炎上マーケティングに近い在庫処分ステマ」ゆう発想が無かった。ワイはあり得る全ての事に瞬時に想像が及ぶタイプやが、懐疑主義者では無いんで。
いや別にイッチがステマなどせん純粋イイ人や思ってる訳でもなくてw、むしろ自分の作品のワルクチしかゆうてへんし、ハナから只で消費されて終わりと思ってるやろし。
自分の境遇にしかフォーカス来てなくて、ほんま自分の作品に興味ないんやろな。自分の境遇や立場や属性のためのツールに過ぎんのやろなと。その境遇立場属性は捨てた訳やしな。
ただ狙ってはないにせよ、これが在庫処分マーケティングとしても機能しちゃう可能性は認識してたろし、実際それで少しでも売れれば嬉しいは嬉しいやろけど、
ラノベ業界への嫌悪がベースやから、いまや会うのも気まずい相手しか居ない出版社を、儲けさせるのもシャクやろし。
じっさい貴乃花じゃないけど「面倒臭い奴」と認識されるのは日本社会では致命的で、仮にラノベ業界に復活しても、あるいは関係ない業界でも、
「 万度臭そうな奴やなあ、代わりが居るならそっちにしようぜ。暴露投稿とかされてもかなんし」となる。
ラノベ業界のイベントとか現役作家さんの集いとかは、いまさら行くも行かぬも気まずいし、むしろ感謝の(笑)縁切りパフォーマンスで周知徹底させたかったろうけど、
ラノベ業界だけが業界じゃないし、働いて生きてく以上、何らかの業界には居る訳やからな。
ラノベ作家としての源氏名は特定されると判ってたろけど、本名つうか一般人としてのプロフィールはバレん方がええな。いやワイのこのコメがアスペかも知れんが。
途中送信してもた。
なんでこんなアスペな心配しとんのか知らんが、いま働いてる業界の連中には、ラノベ業界での源氏名はおろか、ラノベ書いてた事自体極秘やな。
知られたら当然ペンネーム聞かれるやろし、筆折ったラノベ作家ゆう情報だけでもググり着く可能性がある。
ほんで訳も知らんパンピーが抱く印象は、「感謝の引退宣言」やなくて「暴露投稿」や。
とにかく日本社会では、あの業界支えまくった大人気大横綱でさえ、「面倒な奴」と思われたら終わりやで。
繰り返す言葉や回りくどい表現は、その当時のラノベの特徴なのかもしれないが、同時にその表現で主のやりきれない思いや解決出来ない悩みがよく伝わってきたよ。
それをわざわざ5回も10回も100回も書きに来るのは病気だよ
第一シリーズがヒットしたら、たいていの人間は仕事辞めちゃいそう
村上春樹やら
太宰治などの文豪はすべて読めないんじゃ?
一言で済むことをダラダラ長々ともったいぶって書いてるもの
ばかりだよ
なんかさみしいわ
文体の如何を越えて行間から異臭を放つ粘液滲み出てるみたいな鬱屈が酷い
本当の俺は凄いんだ!俺の話は素晴らしいんだ!って思いとそれを上手く表現できない筆力と
自分の真価を発揮させない編集者と読み取ってくれない読者と
そんな自分を罵倒したり憐憫の眼差しを向ける周囲の人々と自分に無関心な多勢
そういうのを闇鍋にぶっ込んで煮詰めた物を飲み干してゲロとして吐き出したんだからそりゃ謎の有毒物質スライムにもなるわな
何のチェックもなく、誰でも広く世に問える。これは今も続くマスゴミ暗黒中世にも、メディチ家の頃も、原始共産制の頃も無かった事で、
例えば売れたハズの作品が、無能な編集に握り潰されたりとか、そうゆうのは無いけど、副作用は多いハズ。
ネットでなんかゆうにしても、もう2chすら怖くて書けん奴おるやろな。
ラノベっていうより、それより前のソノラマ文庫って感じの古い文体だね
今の子はスマホ3クリック、1行100文字以上は読まないってのが定説だよ
スタートの回りくどい注意書きで歳関係なく半分の読者が脱落しちゃう
ラノベスレからなろうまでが10年って計算だけど、実際は15年くらいだと思う
ブームというか他人への分析力が欠如しすぎてたとしか思えないな
って感想があったけど、まさにその通りだと思う
特定されててツイッターのほうも見たけど、ツイッターですら回りくどい
子供いて仕事も親のを引き継げるなら今の日本じゃ勝ち組だよ
ここで批評書いてる俺よりずっと勝ち組
調べてみると、1シリーズは3巻打ち切りで、新シリーズを1年後くらいにだしてたけど、鳴かず飛ばずで次はないみたいな感じだった。
俺もラノベ作家目指してるけど、あーいうのにはなりたくないって思ったな‥‥
そりゃなろうが流行るわな
メディアが引き上げたのがチート系なだけで、
こつこつスキル系とかのんびり自炊系とかもふり系とか他にもどんどん沢山生まれてて楽しいんだけど。
ほんと個人的な好みだけど
なんやかんや殺し会うとか、異世界とか、まず設定ありきで、読まんでもなんとなくこんなんするんだろなって察しがつくのは嫌な人はいる。
前も誰かが書いてたけど、読んでくうちに、「あーこういう話なのか!」ってくらいのが好きだわ
あとは魔術師オーフェンの人、新大陸面白かった。
やっぱ息の長い人の作品は面白い。
なろうの読者層はかなり強固に「こんな話を読みたい」って要望を抱えてるんだと思う。
一般文芸ファンだと「今作は作者がどんな話を見せてくれるのかな」といういい意味で受身の読者も多いけど、なろうだとそういうスタンスが皆無というか。
だからタイトルでどんな話なのか最初に説明しきってしまう必要があるし、定番外しの展開は嫌われる。
これは「一冊2時間~ で作品世界に浸る」といういわゆる小説とは違って「通勤通学の15分で毎日消化する」という日常の嗜好品として消費されるネット小説の形式から来てるものなんじゃないかと。
貴志祐介の新世界よりも、アニメ化されちゃうとラノベに思えなくもないけど、やっぱり広義には表紙や挿し絵にキャラクターが用いてあるものがラノベって感じなのかな?
