王様がおっしゃるには
ヒキニート嬢、王様と会う編。
別名、王様は苦労性。王様は悪い王様ではありませんが、稀代の名君ではありません。
でも余計な欲をかいて無茶をしない人です。王様が甘いところを魔王公爵がビシバシ〆ていくのでバランスを保っている。でも周りがしょっちゅう欲張ってやらかす…
護衛騎士がいるのに、ぴったりと寄り添って離れないミカエリス。
くっつき過ぎじゃないのかな、とミカエリスを見上げるとゆるりと目を細めて甘やかな微笑を返された。違う、そうじゃないの。私は自立したオトナの女性になりたいのよ。要介護の幼女じゃなく、独立歩行可能な人間となりたいの。なんか違う感がパネェのですが、しっかりと腰に添えられた手は離れる気配がない。しかし、凄いのがこんだけくっついているのに全然歩きにくくないのよ。絶対歩幅はミカエリスのほうが大きいし、歩くペースも本来速いはずなのに全然きつくないの。平気なの。
ミカエリスは相当エスコート慣れしているのだろうな、レディに色々とモテまくっているのだろうな、是非壁の花となりその様子を観察したい。そんなダメヒキニートの考えをあざ笑うかのように、ついに扉の前までやってきてしまった。
部屋の前にいた護衛の騎士は私とミカエリスに少し驚いたようだが、すぐに中に来客の連絡を入れた。
部屋の中にはティーセットを広げたテーブルの上に、対面するようにラウゼス国王陛下とメザーリン妃殿下がいる。
エルメディア様とは違い、絵姿とあまり相違ない姿に内心安心する。これ以上ロイヤルファミリーの高貴で美しいイメージを木っ端微塵にされたくない。
姿を確認するとともに、素早く礼を取りこうべを垂れる。
「久しい顔だ…いや、余が見たのはそなたの母だったな、そちの知らぬことか。相すまぬ。余りにクリスティーナの面影を良く残していたのでな」
「お言葉有難く存します。陛下の御心にさぞ母も喜ぶことでしょう…ご尊顔、拝謁賜らせていただき恐悦至極にございます。ラウゼス国王陛下、メザーリン王妃殿下。
お初お目にかかります。わたくしはラティッチェ公爵家、グレイルの娘のアルベルティーナ・フォン・ラティッチェでございます」
軽くカーテシーを深くする。めっちゃきついわー。知ってる? カーテシーってドレスのスカートの中でカエル足状態のままスクワットするんだよ? えげつない負荷なの。普段運動していない淑女にとっては、美しいカーテシーって恐ろしい血と涙の結晶なのよ。
しかも従来のロマンティック系ドレスだと、ドレスを膨らますための器具や布がえげつないの。まろやかで優美なドレスの膨らみを維持するために、結構な重さなのよ。多分、マーメイドドレスをはじめ、スレンダー系ドレスが年配者に受けたのってその辺の事情もあるのよね。ラインが出やすいぶん綺麗な足さばきや姿勢が求められるけど、あのドチャクソ重たい重量級ドレス+膨らませるための補助器具から逃れたかったのね…コルセットからの解放は未だ果たせないのはまあこの際置いておきましょう。
ちなみに基本膨らんでいる系ドレスはパニエという器具を使う。
いっておくが、近代日本で見るたくさんか布を重ねるものや、フリル状にしたものではない。ガチ器具だ。スカートをドーム状に膨らませるために木や動物の骨などとワイヤーで骨組みを組むのだ。それで理想のドレスラインを演出する。だが、骨組みやワイヤーの武骨さをばれないために布や綿を縫い込むものもある。そして、その上にさらにたっぷりな布地でラインをふんわり滑らかにさせる。
上流階級の社交場では当然の必須アイテムであり、ここぞという盛装にはなくてはならないものだった。
まあ、私はコテコテロマンティック系のドレスなどほとんど着たことがありませんが。
そもそもヒキニートには重たいものは無理です。パニエで膨らませないといけない時は、最高級の軽量かつ頑丈性を持つ特注パニエを使っています。なんか白い竹みたいな素材だったけど、あれって魔物の骨なんだって。骨なんだけど柔軟性があるし、よくしなるから壊れにくいし、とても軽い。ちなみに、本来なら武具に使う高級素材で、普通はパニエの素材にしないってジュリアスが引いていた。そんなことするのはうちのお父様くらいだろう。なんでも、昔クリスお母様が、ドレスを着るたびに億劫そうにパニエやコルセットのことを愚痴ったのがきっかけとのこと。
