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A氏 ちなみに、B氏さんはいまどういう場所で少女と出会うんですか?
B氏 小学校でバイトするんです。放課後クラブとか。今はチェックも厳しいし資格も必要みたいだから難しいけど、昔はわりと緩かった。そういう所で働いていると、子供になつかれるんです。こっちから積極的に行くと上司にチェックされてダメなんですけど、向こうからなついてくるのは問題ない。だから僕としては、なついてきた子供が僕のタイプということになるんですけど。私の恋、2回あるんです。そのうちの1人はそのバイト時代の子です。小4の子。あとは運動会ですね。これも昔の話ですけど、外部の人間でも楽に入れた。写真も撮れた。だから昔は近所の小学校を趣味で回ってました。
編集 日程を調べて?
B氏 どこも運動会は土曜日か日曜日にやるでしょう。だから休日の前夜、その辺の小学校を回るわけですよ。そうするとテントが張ってある。あっ、明日やるなと。これを私は〝ミッドナイト・テント・チェック〟と呼んでいました。
編集 それはいい(笑)。
B氏 でも今は厳しいからね。そんなことやったら自殺行為ですよ。だから学校でバイトしようと思ったんです。それだったら関係者として入れる。
A氏 ちなみにその小4の子とはどういう恋をしたんですか?
B氏 たとえば体育館でボール遊びをしますよね。それで「2階にボールが行っちゃった?」で、私がステージの奥にある階段を上がって取りに行くわけです。そういうとき、私になついている子供は一緒に来る。たとえば夏だったらセクシーな格好をしている。そこで「背中があいてるじゃん、ちょっとめくってみせてよ?」とか言ってカメラで撮ったりとか。それくらいですね。共犯感覚を植え付けていく。口止めはしないんだけど。そういうことをしていると、その子が友達も連れてくるようになる。近所の公園でカメラを向けると、その子が「パンチラ好きだよね」と、スカートを上げて見せてくれる。「そんなの撮れないよー」と嘆いてみせると「カメラ貸して」と、私のカメラを横取りして友達のパンチラを撮ってくれる。
A氏 写真を撮るところまで? 指を入れるとかないんですか?
B氏 そこまで信頼関係があるとは……逆に私が信じていなかったから。チクられたら一発アウトでしょう。その辺では警戒していた。あんまり人を信用しないタイプだから。
編集 素朴な疑問なんですが、男の子になつかれたらどうするんですか?
B氏 うざかったねえ。
一同 (爆笑)
B氏 女の子の話は熱心に聞くけど、男の子の話は聞かない。そうすると、その態度を上司が見ているわけです。女性スタッフも上司にチクる。それである日、呼び出されて「あんた嫌われているよ」と、辞めさせられました。
A氏 切ない話ですね。今はどこに向かっているんですか?
B氏 人形ですね。その子(惚れた小学生)のアヘ顔を見てみたい。でも、その妄想も法律の対象ですからね。だから商品化しなければいいんですよ。
A氏 リアルラブドールとかけっこう浸透してきていますよね。人形なんて被害者はどこにも存在しないのにね。
※【リアルラブドール】…ダッチワイフの一種。ボディが高価なシリコーンなどで作られ、リアルな容姿が特徴。表情もさまざまで、かつての風船式ダッチワイフとは一線を画している。リアルラブドールもかつてのダッチワイフと同様にオナホールと呼ばれる疑似女性器を使った「疑似セックス」の相手として使われるが、最近は「鑑賞」「添い寝」「着せ替え」「専属モデル」など、独自の愛し方がなされるようになってきている。
斉田 当初は漫画だってそうよ。
編集 今日は20代から50代まで、幅広い世代が揃っているわけですが、世代によって嗜好の違いってあると思います?
