生命保険会社のアパートローン金利が低い!保険会社3社のローン金利徹底比較


生命保険会社がアパートローンを提供しているのをご存知でしょうか。多くの不動産投資関連メディアでは、メガバンク、地方銀行、ノンバンクを主に解説しており、生命保険会社のアパートローンを取り上げているケースはあまり多くありません。実は、「生命保険会社のアパートローン金利は住宅ローン並み」と非常に低いのです。そこでこの記事では、アパートローンの提供が確認できた生命保険会社3社が提供するアパートローンの金利や商品概要をご紹介します。

「太陽生命」のアパートローン

太陽生命のアパートローンは、基本的に個人からの申し込みは受付しておらず、太陽生命と取引のあるハウスメーカー等を通せば申し込めます。また。、普通の不動産投資用ローンと違い、一括融資はもちろん、分割融資(3回まで)も可能なのが特徴です。申込エリアが限られており、以下のエリアでのみ利用可能です。

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 愛知県
  • 岐阜市
  • 四日市市
  • 浜松市などの近隣エリア
  • 大阪府
  • 兵庫県
  • 京都府

では、太陽生命のアパートローンについて金利と商品概要を見てみましょう。

全期間固定金利型 ~10年 11~15年 16~20年 21~25年 26~30年 31~35年
1.368% 1.416% 1.428% 1.440% 1.500% 1.560%
固定金利期間選択型 3年固定 5年固定 10年固定
1.068% 1.188% 1.368%
変動金利型 1.154%
融資対象 賃貸住宅建設資金・自宅併用賃貸住宅建設資金
利用できる人 20歳以上で保証会社所定の審査基準を満たす人
借入期間 3~35年
借入額 100万円~3億円
保証人 法定相続人の内、1名以上の連帯保証人
保証料 年0.204%(金利に含む)
事務手数料 10万円(税別)
一部繰上返済手数料 1回につき一律2万円
全額繰上返済 1~4万円(税別) ※返済額により異なる
借入条件変更 1回につき一律1万円(税別)
担保 対象不動産に抵当権設定
火災保険 必須
団体信用生命保険 任意
その他 全額繰り上げ返済の額により、違約金が発生する場合あり

太陽生命のアパートローンにはもう一つ特徴があります。返済方法に「返済額減少プラン(L型プラン)」という種類があり、借入金利を「10年まで」と「10~35年」で分けて変更できるのです。

【出典】太陽生命 アパートローン

まず、全期間固定金型ローンを10年までと10~35年で分けます。10年目までの返済額を多めに設定し、11年目以降から返済額を減らすという方式です。一般の不動産投資ローンにはない仕組みですので、機会があるなら利用を検討してみてはいかがでしょうか。

「日本生命」のアパートローン

そして日本を代表する生命保険会社として忘れてはいけない「日本生命」もアパートローンを提供しています。日本生命のアパートローンは個人の利用も可能です。ただし土地の所有者であることが条件であるため、「賃貸用の建物を建てる資金」としての利用が前提になります。まずは金利から見てみましょう。

固定金利型 10年以内 11~15年 16~20年 21~25年 26~30年 31~35年
3.24% 3.91% 4.06% 4.08% 4.08% 4.18%
固定金利選択プラン 3年 5年 10年 15年
2.79% 3.04% 3.24% 3.91%
変動金利型 長期貸付基準金利連動型 短期貸付基準金利連動型
1.15% 2.675%

一般の不動産投資ローンと変わらない水準ですが、借入期間も30年と少し短め。ただ目安としてでも借入期間やタイプ別の金利が示されているのは参考になります。このまま商品概要も見てみましょう。

融資対象 アパート建築資金、アパートローンの借り換え
利用できる人 土地を所有する20歳以上の人、保証会社の保証が受けられる人
借入期間 30年以内
借入額 2億円以内
保証人 保証会社の利用必須、また法定相続人による連帯保証保証料
事務手数料 細かく規定されているため、下図参照
一部繰上返済手数料 細かく規定されているため、下図参照
全額繰上返済 細かく規定されているため、下図参照
借入条件変更 細かく規定されているため、下図参照
担保 対象物件に対し抵当権設定
火災保険 要確認
団体信用生命保険 不要

なお、事務手数料や繰り上げ返済時の手数料は以下の通りです。

【出典】日本生命 アパートローン

日本生命のアパートローンは「固定金利型」「変動金利型」「固定金利選択プラン」の3つで分かれています。日本生命のアパートローンも「固定金利型」の中で返済10年目を境に返済額が変わる方式が取り入れられているのも特徴の一つです。ただ日本生命の場合は金利が変動する方式で、11年目から金利が下がる「ステップダウン型」と11年目から金利が上がる「ステップアップ型」で分かれています。土地所有者向けのアパートローンですが、土地は買えても建物分は銀行から融資が受けられない場合に検討してみてはいかがでしょうか。

