客のカード情報悪用疑い 警視庁、フィリピン人を逮捕

社会
2019/9/10 17:26

勤務先の高級ステーキ店で客から支払いの際に預かったクレジットカードの情報を不正に入手し、タクシー代の支払いに使ったとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は10日までに、住所不定、無職、フィリピン国籍のトレンティーノ・ニッコ容疑者(24)を詐欺と割賦販売法違反などの疑いで再逮捕した。

組特隊によると、同容疑者は東京都千代田区のステーキ店店員だった昨年3月~今年2月、客のカードの名義や番号をメモし、高級ホテルのスイートルーム代やタクシー代など計約360件の決済で悪用したとみられる。被害額は計約950万円に上るという。

カード会社が不審な記録があるため警視庁に情報提供。同容疑者は7月以降、ホテル代を不正に決済したとして、電子計算機使用詐欺容疑などで2回逮捕、起訴された。

再逮捕容疑は昨年8月15日、東京都江東区の男性医師(47)のカード情報を入手し、同30日にタクシー代1210円を支払った疑い。〔共同〕

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