まずは、前回の練習問題について。

 

【練習問題】

直接の競合が登場しないタイプだった直前演習⑥は、得点が伸びなかった。

その理由について、100字以内で説明せよ。

 

パッと見て、

“領域的なもの”の比較対象であることがわかります。

 

“直接の競合が登場するタイプ”が比較対象になっています。

つまり、出題者は、

“直接の競合が登場するタイプ”であれば、生じない理由を期待している可能性が高い。

そうでなければ、

問題文に「直接の競合が登場しないタイプだった」を加えないです。

 

ちなみに両者の特徴は以下のとおりです(これはOKですよね?)

<直接の競合が登場するタイプ>

問題構成は、既存顧客の維持+新規顧客層の開拓

<直接の競合が登場しないタイプ>

新規顧客層の開拓のみ

 

ここから、後者のほうが得点しにくくなる要因を考えると、

 

<直接の競合が登場しないタイプで得点しにくくなる要因>

・新規顧客層を獲得する策を要求する問題が複数出る。

  =ターゲット層の切り分けで事故る可能性がある。

(競合が登場するタイプでは、新規顧客層は1種類しか登場しないので、切り分けで事故ることはない)

 

長々とした説明になりましたが、

「比較対象についてまず考える」ことの重要性が再確認できたと思います。

 

行動指針:(どんな場合でも)比較対象を考える

 

行動指針は大事ですから、ぜひ、自分自身のことばで整理しましょう。

 

試験における行動指針について、

理解を深めるために

次の問について検討してみてください。

 

問次のうち、事例Ⅳの行動指針として妥当なものはどれか。理由とともに答えよ。

 

あ  もし、パニックになったら、深呼吸する。

い  経営分析で必ず得点する。

う  段階的意思決定の問題では、まず時間的価値を考慮する設定かどうかを

      確認する。

え  エラーは起きる前提で取り組む

お  絶対にあきらめない