カブスの本拠地リグリーフィールドのオルガン奏者、ゲーリ・プレシーさん(62)が今季限りで「現役引退」する。14日の米放送局NBCスポーツ・シカゴ(電子版)が報じた。プレシーさんは「この33シーズン目を終えたら、家族と充実した時間をもっと増やそうと決断した。感謝し尽くせない」とツイートした。
1987年からオルガン奏者を務め、14日のパイレーツ戦が「出場2679試合目」。7回裏の開始前、通称“セブンスイニング・ストレッチ”は、試合ごとに変わるゲストの歌声に合わせ、観衆が「私を野球に連れてって」を合唱する。ゲストのリズムと曲調にきっちり合わせるオルガンの軽妙な演奏ぶりは、1914年開場のメジャー2番目に古いリグリーフィールドでも名物の一つだった。