仮想化PCソフトの代表格であるVMware。
VMware Workstation Player の快適環境の構築の仕方を解説する
PCのスペック
・メモリ8GB以上
ゲストOSを快適に使用するためにメモリは重要です
・SSDまたは外付けHDD
SSDが一番ですが、だめなら外付けのHDDでもOKです。 最悪なのは、HDDでホストOSと同じドライブ内に仮想PC環境を構築する場合です。 ホストOSとゲストOSでファイルアクセスが重なり(クラッシング)、もっさりします
ゲストOSのメモリを物理メモリから確保
VMware は省メモリのために、ゲストOSのメモリはファイル上に確保されます。
そのため、ゲストOSのメモリ量をいくら増やしても快適にならないどころか、ファイルへのアクセスが増えてかえって遅くなります。ゲストOSに4GBのメモリを割り付けると、4GBのファイルが生成されてしまいます。
以下の設定をすることで、ゲストOSに物理メモリを確保できます。これにより劇的に動作が軽くなります。
1. ゲストOSはシャットダウンしてVMwareもクローズしておく
2. vmxファイルをメモ帳などのテキストエディタで開く
VMwareの環境は通常以下にあります
C:\users\ユーザ名\Documents\Virtual Machines\仮想PC名称
3. 最下行に以下を追加する。
mainMem.useNamedFile = "FALSE"
その他DISK I/O の軽減化
上の対策と合わせて以下も設定します。これらは劇的な効果はありませんので体感速度を感じることはないでしょう。
MemTrimRate = "0"
sched.mem.pshare.enable = "FALSE"
prefvmx.useRecommendedLockedMemSize = "TRUE"
不要デバイスの削除
VMwareの初期デバイスは、フロッピーやシリアルポートなどのレガシーデバイスが有効になっています。不要なデバイスは無効にしましょう。
BIOS設定画面で無効化します。
(1). VMWare を起動した直後に、画面内を左クリックとF2キーを連打する。
(2). BIOS画面が開いたら、右カーソルを押下する。
(3).Advandedタブの内容が表示される。
(4). 「下カーソルキー」で、I/O Device Configuration に移動して「エンターキー」を押す。
(5). I/O Device Configuration 画面が開いたら、「エンターキー」を押す
(6). カーソル上キーを押してDisabledのにあわせて、エンターキーを押す
(7). Serial Port Aが無効化されました。
(8) このやり方で、Serial port B, Parallel port, Floppy disk controller をDisabled に変更する。
(9) IDE BUSの無効化
Windows7 以降のOSの場合IDEは使用しないため、無効化できます。
Local Bus IDE adapter を Disabled に変更します
(10). F10 を押すと保存確認画面が出るので、エンターキーを押して保存する。