巨人・原監督のタクトに東京ドームがどよめいた。16日の巨人―阪神戦(東京ドーム)。巨人が1点を追う9回1死の場面だった。代打阿部が四球を選ぶと、代走に投手・宮国が登場。坂本勇が途中交代したうえ、追いかける展開で捕手の炭谷を除く野手を使い切っていたため、27歳のリリーフ投手に白羽の矢が立った。
直前に代走の可能性を告げられた宮国はブルペンからベンチ裏に急行。わずかな時間で体を温め、グラウンドに飛び出した。もちろん代走はプロ初で「ビックリしました。先発やっていてよかったです。(経験が)生きました」と苦笑いを浮かべていた。