今季限りで現役引退するヤクルトの館山昌平投手(38)と畠山和洋内野手(37)が13日、東京都内の球団事務所で会見した。館山は2009年に16勝で最多勝を獲得したが、3度の右肘靱帯(じんたい)再建手術など、プロ17年間はケガとの戦い。「後悔はまったくない」とすがすがしい笑顔を浮かべた。“松坂世代”の右腕は「同年代は刺激になった。切磋琢磨(せっさたくま)してお互い競い合ってきた」と振り返った。
一方の畠山にも涙はなく「幸せな野球人生だった」と笑顔。この日が誕生日だった15年の打点王は「誕生日パーティーにご出席頂き、ありがとうございます」とジョークを飛ばした。また、19年間のプロ野球人生は「練習嫌いで有名なところがあった。ものすごい練習してまじめだったらどうだったか興味はある」とも語った。両選手は将来的に指導者への転身を希望。21日の中日戦(神宮)が引退試合となる。(小林良二)