今回はハイランドモルト、トマーティンのカスクストレングスを飲みます。
トマーティン蒸溜所は、ハイランド地方中央部にあります。
1980年代に経営が悪化しましたが、そこに手を差し伸べたのが日本の宝酒造でした。
現在、宝酒造は経営権を手放しましたが、一部のボトルは現在も輸入販売しています。
一方でトマーティンのシングルモルトは、国分株式会社が輸入しています。
トマーティン蒸溜所では、バーボン樽、シェリー樽、バーボン樽を解体、再構築したホッグスヘッドの樽を使った原酒を使用していますが、カスクストレングスでは、ファーストフィルのバーボン樽、ファーストフィルのオロロソ・シェリー樽のみを使っています。
ヴァッティング後は加水をせず、冷却濾過も行わずにそのままボトリングしています。
近年になってボトルを新しくし、従来のストレートな形状から、根元にくびれを持つふくよかな形状になっています。
グラスに注ぐと、液色は少々淡い琥珀色、香りはレーズン、バターの香りが強い焼きたてのパンが続きます。
口に含むと、アルコールからの刺激はそこそこに訪れ、その後はレーズン、パン、バター、リンゴが続きます。
味わいは、流石にカスクストレングスだけに辛みはとても強く、その後は強い酸味が占めます。
ロックにすると、アルコールの刺激はまだ続き、その後はオレンジやライムの爽やかな香りが揮発します。レーズン、リンゴも一気に広がります。
味わいは、ほろ苦さを帯びつつも酸味が引き続き全体を占めます。
ハイボールでは、パンのような酸味を伴った甘い香りが先立ち、その後はレーズン、リンゴが続きます。
味わいは、穏やかな酸味の奥に甘みが顔を出してきます。
ノンエイジのカスクストレングスゆえに、ストレートやロックでのアルコールのきつさは避けられませんが、香りがとてもフルーティかつ豊かで、しっかりと楽しめるボトルに思えます。
700mL、アルコール度数57.5度、価格は正規品では9000円ほど、並行輸入品であれば6000円ほどになります。
ファーストフィルバーボン樽、シェリー樽原酒を使用
1980年代に経営が悪化しましたが、そこに手を差し伸べたのが日本の宝酒造でした。
現在、宝酒造は経営権を手放しましたが、一部のボトルは現在も輸入販売しています。
一方でトマーティンのシングルモルトは、国分株式会社が輸入しています。
トマーティン蒸溜所では、バーボン樽、シェリー樽、バーボン樽を解体、再構築したホッグスヘッドの樽を使った原酒を使用していますが、カスクストレングスでは、ファーストフィルのバーボン樽、ファーストフィルのオロロソ・シェリー樽のみを使っています。
ヴァッティング後は加水をせず、冷却濾過も行わずにそのままボトリングしています。
近年になってボトルを新しくし、従来のストレートな形状から、根元にくびれを持つふくよかな形状になっています。
レーズン、リンゴ、焼きたてのパンの香りがしっかり
では、ストレートから飲んでみます。グラスに注ぐと、液色は少々淡い琥珀色、香りはレーズン、バターの香りが強い焼きたてのパンが続きます。
口に含むと、アルコールからの刺激はそこそこに訪れ、その後はレーズン、パン、バター、リンゴが続きます。
味わいは、流石にカスクストレングスだけに辛みはとても強く、その後は強い酸味が占めます。
ロックにすると、アルコールの刺激はまだ続き、その後はオレンジやライムの爽やかな香りが揮発します。レーズン、リンゴも一気に広がります。
味わいは、ほろ苦さを帯びつつも酸味が引き続き全体を占めます。
ハイボールでは、パンのような酸味を伴った甘い香りが先立ち、その後はレーズン、リンゴが続きます。
味わいは、穏やかな酸味の奥に甘みが顔を出してきます。
ノンエイジのカスクストレングスゆえに、ストレートやロックでのアルコールのきつさは避けられませんが、香りがとてもフルーティかつ豊かで、しっかりと楽しめるボトルに思えます。
700mL、アルコール度数57.5度、価格は正規品では9000円ほど、並行輸入品であれば6000円ほどになります。
<個人的評価>
- 香り A: アルコールの刺激が強いものの、後からレーズン、焼きたてのパン、リンゴがしっかり香る。加水でオレンジ、ライムの爽やかさも加わる。
- 味わい B: ストレート、ロックではアルコールの辛みが強い。その後は酸味が全体を支配する。加水で甘みが顔を出す。
- 総評 B: 若さが強いカスクストレングスだが、豊かな香りは評価できる。