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【首都スポ】

[大学野球]明大・森下15K12回完投 ドラ1位必至、中日スカウト「単独ではとれない」

2019年9月14日 23時45分

延長12回を2失点完投で開幕勝利の明大・森下暢仁投手(小原栄二撮影)

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◇14日 東京六大学野球秋季リーグ 明大4―2東大(神宮)

 東京六大学野球の秋季リーグ戦が14日、神宮球場で開幕し、春秋連覇がかかる明大が東大を延長12回、4―2で破って白星発進した。大学選手権MVPでドラフト1位候補の森下暢仁投手(4年・大分商)は開会式の選手宣誓ではフリーズもしたが、マウンドでは最速152キロで15三振を奪い、現役最多タイの14勝目。法大は早大に1ー0で先勝した。

「打たれてはいけないところで打たれた」

 明大主将としての選手宣誓での冷や汗から秋のシーズンは始まった。「大正に始まった東京六大学は…」と切りだした森下は「令和」という言葉が出ずにフリーズ。何とか思い出し、そのあとはよどみなく終えたリカバリー能力を開幕マウンドでも発揮。8回に追いつかれたものの、カーブ、スライダーもうまく使って、そのあとは打者14人にパーフェクト投球。12イニングを15奪三振2失点にまとめ、慶大の高橋佑に並ぶ現役最多の14勝目だ。

 「選手宣誓は止まっちゃって、頑張れという声が聞こえて…。試合は勝てたのは良かったんですが、打たれてはいけないところで打たれたのはダメでした」。巨人、中日、楽天などのスカウトが視察。体重3キロ増で球威が増し、自己最速にあと2キロの152キロもマークした。高校BIG4の佐々木(大船渡)、奥川(星稜)と並んで、今秋ドラフトの1位入札競合必至の右腕を、中日の近藤スカウトは「単独では取れないでしょう」とあらためて評価した。(小原栄二)

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