5年ぶりのリーグ優勝が決まる日に19歳の謎の男が先発!? 巨人のドラフト6位新人・戸郷翔征投手(19)が18日、1軍に合流し「うれしい気持ちが一番」と喜んだ。聖心ウルスラ学園高卒の右腕は2軍でシーズン途中に先発に転向し、11試合(先発8試合)で4勝1敗、防御率3・00。優勝決定の可能性が最も高い21日のDeNA戦(横浜)の先発に向けて調整した。
宮本投手総合コーチは「少しでもこっち(1軍)の空気に慣れればと思って早く呼んだ。若い力を試したいし、成功すればプラスになる。だっていないんだもん、エースが」と期待を寄せた。腰痛で離脱中の菅野の代役に抜擢された戸郷は「優勝が決まる試合かもしれいないので、しっかり準備をしてやっていきたい。自分の持ち味の強気のピッチングを見せていきたい」と力を込めた。
▼戸郷翔征(とごう・しょうせい)2000(平成12)年4月4日生まれ、宮崎県出身の19歳。186センチ、72キロ。右投げ右打ち。聖心ウルスラ学園高を経て、ドラフト6位で19年に巨人に入団。年俸500万円。背番号は68。東国原英夫元知事と同じ妻ヶ丘中出身。