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【大リーグ】

大谷の大ファンを公言のコール、圧巻のシーズン300K 史上2番目の最速記録

2019年9月19日 15時12分

300奪三振を達成したゲリット・コール

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 アストロズの右腕ゲリット・コール(29)が、今季メジャー唯一の300奪三振(K)を達成した。

 18日、地元ヒューストンのレンジャーズ戦で6回2死、秋信守(チュ・シンス)を外角低めの90マイル(約145キロ)チェンジアップで空振り三振に仕留め、この日8K目で大台到達。観衆のスタンディングオベーションに、球場の全方向へ左手を挙げて応えた。

 「歓声で記録に気付いた。本当にスペシャルだよ。ほんの少しの間、ファンのオベーションと全ての応援に感謝したかった」。

 1900年以降の近代メジャー史上18人目。米記録専門のエライアス社によれば、198イニング1/3での到達は、2001年ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン(197イニング2/3)に次ぐ史上2番目の最速記録。アストロズ投手では33年ぶり3人目(4度目)で、他はJ・R・リチャード(78年に303K、79年に313K)とマイク・スコット(86年に306K)。

 8月23日は「大ファンだ」と公言する大谷と再会した。通算対戦成績は打率2割7分3厘(11打数3安打)、0打点、3三振とむしろ抑えている。

 だが、オレンジカウンティー・レジスター紙(電子版)によれば、コールは「トラウトに匹敵する打者だ。あんな身体能力は見たことがない。打者に専念すれば本物の40発、120打点の男だ。本物のね」と激賞。

 故障防止のために打者専念を力説しつつも、二刀流についてさらに突っ込まれると「肉体的に要求されることを考えると、本当に理解できない。両方できるなんて想像さえしていなかったのに、あいつは間違いなく両方できる能力がある。マジで、だったら神様が与えてくれた力なんだから、やらせてみようじゃないかって話だ。クレージーだよな。こんなの見たことないよ」と、今度は二刀流を推す“べたぼれ迷走”ぶり。

 「俺はただ単に、あいつが再び故障することなく最大限の力を発揮するのを見たいんだ」と、最後まで熱く語った。

 

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