職員室で
PTA役員の子供が
一切提出物をだしていない、さらには学費滞納。
家に帰って、母親が一言
「あんた、ずっとなにしてたのよ! ちあき!」
「あんた退学したほうがいいでしょ、退学しろ!」
母親も家にずっといて、何を見てたんだ・・・。
心の中では、お前も退学だろ・・・・。
母親のことはもうだんだんと冷めてきてた。
一生懸命で頑張っていたあの姿はもうみじんもない。
「わたし不感症で、逝ったこともないわ。」
そう言って私のところにきてから、毎日だろ・・。
性の虜となってる。
子宮、
入口、
キス、
全身が感じている証拠は体中のあちこちにでてる。
ピンクだった乳首も、あそこの色も、くろずんだ。
身体が嫌になったわけではない。飽きてもいない。
「飽きたでしょ、私の身体飽きたんでしょ。」
そう聞かれるのが嫌だ。
疑いの目をいつも向けられる。だんだんとうんざりしてくる。
自分に自信がなく、自分が捨てられてもいいように、自分を卑下する。
夜になると不安になり、抱かれた後はもっと不安に襲われる。
そう聞くのも理由もわかってる。
でも 年中言うなよ。
ほしいときには、パンツを剥かれて、舐められ大きくさせられ、
大きくなっても、別に入れたいとは思わない。
こいつが感じるのを見たいから、
逝かせる。
さらに逝かせた直後に全身を愛撫する。
「ちょ、ちょちょ、まて、まってぇー」
そう言いながら身体が痙攣する。
母親の取扱説明書は既にできていた。
でもそれは逝かせるための説明書。
心の説明書は不完全な出来だった。
それを作る時間がほかのことに追われてなかったとしか言えない。
子供には、放置していた自分を、母親としてしっかりやろうとしていた表れか?
全部、生活も子供の学校も、子供への受験勉強も、自分の仕事も、
やることが多すぎる。
いっぱいいっぱいだ。
だんだんと見えなくても、どうでもよくなってくる。
高校を中退し、努力で大検を取った母親には
実の娘 ちあき はどう映ったのだろうか。
古本屋を丸ごとほしいと言っていた活字中毒の母親は
何を思う。