福岡の女性遺体の一部か 競艇場の海中で両腕発見

2010/4/9付

9日午前9時ごろ、福岡市中央区那の津の福岡競艇場内の海中にあった黒のビニール袋に人間の両腕が入っているのを競艇場職員が発見し、福岡県警に通報した。福岡市内では3月に同市西区の能古島の海岸で、会社員、諸賀礼子さん(32)=同市博多区=の切断された遺体の一部が見つかっており、県警はDNA鑑定を進めるなどして関連を捜査する。

県警によると、清掃作業をしていた職員が競艇場内の東スタンドの北側約150メートルにある海からの波を防ぐ遮へい壁付近で、両腕の入ったビニール袋を見つけた。両腕は手先まであり、肩付近から切断されていた。性別などはまだ分かっていない。福岡競艇場は能古島から東南東に約8キロ。

福岡競艇場の担当者によると、遺体は深さ0.5~1メートルの水中で発見。遮へい壁は8日のレース終了後の午後4時半から開けており、清掃のため9日午前8時に閉めたという。担当者は「とにかく驚いている。競艇の観客にどう説明したらいいのか……」と困惑した様子で話した。

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