▶概要

同志社大学は今出川キャンパス、京田辺キャンパスを2つに分かれている京都の私立大学です。

キリスト教主義の学校であるため、今出川キャンパス、京田辺キャンパスのどちらにもチャペルが建っております。
特に今出川キャンパスにはレンガ造りの歴史的建造物が多く、「チャペル」と「クラーク記念館」は重要文化財にも指定されております。
14の学部からなり、その中には神学部という日本の大学の中でも数少ない、珍しい学部もあります。

▶歴史

同志社大学は、かの有名な新島襄が1875年に創立した同志社英学校を前身とした大学であり、その歴史は100年以上にも及びます。

新島襄といえば「諸君よ、人一人は大切なり」という名言を残したり、吉田松陰とともに当時の国禁である「密航」を行ったことでも有名です。

46歳で亡くなるまで同志社大学設立運動を盛んに行っておりました。そんな中1920年に、西日本の私立大学で初めて大学令に基づく旧制大学となったのが今の同志社大学です。

その他にも新島襄はたくさんの功績を残しました。特に図書館に関しては1876年に新島襄本人が自らの書籍を公開し、貸し出したことから始まりました。今では関西の私立大学では2位の蔵書数を誇っております。

▶取り組み

同志社大学の取り組みとして、同志社の卒業生、教職員とその家族を対象に、クラーク・チャペルと同志社チャペルが利用できる、チャペル・ウェディングをはじめ、世界の学生との交流の中で地球温暖化などの世界規模の環境問題の課題に取り組むWSEN（世界学生環境ネットワーク）など、身近な人から世界にまで羽ばたく活動を行っております。

さらに200年を見据えた革新をモットーに「良心教育」のさらなる発展をめざし、そのためには自らのシステムを常に革新し続けていく取り組みをしております。これは新島襄の「教育は200年の事業である」という教えを全校が一丸となって実現していくためであります。同志社とは、「志を同じくする者が創る結社」という意味があります。

その原点は当然新島襄の志です。英語の校歌も「One Purpose」という、「ひとつの志」、「同じ志」、すなわち「同志」を表しております。また新島襄の妻である新島八重は、同志社の創立に力を尽くした山本覚馬の妹であります。
妻でさえも、同志社大学創立の戦いの中で出会い、人生全てを同志社にかけておりました。そんな歴史のある同志社大学には今日もたくさんの学生でにぎわっております。
同じ志を持ったたくさんの学生が集まるようになり、新島襄の目指した学び舎は現在も受け継がれております。

▶学園生活

同志社大学には30000人近い学生が在籍しています。多くの学生を抱える同志社大学では、学生の課外活動も盛んで350近い数のサークルがあります。

大学公認サークルのほかにも他大学と合同のサークルがあり、同志社大学の周辺にある同志社女子大学、京都府立医大、京都大学など、他大学の学生との交流も盛んです。

キリスト教、プロテスタントの教えを受け継ぐミッション系の大学である同志社大学は、その美しい煉瓦造りの校舎が有名です。今出川キャンパスの敷地内にはステンドグラスが美しい協会があり、そこでは卒業生が結婚式を挙げることもあります。

▶施設

同志社大学は学内施設も充実しています。

アナザースカイのスタジオセットや嵐電嵐山駅にある、京友禅と光の装飾「キモノ・フォレスト」を監修した、インテリデザイナーの森田恭通が手がけた寒梅館は一般的な学生食堂とは一線を画したカジュアルレストランです。
洗練された内装の寒梅館の料理は度々学生のインスタグラムにも登場しています。

また、体調を崩した際に頼りになる保健センターがあります。室町キャンパスの寒梅館2階にある保健センター、窓口で学生証、健康保険証または遠隔地被扶養者証を提示すると、無料で診察を受けることができます。保健センターへ行けば無料で診察から薬の処方までしてもらえます。