【ロンドン原田公樹】サッカーのイングランド・プレミアリーグで、マイク・ライリー審判委員長が今季から同リーグで導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で審議対象になりながら4つの誤審があったことを認めた。12日に英スカイスポーツの取材に答えた。ジャッジの精度を上げ、ゲームの価値を高めるために導入されたVARだが、運用面ではまだ問題があるようだ。
同審判委員長は「4節(計40試合)を終え、227場面についてVARの対象になった。そのうち6つは判定が変更されたが、われわれは10ケースについて変更されるべきだったと考えている」と明かした。
「誤審」の1つは8月25日のマンチェスター・シティー―ボーンマス戦。PKが認められる場面で認められなかったとしている。VARは欧州のトップリーグやW杯などで導入されているが、ジャッジのばらつきが問題視されている。