実家｜変わったこと、変わらないこと。

実家に行っても片づけるという作業が
なくなりました。

この日もちょっと必要なものがあったので
立ち寄っただけ。



この台所も今やすっかり見慣れました。
いつ行っても全く乱れておらずさすがは父です。



これは片づけを始める前の台所。
画像の真ん中あたりに水槽があるの、分かります？

ここには
私が離婚して戻ってきたくらいから
父が育てている金魚がいましたが、、、

この画像を撮った１週間後に最期を迎えました。

空っぽになってしまった水槽。
「もう一度金魚を育てる」とは
一言も言わないのに
父は置いておくと言いました。

「じゃあ、この奥にしまっとくね」

私はその飼育道具一式を
階段下の奥に片づけました。

何もかも手放したようで
父の思いが残っているものはそのままです。



金魚がいなくなって以来
私には一度もその会話はしないけど
ある時から台所の窓辺に
こんな飾りが置かれていました。

父の心の片隅を見た気がしました。



私の知っている父からは想像できない
こんな飾りも増えていました。

ソーラーで動くみたいです。
ニコニコとずっと揺れています。

母もグレーが好きだと言っていたし、
父もどうやら落ち着く色だったようで、
そしたらなんと妹までもが
グレー好きだということが最近分かりました。

だからといってグレーを選びすぎかもしれません。

こうして私が手をつけた場所に
少しずつ父が色付けしているのを
私はホッとする思いで見ています。

自分で手掛けていながら…ですが
私が住んでいた頃とすっかり変わった台所。

でも、ふと”あの頃のまま”を見つけました。



ほっんと変わらない。
昔っから父はチャルメラ一筋。

大好物がここに入っていることに
父は安心感もあるのでしょう。

いなくなってもなお
母の体温しか感じられなかった実家は
ものが少なくなってようやく、
父の感情が伝わってくる家になりました。



今日も見にきてくださってありがとうございます！
良い一日になりますように♩

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