若者向けの文芸月間誌
ラノベより読み応えがあってバリエーションに富んでいて面白い
いくつかアニメ化してるけど、もっとしてもいいのに
作家だけあってしっかりとした文章は書いていると思う。
それに10年という引き際をわきまえていて良かったんじゃないかな、
今は2児の父親で若いころはだれしも夢を見ていて、今は現実を見ていて地に足がついた感じ。
人間99%は凡人で一時期だけでも見た夢が思い出に残るさ。
系が嫌と言われても、
自分の好みを系で現しているだけで、別に設定ではないですよ。
タグに無いのもありますし。
この場合、系ではなく何と表現すればいいんでしょうね。
多数決は別に真実や最適解を導くためのシステムでは無いし、いいね!を押してくれる人と金出して買ってくれる人は違う。
ヨノナカの全てとうまくやる必要は無いし、高付加価値商売こそ健全とゆう見方もある。
バカの最大の特徴は数が多いことで、だからバカを制するものは世界を制してきたのだが、
そろそろどうかな?
つまらない上に薄めカルピスみたいな便所の殴り書きによくそんな長文批判書きますね
各場面毎の感情がガッツリ伝わってきて、読後は俺なんかでは表現出来ないぐらいの、これまで味わった事がないような感情が押し寄せてきたわ。
スレ主さんよ、お疲れさま。ご家族とお幸せに
いまほんと作り手と読み手のボーダーが揺れてるから、自分でも同じぐらい努力し同じぐらい運があれば作れた、とゆうモンが売れている。
それ以下では売れないが、それ以上でも売れないのよ。自分には作れないからこそ他人の作品にカネ出す価値がある、なんてもう誰も思ってない。
違和への理解より、インスタントに共感したいだけ。自分が思い至ってなかった真実など不快なだけ、啓蒙とか理解強制とか要らないから。無知とゆう贅沢。
そして、それが絶望的な状況とも言い切れん処がまたね。
この匿名板のまとめ草サイトのさらに※欄とゆう最底辺の1500本安打も、受け手が作り手にオノレを重ねる障壁の低さを現してる。まるでオトモダチにレス返してる感覚。
実際には、かつての成功者にして現在のリヤ充であるイッチにとって、ワイらなんて小バエみたあなモンやがね。
もひとつ傾向は、そんな最底辺に逃げ隠れてく奴らの多さ。匿名板のまとめサイトのさらにまとめの、※欄のさらに※欄とかあったら、ワイなら正直そっちに逃げるわ。
皆が目立ちたい世に出たいと思っていたのも今は昔。最近の若いのは管理職なりた無いのが6割ゆうてたけど、成功って失敗以上にリスクやからね。
認知は随意でも、忘却は不随意で、知は不可逆。それは別に、馬鹿が理解を強制されて何でネタバレすんだよー、とかだけのハナシともちゃうんやよな。やよなって何や?
続きやが、それは認知は随意でも忘却は不随意で知は不可逆までは同じだが、ネタバレの恐怖ゆうよりケツ毛バーガーの恐怖ゆうた方が合ってるかな?
とにかく名が売れてしまったら死んだも同じゆうこの状況、なんとかならんか?ネットのせいでは無くネット炎上をピッキングするマスゴミのせいやとは思うが、
やっぱね不特定多数他者てのは確かに被験体として必要やけど、それを最低限の規模ゆうか晒され具合で提供する商売も必要やよ。ネット業界もそうゆうサービスを意識すべきや思う。
確かにイッチは、かつての成功者にして現在のリヤ充で特別な想い出まであって、本来なら血涙絶許なはずだけど、正直交通事故に遭った可哀想な人にしか思えない。いや現役晩年の不遇とかそうゆう事じゃなくて。
星新一のショートショート読んでみろ
あと自分語りすぎで、読む人のことなんて考えてない。
へんな修飾語ばかりで何が言いたいのかよくわからない
むしろ純文学って考えのが構えすぎなのかもしれんステレオタイプに分類分けしたがるだけで歴史的にみれば文書って誰でも読めてなんぼかもね
栄枯盛衰ショートショートって感じ。
名前を売る商売は収入と自己評価が直結するもんね、メンタルきっついわ。
本読んだ事ないんか。。
長いから読んでないとかわざわざコメするの草
そういうとこやぞ
それを「この長さの文も読めないとは今の若者は本読んでないな」の決めつけは流石に草
わりと簡潔に文を書くラノベもあるし、本は軽く読んでから買うに限るってよくわかる意見の分かれ方だね
言い換えの多さが村上春樹ぽさも感じる
話はまとまってて面白いねこの1さん
中身はこれっぽっちもないけど文章が面白い先人がいるんだからせめて参考にしてほしい
結局興味ない人はすぐブラウザ閉じちゃってわざわざコメントしないよね。
元プロながら、人を惹きつける何かはあったんだろうね。ただそれをラノベで極めることが難しかっただけで…
同じ様な経験がある人は読んでしまうんじゃないかな?普通に社会人やってるとそんなこといくらでもあるけどさ。
多分作者名が作品名言われたらピンと来そうだけど…
伝説の勇者の伝説だかか、ザ・サードとかその辺りの作者じゃねえかなあと予想
MFではなくて、この文章からすると富士見ファンタジア文庫でもなさそうな気がするので電撃かなあ
レベリオンの人かとも思ったけど、もうちょっと売れてるような
頑張ったな
ただ同年代としては、一度は成功の味を知ることができてそれなりにやることもやれたのに、なんでまだ社会的な成功にばかりこだわるのかが分からん
出版といったって結局は他の業界と同じで(目先の!)経済原理で動いてるんだから、作品本位でやらせてもらえるわけがないなんてことは>>1ももう分かってるはず
最近は発表の手段なんていくらでもあるのだから、生活が安定したなら今度こそ純粋に作品本位で好きなだけ書いて発表すればいいのでは
結局>>1は創作そのものよりも「売れっ子作家」というステータスとお金に執着しているだけではと思ってしまう
長文だけど最後まで読んじゃったよ
「面白い展開があるのか分からないものを読み続ける気になれない」
長さは問題じゃない
昔の2ちゃんの雰囲気とか、懐かしくなるなぁ
ラノベはキノしか買ったことないけど
十年以上続いてるって凄いよね…
それで類似作品が山のように出続けてるんで手垢にまみれて
これまで以上に使い捨て作家がたくさん出たのと
なろう系からで本当に力あるやつも出てきたし
編集が一人の作家にそこまでつかんのやろな
