近年フィリピン留学は、英語学習の選択肢としてメジャーなものになってきています。特に英語初心者の方は、フィリピンは留学先として人気の国です。留学費用もリーズナブルで、先生とのマンツーマンレッスンが豊富、独特のカリキュラムがあるなど多くの魅力があります。
フィリピン留学といえば、多くの方は有名なセブ島をイメージされるかと思いますが、他にも注目すべきエリアが多くあります。その1つがバギオ。バギオは山々に囲まれ、常夏のフィリピンにありながら涼しくとても過ごしやすい地域。
今回はそんなバギオについて、基本情報・特徴から、バギオ留学のメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
バギオシティ(以下バギオ)は、フィリピン最大の島であるルソン島に位置しています。首都であるマニラも同じ島内に位置し、そのマニラから約250km北に向かって行くとバギオに到着します。
また熱帯のイメージが強いフィリピンですが、バギオは乾季(11月〜5月)の暑い時期でさえ平均最高気温25、26℃という比較的涼しい地域となっています。一方でバギオは山に囲まれているため、雨季(6月〜10月)には雨量も他地域より多くなります。
もう少し詳しくバギオについて見ていきましょう。ここでは、バギオを表す特徴的なことを挙げてみました。
熱帯に属するフィリピンは、30℃を超える気温は日常ですが、その中で平均最高気温25、26℃のバギオはその他の地域の人たちにとっては、かなり涼しくかんじられることでしょう。
実際に、バギオは“避暑地”としてフィリピン人たちの中でとても人気の旅行地。避暑地としての歴史も長く、第二次世界大戦後、アメリカ政府の人たちやフィリピン大統領の夏季滞在場ともなっており、今現在でも当時使用されていた建物である「THE MANSION HOUSE」という名の別荘が残っています。
バギオは日本でいう軽井沢のような所とすると、イメージしやすいでしょうか。
バギオはルソン島北部に位置しており、この北部一帯の中心的地域となっています。ですので交通や食事、ショッピングなど生活していく上で不自由しない環境が整っています。
土日には、バギオのすべての人が買い物へ行くのではないかと疑ってしまうほど混雑するSMモールがあります。
SMモールは超巨大複合ショッピングセンターで、食料品はもちろん、映画館やフードコート、多種多様なお店が軒を連ねています。他にも、街のメインストリートであるSession Road(セッションロード)には多くの飲食店やオシャレなカフェがたくさんあります。
交通の面では、バギオにはタクシーが多く走っており、フィリピンの乗合タクシーである横長車のjeepney(ジプニー)も至る場所で見ることができます。
また毎晩開かれているナイトマーケットでは、衣類からおもちゃ、電子機器に至るまで驚くほどの破格の値段で売られています。街中心部には、広大な市場が存在し、その中にはお土産屋さんも多くあります。
バギオのイメージが膨らんできたところで、ここからは英語を勉強する留学先として、バギオという環境がいかに良いのか、メリットをいくつかピックアップしてお伝えします。
バギオは教育に力を入れている地域としても有名です。バギオの英語学校は、そのほとんどがスパルタ校。
スパルタ系の学校では、基本的に平日は建物からの外出が禁止されており、外出することができるのは土日のみ。加えて、日曜日の夜9時には部屋ごとに点呼が警備員によって行われ、その時間までには部屋に戻っていなければなりません。そうした門限や外出制限がある学校が多いです。
また、学校によってはEOP(English Only Policy)を設けており、母語で話すことを禁止するルールを定めています。
中には、母語を話しているかどうかをチェックするための係の人が学校内にいることもあります。係の人に何度か母語を話している所を発見されると、最悪の場合退学させられるといったとても厳しい学校もあるそうです。
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英語の勉強をするのはもちろん重要ですが、勉強だけをし続けるのには限界があります。せっかくの休みの日には、友達とどこかへ遊びに出かけたりリフレッシュすることも大切です。実はバギオの立地はとても素晴らしく、勉強だけでなく休日を充実させることもできます。
バギオは山々に囲まれた地域なので、近くに登山ができる山がいくつもあります。友達や先生を誘って、一緒にハイキングや登山をしに行くのも良いでしょう。とてもキレイな朝日に出逢うことができるかもしれません。登山が好きな人や挑戦してみたい人は、ぜひバギオ近隣の山々を制覇してみるのも面白い経験になりますよ。
棚田で有名なBanaue(バナウェ)もバギオから訪れることが可能です。バナウェの棚田群は世界遺産にも登録されており、一見の価値あり。バナウェの近くには、鍾乳洞・洞窟の中を探検できて面白いと有名なSagada(サガダ)というエリアもあります。
また海派の皆さんにはぜひ、キレイな海やビーチに行ってほしい。ということでご紹介したいのは、Hundred Islands(ハンドレッドアイランド)とPagudpud(パガッドパッド)です。どちらもキレイな海とビーチを堪能することができます。バギオからは少し距離があるので、日帰りよりも1泊2日の遠出スタイルを強く推します。
