ソウル市麻浦区にオープン準備中の北朝鮮式レストランの外壁に故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記父子の肖像画や北朝鮮国旗が取り付けられ物議を醸している(左)。15日午後にはビニールがかぶせられ肖像画などが見えなくなった(右)=15日、ソウル(聯合ニュース)
平壌のような街。15日午後、ソウル麻浦区弘益大学前の「北韓式の飲み屋」外壁に、人共旗と金日成・金正日の顔が描かれている。ここは2ヵ月前まで日本式酒場が営業していた。
遮蔽幕を取り外したA氏は、自らを「平凡な市民」と言った。 彼は「数日前、SNSで、あるネチズンが撮影したこの建物の写真を見て、事実かどうかを確認するために訪ねてきた」とし、「全国民を愚弄しておきながら、人共旗と金氏一家の写真だけを隠していることに腹が立ち、遮蔽幕を取り外した」と話した。
酒場の内部も北韓で見られるような絵と文言でいっぱいだ。壁には金日成主席と推定される男性を北韓の女子学生たちが抱きしめて泣く姿が描かれていた。真っ赤な背景の外壁に白い字で「民族の団結した力で平和の新時代を切り開いていこう!」という文章も書かれている。
この建物には、わずか2ヶ月前までは、日本式酒場が営業していた。日本の木造家屋を模したインテリアで若い世代に人気があった。付近で自営業をするチェ某氏(56)は、「韓日関係が悪化して弘大に並んでいた日本式居酒屋が一つ二つ店を閉めてあんな変な酒場が出てきた」と話した。
建物の周辺には見物に訪れた市民が殺到していた。主にSNSを見て訪ねてきた人々だった。大学生のファン某氏(24)は、「過去の共産主義国家の宣伝物をパロディ化して”同志よ、試験が目の前だ”などと書かれたノートを持ち歩くのが最近の流行ではあるが、それでも金日成・金正日の顔写真まで描き入れるのはあまりにもひどい」とした。
https://m-jp.yna.co.kr/image/photo-view?type=today#2
聯合ニュース 2019.09.16 08:35
今月11日には、この建物を見たある住民がソウル麻浦区庁に国家保安法違反かどうかを確認してほしいという請願を入れて警察が容疑の適用を検討中だ。国家保安法第7条では、「反国家団体やその構成員または指令を受けた者の活動を称賛・鼓舞・宣伝した者は7年以下の懲役に処される」と規定している。警察の関係者は、「関心を引く目的で過度に企てているが、利敵性を帯びておらず、国家保安法の適用は難しいとみている」とし、「会社側が人共旗と肖像画は消す」と語った。
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/55841270.html
▼この記事をシェアする
ご視聴ありがとうございました(*‘∀‘)