2004~2010くらい?のラノベはこういう何度も繰り返したりリズム重視したりする回りくどい書き方が多かったし、ラノベ業界に憧れを持つ当時のラノベ好きな若者に心情的に共感できるところが多いと思うよ
基本的に、
~2003のラノベは主人公が最初は弱いが、少しずつ成長していって読者と一緒に冒険タイプが流行り
2004~2010のラノベは主人公が実はすごかったり、話の中心でありながらそこから一歩引いた視点で俯瞰していたり読者に近い立場で立ってくれて読者が自己投影しやすいタイプが流行り
2010~2012は業界の爆発的な成長が落ち着き飽和に向かう時期で色んなタイプのラノベが増えて消えていった時期で
2012以後は主人公が最初から最強でわかりやすく読者に爽快感を与えるタイプが流行り
だと考えている。
もちろん主人公最強の作品は昔から存在するが、物語の構成がひたすら俺TUEEEするものになったのは、さすおにのようななろう発の作品がアニメ化して、なろうに注目が集まってからだと思う。その理由は一冊600円超えの小説より携帯スマホで手軽に無料で読めるため中高生には人気が出たからと踏んでいる。
コメント欄にあるように、今20中盤より下の子たちはなろうやTwitterのような短い文でないと長いくどいと拒否反応が出るのと、40代前後より上の世代はもっと短くせいやと批判的な感想を持つのは、冬樹先生のデビュー時期の世代の特殊性のを鑑みると納得できるだろう。どんな人間だろうとその世代の流行りから影響を受けないことはありえないんだ。
※1528
伝勇伝の作者の鏡先生は今じゃ売れっ子の漫画原作者ですよ
はよ最終巻出せって思いますけど
一部印税50円だけとしても6億は稼いでるんじゃないかな
人が転げ落ちていく話はたまに読みたくなる
ラノベの隆盛はもっと早くからあったよね
その作品で育った世代が、ゼロ年代以降の波に乗り切れなかった感じかな(斜め読みスマンw)
町のカルチャースクールの「小説教室」でも行ったらいいのに。
でもイッチは「作家としての自分」「書籍として発売」が大事であって、創作そのものはあまり好きじゃなかったのかなあ。
それは確かにありそう。本が好き、というよりもラノベが好き、って。
要点分からんし長いっていう感想。
まあこの感想自体最近の傾向なんやろな
ラノベ作家ならそういう層に読ませるものを書けないとハナシにならんのでは?
興味ないってはっきり言え。お前はだからモテんのやぞ
展開的にもリアルなだけに引き込まれる
長いとか省略とかではなく、そこにある現実に興味がわくかどうかって点では自分はすごく興味を引いて面白かった
ただ、この文章力を商業として金が払えるものかというとまた違ってくると思うんだよね
実際にはイッチの本を読んでないから偉そうなことは言えないけど
本人的にはまだ足りないんだろうか
みんな判子で押した様に同じ。
異世界で転生して、「チート並みに強い俺と美人の下僕がいるハーレム生活」を書くだけの作業。
文書も薄っぺらいのが特徴で、独特の軽い表記が受ける。心象描写そのものがあまり好まれない。
あれ見てからまとめ読むと
ちやほやされなくなっててヘソ曲げただけに思えちゃう
人類は衰退しました、辺りでもう書かれてるよ。
未踏のフロンティアなんて無いの。
大体、初めの作品の劣化コピーにしかならないし。
ワイが読み漁ってるのは、小説を読もう!だからなろうとは違うのだろうか。
読書の馬鹿化から始まり、全体的に斜陽となってきたんだよ
悪く言うなら最近の日本人は活字を読むことに激しい抵抗を示すようになったわけだ
識字率が高かろうがこんなちょっとした文章にすら長いと苦言を呈すようじゃどうしようもない
でなければ刊行しない」って言われて泣く泣く変えたって愚痴ってたの
思い出した
既に古代ギリシャローマの哲学者か何かが「全ての言葉は既に語られてしまった」と嘆いたらしいが、唯一性とか革新性とか相対評価上のオリジナリティなど、単に「先に産まれたモン勝ち」ってだけの出来レース。
無から唐突に新しい何かがビックリバーン!なんてのは創作エアプのステレオタイプ御花畑イメージで、既存と既存を関連付け止揚し新たな既存を合成するのが天才の実務。
だが、そうやって歴史上積み上げられた既存の順列組合せパターンは天文学的。それが、常に何もかも出尽くしている有史時代のオリジナリティとクリエイティプ。
歴史上、人類はのべ一千億人ぐらい居たらしいが、たいていの事は、すでに過去の誰かが思い付いてはいる。表に出なかっただけで。あたりまえだ、のべどんだけ居たと思ってんだ人類。
そんな相対評価ではなく、自力でそこに辿り着いたとゆう、才能と情熱の絶対値。それがオリジナリティやクリエイティプの凄みであり、人の心を動かしカネを払わせるチカラ。
※1561の続き
だが今は、自分には出来ない作品だからこそ、他人の作品にカネ払う価値がある。とは皆思っていない。
自分が気付けていなかった真実や最適解を突きつけられ、理解を強制され啓蒙されるなど不快なだけ。バカはひとつ覚えたら死ぬまで治らない。
同じぐらい努力し同じぐらい運があれば自分にも書けた。そんな作品が売れている。それ以下でも、それ以上でも売れない。違和への理解=新たな発見など要らない。インスタントに共感したいだけ。
これは絶望的な状況に見えて、作り手と送り手のボーダーがレスになり、作り手の母数がカンブリア爆発し、母数が増えれば確率論的にアタリも増え、
淘汰の前提である多様性が拡大し、天才から先に足切りされてゆく業界要求水準コンプレックスの時代が、健全な淘汰と選択進化を取り戻そうとしている。ともゆえる。
驚くべきことに、音楽や文学などクリエイティプの世界には、外食産業しか無かった。家庭料理が無かったのだ。
しかし今や夜鬱部慕狩たんや羅野辺奈朗くんが、好き勝手に手料理をふるまい、世に問い始めている。
だからラノベには意味がない。邪魔だから。自分が気付けていなかった真実など、突きつけられても不快なだけ。インスタントに共感したいだけ。
だから、読者が同じぐらい努力し、同じぐらい運があれば書けたような作品が売れる。それ以下では売れないが、それ以上でも売れないのよ。
