『土曜ドラマ サギデカ(3)「掌中の娘」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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NHKウィークリーステラ関西版 2019年9/6号 【表紙】 『サギデカ』木村文乃、高杉真宙[本/雑誌] (雑誌) / NHKサービスセンター
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > エンターテインメント > TV関連本 > TV関連本
- ショップ: CD&DVD NEOWING
- 価格: 300円
『土曜ドラマ サギデカ(3)「掌中の娘」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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土曜ドラマ サギデカ(3)「掌中の娘」[解][字]
亜佐美(古川琴音)という若いカード詐欺師が逮捕される。彼女が組織的な犯罪ではなく、両親と家族三人、生活費を稼ぐための詐欺だったことを知った今宮(木村文乃)は…
詳細情報
番組内容
加地(高杉真宙)は番頭(長塚圭史)の指示で、大金を店長(玉置玲央)と遠方へ運ぶことに。一方、言葉巧みにお年寄りからキャッシュカードを預かる亜佐美(古川琴音)という若い詐欺師が逮捕される。彼女が組織的な犯罪ではなく、両親と家族三人、生活費を稼ぐための詐欺だったことを知った今宮(木村文乃)は、なぜか気分が悪くなってしまう。そんな折、手塚(遠藤憲一)がある理由で、しのぶ(香川京子)の焼き鳥店を訪れる…
出演者
【出演】木村文乃,高杉真宙,眞島秀和,清水尋也,足立梨花,玉置玲央,長塚圭史,古川琴音,鶴見辰吾,香川京子,青木崇高,遠藤憲一
原作・脚本
【作】安達奈緒子
音楽
【音楽】谷口尚久
ストレスチェックの数値が
少し高いですね。
うつ傾向は あまりないので
しばらく様子を見ましょうか。
(今宮)やたら涙が出るのが
本当に困るんですよ 仕事柄…。
焦らなくても大丈夫ですよ。
通常の加齢による体調の変化
っていうこともありますから。
アハハ…。
加齢ですか?
♬~(音楽プレーヤー)
何?
(加地)いや… いつもと違うなと思って。
休みだから。
あ~…
じゃあ 悪かったですね 呼び出して。
いいのよ。 連絡取りたかったし。
非通知って困るのよね~。
いくらでも調べられるでしょ?
俺の電話番号ぐらい。
今 個人情報って厳しいのよ。
で 何かあった?
店長が新しい箱を稼働させようとしてる。
誘われてるから入ってみようと思って。
情報渡しますよ。
あなたとの取り引きはやめる。
通常どおりの行動確認に戻す。
何で?
あなたが店長の新しい箱で一本
アポ電をかけたら
その時点で警察が
犯罪を教唆したことになる。
(チャイム)
「はい」。
(亜佐美)おはようございます。
全国銀行協会の遠藤と申します。
昨日お電話でお話しさせて頂いた件で
お伺いしました。
責任を負いたくない?
それもある。
それ以外に何かある?
単純に危険だからよ。
俺が?
地元の先輩に誘われたとか
昔の仲間に脅されたとか
結局 濃い人間関係に
がんじがらめにされて
逃げられなくなるのが この世界なのよ。
でも あなたみたいな人なら
すぐに善良な市民に戻れる。
俺みたいな人?
孤独なのは 悪いことじゃない。
人を孤独みたいに言わないで下さいよ。
とにかく あなたと取り引きはしない。
箱の仲間と連絡取るのは やめなさい。
店長や上の連中とも。
何なら 警察とも。
あなたは もう 何もしないで。
電話もしない方がいい?
えっ?
何でもない電話でもしちゃ駄目?
だったら番号通知して。
(シャッター音)
はい。
あっ 駄目です 駄目です。
昨日電話で言われませんでしたか?
あっ…。 「職員番号が記載されている
身分証を見せて下さい」。
はい。
「34の8755」。
合ってるわ。
じゃあ キャッシュカードを
お預かりしますね。 はい。
こちら 預かり証になります。
暗証番号を記入するところがあるので
書いてもらえますか? はい。
でもね 平成から令和に変わると
何でカードも
新しくしなきゃいけないの?
それは…
私にも よく分からないんですよ。
フフ…。 はい。
ありがとうございます。
♬~
(亜佐美の母)うまくいった?
♬~
(ブレーキ音と車がぶつかる音)
(森安)よう。 西坂署管内で
昨日アポ電が頻発してただろ。 はい。
所轄の知能が張ってた家に
銀行協会の職員を名乗る女が現れた。
で 逃走中に車で事故。 自損でよかったよ。
西薬王寺のグループ?
