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立山の生き物 身近に感じて 博物館で剥製など展示

立山に生息する動物の毛皮や標本が並ぶ会場=立山町の県立山カルデラ砂防博物館で

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 立山町の県立山カルデラ砂防博物館で、企画展「立山いきものNOW」が開かれている。十月十四日まで。

 立山周辺に生息する生き物を身近に感じてもらおうと、同館が企画。ライチョウ(国特別天然記念物)やオコジョ、希少種のヤマネなど動植物二十種類を剥製や骨格標本、パネルで紹介。カモシカ(同)やニホンジカ、ノウサギの毛皮を実際に触れることもできる。

 東京都北区から家族三人で訪れた鶴添椿(つるぞえつばき)さん(9つ)は「立山は天然記念物がたくさんいて、大事にしていかないといけないと思った。毛皮はそれぞれさわり心地が違った」と興味を示していた。

 同館の担当者は「この時期にレジャーで訪れた多くの観光客に、立山をより広く知ってもらえたら」と話した。

 企画展名は、生き物が縄を“なう”ように絡み合っている自然のつながりと、生態の“今”の意味を込めて「NOW」と付けた。

 企画展の観覧のみは無料。常設展は有料。

  (山岸弓華)

 

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