それは絶望的な状況に見えて、「意味を理解させる為の表現ではなく、意味とゆう重荷を降ろした表現。」とゆう、表現そのものに特化し選択集中するとゆう、壮大な実験ともゆえる。
前置きと言い訳、形容詞、キャッチーなプロットとスタイリッシュなモチーフがあればいい。
ラノベやなろうは、科学前夜の錬金術のような、実験リハーサルの時代ともゆえる。だから関わる人間全員使い捨てだけどな。
先進国の歴史には、必ずバブルも暗黒中世も錬金術の時代もある。出来損ない奇形だらけのカンブリア爆発も、それはそれで必要な季節だから。
↑文章量は普通だと思うけど、こういう二重三重の表現が多い。それだけ悔しさが伝わるけど、くどいと思う人もいて然り
あくまでスレの書き込みだし、ラノベではまた違う表現かもしれないけどね。
しかしこの人は悔しがってるけど十分すぎるほど成功者やん。羨ましいぐらいだわ
小説家には向いてないな、漫画原作とかならまだしも
この程度の文を長いとかもっと簡潔にとかいう時点で活字がもう読めなくなった人間が増えたんだな
長くはあったが読めたよ
あと作家としては終わったかもしれないが結婚して子どももいて安定した仕事もあって思い出もある
本業を捨てなかった
人生としては十分勝ち組だよ
2000まで頑張って埋めろよ
最初から文章を書く才能がなかっただけじゃん
意味:表現レシオで考えるから、表現が無駄に長いと感じるだけ。
ラノベなろうは意味フリー飲料なんだから、表現そのものを目的化してんだから、長いもクソもない。アルコールフリー飲料で酔えねーとか文句言われても。
笑いの基本は繰り返しでもなければ、大事な事だから何回言いましたでもない。ラノベとは、前置きと言い訳を味わうもの、形容詞を味わうもの、蛇足を味わうもの。
ラノベから蛇足を省いたら、ほんまに三行になってしまう。文が無駄に長いのは、他の分野では蛇に足を生やすような設計ミスだが、ラノベではサービスの大盛なのだよ。
ラノベの無駄な長文は、効率的な時間潰しとして、有効に機能している。今はそれでいい。
テーマやストーリーよりキャラが大事と小池塾が言ったのも今は昔。いまや
テーマ>ストーリー>キャラ>シーン>セリフ
と、消費される部位がどんどん断片化されている。コンビニ小分けパック売りのように。プロットやモチーフのような全体系も、断片的な演出の一種と捉えた方がうまくいく。
エヴァ新劇なんかテーマやストーリーやキャラすら、断片的なシーンやセリフのための口実に過ぎない、完全な断片集だからね。
これも絶望的な状況に見えて(笑)、テーマやストーリーといった「全体」とか「総論」には、必ずツジツマ合わせの嘘が混じる。全体=ウソと言ってもいいぐらいだ。
断片のリアリティとインパクトだけを追求し、特化し選択集中し、全体は部位の下僕に過ぎぬと割り切る。
これは決して悪い判断じゃねえな。今の時代、漠然とした不安不満不快があるだけで、言いたいことなんか誰も何も無いんだから、総論なんて要らない、各論だけでいいんだよ。
総論賛成各論反対なら、それはもう反対以外のナニモノでもない。
お前らみたいなのを野暮っていうんだぞ
いちいち意味を理解する必要もなく、違和を理解し知らなかった真実を受け容れる苦みもなく、全く考える必要もなくインスタントに共感でき、ただ表現だけをおいしく消費できる。
だから、ラノベの長文は重くも苦しくもなく、むしろ長いぶん効率的に時間を潰せる娯楽パスタイム。
ツメコミ教育スリコミ広告で躾られたオマイラは、情報の量の多さには慣れている。
どう慣れているかとゆうと、咀嚼も消化もしない事で、記憶し学習はしても理解し思考はしない事で、大量の情報を効率的(笑)に処理つうか処分している。
それは脳とゆうより脊髄の仕事だが、違和への理解=新たな発見とか面倒な脳作業なしに、脊髄反射レベルのインスタントな共感だけ。
バカはひとつ覚えたら、死ぬまで治らない。治りたくもない。脳作業は疲れるから。だから、ラノベやなろうのような、インスタント共感の読み流しコンテンツが生存適者になる。
漠然とした不安不満不快があるだけで、言いたい事など何もない今のヨノナカ。ラノベは間違いなく正常な適応進化だ。
サルには生えてた毛が、ヒトでは無くなってるのは退化か?彡 ⌒ ミ
無駄を省きリソースを効率的に分配するのも進化なんですよ( ´・ω・`)
言いたいことなど何も無いのだから、総論など縁起物の神輿に過ぎず、メインディッシュはあくまで各論。総論賛成各論反対なら、それはもう反対以外のナニモノでもない。
それがラノベの売れ方。
いいから、前置きと言い訳にトレンディでオンデマンドな形容詞をセレクトし、キャッチーなプロットとスタイリッシュなモチーフを考える作業に戻りたまえ。
逃がしきれなくて捨てた兵が思ったより多かったってだけで本人はとっとと逃げてる
それを全兵隊が全力で燃えてましたみたいに自己解釈してるのはなんというか
最初から10年間を「ラノベ風に」書いてくとかだったら抵抗もなかったんだろうけどなあ。
個人的にはフェイクの下りはしつこすぎて水増しもほどほどにてくれと思ったな。
いくらラノベ作家でもこれはダメだわそりゃ
前文と同じ意味の文を繰り返したり、言い換えるにしても語彙が少ない
1576さんのいうとおりラノベ風が癖になってる感じする。話は面白かったよ
これにあれこれ言う奴本読んでる?とか言う人ほど本読んでる?って思う
その辺の本漁ったらもっと面白い文書いてる人山ほどいるよ
まとめスレの文体と書籍の文体を比べること自体がお門違いではあるけど
他にも1作だけバカ売れした作家さんって色々いるけどどうしてるんだろうな
中学時代に学校に馴染めなかった時、色々なラノベがバンバン続刊が出てそれを楽しみに生きてた身としては色々辛い
この言葉がスレ主に届くとは思わないけど、あなたが書いた作品で救われた人もきっと居ると思うからラノベ作家で有ったことを黒歴史にしないで欲しいな
普通に読みやすくて面白かった
気持ちが伝わってくるわかりやすい文章だった
この人が書いたラノベを読んでみたいと思った
ラノベは昔ブギーポップを読んでたくらいの初心者だけど
リズミカルな文章だな。ラップにしてYouTubeに上げてくれ。
十年間お疲れ様でした!