A氏 単純に、いまの中学生くらいにブルマーの魅力を語ってもわからないでしょうね。いまは男女共通の短パンなのかな。だから彼らは大人になったら短パンで興奮するのかもしれない。
斉田 ミニの下にジャージとかね。
志村 若い世代は二次元と三次元、簡単に置き換えられるとは思いますね。40代以上は、こだわりが深い。
斉田 二次元で言うなら、僕らの世代で内山亜紀さんを嫌いという人はまずいないでしょうね。
※【内山亜紀】…ロリコン漫画界の巨匠。1979年『漫画ハンター』でデビュー。80年代のロリータ漫画誌全盛期には月産160ページを描いていたという。
A氏 ああ、好きでしたね。僕はエロ漫画には詳しくないけど、内山さんだけは名前も絵柄もすぐ頭に浮かぶ。
斉田 漫画雑誌の表紙イラストが内山亜紀さんというだけで売上が2割、3割アップすると言われてましたもん。
B氏 あの頃に比べると今のエロ漫画は性のニオイがしない作品が多いですね。確かに絵自体はエロいんだけど、アクがない、猥雑さがない。同じ二次元でも違うんですよね。
編集 でもその漫画も規制の対象。エロだけでなく、一般の漫画にも手が伸びようとしている。
A氏 憲法違反だよね。信条の自由に反している。でもこの流れで行くと、いずれはなるでしょ。単純所持もダメと。
志村 そういう暗黒の時代がやってきたとき、ロリコンたちの欲求の捌け口はどこへ向かうんでしょう。近親相姦?
A氏 一般の人は「近親相姦なんて飛躍しすぎ」と思うかもしれないけど、実際にあり得るよね。リアルですよ。
志村 外国では事件もありましたよね。自分の娘を地下に監禁して子供をボロボロ産ませていたという。
斉田 実の子供の被害も増えるし、一般でも性犯罪は増えるでしょうね。
A氏 そうなると刑罰を重くして……。
斉田 アメリカにはミーガン法とかあるけどね。でも欧米の例で言うと、ロリコン犯罪の刑罰を重くしたのはいいけど、いたずらして捕まっても、殺人で捕まっても大して刑罰が変わらない。そうすると、じゃ面倒だから殺しちゃえ、被害者の口を塞いだら逮捕される可能性は低くなると、そういう犯罪心理になって実際にレイプ殺人が多い。
※【ミーガン法】…1994年にアメリカのニュージャージー州で成立した性犯罪者情報公開法の俗称。被害者女児の名を由来としており、日本読みではミーガン法、メガン法などと言われる。その後、他州でも類似の法律が制定され、現在ではアメリカの性犯罪者情報公開法を一般的にそう呼ぶことが多い。性犯罪で有罪になった者が刑期を終えた後もその情報を登録し、一般に公開する制度を規定している。
編集 もちろんここに集まった自称ロリコンたちと犯罪者を一緒にしてもらったら困りますけど、犯罪者たちが過激になる可能性は高いと。じゃ、どうすればいいんでしょう?
斉田 ある程度の規制は必要だと思いますよ。日本はコンビニにいやらしい漫画が溢れている。
編集 なんで出来ない?
斉田 ファジーなんですよね。野坂昭如が四畳半襖の下張り事件のとき言った。婦人警官が「まあいやらしい」と言ったらそれが猥褻物の基準になると。ただ、ある程度の規制は必要でも、人の欲望を過剰に規制するというのはよくない。
※【四畳半襖の下張り事件】…月刊誌『面白半分』の編集長をしていた作家・野坂昭如が、永井荷風の作とされる戯作『四畳半襖の下張』を同誌1972年7月号に掲載。これが刑法175条のわいせつ文書販売の罪に当たるとされ、野坂と版元の社長が起訴された事件。多くの文化人が弁護側の証人として登場し、大きな話題を集めた。
A氏 親が自分の子供にそうされたら困るという気持ちが法律を作る。
斉田 子供の成長についていけない親っているんですよ。だからロリコンでなくても、娘が男を家に連れてくるというだけでイライラする。子供が性を知ったら困るという感覚なんですね。
A氏 親が監督できなくなると法律で固めてくるという流れですね。
B氏 ロリコンはおかしいと言われるけど、実はモンスターペアレントがおかしいんであってね。そういう親たちが社会のルールを作っているのが現状で、なんか納得できない世の中ですよね。
編集 ロリコン規制が、逆に凄く歪んだ社会へ向かうきっかけにならなければいいんですがね。今日は皆さん、お忙しいところありがとうございました。