マラソン日本代表は15日のMGCで男女2人が内定したが、残り各1人は以下の順で決まることになる。今年3月までのMGCシリーズの完走者、またはMGCの出場資格者で、今年の12月から来年3月までに開催される男女の国内3大マラソン(MGCファイナルチャレンジ)で男子2時間5分49秒、女子2時間22分22秒の「設定記録」を突破したタイム最上位者か、MGCファイナルチャレンジで設定記録突破者が出なければMGC3位の選手となる。MGCファイナルチャレンジは男子が12月の福岡国際、3月の東京、びわ湖毎日で、女子は12月のさいたま国際、1月の大阪国際、3月の名古屋ウィメンズ。ただ、設定記録は男子が日本記録の更新が条件に対して、女子は過去8人がクリアしているだけに、可能性は女子の方が高いといえる。
そこで注目されそうなのが、来年3月8日に開催される名古屋ウィメンズマラソンだ。過去5大会で2時間23分30秒以内を5人が記録していて、2017年大会では安藤友香(当時スズキ浜松AC)が2時間21分36秒を記録している。記録の出やすいコースと五輪選考最後の大会とあって、激しい戦いが繰り広げられることになりそうだ。