どうでも良いことを回りくどく書いて、話が先に進まないし。
そもそも語彙力がまるで無いし。
ふざけんな。
足し算で進化してきたもの(以前までのラノベ)が頭打ちになって、その中から美味しいところだけを取り出して使い捨てで楽しむってのが今のトレンドってことかな。なら、その引き算のトレンドが頭打ちになったとき、その揺り返しがどうなっていくのか凄く気になるね。そこを先に捉えられれば、もしかすると10年先の流行に乗るどころか作り出すことさえ出来たりして…
俺は貴方と違って、糞を溜め込むとは言わんが肯定的にものを捉えすぎる癖(?)があるんで、真逆の考え方が凄くリアルで新鮮だわ。良ければもっと語ってください。
作家向いてないとか上から物言う人の気は知れないけど、この程度でくどいとかwは的外れ。
好みはそれぞれ。
しかし出版業界のリアルな内情が綴られてて面白かった。
「今売れてる物」が「今後も売れる物」と限らんけど、わかりやすい成功例がないと上層部がGO出さなくなってるらしいね。
映画も実写化が増えてるのは同様の理由らしい。「〇万部売れてる作品だから成功しますよ」って数が説得力になると。
創作サイトで書きたかった話書けば喜ぶファンはいそうだけどな
文かくことがトラウマになってたり、金もらってやってた文をタダで提供、はプライドが許さないかも知れないが
俺はそれなりに楽しく読めた 的外れな指摘も多いけどこれもまた時代の移り変わりかな
ってのが全てな気がする。
書きたいものがあれば、場所変えてでも書けるだろうし。
確かに冬樹忍だわ、作品は全然知らんかったけど
やっぱり物書きなだけあって読ませる文章だった。
先生お疲れ様でした。
最後までぶっ通しで読みふけってもうこんな時間だよ。。。明日も仕事。。。
一度でも頂に登ったんだから、それは生涯かけて誇れることだよ。
誇りを胸に、第二の人生謳歌してください。
頭良く見せる文章というかお堅い書き方がダメだわ
プロならその辺うまいことやってほしいけど先生とか言われて調子に乗ってきて
変なプライドが生まれてくるからバカっぽく書けないんかね?
字数稼ぐだけの面白みもない文章だと無意味よ
[時代は変わる。それを後で気づいた。]
周りに流されず自分にとっての幸せを掴みなさい。成功した時に足元を見なさい。時間は大事。
これらを伝えたかったのかなと感じた。
エッセイにして数字と実名出せば引退本として出せそう。
全く同じ感想
こいつじゃ無理だよ
作家一本やれとか言いだすのはアホ
そもそも読んでないのが大半かよ。
しかし、容赦ないなお前らは
これ何人かが繰り返しコメントしてるだけじゃん
やれやれ系の主人公が長々と回りくどく独白する感じの文章のラノベが一時期流行ったよね
いかにもその時代の作家さんだという文章
今となっては完全に時代遅れで古臭い文章と感じてしまうところが、流行りとはそういうもんなんだろうなって感じ
自分自身が時代の徒花でしかなかったというのは、他人事ならば冷静に分析可能だが、渦中にいた本人には割り切れんものがあるよなあ
今の生活が幸せであるとは本人にもわかってて、でも自意識と怨念を捨てきれん感じが文章ににじみ出てるのが非常にリアルだと思った
何はともあれおつかれ
今の生活を大事にしろよ
少なくとも一度は夢が叶って、子どもにも恵まれて。
結婚相手の事は特に語ってないけど、見合いで結婚して片手間にでも作家しながら続けられる結婚生活。子供も2人。ラノベ作家として小金持ちになる事は出来なかったけど、少なくとも自営業で地に足ついて子供を育てられる程度には稼いでる。
辛い時期があったのも理解できるけど、結局10年目にして望みが絶えた事を受け入れられて幸せなんだろうなという気がする。
読みやすい良い文章だったと思う
これを長いって言う連中が今の時代の人間なんだろう
作者どの、おつかれさま。
※1587
世代論に興味ねーけど、「ライト」ノベルどころか「小」説にも興味ねーな。ラノベと小説を読み比べりゃ、バカ以外誰でも判ることだが、ラノベの形容詞には、それによって表現したい何かが全く無い。スタイリッシュに形容すること自体を目的化してて、逆に言えば、形容表現そのものに特化し選択集中し練り上げている。
それに対し、小説には表現したい何かが確かにある。でもそれは書き手の認識や思想や好き嫌いの主張にすぎず、ワイのようにそれを、たいていそれ以上のモンを自作自給できる人間にとっては、小賢しい余計なお世話でウザいだけ。どっちもどっちやw
自分語りを無理には避けていないし、自分語りの形をとった方が伝えやすけりゃ(このコメがそうであるように)躊躇なくアスペ長文コテ自分語り連投するし、一生空気読んで終わるソフィスティケイト強迫症の空気嫁厨みてえな、物欲しげな遠慮はしない。ただ、自分の個人的な印象や感想や好き嫌いにも、大した興味はない。それ言ったらラノベも小説も「くだらねえ」の一言で終わりだし。
思い通り好きに生きてる自由人が居たとしても、なにを思いなにを好きかは自分で決めてない。「明日からピーマンを好きな自分になろう」とか言われてもwそれは自分の意志で決める事じゃない。意志の力で嫌いでも食べられるだけ。自分の好き嫌いは変えられない。本当の自分(笑)なんざ、運任せで作られた他人の失敗作。無防備な幼年期にたまたま周りにいたバカに、ナニ刷り込まれたかなんて愛着執着の価値もない。
※1605の続きだが。