いや 単独。
単独? あんな若い子が?
(森安)しかも 車に親を乗せてた。
♬~
(向井)福田亜佐美 22歳 住所不定 無職。
両親と共に
車上生活を送っていたと見られます。
本人名義で取得していた携帯電話を
5年前から継続して使用。
(戸山)その電話で
詐欺の電話かけまくってたんですよね?
所轄の基調やほかの県警に
引っ掛かってきたのは 2年前からです。
(手塚)
そうなると なかなかつかみづらいな。
何か… 臭うな。
これ 詐欺が最低限の生活費稼ぐ
手段だったんじゃないか?
家族3人 暮らしていくためのさ。
(森安)どうした?
おい…。
おい お前…。
(森安)大丈夫か?
♬~
体の具合 どうですか?
つらかったら
言って下さいね。
免許証も電話も本人名義ですよね?
お金が手に入ったのに
車上生活を続けたのは どうして?
逃げるため?
すみません。 先に
点滴換えさせてもらっても いいですか?
ああ はい。
(店長)ああ…
本当 レンガみたいですよね。
(番頭)レンガよりは 軽いよ。
ああ…。
で これを?
静岡の山内市ってとこまで運んで。
山内?
(番頭)うん?
あっ いや…。
で…。
はい。
はい。 はい。
行った先で遊んでこい。
こっちじゃ 足がつくから
羽伸ばせないだろ。
ありがとうございます。
何で俺にまで?
お前は 金を使うっていうことが
どういうことか勉強してこい。
使い切ってこいよ。
はい。
これ持って飛んだら どうなるかな?
やっぱ殺されるよね?
飛ぶって 逃げるってことですか?
ウソウソ 冗談。
♬~
♬~
うわお…。
どうぞ こちらへ。
お客様だよ~。
お~お~… いいね いいね。 ハハハ…。
なっ 楽しいだろ。
俺さ 金ためて
飲食とかやりたいんだよね。
いや お前さ…
あんまごちゃごちゃ考えないで
遊ぶ時 遊べよ。
地元なんですよ この辺。
えっ そうなの?
何? 家族とかいんの?
もう…。
弟がいましたけど 3つ下に。
へえ~。 どうしてんの? 今。
死にました。 小さい時に。
かわいかったですよ。
お前 それ…
ないと不安になるってのさ…。
お前 いい兄貴だったんだろうな。
♬~
場所が変わると 緊張しますよね。
もっと話せなくなるかな?
家族3人の中で詐欺を主導していたのは
誰ですか?
主犯と指示をされていただけの人間とでは
量刑が全く違ってきます。
だから お父さんに
言われてやっていたなら
そう言った方がいいですよ。
ごめん。
これは 反則かもしれないんだけど
見てしまったから。
腕のやけどは 父親からの虐待でしょ?
お母さんに聞いた。
詐欺も最初は 父親が始めたんだよね?
何でもしゃべるんだ あの女。
自分の親が どうしようもないクズだって
子どもって いつ気が付くんだろうね。
あなたは いつ気付いた?
結構前かな。 10歳くらい?
成人して
逃げ出すこともできたと思うけど
それでも親から離れなかったのは 何で?
立場が逆転したからかな?
今は あの2人が私の言いなりだから。
そう…。
おやじが電話で しくじった時とか
飯抜きにしてやった。
酒取り上げると ビ~ビ~泣くから
面白くって。
真冬に一晩中
車の外に出してた時もあるよ。
(ドアをたたく音)
(亜佐美)死ぬかもなって思ったけど…。
(亜佐美の父)亜佐美…!
お願いします。
でも 大丈夫。
人間 そう簡単に死なないから。
どうして そう言い切れるの?
だって 全部私がされてきたことだもん。
このまんま死ねたら楽なのになって
思ったけど
全然死ねなかった。
死ねばよかったのにね。
じゃないと終わらない。
あなたが今やっていることは 復讐?
どうだろう…?
復讐って言われると 少し… 違うのかも。
何だろう?
言わせたいんだと思う。
あの2人に。
あなたがいてくれてよかったって。
あっ ああ…。
大丈夫?
ちょっと これは… あの…
これは 体調の問題だから大丈夫。
気にしないで。
あんたも大変だね。
♬「どこまで走ればいいの」
♬「どれだけ逃げればいいの」
♬「希望なんてないと」
♬「言い切れるはずだから」
♬「笑い方も今頃は」
♬「こんなんじゃなかったはず」
♬「拒んでもつきまとってくるから」
♬「どこまで走ればいいの」
♬「どれだけ堕ちればいいの」
♬「一瞬の手触り」
♬「永遠の手探り」
行くぞ。
はい。
♬「この空の下のどこか」
♬「いつの日にか 誰か」
僕じゃないです 僕しゃべってないです。
じゃあ 何でみんな知ってんのよ
私が取調室で泣いたって!
