【誰でもできる足つぼの効果】~足裏の押し方からケアの方法まで~

【誰でもできる足つぼの効果】~足裏の押し方からケアの方法まで~

 

足つぼの歴史は古く、古代エジプトでも足を揉んでいるような壁画が描かれていたり、中国の「観趾法」やインドの「アーユルヴェーダ」などで自然療法の一つとして足への施術が用いられていたりなど、昔から健康のために足を刺激するのは良いことだということは認識されています。現在でも足つぼ療法は民間療法として根強く残っており、施術を受けられた方もいらっしゃるかもしれません。

 

私も呼吸の調子が悪い時に、薬を飲んでもなかなか症状が改善しなかったり、一時的には良くなるもののすぐに元にもどってしまったりなどで悩んでいたことがありました。そんなときに、足つぼの本を読んで自分で試してみたところ、1度だけでは改善はみられなかったものの、継続して行うことで息苦しさが徐々に改善してきて、いまではその症状はほとんどなくなってしまいました。

 

これはあくまで個人の体験や感想なので誰にでもあてはまることではないかと思いますが、私自身は足つぼは身体をリセットするためにはとても良いものだと感じていますし、自分の身体でどこが調子が悪いのかを判断するのに足の状態をチェックするようにしています。ここでは、足つぼの効果やその必要性、実際のやり方などについてお話してみたいと思います。

 

足つぼの効果と必要性

足つぼの効果とは

足つぼは古来より用いられてきた健康法で、現代の医学のように画像診断や血液検査などが全くない時代から行われてきました。では、昔の人はどのように足のツボが健康に良いということを知ることができたのでしょうか。昔の人はさまざまな足のポイントを押して試してみることで、身体に良いと実感できたものを統計的に判断してきました。そのような経験や記録を積み重ねて生まれたものが、いまの足つぼ療法です。

 

 

足の裏には多くのつぼが存在しており、それらを刺激することで身体の不調をしることができ、悪い部分を継続的に刺激することで症状の改善がみられます。足には心臓に血液を戻すための役割もあり、「第二の心臓」とも呼ばれていますが重力の影響により水分や老廃物が溜まりやすい部位でもあります。もしも足の循環が悪くなれば全身への循環が悪くなり、健康的な身体を維持することは難しくなります

 

足つぼは専門のお店に行って施術を受けることもできますが、道具さえそろえれば自宅でも簡単に行うことができます。自宅で行うぶんにはほとんどお金もかかりませんし、定期的に自分の身体もチェックできます。また、副作用もなくすぐに効果を実感できるのも特徴の1つです。慣れてくれば簡単に身体の状態がわかるようになりますし、病気の予防や再発にもつながってきます。

 

なぜいま足つぼが必要なのか

現代の医学では、クリニックや病院に通って症状の問診や画像診断、血液検査などを用いて、何か問題があればそれに対して治療を行います。現代の医学で主に治療として行われる手段は西洋医学で、西洋医学の基本は対症療法です。最近になりようやく西洋医学も予防医学というものにも目を向け始めましたが、東洋医学にはもともと「未病」という考え方があります未病とは、病気ではないが健康でもない、その中間に位置するような状態のことをいいます。そういった状態のときに対応できる対処法が西洋医学では少ないので、微妙な状態のときの対処は東洋医学の方が優れているように感じられます。

 

これからの医療は、自分自身で健康を考えなければいけない時代になってきます。なぜなら、日本の医療制度は現在のままでは継続が難しくなってきているからです。そのため、自分自身で健康を管理できる方法を知っておかなければ自分の身体を守ることはできません。その方法の1つとして足つぼ療法を知っておくことは、健康を守る上で強い味方になることは間違いありません。

 

いまの医療環境はどこまで継続できるのか

現在、日本の医療費は膨大になってきており、年間の医療費は2020年には47兆円にも達しようとしています。それに対して国も地域包括ケアシステムといったものを勧めようとしており、そこには「自助」「互助」「共助」「公助」といった文言が含まれています。そこでは、ボランティアや老人クラブ、自治会などが可能な限り生活の手助けをして、それだけでは間に合わずに医療や介護が必要であればそれに応じてサービスを提供していこうというものです。

 

 

このシステムにおいて、国の本心としては医療費を可能な限り削減していきたいという思惑があります。なぜかというと、このままいくと日本の医療制度は間違いなく破綻してしまうからです。国全体の医療費は毎年約1兆円ずつ増加していくので、何もしないでいると数十年後には日本の国家予算のほとんどが医療費になってしまうということにもなりかねません

 

医療費がかさんでしまう原因の多くは高齢化によるものだと思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、実は意外な理由が他にもあります。それは、医学の進歩からくる治療費の高額化によるものです。新しい薬や治療法を確立するとき、現代ではその安全性や有効性を実証するために、研究に多くの時間とお金が必要になります。また治療に用いる機材も高額な場合があり、より良い治療を受けようとすると医療費は高額にならざるを得ないような状況になってきています。

