銀貨の価値と買取価格

古銭の価値に悩む女性

銀貨とは、銀を主成分とした硬貨の総称です。日本では明治時代に1円銀貨などが発行されてきました。現代日本においては流通用の銀貨は発行されていません。コレクター向けに1000円銀貨や500円銀貨をプルーフ加工したり、ケースに入れられたりしたものが販売されています。

銀貨は海外でも多く発行されています。白く美しく輝く銀は希少で、古から装飾品やコインの材料に使われてきました。同様に金も珍重されたものの貨幣として流通させるには少なかったため、銀が実質メインで使われてきたのです。現代では銀は工業用としての需要が高まり、多くはニッケルや白銅に変更されています。しかし、銀貨の美しさに魅了されたコレクターは今では数多く存在しています。

銀は銀という素材のグラム単位での買取相場を基準とする価格か、銀貨自体を基準にした価格で取引されています。銀貨の多くは銀貨自体としての価格を基準として取引されるでしょう。その銀貨の持っている価値を知らずに銀相場と重量から査定すると、銀貨としての価値よりも大幅に下がってしまうことがあります。銀貨の価値を知りたい、売却したいという人は銀貨自体への専門知識が豊富な古銭買取業者を利用するようにおすすめします。

ここでは厳選して銀貨買取を任せられる二社を厳選して紹介しています。また簡単に買取価格を調べる方法もまとめたので、参考にしてください。

銀貨買取に長けている優良買取業者!

銀貨買取を上手くおこなうコツは優良な業者を選定することです。古銭に対する知識が無くても優良な業者を選べば、適正な価格で取引することができます。銀貨買取に長けていて、さらに顧客対応が良い古銭買取業者は以下の二社です。

福ちゃん

福ちゃん

古銭買取福ちゃんは知識豊富な査定員が多く在籍している古銭買取業者です。古銭を売る人のなかには、全てを売却するのではなく相談しながら残すものを決めたいという人もいるでしょう。福ちゃんは顧客対応も徹底しているため、古銭それぞれの説明を聞きながら取引をすることができます。もちろん査定のための出張料金や処分しなかったときのキャンセル料金もかかりません。銀貨買取してもらいたいが、不安があるという人にこそ利用していただきたい会社です。

バイセル

バイセル

バイセルは対応の早さや社員教育に定評がある古銭買取業者です。メールでの問い合わせにも返答が早く、場合によっては即日買取で現金化できることもあります。急いで古銭を処分したいという人には持ってこいの会社といえるでしょう。買取実績は業界でもトップクラスを誇り、汚れた貨幣でも対応してくれることもあります。要らないコインがたくさんあって困っているという人はまずは相談してみましょう。

ポイントさえ押さえれば適正価格が分かる!

メール査定を依頼する

メール査定がおすすめ

銀貨を買取してもらう方法は、店頭買取と出張買取、そして宅配買取があります。近くに古銭買取業者の店舗がある場合は、店頭買取が手軽かもしれません。近くに店舗がない場合は、査定員に出張してきてもらったり郵送でやり取りしたりする方法があります。どの方法であっても取引することができますが、事前にメール査定しておくと銀貨の価値を把握しておくことができます。メール査定は写真を添付して送ることで概算で査定してもらうことができるので、買取を悩んでいる人も試してみましょう。

相見積をおこなう

相見積がおすすめ

メール査定を利用するメリットの一つに相見積を取り取りやすいという点が挙げられます。店舗で査定してもらって相見積をおこなおうとすると、何カ所もめぐることになり手間がかかります。また出張買取の場合、出張してもらってキャンセルしてもらうことに心理的な抵抗がある人も多いでしょう。メール査定を利用した相見積であれば手軽に数社に申し込めるうえ、キャンセルも簡単です。相見積を取ることで古銭買取業者の選定にもなるでしょう。買取してもらえるか不安な銀貨もまずはメール査定を利用して相見積もりを取ることをおすすめします。

メールの査定方法はコチラ

銀貨の現在の価値と
買取価格大公開!

銀貨はさまざまな種類のものがあります。金貨と比べると価値が劣るイメージがある銀貨ですが、その種類によっては高い価値があります。このページでは日本の銀貨と有名な海外ものの銀貨をピックアップして紹介しています。

100円銀貨の
価値と買取価格

100円銀貨
発行年度 1957年~1966年(昭和32年~昭和41年)
種類 全3種類

100円銀貨は全部で3種類、戦後初めての銀貨として発行されました。鳳凰のデザインが採用され、その後稲穂にデザインが変更されています。また1964年には東京オリンピックが開催され、記念銀貨が発行されました。このページでは100円銀貨の種類ごとの買取価格帯を一覧で紹介しています。しかし、100円銀貨の買取価格は種類ごとだけでなく、発行年度や状態によって細分化されます。発行年度別」での100円銀貨の買取価格は「全ての100円硬貨一覧ページ」にて一覧で紹介しているので参考にしてください。