そういったものをはじめ私の持ち物にはお父様こだわりの品が多い――らしいですわ? どれのことかよく分からないけど…
「顔を上げよ」
続いてミカエリスやジブリールの挨拶と思いきや、それより早く陛下が礼を解く様に求めた。当然一番上の立場なので従うほかはない。
近づく足音と衣擦れを感じながらも、顔を上げれば思いのほか近くに陛下がいらした。
「その顔を良く見たい…まことによく似ている、これで黒髪と王家の瞳であれば、まさに生き写しだ」
内心冷や汗をかく。
それ地毛と自前の眼がその通りです。そんなに似ていますか、陛下。確かに屋敷にあるお母様の絵姿と似ているな、と感じるけど生きていた頃のクリスティーナ母様をほとんど覚えていない私にはよくわからない。絵って多少誇張や絵描きの癖や主観みたいなのが入るので。
陛下の王家の血筋ともいえる緑の瞳には懐古がやってきているのだろうか。私の姿に私ではない誰かを重ねているのが分かる。
陛下は深い皺の刻まれ始めた目元を穏やかに緩ませ、よくよく覗きこまれる。
「グレイルの寵愛が傾くのも解るな…あれはクリスティーナが全てであった。
全く、ルーカスもとんでもないものに手を出してくれたものだ…余計な事さえしなければ、グレイルはこれ以上にない王国の番人であるというのに…」
「陛下…」
深々とため息をつくラウゼス陛下の心が偲ばれる。大変申し訳ない、うちのお父様本当に親バカなのです。
陛下の言葉に、後ろにいたメザーリン陛下は顔を青ざめ、引きつらせる。
「メザーリンよ、よく覚えておきなさいと言っていたはずだ。
他はともかくグレイル――ラティッチェ公爵家には余計な事をするなと。
あれは権力にも名誉にも大金にも興味がないが、あれの宝にはけして手を出すな。目を向けるようにするなと」
陛下はまじまじと私を見て、ため息をつく。
「もう少しグレイルに似ていれば、多少は偏愛もマシだったかもしれぬが…この容姿ではクリスティーナを偲ぶなという方が無理だろう。不便をかけるだろう…グレイルは悪気がないが、非常に極端だ。少し人と愛情のさじ加減が違うのでな」
「いいえ、わたくしはお父様…いえ、父をとても愛しておりますもの」
役に立たないヒキニート娘を溺愛してくださるお父様。
他の貴族から妬みひがみを受けやすいだろう公爵家において、悪口を叩くのに格好の的だろう。
そんなお父様を非難するつもりはないし、多少愛情が重くたってそれは私を傷つけようとしてのものではない。
お父様は愛情に少し不器用な、可愛らしい方だ。そして、その愛情を注げるのが私だけなので、極端なだけ。むしろ、その愛情に満足に応えられないどころか、足を引っ張るばかりの自分が心苦しいくらい。
国王陛下は不思議な方だ。私はほとんどといっていい程男性が苦手だけど、このお方はなぜか怖くない。お父様とは全然違うのに、私を見つめる優しい目に似た気配を感じる。安心するのだ。
自然とつくり笑顔ではない笑みを浮かべることができた。
陛下は少し目を見張ると、少し苦みのある困った笑みを浮かべた。
「……グレイルが外に出したがらない理由がわかるな…」
すみません、もうポンコツ成分出ていましたか?
ちゃんと令嬢の猫を被っていたつもりだったんですが…この短い会話でどの辺が看破される原因でしたの?
内心非常に焦っていたのですが、ラウゼス陛下にぽんぽんと頭を撫でられた私。
「グレイルを人に戻してくれてありがとう。
クリスティーナを亡くして以来、酷く荒れていたからな。アルベルティーナを取り返してから、目に見えて落ち着いたが…ああなったあの男はもう二度と見たくないからな」
なんだか一気に遠い目になったラウゼス陛下。うちのお父様が本当にすみません。
ヒキニートはおうちに居ただけで特別お父様に何かした記憶などないのですが、なぜか感謝されているので「陛下の慈悲こそ、感謝の極みでございます。もったいないお言葉です」と頭を下げておく。