係長と森安さんですよ。
あの時 裏で見てたから。
えっ?
いいじゃねえかよ。
俺だって 昔は調べ室で
捕まえた泥棒と抱き合って
オイオイ泣いたよ。
マジですか?
うん。
あいつのことが心配か?
(森安)昔聞いたんです
何で警察官になったのかって。
そういう話するじゃないですか。
まあ… つきあうと。
へえ。
えっ?
そういう話してたの? いや…。
フフ…。
人の役に立ちたいとか
傷ついた人を助けたいとか
悪い人間を捕まえたいとか
そんなんじゃないですか 普通は。
正義の側な? 俺そうだよ?
普通で悪かったな。
(森安)あいつ言ったんですよ。
「何でか分からないけど
犯罪に引かれる」って。
(北原)しばらく今宮主任を
捜査から外して下さい。
どういうことですか?
体調が悪いみたいですね。
病院にも通ってるようですし。
こんなの通常の内偵の範囲ですよ。
♬~
何で私が休まなきゃいけないんですか?
それとあれな しばらく捜査から外す。
体調なら問題ありません。
泣いたのは あれは…
ただの加齢です。 医者にも言われました。
30そこそこで 加齢とか言うなよ お前。
上から何か言われてるんですよね?
だとしたら 誤解です。
お前 あいつに会ってんだろ? 加地。
ですから誤解です。
内偵は 通常の行確だけです。
お前さ 正義感強いじゃん。
情にも あついしさ。
まあ そういうとこ 刑事には
絶対必要なことだと思うのよ 俺は。
でも それって 危なっかしいんだよ。
お前は 弱い人間に同調し過ぎる。
ちゃんと割り切ってやってます!
捜査から外れるとか絶対ありませんから
上にキッチリ言っといて下さい!
おばあちゃん?
(しのぶ)ごめん 夏蓮ちゃん。
失敗しちゃった。
どうしたの?
店で転んじゃって あんまり痛いから
救急車呼んじゃったのよ。
今 病院? 大丈夫なの?
捻挫だった。
だけどね 保険証からお財布から
全部置いてきちゃって。
分かった。 ちょっと抜けて行くよ。
ほら 神様も言ってんだよ。
1週間くらい
ばあちゃんの世話してやんな。 ねっ。
捜査から 外れませんからね!
店開けるなんて 絶対無理!
(しのぶ)大丈夫よ 2日も寝たんだもの。
ああ… 危ない 危ない!
そこ座って。
はあ… 孫娘に介護されるばあちゃんには
ならないって決めてたのに。
何でよ? いいじゃない 別に。
私は 一生強いばあちゃんで生きるって
決めてんの。
ちっちゃな夏蓮ちゃんを
守ってあげなきゃいけないから。
もうちっちゃくないでしょ?
そんなことない。
泣き虫なの 変わんないじゃない。
さあ やっぱり 店開けるわ 手伝ってね。
うん。
えっと 料理は… あるものでいっか。
ねえ。
うん?
私の親 車の事故で死んだんだよね?
何? 急に。
そうよ。 たまたま2人で出かけて。
私 何で車に乗ってなかったんだろう?
4歳だったんだよね?
そんな小さい子 家に置いてく?
そんなこと分かんないわよ。 私だって
急に呼び出されて行ったんだから。
うっすら覚えてるの。
地方にいたんだよね? 長野だっけ?
山があって… お父さんは
印刷工場やってたんだよね?
何よ 今更 もういいでしょ。
息子夫婦が死んだ話なんかしたくない。
思い出さなくていいって
言い続ける方がおかしいじゃない。
場所ぐらい教えてくれてもいいでしょ?
やめて。
刑事でしょ? 知りたかったら
自分で調べりゃいいじゃない。
もう とっくに調べたと思ってたわよ。
(谷)あの~…。
すいません 今日ってお休みですか?
谷さん。
はい。 ちょうどよかった。
この子どっかへ連れてって下さいよ。
四六時中張り付かれて
もう 息が詰まりそう!
♬~
警察官だったんですね。
もしかして 白バイ?
いえ。 昔 希望したことはあったけど…。
ごめんなさい! 仕事の話は ちょっと…。
あ~…! すいません。
いや~ モテなかったですね~。
僕は いつも いい人止まり。
クラスでも まあまあの
人気者だったはずなんですけどね。
勉強もできたんですよね~?