「フコク生命」のアパートローン

一方、フコク生命のアパートローンは、最大の特徴が申込可能な人の制限がない点です。もちろんアパート事業の採算性などで総合的に判断されますが、ハウスメーカーの指定や土地所有の有無といった前提条件がありません。また、原則として一般財団法人住宅改良開発公社の保証を受けられる人が前提となります。では早速、フコク生命のアパートローン金利を見てみましょう。

全期間固定金利 3年以内 5年以内 10年以内 15年以内 20年以内 25年以内 30年以内 35年以内
0.90% 0.96% 1.02% 1.32% 1.44% 1.56% 1.62% 1.68%
一定期間固定金利 10年固定 15年固定 20年固定
1.02% 1.32% 1.44%

フコク生命のアパートローン金利は、一般の不動産投資ローンと比べてかなり低い水準です。住宅ローンとさほど変わらないため、融資が受けられれば非常に良いキャッシュフローが見込めるでしょう。あとは、収益性と需要のあるエリアで確実に入居が見込める物件を探すのみです。なお、基本的に住宅改良開発公社が保証を行うため、住宅改良開発公社の基準に沿う形です。そのため商品概要はあまり詳細に公開されていませんが、現時点で判明している点をご紹介します。

融資対象 ・原則として路線価のある地域であること
・アパート事業の採算性、申込人の資産状況、その他で総合的に融資の可否を決定
利用できる人 20歳以上の個人
借入期間 35年以内
借入額 100万円~2億5,000万円
保証人 一般財団法人住宅改良開発公社が融資保証を行うが詳しくは確認
事務手数料 要確認
一部繰上返済手数料 要確認
全額繰上返済 要確認
借入条件変更 要確認
担保 対象物件に抵当権設定
火災保険 長期火災保険契約必須
団体信用生命保険 要確認
その他 別途保証料が必要。詳細は下図を参照

【出典】フコク生命のアパートローン・住宅ローン

アパートローンを利用できる条件は「20歳以上の個人」。それ以上詳しい条件の有無はフコク生命に確認されたほうが良いでしょう。ただ利用できる人に制限がある場合は、商品概要に予め記載するのが一般的ですので、あまり厳しい条件は無いものと考えて良いかもしれません。金利が低く申込要件もあまり厳しくないため、安い金利にこだわるなら利用を検討してみてはいかがでしょうか。

生命保険3社と不動産投資ローンの比較

では、一般の不動産投資ローンと比べて、今回ご紹介した生命保険会社のアパートローンが得なのか損なのかを比較してみましょう。なお、下の表は前述までのローン概要をまとめつつ、金利は最低金利と最大金利にて表記しています。また、不動産投資ローンの商品概要は一般的な相場から金利などを表記していますので、参考程度に留めていただいたほうが良いでしょう。

保険会社 太陽生命 日本生命 フコク生命 不動産投資ローン
融資対象 賃貸・自宅併用住宅建設資金 アパート建築資金、アパートローンの借り換え ・原則として路線価のある地域であること
・アパート事業の採算性、申込人の資産状況、その他で総合的に融資の可否を決定
アパート・投資用マンションの購入・建築・リフォームなど
利用できる人 ・20歳以上
・保証会社の審査基準を満たす人
・土地を所有する20歳以上の人
・保証会社の保証が受けられる人
・20歳以上の個人 ・20歳以上の個人
・安定収入
・勤続年数3年以上
金利 1.068~1.560% 1.15~4.18% 0.90~1.68% 2.5~3.5%
借入期間 3~35年 30年以内 35年以内 1~35年
借入額 100万円~3億円 2億円以内 100万円~2億5,000万円 100~1億円
保証人 法定相続人の内、1名以上の連帯保証人 保証会社の利用必須、また法定相続人による連帯保証保証料 一般財団法人住宅改良開発公社が融資保証を行うが詳しくは確認 法定相続人から最低1人の連帯保証人
保証料 年0.204%(金利に含む) 5,400~3万2,400円 融資額×1.7~2.5% 銀行による
事務手数料 10万円(税別) 要確認 要確認 銀行による
一部繰上返済手数料 1回につき一律2万円 5,400円 要確認 銀行による
全額繰上返済 1~4万円(税別) ※返済額により異なる 10,800~54,000円 要確認 銀行による
借入条件変更 1回につき一律1万円(税別) 5,400~10,800円 要確認 銀行による
担保 対象不動産に抵当権設定 対象物件に対し抵当権設定 対象物件に抵当権設定 融資により購入する物件に抵当権設定
火災保険 必須 要確認 長期火災保険契約必須 任意
団体信用生命保険 任意 不要 要確認 任意

不動産投資ローンと生命保険会社のアパートローンを比較した時、明らかに違うのは「利用できる人」と「金利」です。生命保険会社は金利が低い分、申し込みができる人が限られている印象です。また2段階で返済額が変わるという方式も、生命保険会社のアパートローンならではと言えるでしょう。不動産投資において、何よりも「金利」は重要です。金利が1%変わるだけでも毎月のキャッシュフローが大きく変わります。早めの完済と確実な不労所得を得るために、生命保険会社のアパートローンの利用を一度は検討してみてはいかがでしょうか。

Source: 不動産投資を考えるメディア

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