中国拠点の詐欺グループ摘発 1億8000万円詐取か
中国を拠点に日本の高齢者にうその電話をかけ、およそ1億8,000万円をだまし取ったとみられる特殊詐欺グループの男が逮捕された。
西矢季広容疑者(44)は2018年3月、全国銀行協会職員などになりすまして、愛知・名古屋市の女性(70代)にうその電話をかけ、キャッシュカード3枚をだまし取った疑いが持たれている。
西矢容疑者はかけ子のリーダー格で、「カリスマ」と呼ばれる中国人の男の指示で、中国・吉林省延吉市の拠点から犯行の電話をかけていた。
男らが拠点にしていたのは、地元でもよく見かけるような普通のマンションの一室で、目立たないように電話をかけ続けていたとみられる。
これまでに、このグループのメンバー13人が逮捕されていて、およそ1億8,000万円をだまし取ったとみられている。