500円白銅貨については、発行枚数は3000万枚と非常に多いため、値段も額面の500円からややそれを上回る800円程度が基本となっています。未使用であれば1500円前後の価値であるため、店に持ち込んだ時の値段はそれよりやや下回るでしょう。

重さ7.2g、直径26.5mmの硬貨です。素材としては銅を750、ニッケルを250で使用しています。発行枚数が多いことから、単品で店に引き取ってもらうのは難しいこともあります。

もし取引を断られるようであれば、他の5万円、5000円のコインとセットで依頼することで、コレクションとしての価値が高まることがあります。もしくは、単品でも対応してくれる店を探しましょう。

一方で5000円銀貨は純銀製となっており、重さ15g、直径30mmのコインとなっています。純銀製ということから、市場の相場には銀相場が反映されやすくなりますが、どんなに価値が下がったとしても額面通りの5000円の価値はあるはずです。

目安としては5000円から8000円前後が手元に入ってくることを期待しておくと良いでしょう。なお、発行枚数は500万枚あります。

そして問題となる5万円金貨です。これだけはシリアルナンバー付きで発行されている特殊なものとなっています。その理由として、過去に発行された「天皇陛下御在位六十年記念硬貨」の偽造事件が挙げられます。

天皇陛下御在位六十年記念硬貨は額面10万円という高額なものだったこともあり、海外を通じて大量に偽造されたことがありました。当時の被害額は107億9460万円とさえいわれており、これ以降日本の発行する硬貨には市中に一般的に流通するものを含め多くの偽造防止策がとられるようになったのです。

こうして皇太子殿下についての硬貨もまた、シリアルナンバーを加えた上で偽造防止対策がとられ、ブリスターパックに入った状態で販売されました。重さは18g、直径27mmの純金製硬貨の価値は10万円ほどとなっており、店舗に売った場合手元に入ってくるのは8万円前後となっています。

皇太子殿下御成婚記念硬貨の各社の価値は大きく異なる！？ベストな買取業者を知る方法

メール査定を依頼する

誰でも、せっかくならできるだけ高値で売りたいはずです。そこで、実際に出張依頼や持ち込みなどをおこなう前に、一度メール査定を申し込むことをおすすめします。メール査定は、対象の品をまず撮影し、その画像を業者に送ることで、その商品の現在の値段を教えてもらえるサービスです。

特に手持ちの品の相場がわからない場合や、値段が付くのか不安な場合は、メール査定をすることで、実際に店と取引するハードルが大きく下がるでしょう。

査定を依頼して、実際の値段を見てから手放すか、手元に残すかを決めることができるため、悩んでいる場合でもまずは利用してみると良いでしょう。

相見積をおこなう

皇太子殿下御成婚記念硬貨買取において、特に重要なテクニックが相見積もりです。このような貨幣の価値は、それぞれの店舗によって大きく異なります。特に、1枚で数万円もするような貨幣、あるいは1つ1つは少額であっても、それを何枚も買い取ってもらうような場合、金額のわずかな差が積もって大きな差となるでしょう。複数業者からメール査定などを駆使して見積もりを取ることで、業者毎の値段の違いに気が付くはずです。

3社から5社程度、見積もりを依頼したうえで一番高い業者に買い取ってもらうのが良い方法といえるでしょう。

おすすめ古銭買取業者一覧は
こちら メールの査定方法については
こちら

バイセル

出張査定をして欲しいけれど、女性の1人暮らしなどで人が来るのは苦手だという場合は、バイセルを利用するとよいでしょう。バイセルは出張中心の古銭買取店です。そのため、あらゆる人が利用しやすい体制が整っています。

24時間電話を受け付けてくれるのはもちろん、女性や高齢者の利用の場合は査定員に女性を指名することもできるのです。スタッフの教育もしっかりしており、必要であれば取引成立後に無理なやりとり等がなかったか、スタッフの態度はどうだったかなどアフターコールの制度も充実しています。クーリングオフもあるので安心です。

バイセルの公式サイトはこちら

おたからや

貨幣を買い取ってくれる有名店としてはおたからやもおすすめです。おたからやは全国に展開している大手店舗であり、皇太子殿下御成婚記念硬貨買取についても多数の実績を持っています。金も扱っており、金相場などにも敏感で販売ルートをしっかり持っているため、金銀貨のやりとりにも向いているのも特徴です。

おたからやはとにかく全国にたくさんあるため、誰でも利用しやすいのが魅力といってよいでしょう。直接持ち込んでの買取だけでなく、店によっては出張や宅配での査定にも対応しています。頼んでみたい場合は、近所に店がないか探してみましょう。

おたからやの公式サイトはこちら