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四十男の週末弓道日記

四十代独身男。東日本大震災後、地元スポーツセンター主催の弓道教室に通い始めました。全10回の講習を経て、弓友会に入会。週一ペースで細々と練習を続けている「弓道」の悪戦苦闘の記録です。

当てゴムと握り皮の交換

 先日の講習会で範士八段の先生から、「握りが細いですね」と言われたのが気になり、初の当てゴムの交換に至りました。その記録。道具は、主に百均ショップで揃えました。

当てゴムと握り皮の交換

 当てゴムはネット通販にて購入。よく利用しているのは、千葉の山武弓具店さんです。グラス弓用と書いてありますが、カーボン弓も兼用。

●当てゴム グラス弓用(K1)\105…三日月状/握り裏側用
●当てゴム グラス弓用(K5)\105…半円状
●握り皮(市松文様) \420


 実際に弓から剥がしてみてわかったのは、元々の当てゴムは「K4」というワンサイズ小さい半円状のもの。今回、「K5」(写真右)に変えて、さらに握り裏側にも薄いゴム(写真左)を貼ります。分厚いので握り皮が巻きやすいように先端を少しカッターで斜めに切りました。

当てゴム

 握り皮を剥がすのは意外と簡単。手で下側の先端から剥がしていきます。当てゴムは両面テープ止めだったので、今回も両面テープで固定します。なお、元々なかった握り裏側の薄いゴムの方は、Gボンド(透明)で貼りました。

当てゴム

 それから木工用ボンド(白)を弓側に塗って、紙テープを巻きます。これは、次回、剥がしやすいようにするため。この状態で一晩置いてから、握り皮に木工用ボンド(白)を付けて巻きました。勿論、仮巻きして余分な長さはカットしています。

当てゴム

当てゴム
 
 元々、手先が不器用なので綺麗な仕上がりは望めないものの、何とか無事に交換終了。なお、握り皮を乾かす際は、一応、弦を張っておきました。週末(4/27)の錬成会に間に合い、何とか新しい「握り」で試射できました。
 

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総会射会

 4月21日(日)、年1回の総会射会へ参加しました。総勢24名で3人立ち8射。競技方式。

 自分は2本的中して12位という結果でした。同点の場合、上位3位までは競射になりますが、それ以外は低段者から順位が振られます。初っぱなの甲矢がスパンと的のど真ん中に命中し、我ながらビックリ。手の内をガラリと変えた模索状態で2本も当たれば御の字です。

 なお、(弓友会の事業決算報告の)総会では、新しい(若い)方が理事に加わる一方、古参の方が辞退したりと、淡々と世代交代が進んでいくようです。諸行無常。

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県南講習会へ参加

 心配された暴風雨もなく、好天に恵まれた本日、県南の講習会へ参加しました。各道場から四段以下の人たち総勢48名が参加。今回、範士八段の先生の直接指導を受けることができました。四段以下では滅多に機会がないとのこと。

 「執弓」の姿勢の確認から始まり、無段~弐段対象の「手の内」の指導はためになる一方、この2年間の弓道が間違っていたのでは?という徒労感を覚えました。以下、指導内容を備忘録的に記します。

●体配が弓のリズムを作り出し、穏やかな引き分け・会に繋がる。
●体配を疎かにすると荒い射になる。
●自分の骨格・体力・気力に合わせて、自分に合った射を行うべきである。
●自分の身体を上手く使うこと。自分なりに考えて工夫しなければならない。
自分の技量以上の射は行わないこと。
不器用な人ほど長続きする。
●上下の縦軸を元に、左右の押し引きのバランスで行射が成り立つ。
●軽い弓はいくらでも引けるので、「口割」が下がる傾向がある。
●「口割」は、本来、一番楽な離れのラインである。
●「離れ」は、引き分けが限界点に達して(会)、弾けるように自然に起こるもの。

