米スポーツ専門局ESPN(電子版)は12日、カブスのダルビッシュ有投手(33)を特集。チームが激しいポストシーズン(PS)進出争いを繰り広げる中、「カブスのPSの希望は、驚くべきことだが、ダルビッシュに懸かっている」の見出しで「カブスがPS進出に四苦八苦する中、昨季は一番不安定だった先発投手が、チーム先発陣の柱として出現した」と報じた。
ダルビッシュはこの日、パドレス戦で今季最多の14奪三振など6イニングを2安打無失点。今季6勝目(6敗)、防御率3・97という数字は格別目を引くものではないが、それも同局が「『とにかく、あいつにボールを渡せ』となるとは、数カ月前は考えられなかった」と評したように、劇的な復活が原因だ。
FA移籍1年目の昨季は右上腕三頭筋の腱炎(けんえん)などで登板は8試合のみ。今季も球宴前の前半戦は18試合で防御率5・01、9イニング相当の与四球率は4・6。それが、後半戦の11試合は防御率2・44、与四球率0・8とまるで別人だ。
試合後のマドン監督は「いまのあいつは、マウンドですることを完全にコントロールしている。マウンドにいたがっている」と感服。さらに「変化球のコントロールが、バカげているくらい良い。減点が全くないパフォーマンスだ」と激賞した。
それでも「Not good enough(まだ十分じゃない)」とダルビッシュ。現在、カブスはPS最後のいすであるワイルドカード2位にブルワーズと並んでいる。シーズン残り16試合。ダルビッシュの登板は、残り3試合の予定だ。