何でですかね?
何か雰囲気の問題らしいですよ。
うん?
僕 高校の時に
告白した相手に言われたんです。
グリちゃん 見た目… ああ…
僕 グリちゃんって
呼ばれてたんですけど
グリちゃん
見た目も中身も悪くはないんだけど
雰囲気がダサい。 だから嫌だ。
何となく分かります。
やっぱり…。
ごめんなさい!
あの 今は… 今は違いますよ。
いやいや… いいんです。
いや~ 僕 仕事でも
結構発言権のある立場なんですけど
初対面の人 大抵スルーなんですよ。
こんなにおっきいのに。
ああ…。
ああ…。
会社でもね
いや この間 仕事で提携が決まって
向こうのボスと握手しようとしたら
「お前誰だ?」。
ハハハ…。
お前誰だって それはないでしょ!
誰だと思ってたんだって
話じゃないですか!
いや…。
やんなっちゃうよ 本当に。
谷さん 多分…。
はい。
黙ってた方がいいんですよ。
え~ ウソ!?
はい。
あっ ありがとうございます。
よかった 店 再開したんですね。
ああ… えっと ごめんなさい
どなたでしたっけ? あっ…。
あいつ いませんか?
いるなら 帰りますけど。
何しに来たんだって どやされるから。
ああ! 夏蓮ちゃんの!?
はい。
ああ…。
夏蓮ちゃん…。 名前は かわいいんだな。
楽しかったです。
何かめちゃくちゃ笑ったし。
あ~ それはよかった! フフ…。
(雨の音)
もしもし おばあちゃん?
もしもし おばあちゃん? 助けて。
あれ?
どうしました?
お~い 今宮さん。
どうしました?
ごめんなさい…。
何だろう? ちょっと 急に…。
思い出しました。
昨日 聞いてたでしょ?
祖母との話 両親のこと。
ごめんなさい 先行きます。 すいません。
一回 深呼吸しましょう。 ねっ。
今 バイクに乗ったら危ないです。
お願いします。
大丈夫ですか?
はい。
気を付けて。
(しのぶ)それで合ってます。
そうですか。
あの子 辞めさせられちゃうんですか?
いや それはないです。
採用の時点で調べきれなかった
警察にも責任あるし。
それに このご時世
おばあちゃんまで旧姓に戻ってたら
まず たどれませんけどね。
♬~
(夏蓮の父)
2か月後には支払いがありますんで。
助かります。 はい。
待ってもらえた。
(夏蓮の母)そう。
どうにか立て直せるかもしれない。
元号が変わってくれて助かったね!
(窓が激しく揺れる音)
台風ひどいな。
あっ!
(土砂崩れの音)
土砂崩れでね。
平成元年の台風って
結構被害大きかったんですよ。
3人とも逃げ出せたけど…。
へえ~ うまく出来てるな。
さすが 印刷屋は違うな。
これ やっぱ 何か
悪いことに使ってるんですよね?
何? 興味あるの?
工場の借金が どうにもならなくて。
ふん…。
あの子 いくつ? もう しゃべれるの?
今宮が電話してたんですか?
もしもし おばあちゃん? 助けて。
☎あんた誰!?
私 おばあちゃんじゃないよ!
もしもし おばあちゃん? 助けて。
☎えっ リナちゃん? どうしたの?
何かあった?
お父さんがね 車で人をひいちゃったの。
それで警察に連れていかれちゃったの。
☎本当に!?
警察って あの… どこの警察?
もしもし 弁護士の高橋と申します。
事故でケガをされた方の代理人です。
♬~
夏蓮ちゃん 上手なんだね。 すごいよ。
そしたら…。
金取りに行くぞ。
お前 被害者の妹だからな。 間違えるなよ。
分かった。
夏蓮ちゃんは お留守番してて。
やだ。 何で?
家にいなさい。 すぐに戻るから。
やだ やだ 一緒に行く。
夏蓮ちゃんに見られたくないの。
ママ 下手だから。
帰ったら3人でレストランに行こう。
夏蓮が頑張ってくれたおかげだよ。
ありがとな。
♬~
行ってくるね。
♬~
あなたの息子は 幼い我が子に
犯罪の手伝いをさせたんですよね?
そのことについて どう思われますか?
許されることじゃありません。
本当に申し訳ありませんでした。
息子たちが死んだのは 天罰だと思います。
おばあちゃん ごめんなさい。
えっ?
