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2019年9月19日 紙面から
中日-巨人 5回表2死満塁、阿部を右飛に打ち取る福=ナゴヤドームで(北村彰撮影)
これ以上、失点はできない。1試合も落とすわけにはいかない。そんな強い思いから与田監督が動いた。5回、1点を失い、なおも2死満塁。打席には阿部。「何としても勝たないといけない戦い」。先発の梅津を早々と諦め、福を投入した。
絶体絶命のピンチにも福は落ち着いていた。臆することなく、カットボールを思い切って投げ込んだ。力なく上がった飛球は平田のグラブに収まる。「初球勝負と思った。ちょっと甘かったけど、打ち上げてくれた」。1球で危機を脱した。
続投した6回も懸命に腕を振った。珍しく時折、クイックを入れたり、間合いを変えた。大城を遊飛に打ち取り、重信、山本を真っすぐで連続三振に切って取った。「一戦一戦負けないような起用になっている。使ってもらったことを意気に感じている」と言う左腕は、指揮官に「よく投げてくれた」と言わしめた。
今季、躍進の理由は2三振奪った真っすぐにある。トラックマンでは福の今季の真っすぐの回転数は、2650回転を計測している。超一流投手でも2500回転ほどといわれるが、福はその上に自然とカットする。くせ球の伸びる真っすぐをいつの間にか手にし、福自身も「スコアラーの方に聞くと、見たことない軌道になっているそうです」と驚くほどだ。
夏場になると、ナゴヤドームでの練習前には、隣接する駐車場を走るようにした。投手陣では珍しく、昨年も福谷くらいだった。「とにかく汗をかくようにしています。昨年は福谷さんで、今年は僕です」と福は笑う。体のキレを維持していることも、好投を続けてきた理由である。
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