そういえば、お父様が誘拐されて、怪しげな部屋で箱詰めされた私を見つけたときの眼は相当ヤバかった気がする。
わたくしには通常運転で溺愛モードですが、たしかに魔王降臨モードのお父様は怖いですので、見たくないですわね。
陛下はお父様と仲がよろしいのかしら? なんだかそんな雰囲気がするわ。
にこにことしている陛下は、お父様より年相応プラス王という責務の成果、少し老け込んで見える。もしかしなくともその影にルーカス殿下のあれこれや、本日のエルメディア殿下のなにそれも入っているのだろう。大変ご愁傷さまでございますわ。
しかし。
ぐーりぐーりと、ポンポンモードがから頭の形をしっかり確認するようななでなでモードのまま陛下の手は離れない。これは普通のことなのかしら? 大叔父としては普通なの? 長らくお父様以外の年上の親類なんて…長らくどころか、今まで一度も会ったことありませんわね? 年齢だけなら、セバスが一番近そうなのだけれど…
謎すぎて私の思考が宇宙に飛び立って、顔がフレーメン現象状態になりつつあった時、王妃の咳払いが響いた。
それがあって、漸く名残惜し気に陛下の手が離れる。
「ああ、お前たちはドミトリアス伯爵家の者たちだったな」
「ご機嫌麗しきこと、喜ばしく思います。陛下から覚え目出度きこと厚く感謝を申し上げます。
ドミトリアス伯爵家が当主ミカエリス・フォン・ドミトリアス、御前に参りました」
「ご尊顔を拝謁賜りますこと、誠に光栄でございます。同じくドミトリアス伯爵家、ミカエリスが妹ジブリール・フォン・ドミトリアスでございます」
「ドミトリアス卿よ。先の大会、素晴らしいものであった。そなたのような者が我が国にいることが誇らしいぞ」
「お言葉、ありがたく存じます」
名乗りの挨拶に伴い再び頭を下げたミカエリスとジブリール。
私もそっと陛下から下がりたいのだけれど、そっと手を取られている。
うん、捕まっているの。逃げられないの。
謝罪を受け入れに来たはずなのに、なんてことなんでしょうか。
ヒキニートのチキンはお父様に甘やかされまくって、目上の方への対応なんて碌にしたことがないの。チキンハートが震えているわ。
もしかしてお父様のやんちゃを咎められたりしない? しないよね? まだ失礼やってないモノね、少なくとも私は…やって…ないよね?
「…エルメディアの件はこちらで治めておこう。
あれは少々思い込みが激しくてね。まあ、キシュタリアに目をつけなかっただけマシだったかもしれないが…」
「我が娘ながら、あれは頂けませんわ。ルーカスほどでないにせよ、教養を育んだつもりでしたが……」
扇で口元を隠しながら、痛々し気に王妃が言う。
ならどうにかせーや。お父様がお怒りのあまり教育係を全とっかえさせたと聞き及んでおります。あれ? 王子だけだったっけ?
まあ、王位継承権の高いルーカス殿下の教育が優先となるのは解ります。
「これ以上、グレイルを怒らせたら今度は本当に物理的に首が飛ぶであろうしな。直接手を下さぬとも、方法などいくらでもある」
「笑い事ではございませんわ、陛下! ラティッチェ公爵に甘すぎませんこと!?」
「だが、ラティッチェ公爵は敵対しない。こちらから何かしない限り、な。あれは怠慢や愚鈍に厳しいが、間違いない仕事をする男だ。
事実、謹慎以降のルーカスはようやく耳を貸すようになっただろう」
「ですが…っ」
「他はいつ寝首を掻いてもおかしくない。
今回の件で分かっただろう。どれだけ言い含め注意深くしていても、ルーカスもレオルドもまだ若い。女の色香に惑うこともあれば、恋に狂うこととてありえよう。
力のない男爵家だからよいものの、それが伯爵家以上や、もし四大公爵家の娘に入れ込んだら目も当てられぬよ。幸い、あやつらの婚約者の令嬢自体が次期王妃として努力に心血注いでいるならまだいいが、例の娘のように奔放であれば? その親が国を顧みぬ野心家であったらどうする?」
雲行きが怪しくなっていたが、メザーリン王妃はラウゼス陛下の問いに唇を引き結んで俯いた。
国家の御家騒動に巻き込まないでくださいましーっ!
