今回はミステリアスアイランドにあるこの水門についてのお話しです。


部外者を寄せ付けない島の構造

この島は秘密基地を隠すにはうってつけの構造をしています。
まずはそのことについて説明しましょう。

海図を見ると島の中央に巨大な穴が空いていることが分かります。これは火山活動によってできた巨大なカルデラです。
このカルデラの中にネモ船長の様々な施設が造られました。

何より都合が良いのは、島の外海から見ただけではこのカルデラの存在は分からず、ただの火山島にしか見えないことです。
島に侵入しない限り秘密基地の存在を知ることはできないでしょう。

そしてカルデラへの唯一の入り口がこの水門なのです。

この水門を閉じてしまえばいかなる船もこのカルデラに入ることはできません。
水門を経由しなくても良いのは、空から入れるネモ船長の飛行機アルバトロス号くらいでしょう。

水門の詳細

水門の様子を細かく見ていきましょう。

門の昇降は巻き上げ機とワイヤーで行うようです。

門の横にはメーター線。これで門の高さを知ることができます。

門には海面の跡がはっきりと残っています。
今は門を上げているようですが(下がってたらスチーマーラインが通れなくなっちゃう)、普段はこの線まで門を降ろしているのですね。

この海面の跡とメーター線より、水門の長さや海底の深さがなんとなく計算できます。

門が下がった状態でもノーチラス号のような潜水艦なら通れそうですね。

水門の下のトンネル

水門があることを考えると、カルデラは視力検査のあれみたいな形をしていることになります。

元から自然にこんな都合の良い形だったのでしょうか。それとも掘ったのでしょうか。
スチーマーラインで水門の下を通るとき、壁にご注目。


このギザギザ模様は!あれです!
ミステリアスアイランドの各所で見かける、あの削岩機の掘削跡です。

つまり水門のあるこのトンネルは人工的に掘られたものなんですね。

きっとこんなイメージ(↓)



余談:もう一つの出入り口

ところで、あえて触れませんでしたがもう一つトンネルありましたね…。

ここはスチーマーラインが通るために開いているのでしょうが、なかなかに無防備ですね。

こんな風にここから侵入されても文句言えないでしょ。

とは言っても、さすがに水門でがっちりガードしといてここだけガラ開きってことは無いので、ここはあくまでスチーマーラインのための穴で、ストーリー的には存在しないことにして良いんじゃないでしょうか。