夏蓮がウソの電話をかけたから
パパとママが死んじゃった。
ごめんなさい ごめんなさい。
違う。 あなたは何にも悪いことない。
夏蓮ちゃんは 悪くない。
忘れなさい。 思い出さなくていい。
全部忘れちゃいなさい。 ねっ。
犯罪に引かれるか…。
だから警官になったのか。
だからってな…
詐欺の刑事にならなくてもな…。
ただいま。
あれ? お客さん?
うん。 常連さん いつもの。
あら 雨?
うん。
谷さんは? 楽しかった?
うん。 優しいね あの人。
ばあちゃん。
うん?
ごめん 調べた。
ごめんね。
あなたが謝ることない。
ごめんね。 ごめんなさい。
♬~
♬~
管理官!
(北原)はいはい どうしました?
アポ電あった家に強盗が入りました。
被害者は?
1人暮らしの高齢女性
意識不明重体。
強殺未遂…。
一課と共同捜査になる。 朝広町
アポ電入れてるの どこのグループだ?
おそらく 西薬王寺グループの
新しい箱かと。 了解。
現場向かいます。 あいよ。
防カメと電話洗います。 はい。
♬~
金 とられてない。
(戸山)何か… ずさんですね。
♬~
許せない。
はい。
被害者にアポ電入れた電話回線
通話記録の中に
加地本人名義の電話番号があった。
加地の?
例の店長が事件と関わってる。
(ノック)
久しぶり。 元気?
毎日仕事ばっかしてますよ。
そう。 何か雰囲気変わったね。
そっちも。
えっ?
何かあったの?
フフフ…。
何?
いや 逆だから。
私の方が話聞かれるの?
いいじゃないですか。 たまには…。
あなたの箱の店長が強盗殺人未遂事件の
被疑者になってる。
居場所を教えてほしい。
つながってるよね?
驚いてる?
いや…。
あの人は そういうことはしないですよ。
どうして そう言えるの?
新しい箱に誘われてたよね?
場所 分かる?
任意ですよね? これ。
だったら 答えなくて…。
どうして一線を越えるのよ!
あなたたちが仕事と呼んでいるものは
人を直接傷つけないのが
せめてもの救いだったんじゃないの?
ごめんなさい。
あなたは 今回の事件とは 無関係です。
でも 人の命が奪われようとしてる。
それは 絶対に許されることじゃない。
絶対に?
間接的にでも?
許されない。
店長の居場所は どこ?
言いなさい。
やっぱり 何かあったんだ。
そういう強引な口の割らせ方
しない人でしょ?
やり方を変えなきゃいけなくなった。
私ね 犯罪者の娘なのよ。
えっ?
(森安)あいつ 何言ってんだ。
止めましょう。
いや ちょっと待て。
おまけに
その犯罪者だった両親を死なせてる。
それから ずっと無意識のうちに私は
犯罪というものに興味を持ってて
だから 警察官になった。
それが分かったからって
どうしてやり方を変えなきゃ
いけないんですか?
両親のことを考えると…。
罪を犯す者にも…
道理があるって
思ってしまいたくなるから。
警察官は
罪は 絶対的に憎まなければいけない。
犯罪者に道理なんかない!
絶対に許されない!
店長の居場所を教えなさい!
僕も死なせてますよ。
弟を。
店長の居場所は 言えません。
すみません。
取り乱しました。
(店長)ごめんな。
何かしゃべる相手がいなくてさ。
店長 大丈夫ですか?
だいぶ酔ってますね。
やるつもりなかったんだよ
殺しなんか。
うちの箱の武闘派がさ
面倒くさいから
直接金とっちゃいましょうって。
その金あったら 俺
この仕事から引退できっかなって…
思ってさ…。
店長。
今どこですか? 迎えに行きますよ。
(谷)まあ 飲んで下さい。
すみません。
(番頭)暴走してるのがチラホラいて。
これ タガが外れたら 今の振り込めは
近いうち限界が来ます。
下は捕まるって
もう世間にも知られてますし。
(呼び出し音)
電話出てくれないと 捜しようないって!
(呼び出し音)
店長!
どこですか?
(首魁)分かった。
(呼び出し音)
あっ…。
マジか。 落とすなよ。
店長!
店長 来ましたよ!
♬~
電話鳴ってませんか?
大丈夫です。
お仕事の電話なんじゃないですか?
いや 大丈夫です。
何かあったら またかかってきますから。
(呼び出し音)
今日は あまりしゃべらないんですね。
黙ってた方がいいって言ったの
あなたじゃないですか。
加地の潜伏先確認しました。
逮捕状 請求します!
振り込めに殺人なんか無縁だと
思ってました。
金は 人を殺すよ。
そうなの?
加地! どうして!?
フフフフ…。