前回は、論理と感情それぞれにフォーカスして自分を動かす方法を紹介した。
いよいよ、女性をスムーズに口説く方法について話す。
再度おさらいだが、人を動かす時には
1.信頼関係を深める
2.相手の感情を理解する
3.相手が「◯◯したい」と思うように、仕向ける
というステップが重要である。
そして、女性を動かす時には3ステップ目…
【相手が「◯◯したい」と思うように、仕向ける】
これが最重要であり、最も頭を使うところだ。
このステップでは
「したい」と思わせる(感情)と
「しない」を崩す(論理)ということを、同時に行う。
言い換えると、
◎欲求を引き出す
◎理性を抑える
という二方向でアプローチするわけである。
◎欲求を引き出す(「したい」と思わせる)
いきなり女性の例を挙げてもピンと来ない可能性があるので、
【私があなたに新しい恋愛の教材を”売り込む”シーン】
で想像みて欲しい。
・・・ここで、
『売り込む』という表現に「嫌だな」とぼんやり感じた人は、
その気持ちの認識をまず大事にして欲しい。
前提として
人は、誰かに良いように言い包められるのを嫌がる生き物である。
だから、売り込むセールスは上手なセールスではない。
論理的な説得だと、
『売り込まれてる感』が強くなり過ぎてしまうのだ。
なにかを人に依頼する時でも
女の子を口説く時でも
【説得しない。納得させる。】
ということを覚えておいて欲しい。
つまり、
「あなたにとってこういうメリットがある」
ということを示しつつ、
「でもどうするかはお任せします」
「私はどちらにせよ困らないので、お好きな方をどうぞ」
という選択の自由を相手に残してあげることである。
メリットに価値を感じてくれれば、
あとは行動する理由は勝手に相手が見つけてくれる。
(※感情的欲求も高まっているのは前提)
これが
相手が「◯◯したい」と思うように、仕向ける
ということである。
例として、
「セ◯クスは痛いから嫌だ」
という女の子を口説いている場合。
私であれば
まず、今まで痛かった相手とのセ◯クスがどんな内容であったか聞いていく。
(これを聞けるようになるのは
1.信頼関係を深める の部分である)
大体の場合、
・前戯が短過ぎる
・ローションを使っていない
・あそこが大きい(大きい=良い ではない)
・バックが痛い(奥が痛い)
・手マンが痛い(AVの見過ぎ)
・腰を動かすのが速すぎる
とか、そういう理由である。
が、
それをひけらかして
「◯◯だったんじゃない?」
と当てに行くのは、違う。
なぜ違うかというと、
それは論理的な『説得』になってしまっているからだ。
女の子もバカではないので、
「俺は◯◯しないよ」
↓
「”だから”、俺とセ◯クスしようよ」
という続きが来るのは、分かる。
結果、
「ほらやっぱり来た」
「あーこいつも一緒か」と思われてしまっても文句は言えない。
(2.相手の感情を理解する には、こうした部分の理解まで含まれる)
【説得しない。納得させる。】ことが重要なのである。
ではどうしたら『納得』してもらえるか。
それには
・最後までアピールしない
・最後まで口説かない
ということがポイントになる。
「アピールして来ないし、口説いて来ない。」
「でも私の気持ちをすごい分かってくれる」
「余裕があるし、楽しい…」
そう思ってもらうことで
「もしかしたらこの人なら…」
と感じてもらうことが出来る。
つまり、
【一番のアピールは、アピールしないこと】なのである。
「セ◯クスは痛いから嫌だ」と言われたら
「男は良いけど、女の子って痛いって人かなりいるよね」
「やっぱAV見過ぎてる男ほど、自分勝手なセ◯クスしてるイメージあるわ」
「前戯とかどのくらい?」「あー。。それじゃまだ体の準備出来ないよなあ…」
といった話を、相手に共感しつつ話していく。
そうすることで
『この人はそんなに丁寧なのかな』
と、勝手に相手は考え始める。
が、まだこの段階では口説かない。
口説くのは、
相手の感情的な盛り上がりがピークに来たタイミングである。
普段教えているように、多くの場合それは
・会話が盛り上がり、
・ポジティブなサインを確認して、
・ハンドテストをクリアしたタイミング
ということになる。
つまり、あくまで『口説く』『決断させる』というのは最後の一押しであって、
『一押し』では届かないスコアしか持っていなかったら足掻いても無駄である。
口説く瞬間よりも、それまで積み重ねた点数(恋愛で言えば興味や楽しさ)が大事なのである。
営業される側で考えたら皆わかるのに、
恋愛になると見えなくなっている人が多いので、今一度言っておいた。
ということで次回は
◎理性を抑える「しない」を崩す
について解説する。