ロボット使える人材養成 中小高度化へ講座展開 浜松の支援機関
(2019/9/18 08:16)-
浜松市の産業支援機関の浜松地域イノベーション推進機構は、生産現場へのロボット普及を目指し、地元企業の社員を対象にした人材育成活動に乗り出した。実際にロボットを多く使う企業で実習を行い、地域ぐるみでロボットを操作できる人材を育てる。参加者からは「自社での活用をより具体的にイメージできるようになった」と好評を得ている。
人手不足や生産性向上の対応策として産業用ロボットへの注目が高まる一方、「未導入の中小企業が操作法を学べる場所がない」(同機構)ことから、8月下旬に初心者向けの全5回の連続講座を始めた。
受講生は浜松市などの製造業12社の生産管理や技術部門の若手、中堅社員。工場自動化装置を手掛ける日本設計工業(同市北区)が講座の趣旨に賛同して協力した。9月上旬の同社工場での実習では、受講生がアーム型ロボットを直接操作し、ロボットに作業をさせるためのプログラム作成の基礎を学んだ。
ヘルツ電子(同市北区)技術部の久田亮介さん(39)は「ロボットは難しいという心理的な抵抗感がなくなった。今後の仕事に生かしたい」と語った。
今後も地元先進企業の見学会のほか、11月と来年2月に連続講座を展開する予定。
静岡経済の記事一覧
- 大賞は静岡トヨペット、入賞15作品選出 静岡新聞広告賞(2019/9/18 10:10)
- ワインボトル入り高級天竜茶PR 生産農家と企業、浜松市長に(2019/9/18 08:41)
- 冬場の霜取り快適に ウォッシャー液を保温 村上開明堂(2019/9/18 08:15)
- 遠洋カツオ一本釣り漁習得へ ミクロネシア研修生、静岡県庁訪問(2019/9/18 08:04)
- 富士の上空、遊覧飛行実現へテストフライト 鈴昇メタル(2019/9/17 08:35)
- 高級輸入車、街中で紹介 浜松・ソラモでフェア(2019/9/17 08:08)
- 由比港漁協、10月5日イベント 「浜のかきあげや」再開合わせ(2019/9/17 07:21)
- 「カタナ」ラッピング列車運行開始 天浜線とスズキ、出発式(2019/9/16 07:58)
- サクラエビ堪能 由比「浜のかきあげや」プレオープンに長蛇の列(2019/9/16 07:12)
- 東名静岡ICの混雑緩和期待 日本平久能山スマートIC開通(2019/9/15 09:14)
今、あなたにオススメ
Recommended by