【編集日誌】誇り高いプレーを見せてくれ2019年9月14日
☆…広島に負け越した夜、13日から中日が阪神に連勝し、広島が巨人に連敗すれば、また3ゲーム差に戻せるから「首の皮一枚残っている」と思っていました。でも、この夜の大敗試合をみるにつけ、選手たちには前夜のサヨナラ負けが相当応えていたのだろうと思わざるを得ませんでした。与田監督は「まだ全力で戦う」「細かい計算は(報道機関が)してください」と話すしかありませんが、選手たちはどこが天王山かはよく分かっています。 ☆…25年以上前ですが、ヤクルトと激しい優勝争いをしていた終盤、今日と同じ阪神戦に敗れ、当時の高木監督がつぶやいた言葉を思い出しました。「これで刀折れ、矢尽きたか」。必死で戦ってきた後の決定的な敗北。一緒に戦いぶりを見てきたドラ番としても返す言葉はありませんでした。それでも、です。球場では多くのファンが声を枯らしています。計算とは無縁の奇跡を信じ、プロのプレーを見に来てくれます。よくやったと彼らが思える、誇り高いプレーを最後まで。(郎) PR情報
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