朝鮮総連機関紙の朝鮮新報は、8日、在日朝鮮人らが主催する「歴史探訪」が5月31日に開催されたことを報じた。報道によると、在日朝鮮人らは、「日本と朝鮮の埋もれた歴史を正しく知り、日朝の友好と交流を深める」ことをテーマに2006年から同イベントを開始し、これまで長野県の松代大本営跡地からはじまり、東京大空襲・戦災資料センターや中島飛行機地下工場跡、足尾銅山など日本各地にある「強制連行跡地・史跡」を巡ってきたという。
今回の主催は、ともに朝鮮学校無償化を呼びかける団体として知られる「女性同盟群馬県本部」「群馬県朝鮮女性と連帯する会」。足尾銅山は、1550~1610年にかけて鉱脈が発見され、幕府直轄の鉱山として本格的に採掘が開始されることになった歴史ある銅山。採掘のピークは江戸時代で、幕末から明治時代初期にかけてはほぼ閉山となっていた。輝かしい歴史がありながらも、開発と加工を原因とする栃木県と群馬県の渡良瀬川周辺で起きた日本で初めての公害(足尾鉱毒事件)も生み出し、今なお公害は終焉したとは言い切れない悲しい過去ももつ。現在は工場の廃墟群が連なり、廃墟マニアなどが訪れる新たなスポットになりつつある。
朝鮮人らは、「日韓併合」(1910~)が原因となり足尾銅山への強制連行・強制労働が行われたと主張している。しかし足尾銅山の開発ピークは江戸時代。時期が100年以上ずれていながらも、在日朝鮮人らは「足尾銅山は強制連行跡地」などと主張、朝鮮人73人が死亡したとして、歴史を歪曲しながら反日思想拡大工作を行っている。足尾銅山には現在「足尾朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑」が建造され、朝鮮人が関わっていたことになっている。ただし、在日朝鮮人らが勝手に建造したものであるため、地図などには載っていない。
(参照)
日朝女性たちの友好と親睦ツアー「歴史探訪」(朝鮮新報)
http://chosonsinbo.com/jp/2016/06/0608hj/