いよいよ9月、秋の空気が色濃くなって来ましたね。
競馬開催も、新潟・小倉・札幌が今週一気に最終週を迎え、来週からは完全な”秋競馬モード”に突入します。ローカルの最終週と言えば”外差し”のバイアスが発生するのがデフォルトですが、近年は馬場管理の良好さから、比較的フラットな場合もあるのが悩ましいところ。
そんななか、開催前半から「外枠有利」の傾向が知られているのが、新潟芝直線5F(1000m)戦でしょう。
そんななか、開催前半から「外枠有利」の傾向が知られているのが、新潟芝直線5F(1000m)戦でしょう。
実際今夏の同舞台戦ではどのような決着になっていたのか、結果だけをシンプルに見てみましょう。
2回新潟・芝直5F戦の着順
内枠(内から6頭):【3,2,0,54】=勝率5.1%、連対率13.6%。複勝率13.6%
中枠(内枠&外枠以外):【2,0,0,36】=勝率6.4%、連対率6.4%、複勝率6.4%
外枠(外から6頭):【4,8,10,37】=勝率6.8%、連対率20.3%、複勝率37.3%
※10頭立ての稲妻Sだけは「内から5頭=内枠、外から5頭=外枠、中枠はなし」に分類
ご覧の通り、かなり面白い結果が出ています。フルゲート18頭立て以外は「中枠」の頭数が減るので、勝利「数」など上位の頭数が内外に比べて少ないのは当然なのですが、しかし勝「率」など上位の比率が内外に比べて極端に低いのは見逃せません。勝ち馬は1頭しかいない(同様に連対馬は2頭・複勝圏内馬は3頭しかいない)ので、実は「率」で言えば頭数が少ない方がむしろ有利なはずで、それでいてここまで差が出るのならば、もう明らかに「中枠不利」と言っていいのではないでしょうか。
複勝率で圧倒的に「外枠有利」なのは想像通りの結果ですが、更に「中枠」の2・3着馬は皆無であること、そしてなんと10鞍の3着馬が全て「外枠」であることは、ちょっと意識しておいて良さそうです。
これを更に掘り下げて、開催を前後半で分けてみましょう。
開催前半(第1~6日)
内枠:【2,1,0,33】=勝率5.6%、連対率8.3%、複勝率8.3%
中枠:【2,0,0,21】=勝率8.7%、連対率8.7%、複勝率8.7%
外枠:【2,5,6,23】=勝率5.6%、連対率19.4%、複勝率36.1%
開催後半(第7~10日)
内枠:【1,1,0,21】=勝率4.3%、連対率8.7%、複勝率8.7%
中枠:【0,0,0,15】=勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%
外枠:【2,3,4,14】=勝率8.7%、連対率21.7%、複勝率39.1%
開催が進むほど「外枠有利」が進むのはイメージ通りですが、それよりもずっと「中枠不利」の度合いが後半高くなっているのが印象深いデータです。中枠は頭数が少ないのでデータが偏るのは否めませんが、しかし人気と着順の関係で集計しても、開催後半の中枠の”分の悪さ”は明らかとなります。
開催後半(第7~10日)の「人気より着順が上/同じ/下」の頭数
内枠:11/4/8=47.8%/17.4%/34.8%
中枠:4/2/9=26.7%/13.3%/60.0%
外枠:12/6/5=52.1%/26.1%/21.7%
この舞台の「外枠有利」は広く知られているにもかかわらず、それでも人気より着順が上となる割合は5割超え、着順”以上”まで含めば78.3%にも達します。これに対して、中枠はなんと6割が人気より着順が下なのですから、どういう切り口でも「中枠不利」ということになります。
最終週はこの傾向を忘れずに臨みたいものですね。
最終週はこの傾向を忘れずに臨みたいものですね。
※「半笑いの予想」からの予想配信および「note」での展望販売にて、日曜日は東西重賞はもちろん、新潟芝直5F戦・雷光特別も予定しています。この傾向は踏まえつつ、独自の分析を行いますので、是非ご期待ください。
※当ブログではコメントを受け付けておりませんので、ご意見ございましたらtwitterにてリプ頂けましたら幸いです。→ twitter「半笑いの競馬予想」 ( https://twitter.com/hanwarai_keiba )
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