スイーツでも食べてるのか? | 彼岸花

スイーツでも食べてるのか?

テーマ:万里の先

山崎由佳理のプロフィール

彼岸花

過去世とは全く関係無いことを書こうかな。
これはあたしが常に思ってることだね。
ま、この世界にぶち込んでやる蹴りの一つかな。


暫く前に日本を襲った台風の被害。
酷いね。
未だに電力が戻ってない地域は多いよう。
そんな地域に住んでいる人達は、毎日がとても不自由だろう。
不満が出るのも自然な現象か…。

だがね、それはスイーツを食ってるような甘い考えだな。
電力なんてものは、当たり前に供給されないのだよ。

現代の日本には、電気が通り、水もガスも使えるのが当然のような毎日がある。
だけどそれは、そう出来るだけのものが整っているからであって、整っていなければ通らない、使えないが当たり前だ。

そんなことは分かってる。
多くの日本人はそう言うだろうな。
そして、そんな当たり前の事を言うあたしを馬鹿にするだろう。

台風のような自然災害は、どんな時代にもあった。
地震も洪水も。
人間はそういったものに敵わないことを知っていた。だから、かつては自然を恐れた。
けれど今の人間はどうだ?

自然災害は仕方ないとは思えても、それによって不自由な思いをすると、そこから生まれる不満を何かにぶつけ始める。
今、電気が通っていない地域の人間の中には、電力会社に失望したり、不満をぶつけたりしている者もいるはずだ。
そういう者には、一生不自由でいろと思う。

確かに、復旧作業は電力会社の業務の一つだろう。
だが、そこで働く者達の日常生活が、酷く苦しくなるほど仕事をしなければいけない理由など何処にもない。
復旧がどんなに遅れていてもだ。
たとえ仕事にしていることであっても、誰かの日常を取り戻すために、自分の日常を犠牲にする理由はないし、必要もない。
仕事に対する使命感や、世間の批判に対する恐れ、今後の業務への影響等々を考えたなら、やる以外の選択肢が与えられてないだけじゃないか?

もうこんな仕事は嫌だと社員全員がボイコットしたなら、復旧どころか永遠に元の生活は戻らないかもな。
それもいいんじゃないか?
日本中がそうなってみたらいいかもな。
馬鹿にはそれくらいのことも必要だろう。

東北の震災では、原発のことが問題になった。
確かに電力会社には問題があったかもしれないが、垂れ流すように電力を使い続ける日本の国民一人一人も同罪だ。
それが意識できてないから笑える。
自分の日常を棚にあげて、批判する者がいるから日本人は馬鹿ばかりか?と思ってしまう。
まあ、私も国民の一人。
だから同じなんだよ。

ネットでは、台風後の不自由さに同情的なコメントが散らばっているんだろう。
見てはいないが、電力会社に対する批判もあるかもしれない。
それを書いている馬鹿一人一人が、あの大きな震災の時に、原発に残って作業をしていた者になってみるといい。
それで命を失った者になってみるといい。
お前達は何を思い、何を感じ、どう言いたくなるだろう。
命が尽きるその前に。

確かその時のことがドラマになったと思うが、彼らは国民に感動されるためにそんなことをしたわけじゃないはずだ。
ドラマを観て、感動したという奴がいたならヘドが出る。
そこに酷い温度差があるからだよ。
生死を分けるような戦いの中には、その外にいる奴らには全く分からない想いや執念がある。
自分もその中に飛び込んでみたらいい。
簡単には生きれないだろうな。
迫る命の危機と向き合えないだろうな。
キチガイになって死ぬかもな。
そういう場所だよ。
わかんねーだろ。
馬鹿が。

生きるってな、本当はこんなに簡単じゃない。
当たり前に食えて、当たり前に寝れてなんて、本当は存在しない。
馬鹿には全く分からん領域だ。
電力ばかりじゃなく、作物も、衣類も、住居も…奇跡の産物だよ。
それらを考え発展させてきた者達の、奇跡の産物なの。
分からんだろ。
そのアタマ、もうちょっとマシに使え。

ニュース見てると張り倒したくなるわ。