少し離れて、バギオから北に行ったところにスペイン統治時代の名残がそのまま保存されているVigan(ビガン)という街があります。建物も道もヨーロッパ風でフィリピンにいることを忘れてしまいそうな錯覚に陥ってしまいます。少し息抜きをしたい時。ちょっと足を伸ばして旅行してみるのも楽しいでしょう。
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バギオは治安面でフィリピンの他の都市と比べ、比較的安全ではあると思います。
特に主流の交通手段であるタクシーでは、「フィリピンではぼったくられることが多いんじゃないか」とよく言われますが、バギオでは比較的安心してタクシーに乗ることができます。
初乗り数十円から始まり、200円程度あれば街の中心部にある大体の場所に行くことができると思います。また、正規料金を提示してくれますし、タクシーメーターを細工していたり、運転手さんが恐喝してくることはほぼありません。
なので、安心安全でバギオ内をタクシーで移動することができます。地元の人たちが毎日利用するジプニーに一緒に乗るのも良いでしょう。
またバギオでは1人で歩くのはオススメできませんが、友人など複数人でなら夜出歩くこともできる雰囲気です。
安全であると言っても、バギオは日本から遠く離れた海外。常に海外にいるという意識をもって、気を緩み過ぎず、必要最低限の注意を持ち生活するよう心がけましょう。
ここからは、バギオ留学におけるデメリットをお伝えしようと思います。
バギオは辺りを山々に囲まれているため、海に面していません。ですので、セブ島界隈のリゾート地のように「学校から飛び出して直ぐにビーチに行けて、海で泳ぐことができる!」といったことができません。
先程ご紹介したビーチがあるハンドレッドアイランドやパガッドパッドへ行くためには、バンなどの車をレンタルして数時間の距離を移動する必要があります。「ビーチが無いのはあり得ない!」という人にはバギオは適してないと思います。
バギオの雨季は、おおよそ6月から10月までの期間です。雨季の時期の雨はとてつもない降水量の時もあります。
留学中に雨季のタイミングが被ると、雨の日がとても多くなります。だいたい午前中は晴れているのですが、午後からスコールのような、まとまった雨が何度か勢いよく降り注ぎます。
ずっと同じテンションの雨がしとしと降り続ける日本の梅雨とは、少し異なる天候となります。
また雨の日が続くと、気分的にも落ち込んでしまう人もいます。雨が好きではない人、避けたい人は雨季を避けた乾季(11月〜5月)の時期に留学に行く方が良い選択だと思います。
バギオには空港がありません。日本から来る際は、マニラのニノイ・アキノ空港に最初降り立つはずです。おそらくほぼ全ての学校がニノイ・アキノ空港からバギオまでの送迎バスを用意しているかと思います。約5時間〜7時間のバス旅になります。
なので街の中も長距離バスが走る姿をよく目にします。長距離バスが苦手な人は少し厳しいかもしれません。
ただ、裏を返せば、首都とバス移動で繋がっており、1本でアクセス可能なことからバギオへのアクセスは良いとも読み取れるかと思います。
バギオへの興味や関心が高まった皆さんへ。ここでは、実際にバギオへ行くに当たって注意しておくと良いアドバイスを挙げています。
バギオにある学校は、さまざまなレベル別のルールやシステムを各々持っています。その厳しさは学校によって異なります。
留学する際には、事前にどういった環境下で英語を学びたいのか、自分の中で希望や要望としてまとめておくことが重要なのではないかと思います。そうすることで、より自分にマッチした学校を選択できるはずです。
バギオは本当にフィリピンとは思えないくらい涼しい地域です。朝晩の冷え込みに驚くことでしょう。風邪をひいたり、体調不良にならないためにも、薄着や水着だけの荷物にしないことが肝心です。
セーターやジャケット、コートなど、厚着の服を持参した方が後悔しないとを断言しておきます。
バギオの天気・気候と服装
バギオの雨季は本当に雨が多いです。気分が落ち込むことが本当にあるので、もしスケジュールを調整することが可能なのであれば、ぜひ雨季(6月〜10月)を避け、乾季(11月〜5月)に合わせて行留学に行くことをオススメしたいです。
いかがでしたでしょうか。バギオとは「どのような街で、こういった雰囲気なんだな」と感じ取っていただけたなら幸いです。勉強するのにとても適している気候なので、集中しやすいでしょう。
もちろん雨季だと雨が降り過ぎて、時々どんよりすることもありますが、そんな時こそ友達とちょっと遠くへ旅行に行くのも気分転換には効果的です。
英語を勉強するという環境に身を置きたいと思った時に、スパルタな学校が多いバギオを選ぶことは得策だと考えます。日本で勉強していた時の数倍、いや数十倍集中でき、良い環境で英語を身に付けることができるのではないでしょうか。この記事が皆さんのバギオ留学への参考になれば幸いです。
もしバギオが留学先として自分に合っていると感じた方は、具体的な語学学校を決めていきましょう。
バギオでおすすめの学校や、留学費用について知りたい方は以下で紹介しているので参考にしてみてください。
バギオの人気語学学校ランキング
バギオ留学の1ヶ月の費用
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