エンゼルスの大谷翔平選手(25)に“怠慢プレー”があったのか否か、米メディアが騒いでいる。発端は10日、インディアンス戦の6回の打席で左翼線近くへのファウルフライに倒れたときだ。球団地元紙オレンジカウンティー・レジスター紙のフレッチャー番記者が動画を添付して「大谷はファウルラインから6フィート(約1・8メートル)くらいしか離れていないところでキャッチされたのに、走りもしなかった」とツイートし、火がついた。
米スポーツサイトのLBSも11日、この投稿を添付して「エンゼルスのポストシーズン進出の可能性が完全に消滅した日、大谷が理想的とは言えない理由で波紋を広げた」としつつ、「いつもは努力不足で批判されるような選手ではない。今回はどちらかといえば例外的な出来事だったのだろう」と同情的に報じた。
同サイトは、このツイートに対する賛否両論も紹介した。「大谷もファウルだと分かっていたんだろう。だったら、なぜ走らなきゃいけない?」「100%ファウル。捕球されていなければ打席に戻るだけ。責められる理由が分からない」。擁護派がいる一方で、批判的な反応も散見された。「チームのハートと規律の欠如が表されている」「このチームは何カ月も前に闘うことをやめてしまった。オースマス(監督)の責任だ」