U-18からトップチームへの昇格が内定したGK三井とMF石田には、共通点がある。愛知県出身の2人は小学校からのグラ戦士。だが、三井は小学4年、石田は小学3年で受けたアカデミーのセレクションで不合格判定を受けている。
三井は最初、FWで受験し不合格。小学5年に受けた2度目も評価は高くなかった。だが、体格の良さに目をつけたU-12の坂本スカウトがGKへの挑戦を提案。悩んだ末、三井は「グランパスへ入るためなら」と受け入れた。結果的にこの決断がプロ入りへつながった。
プロになる誰もが、各年代で飛び抜けた才能を示してきたわけではない。大切なのは、諦めない心とチャンスの扉が開いた時に飛び込む勇気。愛知のサッカー少年の希望となる活躍を彼らには見せてほしい。