中国産の梅「国産」と偽装 名産ふりかけ仕入れ先
福岡・北九州市の食品加工会社が、中国産の梅を国産と偽って販売していたことがわかり、梅を仕入れていたメーカーが、人気商品のふりかけの販売を取りやめるなど、影響が広がっている。
産地を偽装していたのは、北九州市小倉南区の食品加工会社「旬菜工房」。
会社によると、実際には、中国産の梅を加工して出荷する際に、大分産などと書かれたシールを貼って、福岡県内のメーカーなどに販売していたという。
偽装は、少なくとも5年ほど前から行われていたとみられ、「中国産より、国産の方が消費者のイメージが良いと思ったが、国産の梅は流通が少なかった」などと説明している。
この会社から梅を仕入れて、福岡・太宰府市の土産物としても人気の「梅の実ひじき」を製造していた食品会社は、中国産の梅が混じったかは調査中としたうえで、製造と販売を取りやめている。
(テレビ西日本)