ヒトの意志、主義主張や思想信条、賛成反対や好き嫌いなんてそんなもの。しょせん方向性レベルの二次的な問題、縁起物、人間らしさのアクセサリーに過ぎない。熱心なイスラム/キリスト教徒に、「たまたまアラブ/欧米に産まれたから」以上の理由なんてない。冷静かつ客観的に両者を比較検討したうえで選択してる奴などいない。狂信者であるほどそうだ。
そんな方向性レベルのハナシより、そこにどれだけの才能と情熱が注がれているかの絶対値に、俺ならカネを出す。方向性より絶対値。それがいま小説よりラノベなろうだと言うのなら、そっちを消費するだけ。いや結局どっちも買わんけどなw。
何の要求水準も充たそうとせず、あらゆるリスクとコストから逃げ、こんな場末の場末に隠れて垂れ流してるような、自分自身の自作自給の方がたいてい絶対値高いんでw。
>どこかの他人が決めたお題や要求水準をクリアするためのコストなど一切払わず、失敗はおろか成功すら見せ物食い物晒し者リスクと捉え、最低限の不特定多数他者が被験体として確保できるだけの、こんな場末の場末に逃げ隠れて垂れ流してる、自分自身の自作自給の方がたいてい絶対値高いんでw。
それを、場末でなく世に問えてしまうのが、こち亀キャラに居そうな夜鬱部墓狩たんや羅野辺奈朗くんなのだが、外食産業しか無かった音楽や文学の世界に現れた家庭料理は、その圧倒的な母数で確率論的にアタリを引きやすく、その圧倒的な多様性は選択進化の掛け捨て保険として、業界老害の要求水準コンプレックスをシカトスルーして、健全な淘汰を甦らせるだろう。
>どこかの他人が決めたお題や要求水準をクリアするためのコストなど一切払わず、失敗はおろか成功すら見せ物食い物晒し者リスクと捉え、最低限の不特定多数他者が被験体として確保できるだけの、こんな場末の場末に逃げ隠れて垂れ流してる、自分自身の自作自給の方がたいてい絶対値高いんでw。
それを、場末でなく世に問えてしまうのが、こち亀キャラに居そうな夜鬱部墓狩たんや羅野辺奈朗くんなのだが、外食産業しか無かった音楽や文学の世界に現れた家庭料理は、その圧倒的な母数で確率論的にアタリを引きやすく、その圧倒的な多様性は選択進化の掛け捨て保険として、天才から先に足切りされてく業界老害の要求水準コンプレックスをシカトスルーし、健全な淘汰を甦らせるだろう。
それはつまり、屍の山もデカいって事だわな。
生存適者のピラミッドカーストにも、屍の古墳にも参加しない。たぶん多くの天才が、まだ位置付けすらされてない、ニッチとすら呼べない、さらに違う処へ逃げたなこりゃ。
斜に構えすぎて360度以上ひねくれにひねくれてさらに斜に構えてる感じ、そしてそれゆえに他ではお目にかかれない振り切った考え方が面白い。何となく貴方の人となりも見えてきたような気もします。
語彙が多すぎて、あるいは例えがユーモラスすぎて解読に時間を要するのがネックだけど、もともと理解してもらおうというスタンスではなく、言葉を借りるなら『絶対値の自給自足』のためなんだろうからそこはそちらに興味を持ったこっちが貪欲に解読すべきかな。
方向性より絶対値っていう考え方は賛同するね。どっちを向いてるかじゃなく、どれだけ振り切ってるか。なら、先刻の揺り戻しの件については言い方を変えて、その絶対値が最も上がってくるのはこれから先いつ、どこでになるだろう?足し算の頭打ちから、引き算のトレンドに移行した現在、部分的な表現の抽出とその切り売りに終始してる作品(スタイリッシュでキャッチーでポップな形式や文体、表現のメッキを『貼る』どころか、メッキそのものを垂れ流すようなものはもはや作品とも呼べないかもしれないが)が氾濫している今、絶対値の最大値そのものは下がっていると思うんだけど、この先の揺り返しが絶対値を底上げしてくるんじゃないかなと俺は予想している。
それでも、多分貴方の関心を引くレベルではないと思うし、俺も貴方と同じく作者の主義主張に終始するラノベやなろう文化にあまり興味がなかったりします。他人の頭の中で考えた世界で暇つぶしできるほど無垢ではなくなってしまったので。そういう意味では頭をすっからかんにしてインスタントの快感物語に没頭できるなろう読者はうらやましくもある。知は不可逆とは言い得て妙だね。
だとすれば、こんな掃き溜めでつらつらと語る以外に、絶対値の補充ってどうやればいいのかと探してるところで面白いコメントを見つけたのでしつこく絡ませてもらったよ。
貴方にとっては絶対値の自給自足、されど俺にとっては十分すぎるほど自らの血肉になり得る考え方でした。
もはやスレの内容を骨までしゃぶり尽くしすぎて意味不明な方向に飛び火してしまったのでひとまずこのへんでお暇しようかと思います。
また何処かの掃き溜めでお会いする機会でもあれば。ありがとう。
それしか売れてないし、それしか出さないし、それしか応募されないし
時勢を読むのは何の職業でも大切だよな
ああなるほど、方向性より絶対値とゆう世界観に初めて触れ、理解は追い付いたが体性感覚にまで落とし込めてねー状態ね。
観念的な目的論より生理的な能力排泄欲ってのと関連付けると、多少は体性感覚に近づくけどな。目的も理想も夢も希望も必要としない、天才のタフでリアルなモチベーション。
まあ無理もない、オメーみてー奴は今まで何人か居たが、何人かはプリントアウト(笑)してベン入れ(爆笑)までして、も少し親切に書けねーのかと泣きながら読解してたぜw俺からしたらワイのコメはオヒトヨシ過ぎるとさえ思うがな。
