この機能が有効であるおかげで、特にリリース日などを意識することなく、常にFirefoxを最新版に保つことができるわけです。
しかし、このような更新チェックや通知はリアルタイムで行われているわけではなく、Firefox既定の動作により一定の時間が経過しなければ働かないようになっています。
デフォルトの場合、更新の有無をチェックする間隔が(正式版の場合)12時間ごと、アップデートの有無を知らせる通知の表示間隔が48時間ごととなっており、この数値はオプション設定画面などから変更することはできません。
このようなことから、リリースから通知までにタイムラグが発生することもあるわけですが、最新版をいち早く使用したいユーザーの中には、もっと短い間隔でチェックしてほしい、もっと早く通知を出してほしいという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、以下の方法でFirefoxの更新チェック間隔と更新通知表示間隔を変更することができます。
<更新チェック頻度の変更>
1.about:configを開く。
2.検索欄に[app.update.interval]と入力する。
3.表示された[app.update.interval]をダブルクリックし、ダイアログ内に更新チェック間隔を秒で記入し、OKで閉じる。
*デフォルト値はアップデートチャンネルによって以下のようになっています。
○正式版:43200秒(12時間)
○ベータ版:43200秒(12時間)
○Aurora:28800秒(8時間)
○Nightly:7200秒(2時間)
これで更新間隔を長くしたり短くしたりできます。
<更新通知間隔の変更>
1.about:configを開く。
2.検索欄に[app.update.promptWaitTime]と入力する。
3.表示された[app.update.promptWaitTime]をダブルクリックし、ダイアログ内に更新通知間隔を秒で記入し、OKで閉じる。
*デフォルト値はアップデートチャンネルによって以下のようになっています。
○正式版:172800秒(48時間)
○ベータ版:172800秒(48時間)
○Aurora:604800秒 (7日間)
○Nightly:43200秒(12時間)
これで更新通知が表示されるまでの時間を調整することができます。
最新版公開時にいち早くチェックして通知を受け取りたいというような方や、逆にもっとゆっくり通知して欲しい、などという方は、設定してみてはいかがでしょうか。
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