 

今後、日本の医療や介護の公的サービスにおける提供体制は縮小していくことは間違いありません。そのため、健康管理するためには民間のサービスも併用していくような時代がすぐそこまできています。しかし、保険外のサービスは保険医療と比べると費用が高く、誰でも利用できるというわけではありません。そのため、自宅でできる健康管理のためのツールを持っておく必要があるのです。

 

実際の足つぼのやり方

足のつぼを知る

下の図だけでは小さくて見づらいかもしれませんので、図をクリックしてご覧になっていただくとわかりやすいかと思います。足つぼは詳細に身体の部位を表しており、症状に合わせて身体の部位を表している個所を集中的に刺激することで、症状の緩和や予防を図ることができます。

 

 

 

準備するもの

足つぼは状態が悪い部位ほど硬くなっていて、手だけでほぐそうとしてもなかなか硬さがとれなかったり、すぐに疲れてしまったりします。そのため、すりこぎのような棒を準備していただくと良いかと思います。東急ハンズやロフト、あるいは100円ショップでも置いているところがあるので、お近くの店舗で探してみてください

 

また、肌を直接刺激してしまうと皮膚が弱い方などはそれだけで痛みが生じてしまうことがあります。そのため、マッサージオイルやクリームなどを準備していただくとスムーズに足つぼを刺激することができます。それらを使うことで皮膚を滑らかにでき、均等な力で足裏に力を加えることができます。

 

足つぼを行ったあとに必ずしていただきたいのが、30分以内に白湯を500ml飲むことです。どうしても白湯を飲みづらいという方は水でもかまいませんが、可能であれば白湯の方が胃や腸に負担をかけずに老廃物を排泄することができます。足つぼ後に水分をとらないと老廃物の排泄効果が薄れ、足つぼ効果が大幅に低下してしまいますのでご注意ください。

 

足つぼを押す順番

  1. 必ず左足から始める
  2. 最初に副腎→腎臓→尿管→膀胱の排泄器官を押す
  3. 足裏全体を万遍なく押す
  4. 一通り押したら、痛みの強かった部位を集中して押す
  5. 身体の症状で気になる部位を押す
  6. 最後にも副腎→腎臓→尿管→膀胱の排泄器官を押す

 

 

湧泉」と呼ばれるつぼは、副腎をさす部位です。足つぼは、まず湧泉を刺激するところから始まります。一通り足つぼを行うと意外と時間がかかるものですが、30~40分程度行うようにすると良いでしょう。そして、最後に白湯を飲むのを忘れないようにしましょう。悪い部位を押すと正直ものすごく痛みますし、ゴリゴリという嫌な音もします。しかし、それでも継続して押し続けることで徐々に硬さもとれてきます。もちろん1回だけでは硬さがとれないことも多いですが、継続して行っていくことで改善したい症状にも変化がみられてきます。

 

できれば毎日行うのが理想ですが、時間的になかなか難しいといった方も多いかと思いますので、週1回からでも効果は得られます。また、棒やクリームを使うのが面倒だというかたは指でテレビを見ながら足裏を押していただくでもかまいません。とにかく継続することが大事になってきますので、途中で諦めずに試してみてください。

 

足つぼを行う上での注意点

食後1時間以内には行わない

食後1時間以内に足つぼを行ってしまうと、胃や腸に負担がかかってしまいます。また、まだ胃が消化のために活発に動いている時間帯なので、消化に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。可能であれば食後2~3時間経過した頃に足つぼを行えると理想です。

 

 

終了後の水分の摂取

足つぼ終了後に水分の摂取を忘れてしまうと老廃物がうまく排泄されにくくなってしまうので、必ず30以内に白湯を500ml以上飲むようにしましょう

 

 

病気をお持ちの方へ

すでに何らかの病気があったり、あるいは疑われたりする場合には、きちんと医療機関で検査を受けるべきです。こういった民間療法では、「ガンが治る」「糖尿病が治った」などの過度な効果をうたっている方もいらっしゃいますが、病気には程度というものがあります。程度が軽ければ症状の改善がみられるかもしれませんが、例えばガンの末期や重度に進行した糖尿病が足つぼで治ることはありません

 

特に現在何かしらの病気を抱えている方で足つぼを始めてみようと思っている方がいらっしゃいましたら、勝手に医者にかかるのをやめるなどの行為は絶対にやめてください。また、服用している薬も勝手に飲むのをやめないでください。医者にかかりながら足つぼを行う分には問題はないかと思いますので、いま行っている治療と併用してみると良いかもしれません。

 

おわりに

足つぼは家でも簡単にできて、すぐに効果も実感できる健康法です。これからは民間での健康維持が大切になってくる時代です。ラジオ体操やジョギング、ヨガなども身近にできる運動として人気ですが、足つぼもその中の1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

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