こんな命題自体に何の価値もない場末の場末のクソスレなんざ只の触媒、あらぬ方向にファイヤーしないでどうすんだってハナシだし、なにより
メッキ職人の絶対値をナメちゃいけない。
桃の本質は種か皮か、みてえなハナシだが、
こんなバルサ合板ラワン材みてえなスカスカな中身を、メッキのクオリティだけで、よくぞ超合金合体モバイルスーツまで持ってくモンだぜと、
それが夜鬱部墓狩たんや羅野辺奈朗くんの、才覚情熱の絶対値やんけ。
ワイはヒネクレ一周してド真ん中直球のトルネード投法で、ただのナチュラルド真ん中直球とは視野が360度ぐらい違うが、
主義主張をしないとゆうか、主義主張をファッションの域まで貶めるとともに高めてるのが、羅野辺奈朗くんやで?まあここは只のケアレスミスやと思うが。
「意味を理解させる為の表現ではなく、意味とゆう重荷を降ろした表現。」とゆう羅野辺奈朗くんの発明には敬意を表するが、それはさておき、
かつて「ワイのコメの意味アルコール度数はストロングゼロや、分解能が追い付かなきゃ吐くでえ」ゆうたが、実はそれは自慢ではなく謙遜でね。実際はストロングではなくスピリタス。意味度数が飽和限界に直面しとる。
オマイラよく「長い判らん今北産業」ゆうけど、実際ワイもイッチの論旨をキレーに三行にしてやったし、まあイッチのは特にさや意味ないから三行で問題ないけど、
意味のある文章は、短けりゃ判りやすいってモンでもない。
なぜなら、意味を消化するには時間が掛かり、ワイのような(その意味に比して)短かすぎる文章は、その時間を奪ってしまうからや。
意味度数90%のスピリタスでは、意味を分解する前に吐くどころか急性意味中毒で昏倒してまうが、10倍に薄めた(笑)ストロングゼロなら、アルコールの総量が同じでも、二日酔い程度のダメージで、一晩かけて分解できるかも知れない。
ラノベの無駄な長文に、もちろん意味はない。シタリ顔で薄くて酔えねえゆうてる奴は、自分がノンアル飲料注文しとるのも自覚しとらんアホや。
読むのにストレスのない長文は、読み手に理解の間を与えてくれる。アルコールを分解する時間を与えてくれる。
これは科学前夜の錬金術としては、有益な実験になるかも知れん。
やがて読み手の理解する速度:読む速度レシオを、対象ユーザーごとに偏差値化して計算に入れた文章設計が、グーグルか電通あたりでフツーに行われんのやろな。技術的特異点前のAIで充分やろそんなん。
「意味を理解させる為の表現ではなく、意味とゆう重荷を降ろした表現。」とゆう羅野辺奈朗くんの発明には敬意を表するが、それはさておき、
かつて「ワイのコメの意味アルコール度数はストロングゼロや、分解能が追い付かなきゃ吐くでえ」ゆうたが、実はそれは自慢ではなく謙遜でね。実際はストロングではなくスピリタス。意味度数が飽和限界に直面しとる。
オマイラよく「長い判らん今北産業」ゆうけど、実際ワイもイッチの論旨をキレーに三行にしてやったし、まあイッチのは特に意味ないから三行で問題ないけど、
意味のある文章は、短けりゃ判りやすいってモンでもない。
なぜなら、意味を消化するには時間が掛かり、ワイのような(その意味に比して)短かすぎる文章は、その時間を奪ってしまうからや。
意味度数90%のスピリタスでは、意味を分解する前に吐くどころか急性意味中毒で昏倒してまうが、10倍に薄めた(笑)ストロングゼロなら、アルコールの総量が同じでも、二日酔い程度のダメージで、一晩かけて分解できるかも知れない。
ラノベの無駄な長文に、もちろん意味はない。シタリ顔で薄くて酔えねえゆうてる奴は、自分がノンアル飲料注文しとるのも自覚しとらんアホや。
駄菓子菓子、読むのにストレスのない長文は、読み手に理解の間を与えてくれる。アルコールを分解する時間を与えてくれる。いや分解すべき意味も無いんやけどw
これは科学前夜の錬金術としては、有益な実験になるかも知れん。
やがて読み手の理解する速度:読む速度レシオを、対象ユーザーごとに偏差値化して計算に入れた文章設計が、グーグルか電通あたりでフツーに行われんのやろな。技術的特異点前の童貞AIで充分やろそんなん。
とりあえず作家で居続けたかった、って行動しか書いてねえぞこの文。
「売れる傾向、対策を調べて戦略を練ったりしなかった、情熱だけで書きたいもの書いてれば本になると思ってた」
って書いてるけどさ、ズレてんだって。
情熱で書きたいものがあるなら本になるんじゃなくて本にするんだよ。せっかく作家の集まりやらパーティやらあるんなら違う出版社とのコネ作らなきゃ駄目じゃん。三週間返事なかったー、とかその間にできることいくらでもあんだろ。
担当との人間関係が、とか恩やしがらみが、とか考えて動かないんじゃ、その情熱すら無かったんじゃねーの。
逆にそこ気にして、書きたいものはないけど作家で居続けたいのなら自分で戦略練れよ。担当一人出版社ひとつと心中するつもりなら分析して当たり前だろ。
ただ単にお前が世に出る実力も頭も無かっただけ。甘えすぎ。
普通は書きたい話があるから小説家になるんだよな?
別に小説家って職業に憧れてなるんでもいいけどさ。
数百枚も原稿用紙埋めるなんてクソダルい作業を、ここの出版社専属の作家になりたい!ってやり出す奇特な奴いねーよな?
なんで途中からその奇特な奴になってんの?
