500円硬貨の現在の価値と知名度・歴史
500円硬貨が初めて発行されたのは昭和57年のことで、それ以来、旧500円硬貨(500円白銅貨)、新500円硬貨(ニッケル黄銅貨)が登場してきました。加えて、令和を迎えたことで2021年には新デザインのものが登場することになり、合計3種類が存在することになります。
一方で記念硬貨は2019年現在では19種類があり、そこに地方自治法施行60周年記念硬貨が1種類と非常に種類が豊富です。ちなみにこの地方自治法施行60周年記念硬貨は都道府県ごとに異なる種類でできているため、こうしたデザイン違いを含めると500円の額面の硬貨は70種類以上にのぼります。
通常貨幣
しかしながら、500円硬貨買取となるとやや難のあるものが多くなります。まず、現行硬貨は過去の例を鑑みても、令和に発行分の新デザインのものを含め、額面以上の値段を見込むことはまずできません。
もともと流通しているものであるため、未使用品ですら買取を断られることがあります。発行年数も浅いため、希少価値のあるものもありません。強いて言えば旧500円硬貨のうち、流通量が少ない昭和62年(1987年)のものが100~300円程度上乗せされる可能性がある程度でしょう。
記念硬貨
記念硬貨は1985年(昭和60年)発行の「国際科学技術博覧会記念硬貨」や「天皇陛下御在位60年記念硬貨」「FIFAワールドカップ記念硬貨」などがありますが、いずれの種類も単品の値段はそれほど高くありません。買取相場としてはほぼ額面通りとなっており、未使用品など状態によって800円程度までは値上がりすることがあります。
また、多くの硬貨が銅や亜鉛、ニッケルを使ってできている中、「中部国際空港開港記念500円銀貨幣」だけは文字通り純銀でできているため、買取価格も銀相場に影響されつつ高くなりやすくなります。
額面通りの可能性もありますが、状態がよければ2000円までは期待できるでしょう。
エラー硬貨
このように、500円硬貨買取価格が高いものはなかなかありません。しかし、その中でも唯一といってもいいほどの高値がつく可能性があるのが、エラー硬貨です。
たとえば、本来印刷されるべき角度からズレて印刷されてしまった「角度ズレ硬貨」であれば、90度未満のズレで3000円~2万円ほどの値段が見込めます。また、160度以上ものズレがあるケースでは5~10万円前後の値段がつくこともあるのです。エラー硬貨は業者によっても値段が異なるため、査定は慎重に出すのがよいでしょう。
500円硬貨の各社の価値は大きく異なる!?ベストな買取業者を知る方法
メール査定を依頼する
高く売れそうな品が見つかったけれど、本当に売れるのかどうかわからないというケースもあるでしょう。そんなときはメール査定を利用してみましょう。値段が気になる品の写真を撮り、その写真を添付メールで業者に送ることで、その商品のその時の取引価格を教えてもらえるサービスがあります。
傷や汚れ、発行年度など、細かい状態による取引価格の差も反映されやすいため、一般的な相場でなく正しい価値を知ることができるのです。気に入ればそのまま買い取ってもらうこともでき、逆にキャンセルすることも簡単にできます。忙しい人でも使いやすいため、ぜひ利用してみましょう。
相見積をおこなう
手元の古銭をとにかく高い値段で売るために、一番良い方法が相見積もりです。複数の店に見積もりを取ることで、その中から一番良い値段をつけてくれたところを選ぶことが出来ます。
また、各社が競争して見積もりを出すため、明らかに相場から外れた値段をつけられることがありません。特に1つあたりの値段が高価な品を売る場合や、安くてもたくさんの量を売りたいという場合、買取店ごとの値段差が顕著に響きます。
損をしないためには、面倒でも相見積もりを取ることが大切です。店に赴くのが面倒であればメール査定も活用していきましょう。
おすすめ古銭買取業者一覧はこちら メールの査定方法については
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