「もし例の娘がよしんば王妃になれたとしても、あれでは火種にしかなれぬ。
そもそも、あれから生まれた胤が我が息子のものとは疑わしくすら感じる。未婚でありながら、ずいぶん派手に浮名を流すと聞く」
それ絶対、貴族の令嬢としてアウトですわ。
でもそれがシャレにならないのがリナリア嬢の恐ろしいところ。しかも、王子もそう乙入れ込んでいたから、托卵に気づかない可能性あるよね…
メザーリン王妃は怒りから、一気に青ざめた顔になった。それ王家としてもアウトですわよね。うちの王家は、代々伝わる魔道具や魔法がある。うちの国の魔法具は防御型らしく、戦に打って出るにはいまいちだが、防御に関しては超一流ときく。わたくしの記憶の範囲では、生まれる前に大きな戦は終結してしまいましたし、その魔法が展開されたのは半世紀以上前と聞く。王家の魔法が使われるときは本当に王国の危機に瀕した時。秘蔵であり、最後の砦。まさに虎の子である。
そんな必殺技が使えるからこそ、王家の一族の血統は絶対遵守されるべきとされる。
まあ、だからこそ王家の瞳に狂信的な貴族が多いのも頷ける。古い貴族、というか古参程絶対視している。
お父様はどうなのでしょうか。生きるチートみたいな存在ですが、お父様って少し人よりずれた価値観をしていらっしゃるし。
サンディス王国が安定して国を保っていられるのはその魔道具と魔法のおかげ。
大国に飲み込まれないのは、隣国がこの防御魔法を打ち破れないから。まあ打ち破るには、それだけ極大魔法を使わなきゃいけないし、それってロストアーツ系の各国秘蔵の魔道具ありきのこと。しかし、それで火力強すぎて大地を焦土にしてデカい砂漠や穴ぼこにしてしまったら意味ないわよね。数百年以上前にそんなこともあったらしいけど、いまだにそこには広大な荒野だそうです。魔物蔓延ってその周囲の国は余計なことをしやがりやがってとしか言いようがない。ぶっ放した国自体は、採算の取れないその土地を放置して知らんぷりしたという。酷いにも程があります。
メザーリン妃殿下と、第二王子の母君であるオフィール妃殿下は、嫁いで長らくお子に恵まれなかった。ようやっと恵まれたお子はあまり王家の色は出なかった。そんな王妃にとって、もし孫にあたる子に王家の色が出なかったら、口さがのないものたちにどんな批判が飛ぶか。殿下の伴侶となる方もそうだけど、国母となった方にも十分飛ぶ可能性がある。子供の眼の色なんて、誰かが選べるものではないのに…
嫌ですわ…王家の闇が深すぎる。業が深すぎますわ…
なんでこんなドロドロと悩みの多そうな場所に、あのレナリア嬢は飛び込みたがっているのでしょうか。理解に苦しみます。
ずいぶん遠回りな自殺にしか思えませんわ。ストレスマッハで死にそうですわ。
イケメン侍らせてウハウハといった具合の女性のようですが、薄氷の上にも程がある。
あれ…もしレナリア嬢が王子とゴールインしても、お子ができなかったら? そうでなくても緑目のお子様に恵まれなかったら王家の近い人間にとばっちりが来たりするのかしら? ジブリールも、私が一番近いとか言っていたけど…ぞっとするわ…
でも、メギル風邪の歴史と各地の王家断絶寸前の歴史は結構密接。サンディス王家も幾度となく危険にさらされてきた。
何せ魔力もって何ぼの王族。ことごとくメギル風邪の恐ろしすぎる本領発揮だ。これでもかと魔力持ち特攻が入った。直系根絶やしにされ、サンディス王家も傍系から何とか王家の血筋を調達したことも珍しくない。
そうよね。緑目狂いなんだから、どこかに血を守る一族が一つや二つあってもおかしくない。
うん、大丈夫だわ。私の出番はきっとない! はず!
思考の海に沈みかけていたが、がたんとメザーリン様が立ち上がったことで引き戻された。
貴婦人が大きな音を立てるのは基本よろしくない。
顔色の悪い王妃は「気分が悪いので失礼しますわ」と侍女を伴って去っていった。
それを見送った陛下のご尊顔は、何とも複雑だ。
「…あれも、王家の色のことで苦労した口だ。痛いほど気持ちが分かるのだろう。
国のために必要だと理解しても、漸く授かり腹を痛めた子を否定されるのは苦しかろう」
ルーカスにもあれの苦労を理解せよと何度も言っているのだが――と静かなため息とともに陛下が言う。
あー。メッチャ苦労してる人だ。
あの恋に浮かれポンチと化した王子様らにどれだけ届いているか分からない。普通に貴族のマナーをブッチしまくった王子様だ。苦労も偲ばれるというものです。
きっとルーカス殿下が王太子となることを悲願としているメザーリン王妃としては、レナリアはとんでもない悪女に見えていることだろう。レオルド殿下という同じ年の異腹の弟がいるとなればなおさらのことである。
そしてなぜか私は陛下の隣です。
いつの間にかテーブルをはさんで、ジブリールとミカエリスもいるけど何とも微妙な顔をしている。
「すまぬな、姪のクリスティーナにも似ているが、やはり姉上にもそなたは似ているのだ。
……二人とも随分早くに喪ったものだから、どうも離れがたくな。これでも、姉上たちとは仲が良かったのだ」
私の顔はお父様に特攻が入るだけでなく、大叔父こと国王陛下にも特攻が入るみたいです。アルベルティーナのお顔って本当にお得なのね。道理で原作アルベルが以下省略…
うえーい! 甘やかしてくれる人、大好きぃ。ヒキニートは甘えさせてくれる安全な人の気配に敏感です。
そんな王様らしからぬ癒しのオーラを振りまいてくれるナイスミドルな陛下にニコニコしてしまう。あの金髪王子は嫌いだけど、わたくし国王陛下は好きだわ。
…はっ! こんな寄生虫根性があるからいつまでたってもポンコツで、自立したレディになれないのよ!
読んでいただきありがとうございますー(*´ω`*)
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