100円銀貨の買取価格リスト

100円銀貨の名称 買取価格
1.鳳凰100円銀貨(1957年~1958年) 100円~500円
2.稲100円銀貨(1959年~1966年) 100円~800円
3.東京オリンピック100円銀貨(1964年) 100円~400円
100円硬貨の買取価格の詳細

1円銀貨の
価値と買取価格

1円銀貨
発行年度 1870年~1914年(明治3年~大正3年)
種類 全6種類

一円銀貨は明治時代の真貨条例により発行された銀貨で、円銀とも呼ばれます。1円銀貨はコレクター人気も高く価値は発行年代によって大きく異なります。特に明治初期のものになると希少価値が高いプレミア貨幣となるため、贋作や偽物も数多く出回っています。専門知識を持つプロの査定が必要になるでしょう。

1円銀貨の買取価格リスト

1円銀貨の名称 買取価格
1.旧1円銀貨(1870年) 3000円~25万円
2.旧1円銀貨「丸銀打」(1870年) 5000円~5万円
3.新1円銀貨「大型」(1874年~1887年) 1000円~280万円
4.新1円銀貨「小型」(1887年~1914年) 400円~22万円
5.新1円銀貨「大型丸銀打」(1874年~1887年) 1000円~190万円
6.新1円銀貨「小型丸銀打」(1887年~1897年) 500円~10万円

50銭銀貨の
価値と買取価格

50銭銀貨
発行年度 1870年~1938年(明治3年~昭和13年)
種類 全6種類

50銭銀貨は1870年~1938年まで発行され、旭日竜、八咫烏などと種類が分けられています。買取価格は数百円までに留まるものもありますが、八咫烏50銭銀貨のように70万円前後の買取相場で取引されるものもあります。発行年代によっては上切・下切などに分けられ、さらにそれぞれで買取相場が異なります。「50銭硬貨買取相場一覧ページ」では、発行年代・状態別に詳しく買取価格を紹介しているので確認してください。

50銭銀貨の買取価格リスト

50銭銀貨の名称 買取価格
1.旭日竜大型50銭銀貨(1870年~1871年) 300円~5万円
2.旭日竜小型50銭銀貨(1871年) 500円~20万円
3.竜50銭銀貨(1873年~1905年) 100円~800万円
4.旭日50銭銀貨(1906年~1917年) 50円~25000円
5.八咫烏50銭銀貨(1918年~1919年) 10万円~130万円
6.小型50銭銀貨「鳳凰50銭銀貨」(1922年~1938年) 10円~4500円
50銭の買取価格の詳細

20銭銀貨の
価値と買取価格

20銭銀貨
発行年度 1870年~1911年(明治3年~昭和44年)
種類 全3種類

日本の20銭銀貨は1870年~1911年まで全3種類発行されました。旭日竜や旭日20銭などの種類がありますが、特に高いのが明治13年の竜20銭銀貨。未使用クラスだと400万円以上の価格が付きます。種類以外に発行年度や状態によって大きく価値が変わります。

20銭銀貨の買取価格リスト

20銭銀貨の名称 買取価格
1.旭日竜20銭銀貨(1870年~1871年) 200円~2万円
2.竜20銭銀貨(1873年~1905年) 50円~450万円
3.旭日20銭銀貨(1906年~1911年) 20円~15万円

10銭銀貨の
価値と買取価格

10銭銀貨
発行年度 1870年~1919年(明治3年~大正8年)
種類 全4種類

10銭銀貨は1870年~1919年まで全10種類が発行されました。なかには、見た目にも珍しい穴あき10銭硬貨などもあります。10銭銀貨のなかでも特に八咫烏10銭銀貨は非常に価値が高いプレミア古銭として有名です。もし買取に出されるとすれば80万円前後の買取価格も期待できるでしょう。竜10銭銀貨・旭日10銭銀貨など高い買取価格が期待できます。10銭銀貨は発行年や状態によって買取相場も大きく変わりますので「全ての10銭硬貨買取価格一覧ページ」で更に詳しく年代・状態別に買取相場を確認しましょう。

10銭銀貨の買取価格リスト

10銭銀貨の名称 買取価格
1.旭日竜10銭銀貨(1870年) 100円~18000円
2.竜10銭銀貨(1873年~1906年) 50円~7万円
3.旭日10銭銀貨(1907年~1917年) 20円~2万円
4.八咫烏10銭銀貨(1918年~1919年) 7万円~80万円
10銭の買取価格の詳細