担当が~とかあの時~とか後付で文句言って甘えてんじゃねえよ。
自分がいいと思ってんなら自分で通せよ。説得なり上と直談判なり売り込みなり自費出版なりいくらでも手段あんだろ。
社会は厳しいとか究極の甘え。手前に力が無いのを社会の所為にすんな。
北風友裕
上祐史浩
ここまで書くと、「そっかー羅野辺奈朗くんの職を奪うのはAIさんかー。もともと書き手使い捨て業界やが、業界ごと使い捨てやなw」と安直な展望を抱いてまうが、
実際ラノベはAIの方がよっぽど上手く書けそうなイメージあるけど、それはAIが「不完全生物ゆえの人のゆらぎ」を、学習だけでなく生成できるかによるな。まあできるんやろけど。
個人的には、ラノベより本格(笑)小説のが、AIにとって簡単な気がする。
それは小説が、カンブリア爆発の季節をとうに過ぎて、テレフォンパンチしか打てない伝統芸能になってんのもあるし、ラノベなろうは外食産業だけだった文学を家庭料理化して、母数と多様性を爆増させてて、分析対象多杉&変化速杉ゆうのもあるけど、
それも難易度の差であって、困難なだけで不可能では無いし、困難ゆうても、AIにとっては時間と電気くうだけのハナシやろしな。
ホーキングハカセが「AI調子こかせると人類滅ぼすでー」ゆうのは、ほとんど脳しか使える器官のないパーキンソン患者の、人機問わぬ知性のチカラへの幻想もあるやろけど、実際ハカセだけにパンツもハカセてもろとんやろけど、
AIの進歩より人脳の退歩の方が、少なくとも最終局面では、小さくとも決定打になる気するけどな。
AIの進歩より人脳の退歩の方が、少なくとも最終局面では、小さくとも決定打になる気するけどな。
ヒトは頭の良いサルなので、バカは人間ではない。そりゃそうだが、そうはゆっても知能指数が一番高かったんは、科学文明の昨今でなくビクトリア朝の頃だとゆうし、
人類3.0モンゴロイドでも最新型ハイブリッドの日本人は、知能は高いがなぜか「小顔」が美徳とされとる。ガイジンに誉め言葉のつもりで「顔小さいですね」ゆうたら「ワイの脳が小さいゆうとんかー」と怒り出すらしいが。
じっさい増加の一途を辿ってた人類の脳容積は、ここ数万年、社会や文明の発展と反比例で減少に転じてるらしい。それが進化ゆうこと。
知性を生存戦略に採用してんの人類だけで、デカい脳はリスクとコストも高い。燃費も重量配分も最悪ですぐ椎間板のアライメント狂うし、アタマデカくて々ンコ通らねーから頭蓋バラバラ未熟児出産の出生リスクもあり、自殺や公害や核兵器みてえな自爆判断も平気でする。体重の6%の脳が20%のカ口リー消費してるバカ喰い器官でもある。
のように、過剰な知は生存適者の資質ではなく、人脳の退歩は適応進化でもある。そこへAIさん登場。
そら脳を甘やかして脳作業減らして軽量コンパクト化できる方向に、いろんなモノが行くわな。
全然違う話をグダグダと……
ただ、実家の稼業という保険があるくせに終始「オレは頑張ったのに駄目だった」な自己憐憫垂れ流しなのが読んでて段々イラついてきたわ サポートしてくれた家族に感謝の気持ちも無し
子供いるくせにまだ根っこの部分で甘ったれなんかな
内容も「読んで俺に興味もってくれ!同情してくれ!」な自己顕示欲が溢れまくってて共感も好感もゼロだった
なんつーか人としてムカつくわ こういうの
これなら前になろうで見た元作家の回顧のほうがまだ共感できた
あなたが思った事は作者も自覚的で、底辺ラノベ作家がなんか言ってるわってバカにされるのを意識しながら書いてると思うよ。便所の落書き以下の掲示板にわざわざ書いてるんだしね。
ダメな自分を全部曝け出した上で終わりにしようっていう自虐的な気分と、そんな奴の半生を存分に笑ってくれっていうサービス精神とが半々くらいだったんじゃないかなと。共感して欲しいのではなく、読み手が笑ってくれればいいやという意思を感じ取ったかな~俺は。
ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!ズバ!
とかいうツイッター的雑ラノベばっかなんだろうな
昔ネットで流行ったゲーセンで不思議な女の子にあった話や妻が浮気する話に凄い似てる
同じ作者じゃないかこれ
⚪︎文章がつまらないから飽きる
なんだか、脳内が現実の(当時の)ネット社会・文化と違いすぎねーか?この人……
て思って、最初の数行で読むのやめた
スレに書く時ぐらい要約しろ
TPOを弁えてくれ
プロになれる文章じゃない
最強主人公がいきなりモテモテ!しか流行らんのも当然って感じやな
俺も似たようなことやってるよ
全然違う業種だけど
仕事ってそんなもん
さすがです先生
例えると、天一のこってりを学生時代に食べたことがあって、久しぶりに食べたらまぁ食べれる。でも今どき他では無いなキツい。って感じ。
少なくともねじまき鳥クロニクルよりはわかりやすい
ラノベは10万字以上書かなきゃいけないからね
元から何十万字も書いちゃう作家もいるけど
東大に入る事だけが目的で、入った途端に燃え尽きる受験生のようなもんだ
自分で面白いと思わない物が、他人なら尚更面白い訳がない
なろうにでも、本当に自分の書きたい物語が出来たら書いてほしいな
ラノベ作家なのは本当だろうな。この長文を最後まで飽きずに読めた。なにより…
俺は絵師側になる。もうアラフォー。
ラノベの挿絵もゲームの原画も経験してる。プロでトップとは言えないがそこそこにいると自負してる。
それを前提として
素人なら体感することはなく、プロなら多くが体感して、考える本質の意見がいくつかあったんで
本当に同意するし、わかる。
例をいえばシリーズ2の企画が通った時の感想と苦悩。とても…わかる。
なんだか読んで勝手ながら共感した。
辞めた後、幸せでありますよう。
昔は手紙から新聞、メールなど送信に時間かかるついでに、文を練れたりしたけど、
今や簡潔迅速なsnsだもの。時代かも。
このスレ読んだが、作家の苦悩について一部分かもしれないがしれてよかった。
熱意が消えるのはこわい。比喩など交えた文章で面白かった。
今後の幸を願います
最近の世代には重いんだろう
こんなに文章上手いのにそれでも売れないんだね・・・
流行りについていけないとダメだと言うことなのかな。
正直ラノベを読んだことなかったけど、この文章を読んでみてお名前を伺ったら本を買いたいと思ったよ
ツイッターでしか文を読んでこなかった子たち?
pop slots
roulette game
no deposit casino bonus codes
online blackjack
play casino slots
real money casino
card games
russian roulette
読解力の問題ではなく、共感の問題かもしれない
共感するものあれば文の長さはさほど関係はない
そして若者が敗れた者の文に共感するようじゃダメだw
やつらが多いから今はなろうが流行るんやな。
ライトノベル読者ってあまり高い読解力持ってる人いないから簡潔に書ける方がいい
ラノベにも小説にも興味ないって言ってるけどすげーキモオタくさい なんかすごく早口でしゃべってそう
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