 「手の内」について、以下のように詳しい説明を受けたのは初めて。

○弓の左外側の角を天紋筋に当てることが一番重要。
○弓手の虎口を開いて当てること。
○元々虎口が開かない手の形の人は、無理に下に巻き込む必要はない。
○むしろ、虎口の皮を上に出した方がよいこともある。→自分の場合、巻き込むべき。
○痛くならない構えで虎口でしっかりと弓を押すこと。
○小指の付け根の天紋筋部分が支点となるので、しっかり当たっていることが重要。
○親指の爪は上(外)に向ける。
○親指の第二関節は山形にならないように。→矢羽の擦れ傷が生じる。
○親指の付け根は、親指を中指に付けることで堅くなるはず。
○小指が短い自分の場合、その小指に合わせて爪揃えするとよい。
○弓手をぎゅっと握り込まないこと。→弓返りしない。
○右手は、親指と中指で輪っかを作るように。

 う~ん、タメになるなぁ。そして、自分の射の致命的な問題を指摘されました。

体軸が右に傾いている。→弓手の押しが弱いため。
●「大三」は、弓手の押しが先行。右手は引っ張られて付いていく感じ。
●弓手の押しに負けないように右の肘を開く感じで自然に引く。

 そう。自分でも気づいていたんです。鏡を見ると大三から引き分けの時、身体の縦軸が曲がっていることに。胴造りがきちんと決まっていないんですね。我ながら、不格好な射です。

 頭では理解できるものの、いざ実践となると非常に難しい。道場に戻って、また一から練習のやり直しです。「不器用な人ほど長続きするもの」という言葉には多少、勇気づけられますね。





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4月の月例射会は「白」

 4月の月例射会に参加。18人の参加で、5手10射して白(ぜんぶ外れ)という残念な結果でした。ちなみに白は自分を含め、3人だけ。先週末から手の内を変えたため、射が定まらない状態です。

 教本通りの手の内に変えたつもりなのに、いつの間にか従来のベタ押しになっているらしく、時々腕を払います。一旦身体に染みついた癖を修正するのは難しい。

 週一回ペースの弓道では「一歩進んで二歩下がる~♪」という感じですね。良い行射の感覚が持続しません。

 閉会式の時、昨年度6回以上、射会に参加したということで「精励賞」の小袋をいただきました。中身は弓道場の利用チケットを購入できるプリペイドカード1000円分。有り難いです。

 こういう裏方の企画・運営をされてらっしゃる先輩諸氏には頭が下がります。自分は自分のペースで道場に通って練習してるだけの身ですから。

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「手の内」の修正

 週末弓道家のはとボーズです。この2月に2年越しで初段を取りましたが、昨日、師匠から「手の内」を直されました。

 勿論、今までも他の先生から「手の内」の指導を受けたことがあるし、教本等も見ていたものの、イマイチよくわからず、実践していませんでした。いわゆる、角見の利かないベタ押し状態。そのせいか、いまだに時々強かに払うことがあります。それでも、当たる時は当たるから不思議です。


 今回、はじめて詳しく「手の内」を教わりました。コツは、弓を握り込むのではなく、弓が落っこちない程度に軽く締めるだけ。あくまで的方向に弓を押すことが主眼なので、極論すれば、弓を握らなくて済むものならば、その方がいい位とのこと。

1)左手を目一杯開いて、虎口(親指付け根辺りのカエルの水かきに似た部分)を広げる。

2)弓の左外側の角を天紋筋に当てる。

3)親指と小指を近づける。弓を握った時、掌に隙間が生じる。親指と中指は密着させる。

4)中指は親指の付け根には付けず、的に向かって押す力を妨げないこと。

5)親指の爪は上に向ける。

6)大三で虎口の皮を下から巻き込む。→自然に弓返りが生じる。


 「手の内」を意識した行射は、矢が的の上方に大きく逸れて、矢所が定まらず、当たらなくなりました。ほんで、左手の虎口が痛いこと。

 従来の(無段の)手の内は直すしかないため、これで矢所を的に近づけていくしかないのです。来週末は、弓友会の月例射会の日。もっと矢数を増やしたいところだけど、週末弓道家の活動は土日限定。辛いところです。

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