5銭銀貨の
価値と買取価格

5銭銀貨
発行年度 1870年~1880年(明治3年~明治13年)
種類 全3種類

5銭銀貨は1870年~1880年まで発行されていて、全3種類。旭日竜5銭銀貨と旭日大字5銭銀貨、竜5銭銀貨があります。なかでも明治3年の旭日竜5銭銀貨は、通常のものと"明瞭ウロコ"と呼ばれるものがあり、買取相場も倍以上違います。5銭銀貨の買取価格は種類のみならず、発行年度や状態によっても買取価格が異なります。

5銭銀貨の買取価格リスト

5銭銀貨の名称 買取価格
1.旭日竜5銭銀貨(1870年~1871年) 2000円~10万円
2.旭日大字5銭銀貨(1871年) 500円~2万5000円
3.竜5銭銀貨(1873年~1880年) 200円~6万円

貿易銀の
価値と買取価格

貿易銀銀貨
発行年度 1875年~1877年(明治8年~明治10年)
種類 全3種類

貿易銀とは貿易の取引専用に発行された銀貨です。日本では明治時代に発行されました。貿易銀の種類は通常と丸銀の刻印が左右どちらかに打たれた丸銀右打、丸銀左打という3種類に分けられます。貿易銀は本物であれば10万円は超えるでしょう。コレクター人気が高い銀貨なので贋物も多く存在しています。査定は専門知識がある古銭買取業者に依頼しましょう。

貿易銀の買取価格リスト

年代 未使用 美品 並品
明治8年(1875年) 12万円~35万円 3万円~8万円 6000~2万円
明治9年(1876年) 10万円~30万円 3万円~8万円 6000~2万円
明治10年(1877年) 15万円~40万円 3万円~10万円 6000~2万円

貿易銀丸銀「左打」の買取価格リスト

年代 未使用 美品 並品
明治8年(1875年) 12万円~40万円 3万円~8万円 6000~2万円
明治9年(1876年) 12万円~35万円 3万円~8万円 6000~2万円
明治10年(1877年) 15万円~45万円 3万円~10万円 6000~2万円

貿易銀丸銀「右打」の買取価格リスト

年代 未使用 美品 並品
明治8年(1875年) 12万円~42万円 3万円~9万円 6000~2万円
明治9年(1876年) 12万円~37万円 3万円~9万円 6000~2万円
明治10年(1877年) 15万円~50万円 3万円~10万円 6000~2万円

丁銀の
価値と買取価格

丁銀
鋳造期間 1601年~1865年(慶長6年~慶応元年)
種類 全11種類

丁銀はナマコ形をした細長い銀貨で、室町時代後期から明治維新まで発行されてきました。その時々の支払い金額に応じて切って使われていた秤量貨幣です。丁銀は長きに渡って使われていた銀貨で、発行年代によって11種類に分けられます。さらに丁銀に打たれている印によっても種類が細分化され、それぞれで買取相場が倍以上異なる種類も存在します。丁銀の詳しい見分け方は「丁銀買取相場一覧ページ」をご覧ください。

丁銀の買取価格リスト

丁銀の名称 買取価格
1.慶長丁銀 10万円~1100万円
2.元禄丁銀 30万円~400万円
3.宝永二ツ宝丁銀 60万円~450万円
4.宝永永字丁銀 120万円~700万円
5.宝永三ツ宝丁銀 100万円~600万円
6.宝永四ツ宝丁銀 20万円~180万円
7.享保丁銀(正徳丁銀) 8000円~170万円
8.元文丁銀 5000円~45万円
9.文政丁銀 7000円~120万円
10.天保丁銀 3500円~100万円
11.安政丁銀 3000円~120万円
丁銀の買取価格の詳細

古金銀の
価値と買取価格

古金銀
発行年度 1829年~1869年(文政12年~明治2年)
種類 全12種類

古金銀とは江戸時代から明治初期にかけて使われていた四角形の古銭です。古金銀は価値が高く素材にも金や銀が使われています。そのなかで銀貨の種類は全12種類確認されています。ただし、逆打ちや両本、特殊刻印など、種類はかなり細分化され、買取相場も異なります。

古金銀の買取価格リスト

古金銀の名称 買取価格
1.天保一分銀(古一分) 200円~35万円
2.庄内一分銀 1000円~13万円
3.安政一分銀(新一分) 100円~40万円
4.明治一分銀(川常) 2000円~6万円
5.文政南鐐一朱銀 800円~6000円
6.嘉永一朱銀 100円~4000円
7.明治一朱銀 100円~1500円
8.古南鐐二朱銀 1000円~15万円
9.新南鐐二朱銀 500円~7000円
10.安政二朱銀 1.2万円~300万円
11.明和五匁銀 2万円~12万円
12.改三分定銀 10万円~70万円

記念銀貨の
価値と買取価格

記念銀貨
発行年度 1964年~現在(昭和39年~現在)
種類 全26種類

記念硬貨は金貨や銀貨、クラッド貨幣などさまざまな種類の硬貨が現在まで発行されています。そのなかでも銀貨は26種類(同種複数発行込なら29種)あります。記念銀貨に関しては予定だけで未発行の分も含めた発行から間もない銀貨もあり、買取情報や取引事例が多くありません。そこでこのページでは買取相場に関しては17種類まで一覧で紹介しています。状態別での買取相場など記念硬貨について詳しくはこちらのページもご覧ください。

記念銀貨の買取価格リスト

記念銀貨の名称 買取価格
1.東京オリンピック記念100円銀貨 100円~400円
2.東京オリンピック記念1000円銀貨 1000円~3000円
3.天皇陛下御在位60年記念10000円銀貨 10000円~15000円
4.国際花と緑の博覧会記念5000円銀貨 5000円~7000円
5.裁判所制度100周年記念5000円銀貨 5000円~8000円
6.議会開設100周年記念5000円銀貨 5000円~8000円
7.皇太子殿下御成婚記念5000円銀貨 5000円~8000円
8.長野オリンピック記念5000円銀貨 5000円~8500円
9.FIFAワールドカップ記念1000円銀貨 1000円~3000円
10.第5回アジア冬季競技大会記念1000円銀貨 1000円~15000円
11.奄美群島復帰50周年記念1000円銀貨 1000円~4000円
12.日本国際博覧会記念1000円銀貨 1000円~3000円
13.中部国際空港開港記念500円銀貨 500円~2000円
14.国際連合加盟50周年記念1000円銀貨 1000円~4000円
15.2007年ユニバーサル技能五輪国際大会記念1000円銀貨 1000円~2000円
16.第67回国際通貨基金・世界銀行グループ年次総会記念1000円銀貨 1000円~6000円
17.新幹線鉄道開業50周年記念1000円銀貨 1000円~15000円
記念銀貨の買取価格の詳細

地方自治法施行60周年記念銀貨の価値と買取価格

地方自治法施行60周年記念銀貨
発行年度 2008年~2016年(平成20年~平成28年)
種類 全47種

地方自治法施行60周年記念硬貨は地方自治法施行から60年を記念して都道府県ごとに銀貨とクラッド貨幣の2種が発行されています。それぞれの都道府県をあらわすデザインにも注目がありました。クラッド貨幣に関しては都道府県ごとに買取相場はほとんど変わりませんが、銀貨に関してはデザインなどによって人気に差があるため、高く売れる都道府県も存在します。地方自治施行60周年記念硬貨の買取相場等について詳しくはこちらのページにて画像付きで紹介していますので参考にしてください。

地方自治法施行60周年記念銀貨の買取価格リスト

地方自治法施行60周年記念銀貨の名称 買取価格
1.1000円カラー銀貨(2008年~2016年) 1000円~1万円
地方自治法施行60周年
記念銀貨の買取価格の詳細

イーグル銀貨の
価値と買取価格

イーグル銀貨
鋳造年度 1986年~毎年発行
生産国 アメリカ合衆国

イーグル銀貨とはアメリカで1986年から毎年発行が続けられている地金型銀貨です。通常タイプの他にプルーフ加工を施した銀貨もあり、種類によっては銀の相場よりも若干高くなる可能性もあります。とはいえ一般的には通常の銀相場が買取価格となっており、銀の買取相場である数百円×重量が目安になります。

メイプルリーフ銀貨の
価値と買取価格

メイプルリーフ銀貨
鋳造年度 1998~毎年発行
生産国 カナダ

メイプルリーフ銀貨はカナダ王室造幣局から発行されている地金型の銀貨。エリザベス2世の肖像とサトウカエデの葉のデザインが印象的なコインです。通常のコイン以外にプルーフ加工されたメイプルリーフ銀貨も存在し、そちらはやや価値が高くなります。地金型銀貨ですので、買取価格は基本的には一般的な銀と同程度と考えていいでしょう。銀の買取相場である数百円×重量が目安と考えてください。

オーストラリア1キロ銀貨の価値と買取価格

オーストラリア1キロ銀貨
鋳造年度 毎年発行
生産国 オーストラリア

オーストラリア1キロ銀貨は2010年になってから発行された銀貨で量目が1kg、直径が10cmにもなる大型の銀貨です。1キロと聞いて驚く人も多いでしょうが、オーストラリアの他にはクック諸島やロシアなども1キロ銀貨を発行しています。デザインには固有種であるワライカワセミが採用されています。オーストラリア1キロ銀貨は基本的に銀の相場に沿っての買取になります。他の銀貨と比較して重さがあるため、買取価格もまとまった金額になるでしょう。